川瀬七緒のレビュー一覧

  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    前作と相棒が変わった
    月縞さんもかなり個性的で肝の座った人だ

    まだまだ手探り状態の法医昆虫学だけど気にせず突っ走る赤堀さんが清々しくカッコいい
    クロナガアリの巣の大きさと集める種の量にゾッとしてしまった

    犯行の動機は至極単純だけど重い
    思わず自分だったら・・と考える

    赤堀さんと岩楯さんの今後の関係が気になるけれど、ここは進展しちゃマズイよね。

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    2021年12月30日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    法医昆虫学捜査官シリーズ第4弾
    舞台は東京都西多摩で管轄の半分以上が山岳地帯。
    遺体の状況はあまりにも残酷で 動機は哀しい怒りに満ち溢れ 証拠を残さないやり方は鮮やかで 推測される手口はあまりにも残忍だ。
    読後は心がざわついたまま。
    話の中から抜け出せない。
    執拗な執念の末に出来た商品の製造の全てを公表した後、世界の反応はどうなってしまうんだろうと勝手に話が進んでいく。
    司法解剖医と法医昆虫学者の見解に開きがあり、もちろん真っ向勝負。ブレない。虫の声を聞き逃すまいとする真っ直ぐな姿勢は本当に清々しい。

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    2018年07月13日
  • 桃ノ木坂互助会

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    厄介事を起こすのは、いつだってよそ者だ。七十歳の光太郎は憤慨していた。われわれが町を守らなくては―。そこで互助会の仲間たちと手を組み、トラブルを起こす危険人物を町から追い出し始める。その手段はなんと嫌がらせ!?老人だからこそできる奇想天外な作戦はなかなか好調に思えたが…。大家と揉めていた男を次なるターゲットに決めたことから、事態は思わぬ方向へと動き始める。

    光太郎じいちゃんかっけぇ~。

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    2018年03月06日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

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    川瀬七緒『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。

    シリーズ4弾。なかなか面白いシリーズで、毎回楽しませてもらっている。本作もよくぞ法医昆虫学とミステリーとをシンクロさせ、面白い作品に仕立てたものだと感心する。

    法医昆虫学捜査官の赤堀が主人公というだけに、ハエや蛆虫が登場するのは必須で、どうしてもグロい描写が描かれることになる。今回の事件は男性のバラバラ死体が発端。

    東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、空気の読めない法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定されるが…

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    2017年12月22日
  • よろずのことに気をつけよ

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    ネタバレ

    評価は5。

    内容(BOOKデーターベース)
    第57回江戸川乱歩賞受賞作。呪いで人が殺せるか。変死体のそばで見つかった「呪術符」を手がかりに、呪術の研究を専門にする文化人類学者・仲澤大輔が殺人事件の真相に迫る長編ミステリー 。

    この作者の昆虫シリーズはいくつか読んだが着眼点が面白い。しかも、かなり調べ上げているので引き込まれてしまう。
    今回は呪い・・・丑の刻参りやわら人形程度しか知らなかったがあまりに具体的でその状況が目に浮かぶ程リアルである。
    最後は人情でほっこり・・・とてもいい話だった。

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    2017年04月03日
  • よろずのことに気をつけよ

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    面白かった!でも呪いの元になった事件が悲惨すぎて、読んだ後もそのことばかり考えてしまいました。ラストには少し救いもあるけれど。 ヒロインがちょっと完璧すぎてリアルじゃないかな。まあミステリーではありがちですが。呪いに関する薀蓄が深くて、勉強(?)になります。

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    2016年10月31日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

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    屍体につく虫たちの情報から犯罪操作をしていくシリーズ。
    今作もいろんな虫たちが登場して気になりますが、怖くて画像検索ができません。屍体の損壊の様もヒドくて、映像化されていたらまず見られなそうな冒頭です。小説でよかった。

    屍体の腐敗進行にしたがって虫たちの様相が秩序だって変化していきます。素人には目を背けたくなりそうなグロ光景でも、虫科学者の視点では再現性の高い証拠の宝庫になっているところがこのシリーズの見所です。
    今作ではキノコや菌に関する蘊蓄のアレコレも見逃せません。

    後半からラストにかけてはドタバタっと話が展開していきますが、名前を聞いたこともない虫たちの性質やエピソードの一つ一つがな

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    2026年09月16日
  • 七つの大罪

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    7つの大罪、
    傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
    7人の作家さんが大罪をテーマにそれぞれの思うがままに書いていて短編
    濃厚で、短編なのでいいとこどりな、結末が面白い。

    傲慢とは、自分を過大評価し他人を見下す態度や心のあり方を指す言葉
    どの人も、あの人もこの人もプライドが高い
    傲慢を、最大限に表したないようだった 笑

    怠惰とはすべきことを怠ける様子を表す言葉
    怠ける場所がどこをさすのか、
    人によって怠けて見えることもある。
    でも、その人にとっては、成すべきことのために怠けている場合もある?
    そんな意味で書いているのかな?
    なんて優しい気持ちになれる内容
    私はこれが1番好き。
    人に心配さ

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    2026年09月13日
  • ビューティフルワースト

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    読んでる最中、ずっとしんどかった。途中で投げ出したくなるんだけど、そうしたら、ずっと落ち着かないままになると思って、最後まで読んだ。オチが分からないとずっと怖いまま、嫌な夢をみてしまいそうな怪談、みたいな感じ。
    現実にあり得そうな、でも、あり得なさそうな。でも、私の周囲に、こんな人たちが、一人でもいたら、その人とは、絶対距離を置きたい。そんな人たちのお話。

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    2026年08月29日
  • ビューティフルワースト

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    感想
    出てくる登場人物が全部クズってすごい構成だな。

    結局、家族内でぐるぐるしてただけ!?

