川瀬七緒のレビュー一覧

  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    ツバメってすごいなぁ
    ってか虫たちも鳥たちもスゴイ
    相変わらずキャラの濃い登場人物
    最後の岩楯刑事の素直な気持ちが
    かわいらしい 

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    2024年03月13日
  • 二重拘束のアリア~賞金稼ぎスリーサム!~

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    「賞金稼ぎスリーサム!」続編。続編が前作を上回ることは稀有だが、本作はそれを軽々とやってのけている。続編なので掴みはOKで、不可解な「夫婦相討ち事件」を調べることになった「チーム・トラッカー」も事件の異様さは確認できても手詰まりな状況が続く。そこから先はネタバレなので書かないが、事件の異様さをもっと異様にさせる邪悪な存在が出現してからの怖さはホラー小説ともいえるほど。変わらぬ事件自体と捜査過程の面白さとスリーサムの結びつき、コミカルな会話含め、存分に物語世界を楽しめる。切に第3弾を期待したい。

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    2024年03月11日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    慣れとは恐ろしい、いや、素晴らしいもので、あれだけ眉をひそめながら読んでいたウジがわくシーンも、今は素通りできるようになりました。それでもプチプチ踏んで歩くところはギョエ~と叫びたくなりますけれども(笑)。

    およそ金を持っているとは思えず、恨まれていることなども一切なかった様子の老人が空き巣に狙われたのか殺される。

    今回も赤堀先生大活躍で心底惚れそう。ゲストはツバメですね。さらには、内藤了の藤堂比奈子シリーズの永久みたいな少年・夏樹も登場して、最後は泣いてしまいました。岩楯刑事はもちろんのこと、新しい相棒・深水も○。

    次巻はいったいいつですか。待てません。

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    2024年02月28日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    面白かったーっ。
    シリーズ既刊のものは読み終えてしまった!
    はやく続き読みたい。
    にしても、今度は登場人物に怪我させないでほしいよう。

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    2024年02月25日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    赤堀教授の面目躍如です。夏場の腐乱死体に集るウジ・ハエやその他の虫たちに加え、猛烈なかゆみをもたらす日本には生息しないはずの蚊や、毒クモまで現れて現場はてんてこ舞いです。
    前作で「同じ部署」に配属されることなった波多野さんが赤堀の「臨時助手」として捜査に同行するようになり、互いに信頼関係が結ばれるようになる様子は見ていて心強いですし、岩楯刑事の新しい相棒・深水くんのキャラクターも秀逸です。

    何より、赤堀・岩楯がお互いに「相手の事を必要としている」ということをしっかりと意識する姿は(それが恋愛に発展する気配は今のところはないですが)ほほえましくもあります。

    今作で登場したメンバーはこれからのシリーズでも継続して活躍してくれそうだ、と思う反面、ここ数年、本シリーズの刊行が止まってしまっているのが、残念でなりません。

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    2024年02月19日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    シリーズ7作目。
    最新刊まで読んでしまったことが残念。今後も読み続けたい。

    ウジちゃん活躍!と思ってたら外来種。
    恐いですね。私はよく虫に刺されやすい体質なんですがハッカ油効くかしら。。

    岩楯刑事、深水相棒、赤堀先生、危機一髪!
    最後はいいチームワークが出来上がっていた。
    それと電気屋さんのお姉さん。いいキャラだ。


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    2024年02月04日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    相変わらずおもしろい
    今回の相棒は鰐さんじゃなくて月さん
    またまた個性派
    事件解決と相棒の成長
    2人の気持ちの代わり具合も…
    続き気になる

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    2024年02月04日
  • スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

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    久々の主役の大量登場!
    気持ちいいほどに〜!

