川瀬七緒のレビュー一覧
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ネタバレ序盤、動きの鈍い展開にあまり読む手が進みませんでしたが、中盤、赤堀の過去が垣間見えるあたりから一気に読む速度が加速。このシリーズで初めて(多少なりとも)他人事ではない感がでて来、もしかしてこの事件は赤堀の過去ともつながりが!?とボルテージが急上昇。
結果的につながりはなかったのですが、独特な隣人関係やアルコール依存症、ヴィーガンなどのいろんな要素が絡み合いつつも、うま~く事件解決に流れていく展開はとても楽しめました。また、今回は珍しく真犯人とその関係者のつながり予測が(ちょっとだけど)当たったりもしたので、妙な達成感も加わって満足度が飛躍的に高まった気がしています。
あと、食品添加物として -
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川瀬七緒『紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。
毎回、楽しみにしているシリーズの第6弾。それにしてもよく昆虫のことを研究しているなと感心する。昆虫の生態をヒントにした事件解決はもう見事と言うしかない。
主人公の法医昆虫学者の赤堀涼子は、科捜研を再編成した法医昆虫学と犯罪心理学、技術開発部が統合された新組織の『捜査分析支援センター』に配属され、大学の研究室と掛け持ちしていた。
事件は東京都内の古民家を起きた。住人の老夫婦と来客の3人の切断された左手小指とおびただしい血痕を残し、3人の行方は1ヵ月経っても不明。法医昆虫学者の赤堀は小指の昆虫による食害状況から死亡推定時刻を絞り混み、 -
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素晴らしい作品。その一言に尽きる。
民俗学の謎を追い求めるロマンをしっかり満たしてくれ、現代から将来への課題である介護についてもしっかり描写されている。
とりわけ印象に残ったのが老人たちを生き生きとコミカルに描いている点。作品全体が暗くならずに済んでいる。
この本で出てくる様々な課題、介護も民俗学も家庭問題も終わりは見えないという点で、グループホームがこれからどうなっていくか、結局ルリ子が見たものは何だったのか、大地の家庭問題・将来はどうなるかということに詳しく触れられていない。その辺はやや現実的だが彼らの未来は明るいだろうとの印象で読み終わることができた。 -
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ネタバレ2020/3/4
このシリーズもはや中毒。
お気に入りのシリーズはゆっくり大事に読む主義なのに止められなくてすぐ次を読んでしまう。
そしてその間隔がだんだん短くなってる。
今回は外来種の凶暴なアリ。グロさは控えめ。危険度は高め。
おなじみのウジ君たちが出てこなくて寂しかったりする。
岩楯さんが後輩の相棒を背中で諭すとこがめっちゃかっこいい。
今回の相棒はついにダメな人かと思いきや最終的に良さを引き出して彼の未来も楽しみになった。
ワニくんがちょこっと出てきたのも得した気分。
幼稚園のキモい女に罰が当たるとこが見られなかった。残念。
記者とか犯人とか幼稚園の女とか、何の同情の余地もないクズが出て -
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ネタバレ2020/2/21
そろそろ飽きるかと思ったけどとんでもない。
天才やな。
ここへ来てものすごい犯人像出してきた。
ゾッとしすぎて笑ってしまったわ。
無罪放免になるかもしれないけど大丈夫なん?今後どうなるん。
悪意を持って人に害をなすタイプじゃないけど悪意なく何でもやるから予測不能のヤバさよね。
んでそれ人間じゃないとアカンか?
美少年を浄化するためやったら人間じゃないとアカンのか。
でもそれじゃない浄化の仕方がいいよ。
壊れた人が壊れた人を治そうとするの怖いよ。
初めましての恐怖感やったように思う。
このシリーズ、岩楯刑事の名言も楽しみで。
今回は「幼稚な万能感に酔ってるんじゃねぇぞ」だね。 -
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川瀬七緒『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。
シリーズ4弾。なかなか面白いシリーズで、毎回楽しませてもらっている。本作もよくぞ法医昆虫学とミステリーとをシンクロさせ、面白い作品に仕立てたものだと感心する。
法医昆虫学捜査官の赤堀が主人公というだけに、ハエや蛆虫が登場するのは必須で、どうしてもグロい描写が描かれることになる。今回の事件は男性のバラバラ死体が発端。
東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、空気の読めない法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定されるが…
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シリーズ6作目。赤堀が「捜査分析支援センター」勤務になっている。
相変わらず立ち位置は微妙だが、実際の捜査現場ではこういった視点からの捜査は取り入れられているのか興味深い所である。
同僚の犯罪心理学者の広澤、技術開発部の波多野と今回は個性的メンバーが更に増えていた代わりに大吉が出番なし。
気に入っているキャラなので残念だが、岩楯の相棒にワニさんが再登場なのは嬉しい。
ここに来て赤堀の今までに見られなかった一面が見られる。あと残すところ2作品だがこのタイミングで更に深掘りするのは中々に憎い演出。
事件の方も23年前の未解決事件と酷似した現場で血の跡と指が発見されるという、真相が非常に気にな -
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桐ヶ谷の身体とか筋肉のつき方から体調などを当てるやり方が、医師として鼻につくので気に入らなかった。
第1話 特別養護施設で育てられた12歳の男児が、自分の親を探して欲しいと刑事に依頼し、赤ちゃんで捨てられた時に包まれていたおくるみを渡す。桐ヶ谷は革の内職をしている人間だとあたりをつける。
第2話 15年前に起きた殺人事件。65歳女性窒息死。結婚式の衣装部門のベテランである。犯人は女だと長年思われてきたが、肘の角度から男性だと桐ヶ谷は断言。被害者は緑色が好きで、全身緑色だったので緑のおばさんと呼ばれていた。
第3話 小春が帰ってきたら、干した覚えのない男物のトランクスが干されていた。そして -
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ワーストたちが次々と出てくる。
専業主婦の大越真佐美が、SNSの書き込みで三百万円の慰謝料を請求されたことから始まり、不登校の中学の娘を心配して訪問してくる中学教師・水口。
娘は、ライブ配信にのめり込み、その配信者のゆかぴが、慰謝料を請求しているのが真佐美である。
ゆかぴのマンションの隣りにすむ宮坂夫婦は、真佐美の両親であり、真佐美とは絶縁状態。
そして宮坂とゆかぴは、コインランドリーの件で揉めている。
最後には真佐美と犬猿の妹が出てきて…。
なんなんだ!この人たちは…と呆然となる。
最低な人間たちの言い争いに疲弊してしまう。
だが、けっこうリアルなだけに怖くなる。