川瀬七緒のレビュー一覧

  • フォークロアの鍵

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    素晴らしい作品。その一言に尽きる。
    民俗学の謎を追い求めるロマンをしっかり満たしてくれ、現代から将来への課題である介護についてもしっかり描写されている。
    とりわけ印象に残ったのが老人たちを生き生きとコミカルに描いている点。作品全体が暗くならずに済んでいる。
    この本で出てくる様々な課題、介護も民俗学も家庭問題も終わりは見えないという点で、グループホームがこれからどうなっていくか、結局ルリ子が見たものは何だったのか、大地の家庭問題・将来はどうなるかということに詳しく触れられていない。その辺はやや現実的だが彼らの未来は明るいだろうとの印象で読み終わることができた。

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    2020年05月28日
  • フォークロアの鍵

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    自分の興味ある分野が題材になっていたのですごく面白かった。老人ホームの面々も個性豊か。
    ボケた老人の言葉があんな事に繋がっていくなんて。

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    2020年05月16日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    虫は人間がいなくても生きていられるけど人、間は虫がいないと生きていられないにハッとする。たしかにそうだ。今回の赤堀さんは死体の第一発見者。でも通常運転してる。新しい登場人物・堀之内さんもかなり癖がある。九条vs赤堀まで勃発して読んでるこっちもヒヤヒヤ。禁煙のおまじないでアリを吸う岩楯さん、転落事故が岩楯さんを愛おしく見つめる鰐川さん...面白すぎる

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    2020年05月05日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    2020/3/4
    このシリーズもはや中毒。
    お気に入りのシリーズはゆっくり大事に読む主義なのに止められなくてすぐ次を読んでしまう。
    そしてその間隔がだんだん短くなってる。
    今回は外来種の凶暴なアリ。グロさは控えめ。危険度は高め。
    おなじみのウジ君たちが出てこなくて寂しかったりする。
    岩楯さんが後輩の相棒を背中で諭すとこがめっちゃかっこいい。
    今回の相棒はついにダメな人かと思いきや最終的に良さを引き出して彼の未来も楽しみになった。
    ワニくんがちょこっと出てきたのも得した気分。
    幼稚園のキモい女に罰が当たるとこが見られなかった。残念。
    記者とか犯人とか幼稚園の女とか、何の同情の余地もないクズが出て

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    2020年03月04日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    2020/2/21
    そろそろ飽きるかと思ったけどとんでもない。
    天才やな。
    ここへ来てものすごい犯人像出してきた。
    ゾッとしすぎて笑ってしまったわ。
    無罪放免になるかもしれないけど大丈夫なん?今後どうなるん。
    悪意を持って人に害をなすタイプじゃないけど悪意なく何でもやるから予測不能のヤバさよね。
    んでそれ人間じゃないとアカンか?
    美少年を浄化するためやったら人間じゃないとアカンのか。
    でもそれじゃない浄化の仕方がいいよ。
    壊れた人が壊れた人を治そうとするの怖いよ。
    初めましての恐怖感やったように思う。
    このシリーズ、岩楯刑事の名言も楽しみで。
    今回は「幼稚な万能感に酔ってるんじゃねぇぞ」だね。

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    2020年02月21日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    2020/2/8
    いやもうこのシリーズ最高。
    小説読んで声出して笑うとかあんまりないけど、この本では何回もあったもん。
    岩楯刑事が乾燥アリ吸ってるのが面白すぎる。
    それを横で見ているワニくんのリアクションも。
    そういえば今回ワニくんリターンです。
    それ以外でも頻繁にニヤニヤしてたから、普段しないマスクをしている時期でよかったです。
    赤堀さん最高やね。大好き。
    岩楯刑事の言うことはいちいち核心を突いてくるんだわ。
    もう中毒。
    ずっと読んでたいぐらいなので結構分厚いのがありがたいです。

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    2020年02月08日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

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    川瀬七緒『潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。

    シリーズ第5弾。今回もなかなか面白いではないか。昆虫が伝える事件の謎、次々と発見される変死体、ちょっと変人の法医昆虫学者と堅物熱血刑事の凸凹コンビと、読み応えのある仕掛けと魅力ある登場人物が最後まで飽きさせることがない。

    伊豆諸島の『神ノ出島』でミイラ化した女性の遺体が発見され、捜査に岩楯警部補が派遣される。警視庁の要請を受けた法医昆虫学者・赤堀涼子が現場周辺を調査すると……

    女性のミイラ化した遺体に続き、5体もの男女の遺体が発見され、事件は思いもしない方向へと動いていく。

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    2019年03月22日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    前作と相棒が変わった
    月縞さんもかなり個性的で肝の座った人だ

    まだまだ手探り状態の法医昆虫学だけど気にせず突っ走る赤堀さんが清々しくカッコいい
    クロナガアリの巣の大きさと集める種の量にゾッとしてしまった

    犯行の動機は至極単純だけど重い
    思わず自分だったら・・と考える

    赤堀さんと岩楯さんの今後の関係が気になるけれど、ここは進展しちゃマズイよね。

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    2021年12月30日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第4弾
    舞台は東京都西多摩で管轄の半分以上が山岳地帯。
    遺体の状況はあまりにも残酷で 動機は哀しい怒りに満ち溢れ 証拠を残さないやり方は鮮やかで 推測される手口はあまりにも残忍だ。
    読後は心がざわついたまま。
    話の中から抜け出せない。
    執拗な執念の末に出来た商品の製造の全てを公表した後、世界の反応はどうなってしまうんだろうと勝手に話が進んでいく。
    司法解剖医と法医昆虫学者の見解に開きがあり、もちろん真っ向勝負。ブレない。虫の声を聞き逃すまいとする真っ直ぐな姿勢は本当に清々しい。