    でも、今回は、ゲロゲロより、痒い〜
    「小黒蚊」(シャオヘイウェン)。何か、1ヶ月以上も痒さが続くって、どうしたらええねん!ハッカ油ってのが唯一効くみたいやけど、臭そう…

    今度は、独身のおじいちゃんの腐乱死体…ウジちゃんの登場!
    しかし、ゲロゲロより痒さが勝ったかも?
    ここから、赤堀さんの出番!
    ウジちゃん→ 小黒蚊→ツバメの道筋を探る〜!
    しかし、虫から追っていくのと、岩楯刑事らの人から追っていくのが、一致する。何かすごく感激!
    しかし、実績あげてんのに、本格的に捜査に使わんのか!

    今回の岩楯刑事の相棒は、深水ちゃん!
    ワニさんも好きやけど、深水ちゃんもなかなか!
    チャラチャラしてるけど、腕は確か。結構、こういう人好き!飄々としてて、実は凄いってのが!

    さぁ、組織も固まって来たし、ワニさんに、深水ちゃんとサブキャラもええ感じ!
    次も楽しみ!!!

    次ないのか…………

     。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。エーンエーン

     ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!

     ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!

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    2024年01月24日
  • 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

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    今回、ハエやウジちゃんの活躍なし。その代わりにやけど虫(アオバアリガタハネカクシ)。知らなかった。
    染料に使うカイガラムシや食品添加物の蚕沙など、知りたくなかったトリビアも満載。

    この作品では赤堀先生の過去を知る。
    赤堀先生は心に壁がない、誰とでも仲良くなれる、ただの虫好き、そういう人だと思い込んでいたけど自分に踏み込まれないようにしてたのかなとしみじみ思った。
    岩楯刑事はこれからも赤堀先生に振り回されて欲しい。
    そして最後に鰐川さんご結婚おめでとうございます!

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    2024年01月16日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    虫嫌いー(  ・᷄֊・᷅ )と言いつつ既に法医昆虫学捜査官シリーズも第5作目。今回はウジちゃんより蟻、犬、猫が大活躍(?!)そして離島、因習。
    アニマ=生命や魂を指すラテン語。
    鰐川宗吾さん、辻岡大吉さんが登場すると安心感が半端ない。
    全く興味なかった昆虫の驚くべき習性を学びながらテンポ良く、ドキドキしながら毎回一気に読める一冊。

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    2024年01月03日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第4作目。

    赤堀先生の登場シーンは必ず笑ってしまう。
    絶対にブレない。法医昆虫学への情熱とか責任とか感じる。

    ウジにもだいぶん慣れてきた?と思ってたけど、あの雨音は絶対にリアルで聞きたくない(༎ຶ⌑༎ຶ)
    そして7cm近くあるGの存在を知りゾワゾワした。

    前回『シャコ』がゲストだったけど今回は『タヌキ』
    最後の最後まで犯人に辿り着けず、殺人の理由はこれまでで最も猟奇的。
    そしてシリーズを通して登場するのは『生きづらさ』を抱えた子供。
    作者がシリーズを通して伝えたい事あるのかな。

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    2023年12月17日
  • 法医昆虫学捜査官

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    面白かった。本作の主役である昆虫学者の赤堀はありがちな天才肌ではなく、トライ&エラーして答えを導く過程が描かれていたのが特に良かった。私は虫は好きなので興味の方が強いが、苦手な人からするとグロテスクな描写は多いだろうと思う。ドラマやキャラは面白いが映像化は厳しいだろうなと思う。

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    2023年12月16日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    第4弾!

