川瀬七緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
屍体につく虫たちの情報から犯罪操作をしていくシリーズ。
今作もいろんな虫たちが登場して気になりますが、怖くて画像検索ができません。屍体の損壊の様もヒドくて、映像化されていたらまず見られなそうな冒頭です。小説でよかった。
屍体の腐敗進行にしたがって虫たちの様相が秩序だって変化していきます。素人には目を背けたくなりそうなグロ光景でも、虫科学者の視点では再現性の高い証拠の宝庫になっているところがこのシリーズの見所です。
今作ではキノコや菌に関する蘊蓄のアレコレも見逃せません。
後半からラストにかけてはドタバタっと話が展開していきますが、名前を聞いたこともない虫たちの性質やエピソードの一つ一つがなんといっても興味深いです。 -
Posted by ブクログ
7つの大罪、
傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
7人の作家さんが大罪をテーマにそれぞれの思うがままに書いていて短編
濃厚で、短編なのでいいとこどりな、結末が面白い。
傲慢とは、自分を過大評価し他人を見下す態度や心のあり方を指す言葉
どの人も、あの人もこの人もプライドが高い
傲慢を、最大限に表したないようだった 笑
怠惰とはすべきことを怠ける様子を表す言葉
怠ける場所がどこをさすのか、
人によって怠けて見えることもある。
でも、その人にとっては、成すべきことのために怠けている場合もある?
そんな意味で書いているのかな?
なんて優しい気持ちになれる内容
私はこれが1番好き。
人に心配させる事はよくないが、それでも彼が思って行動に起こした事はとても素晴らしい。
憤怒とは、非常に激しい怒りの感情を表す言葉
もしかしてミステリーがちょうどよい面白さ。
悲しい話ではあるが、憤怒をとてもよく表している。
嫉妬とは、自分にとって大事なものが他人によって脅かされると感じたときに生じる不快な感情
まさしく嫉妬の塊であった。嫉妬することは、ある。
若い時よりは随分減ったし、認めることが出来るようになり、自分というものも分かってきた。
嫉妬で狂いだした人たちの極限!!
強欲とは、必要以上に金品や名誉などをむさぼり求める心を指す言葉
必要以上でむさぼり求めていました、、。
色欲は、性的な欲望が強く高ぶった状態を指す言葉
展開や物語が、エロな正義で面白かった 笑
短編だから、濃厚で密で、言葉がはいる!
子供には読ませられないけどね 笑
暴食とは、必要以上に大量の食べ物をむさぼるように食べることを指す言葉
必要以上っていうところが、この物語で明らかになる。ちょっとグロテスクではあるが、短編だと潔い!内容もぶっ飛んでるが、面白かった。 -
Posted by ブクログ
感想
出てくる登場人物が全部クズってすごい構成だな。
結局、家族内でぐるぐるしてただけ!?
そして、中学生怖っ!最後の結末まで見たかったなぁ。
あらすじ
真佐美は主婦で中学生の子供がいる。ネットで整形ユーチューバーのゆかぴを叩くことをはけ口にしており、ある日開示請求を受けて、弁護士から訴えられる。真佐美は過去にも同様のことで訴えられて、差し押さえを受け、夫に軽蔑され、このことが原因で娘は不登校になってしまった。娘のひなみの担任の水口がきて、見つけた現金入りの封筒を盗んでしまう。
水口は中学校の教師だ。一見、毎週不登校のひなみを訪問する熱心な教師に見えるが実はひなみを盗撮しており、それを売買していた。ひなみにそのことがバレてゆすられ、渡すはずの金を母親に盗まれてしまった。水口はひなみからさらに金を要求され、100万円渡すのだった。
ひなみは学校に行かないことを決めていた。ユーチューバーのゆかぴを神と崇めてそれだけを生き甲斐にしていた。水口から奪った金をゆかぴに課金して、遂にゆかぴと繋がり、これまでのことを洗いざらい相談する。
ゆかぴこと結花は配信収入の低下に悩んでいた。アンチ対策で相談した弁護士と打ち合わせをして、犬の毛を洗うためにコインランドリーに寄ったが、そこに隣人で騒音を訴える老人がきて、規則を破るなと怒られる。ゆかぴはひなみをバックアップして水口からお金を引っ張ろうとする。
宮城は退職金を注ぎ込んでコインランドリーを始めたが、赤字で上手く行かない。また、長女の真佐美に金銭を要求されてイラついていた。隣の女にも腹を立てていた頃、犬の毛でDNA鑑定することを思いつくが思いがけず隣の家に忍び込んだところ発見した一千万円を盗む。たまたま来ていた次女と共謀して強盗を隠蔽する。
真佐美は裁判になり、焦っていたが、長女のひなみから盗撮の事実と教師への恐喝を持ちかけられる。ひなみはゆかぴを見切りつつ、罪をなすりつけて、お金を毟り取ろうとしていた。 -
Posted by ブクログ
うおーおもしろい!
出てくる人間全員悪人!それも、極悪人ではなくて、小悪党。
登場人物は、ネットで誹謗中傷して開示請求された主婦、教え子の中学生を盗撮する教師、教師を脅して金を巻き上げる中学生、誹謗中傷する人間を開示請求して稼ぐ配信者、隣人宅から窃盗する後期高齢者だ。
全員厄介な人間だし、やってることはかなりどうしょうもない。
でも、加害者になったかと思えば被害者になったり…意外な繋がりがあったり…と、展開がスリリングでゾクゾクしました。
バタフライエフェクトのように様々な出来事が少しずつ影響を与えて思いもよらない方向に転がっていく面白さ…!
これ、ドラマにしてもすごく面白そう。 -
Posted by ブクログ
「法医昆虫学捜査官」シリーズの3作目です。
今回も赤堀先生が虫の痕跡から犯人をたどる大胆不敵な捜査と、岩楯刑事の地道すぎる執念の捜査が繰り広げられます。
相変わらず2人は良いペアですが、今回は1作目に登場したワニさん(鰐川刑事)も登場します。
また赤堀先生が普通の人は食べなさそうなものをワニさんに勧めておりましたが、刑事としての度胸も付くので悪いことばかりではないと思います。
ただ、わたしは勧められたら全力で拒否しますが(((( ;゚Д゚)))ガクブル
あと、タバコを吸いたくなったら乾燥させたクロクサアリの匂いを嗅ぐと、吸いたい症状が緩和されるそうです。
岩楯刑事は吸いたくなるたびに赤堀先生からもらった瓶を開けてクロクサアリの匂いを嗅いでいましたが、一体どんな香りがするのでしょうか。
わたしはタバコを吸ったことはまだないですが、クロクサアリの匂いは気になったのでいつか吸ってみたくなりました。
また今回は1、2作目よりも虫の登場が少なく、そこまで抵抗感を感じませんでした。
もちろんウジ虫はいたのですが、ウミケムシやウオノエ、トラフシャコなど個人的には検索しないとどんな見た目か分からないものが多かったからかもしれません。
虫が苦手な方は今作から読んでみるのも手だと思います(ただし、見た目等の検索は自己責任でお願いいたします: ( ˙꒳ ˙ ):ヒェッ)。