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    2018年07月13日
  • 桃ノ木坂互助会

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    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    厄介事を起こすのは、いつだってよそ者だ。七十歳の光太郎は憤慨していた。われわれが町を守らなくては―。そこで互助会の仲間たちと手を組み、トラブルを起こす危険人物を町から追い出し始める。その手段はなんと嫌がらせ!?老人だからこそできる奇想天外な作戦はなかなか好調に思えたが…。大家と揉めていた男を次なるターゲットに決めたことから、事態は思わぬ方向へと動き始める。

    光太郎じいちゃんかっけぇ~。

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    2018年03月06日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    川瀬七緒『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。

    シリーズ4弾。なかなか面白いシリーズで、毎回楽しませてもらっている。本作もよくぞ法医昆虫学とミステリーとをシンクロさせ、面白い作品に仕立てたものだと感心する。

    法医昆虫学捜査官の赤堀が主人公というだけに、ハエや蛆虫が登場するのは必須で、どうしてもグロい描写が描かれることになる。今回の事件は男性のバラバラ死体が発端。

    東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、空気の読めない法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定されるが…

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    2017年12月22日
  • よろずのことに気をつけよ

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    評価は5。

    内容(BOOKデーターベース)
    第57回江戸川乱歩賞受賞作。呪いで人が殺せるか。変死体のそばで見つかった「呪術符」を手がかりに、呪術の研究を専門にする文化人類学者・仲澤大輔が殺人事件の真相に迫る長編ミステリー 。

    この作者の昆虫シリーズはいくつか読んだが着眼点が面白い。しかも、かなり調べ上げているので引き込まれてしまう。
    今回は呪い・・・丑の刻参りやわら人形程度しか知らなかったがあまりに具体的でその状況が目に浮かぶ程リアルである。
    最後は人情でほっこり・・・とてもいい話だった。

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    2017年04月03日
  • よろずのことに気をつけよ

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    面白かった!でも呪いの元になった事件が悲惨すぎて、読んだ後もそのことばかり考えてしまいました。ラストには少し救いもあるけれど。 ヒロインがちょっと完璧すぎてリアルじゃないかな。まあミステリーではありがちですが。呪いに関する薀蓄が深くて、勉強(?)になります。

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    2016年10月31日
  • 四日間家族

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    めっちゃ面白かった!
    物凄くスラスラ読めたし、キレイな話だったな。終わりが良かったからかな。
    一人一人の人生いれて、もっと長編になっても全然読める。それを読みたい…………
    みんな表面的には性格悪いけどね。どっかがおかしい。
    休みの日はサクサク読めるから嬉しい

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    2026年05月31日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    途中からつまらなくなってしまって、読み終えるのに苦労しました。

    トランクルームに腐乱死体があった。被害者は女性で撲殺だと思われる。異臭に気づいてから2日間放置されていた。昆虫学者の赤堀は死体は死後一度冷蔵保存ののちコンテナに持ち込まれたもので死後17日以上たっているという。

    トランク貸出業者の線から金髪の男が上がってきた。事情聴取すると、トランク内に死体が捨てられていたのは知っていたが通報も隠滅もできずに放置したとわかる。

    遺体のあった場所の近くのアリの巣から、性モザイクのトンボの破片が見つかった。生息地は福島。

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    2026年05月30日
  • 法医昆虫学捜査官

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    昆虫は、とても嫌いで全然興味はなかったのですが、生態系について面白く書かれてました。推理小説の中で、昆虫の題材は、もの珍しい内容で、とても面白かったです。

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    2026年05月18日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学者シリーズ。
    高級会員制ゴルフ場と解体スクラップヤードで発見された2つの死体はそれぞれ完全に損壊されて身元がわからず、手口から同一犯と思われたが、発見された場所も関係者も繋がりが見つからない。赤堀は昆虫相から手がかりを得ようとするが…
    いつもの岩楯刑事、深水刑事の他に波多野さんの活躍が楽しい。
    今回は赤堀の変人ぶりが少ないような気がするが、虫情報から事件現場にたどり着く道筋にはワクワクしたし、いつものように虫トリビアが面白かった。

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    2026年05月07日
  • 七つの大罪

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    傲慢、怠情、憤怒、嫉妬、強欲、色欲、暴食の七つの大罪をテーマに、「7」に関連する作者さんを集めて作られた短編集。個人的には中山七里さんの傲慢「罪の名は傲慢(プライド)」、川瀬七緒さんの憤怒「移住クライシス」、嫉妬「オセロシンドローム」が好きで、中でもカモシダせぶんさんの色欲「父親は持ってるエロ本を子どもにみつからないようにしろ」(タイトルからおもしろい)が一番好きだった。短編集なのにミステリ要素があって、「え!この人が?」とどんでん返しや伏線があり面白い。

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    2026年04月04日
  • 七つの大罪

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    岡崎琢磨さん、川瀬七緒さん、そしてカモシダせぶんさんのが面白かった!
    みんなそれぞれ趣向が違ってるけど、好き。

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    2026年03月27日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    8作目、一番好きなシリーズなのに7作目を読んでから6年ほど経っているのでこれまでの経緯や人間関係をほとんど忘れてしまった。読み返すしかないか。

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    2026年03月26日