    大雨って…
    水滴やない??
    でも、大量に粒が落ちて来る。
    バラバラと…
    何やと!水滴やなく、ウジちゃん…
    信じれん!
    発狂するわ。
    いかに、法医昆虫学が凄いとしても、こんなシュチュエーションになるような科学に関わるのは、ムリ〜(−_−;)

    今回も例の如く、腐乱死体から…
    でも、部分的なもんだけ…残りは、近くにあるはず?
    ないけど?
    えっ!
    で、赤堀さん登場!
    しかし、はじめは、ショッキングやけど、地道な調査とかは、王道な感じのミステリー手法。

    今回は、ワニさん登場なく、牛久さん。
    人は、動物の名前なんや。
    ワニさんとは、正反対な感じやけど、個人的には、ワニさんの方が好み。

    しかし、体バラバラの原因とか、殺しの動機がな…
    大どんでん返しに合うのは、ええけど、後味悪〜(−_−;)

    まぁ、こういうのが、めっちゃ好みなんやけど!
    次も読む!(^-^)v




    ウジジョって…あかん(^◇^;)

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    2023年11月18日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    虫は苦手だけどこのシリーズは面白すぎる。
    相変わらず面白くて一気読み。
    途中まで何が絡んでくるのか分からない所も面白い。
    岩楯刑事とメモ魔の鰐川刑事と赤堀先生。
    すっかり愉快な仲間たち。
    刑事2人の危機を救った赤堀先生の洞察力さすが。
    犯人が凶悪犯ではなく、生きづらさを抱えていた若者と信頼されるべき人だったことに衝撃。


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    2023年11月12日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    シリーズ第二弾もすごく面白かった。
    冒頭から続く怪奇的な空気を一撃で破壊する赤堀さんの存在感が凄まじい。初巻の前半まではキャラクター狙いの作品かとガッカリしましたが、彼女の洞察力と行動力には一貫性があり、それを捜査に結びつける構成が非常に上手い。
    後半まで犯人や動機が全く分からないのに緊張感を保ち続けながら、ラストスパートでの怒涛のスピード感というバランスも良く、文句無しに星5つです。

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    2023年11月10日
  • 法医昆虫学捜査官

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    遺体を詳細に説明されてもグロイよ〜としか思わないけど、その道のことを極めてる人にはぜんぜん違ったものが見えるんだな〜と関心
    虫から犯罪を暴くって目の付け所がすごいなと思ったら海外にはそういう役職があるんだね

    おもしろかったからシリーズの続きも読みたい

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    2023年10月27日
  • 法医昆虫学捜査官

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    私は虫がとにかく苦手。
    でもこの本のあらすじを読んで、フォロワーさんの感想を読んで、読んでみたいと思った。
    結果は非常に楽しめた。
    昆虫の描写は背中がゾワゾワしたけど(笑)
    昆虫の生態から謎を解くのが驚いたし新鮮だった。
    赤堀先生、尊敬する。
    岩楯刑事と鰐川刑事ともいい関係。
    背中をゾワゾワさせながら続編読んでみたくなった。

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    2023年10月21日
  • 法医昆虫学捜査官

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    これで、近所のお茶の生産地の飲めんようになったやん!(抹茶で有名な、平等院のあるとこ)
    ウ◯茶とか…

    法医昆虫学。確か、内藤了さんの「藤堂比奈子シリーズ」でも学者さんが出てた気がする。
    まぁ、死体に群がる蛆虫とかから、事件の手掛かりを見つけ、解決に導く。
    海外では、結構、確立されてるみたいやけど、日本では皆無。
    悲惨な事件を少しでも、解決の方向に結びつけれるなら、使わない手はないし、頑張って欲しい。

    死体とか蛆虫から、超血ドバドバ的なものを期待したのは否定せんけど、これはこれで面白い!
    対象昆虫が、蛆虫から始まるから、インパクトあるけど、地味な実験とか仮説から導き出す…
    ただ、昆虫学者のキャラが光ってて、暴走気味で、そこがまた、反転術式で惹かれる!
    ハードボイルドっぽい岩楯刑事とのコンビもええ感じ。
    こんなウジボールとか想像するだけでも、さぶいぼもんやけど、そこから、解決していく。

    シリーズもんなんで、今後も期待。

    しかし、シリーズにハマるのが多い昨今、どう読んだら、色んなシリーズ読み終えれんの!(^◇^;)

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    2023年09月29日
  • ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

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    被服と美術解剖学から事件の真相に迫るという着眼点と、服飾ブローカーという一般人が、なんのアドバンテージもコネも無く事件に関わっていく
    過程と、その結果引き起こされてしまった事件等に説得力があって一気読み

    桐ヶ谷さんの涙脆さも、ただカッコ良く事件を追う男性像とはかけ離れていて、オリジナリティに溢れた作品だと思います

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    2023年09月21日
  • 四日間家族

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    ネットでの集団自殺の呼びかけに応じて集まった4人の自殺志願者たち vs 嬰児売買専門の闇組織 の攻防を描くサスペンスミステリー。
     なお物語は、自殺志願者の1人である坂崎夏美の視点で描かれる。
              ◇
     坂崎夏美は後悔し始めていた。

     夏美は現在、廃車目前のようなハイエースの中にいる。今夜のうちに車内で練炭自殺する予定で、山中に向かっているところだ。

     ハイエースを運転しているのは長谷部という初老の男。集団自殺の発起人で、場を仕切りたいのか、とにかくよく喋る。しかも偉そうだ。
     長谷部の隣には千代子という老婆。年齢に似合わぬ派手な格好で、その言動にはしたたかさが見え隠れしている。
     夏美の隣に座るのは陸斗という少年だが、妙に落ち着いた態度で冷めた目を3人に向けている。

     いずれもひと癖もふた癖もあるようで信用できそうにもない連中だ。中でも特に問題なのは発起人たる長谷部に死ぬ覚悟ができていないように見えることだ。

     夏美がグループから抜けると言い出して長谷部たちと揉めていたところ、前方の少し離れたところに赤いミニバンが止まるのが見えた。
     すぐにミニバンの運転席から降りてきたガラの悪そうな女は、大きなリュックを持って雑木林に入っていき、しばらくすると手ぶらで出てきて車で去って行った。

     不審に思った夏美たちが雑木林に入りリュックを探し出して開けてみると、中にいたのは生後3ヶ月くらいの赤ん坊。女の態度から衰弱死目的での遺棄と見た夏美たちは、自殺を中止して赤ん坊を保護することにした。
     だが、その直後から4人は誘拐犯としてネットに晒されることになった。
        ( 第1章「最悪への扉」) ※全5章。

          * * * * *

     ヒューマンドラマのおもしろさと現代社会のリアルな恐ろしさが十二分に味わえる作品でした。

     おもしろかったのは、人生に嫌気が差し自殺する気でいた4人の老若男女が、拾った赤ん坊を守り抜くことで生きる気力を取り戻していく過程。
     しかもこの4人はいずれも、他人のことなど考えない身勝手な人間だったのだけれど、赤ん坊を守るためにやむなく協力して苦難を乗り越えるうちに、思いやりや謙虚さに目覚めていくという、心温まるストーリーになっています。
     やはり川瀬さんはうまいなと思いました。

     戦慄したのはネット社会の闇の部分。
     サバンナを徘徊するハイエナのごとき輩が無数に存在し、獲物になりそうな対象を常に探している。そして生贄が見つかれば我先にと個人情報を暴きたて晒していく。
     恐ろしいのは彼らがゲーム感覚で、そんなエグい行動をとっているところでした。

     けれど、そんな連中を利用して敵を撹乱したり、迷惑系ユーチューバーを抱き込んで敵を葬ろうとしたりする、夏美たちの戦法がとてもおもしろい。

     また、主要人物として登場する4人のキャラも魅力的です。
     リーダーシップのある夏美、若き軍師の陸斗、豪胆な老将の長谷部、しぶとくしたたかな老媼の千代子。なんてバランスの取れたいいチームなのでしょう。

     『フォークロアの鍵』もそうでしたが、絶妙な人員配置こそ川瀬七緒さんの真骨頂なんだと感心しました。

     四日間限りとなった擬似家族。永久解散はあまりに惜しい。図らずもチーム再結成の続編ができないかなあと思っています。

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    2023年09月21日