    そして、中学生怖っ!最後の結末まで見たかったなぁ。


    あらすじ
    真佐美は主婦で中学生の子供がいる。ネットで整形ユーチューバーのゆかぴを叩くことをはけ口にしており、ある日開示請求を受けて、弁護士から訴えられる。真佐美は過去にも同様のことで訴えられて、差し押さえを受け、夫に軽蔑され、このことが原因で娘は不登校になってしまった。娘のひなみの担任の水口がきて、見つけた現金入りの封筒を盗んでしまう。

    水口は中学校の教師だ。一見、毎週不登校のひなみを訪問する熱心な教師に見えるが実はひなみを盗撮しており、それ

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    2026年08月29日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    前作と変わらず、ある程度まで読んだら止まらない面白さ。ラストに主人公たちがピンチに陥る展開がワンパターンにも思えるが、今作は動機と犯人の葛藤を見せることで前作とは違う部分もある。
    ただこのパターンがずっと続くと飽きるかも。

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    2026年08月15日
  • ビューティフルワースト

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    久しぶりに、嫌な人しか出てこないストーリーを読みましたが、嫌なやつだらけのお話しって共感するところがなくてお話しとして楽しめて良かった笑
    どうなるのか先が気になってサクっと読めました。

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    2026年08月11日
  • ビューティフルワースト

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    うおーおもしろい!
    出てくる人間全員悪人!それも、極悪人ではなくて、小悪党。

    登場人物は、ネットで誹謗中傷して開示請求された主婦、教え子の中学生を盗撮する教師、教師を脅して金を巻き上げる中学生、誹謗中傷する人間を開示請求して稼ぐ配信者、隣人宅から窃盗する後期高齢者だ。

    全員厄介な人間だし、やってることはかなりどうしょうもない。
    でも、加害者になったかと思えば被害者になったり…意外な繋がりがあったり…と、展開がスリリングでゾクゾクしました。
    バタフライエフェクトのように様々な出来事が少しずつ影響を与えて思いもよらない方向に転がっていく面白さ…!
    これ、ドラマにしてもすごく面白そう。

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    2026年08月11日
  • 賞金稼ぎスリーサム!

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    川瀬七緒さんの本は好きです。
    構成がシッカリとしており、ワクワクさせられます。
    川瀬さんの本で外れたものには、あたったことがないです。
    是非、このスリーサムの続編を読みたいです!

    実は、罠猟師の本を読んだばかりのところで、次に手に取ったのがこの本でした。
    思わず、これは何かの啓示なのか・・・猟師になれ!ということか(笑)と勝手に勘ぐってしまいました。

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    2026年08月06日
  • ビューティフルワースト

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    登場人物全員 見事なクズっぷり。
    胸糞悪さを通り越して、クズ同士の小競り合いが小気味よくって目が離せなくなる。
    コインランドリーの経営者の章では、ただの老害クソジジイってだけじゃ無かった。あの人とこんな関係だったの⁈と驚きだし、思いもよらない手に汗握る展開にも緊張感でハラハラした。
    私のワーストNo.1は真佐美。
    コイツの人格には反吐が出る。

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    2026年07月24日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

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    「法医昆虫学捜査官」シリーズの3作目です。
    今回も赤堀先生が虫の痕跡から犯人をたどる大胆不敵な捜査と、岩楯刑事の地道すぎる執念の捜査が繰り広げられます。

    相変わらず2人は良いペアですが、今回は1作目に登場したワニさん(鰐川刑事)も登場します。
    また赤堀先生が普通の人は食べなさそうなものをワニさんに勧めておりましたが、刑事としての度胸も付くので悪いことばかりではないと思います。
    ただ、わたしは勧められたら全力で拒否しますが(((( ;゚Д゚)))ガクブル

    あと、タバコを吸いたくなったら乾燥させたクロクサアリの匂いを嗅ぐと、吸いたい症状が緩和されるそうです。
    岩楯刑事は吸いたくなるたびに赤

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    2026年07月14日
  • ビューティフルワースト

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    表示にある五人の登場人物全員が自分は常識人と自覚し社会が非常識であり被害を受けていると思っている異常者だらけの物語。
    名誉毀損、盗み、盗撮、をしているのを自覚しているがそれは自分が社会からの被害者であるが故に仕方なしにしていると飽くまでも自分勝手な言い訳をする登場人物には何故か清々しさすら感じる。

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    2026年07月14日
  • ビューティフルワースト

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    動画配信者に対して誹謗中傷を繰り返す女が、プロバイダーから情報開示請求を受ける。教師が生徒の家にカメラをしかける。最悪の人間たちを巡る連作短編集。

    各短編の繋がり方が巧妙。嫌な奴らの話なのに楽しんで読めた。意外な収穫

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    2026年07月05日
  • ビューティフルワースト

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    読み終わった後のザワザワした余韻が引かない。
    本書に登場する主要人物は5人。整形を勧めるライバー、彼女をネットで叩く母親、引きこもりの娘、事なかれ主義なのか熱血なのか揺れる担任、そしてコインランドリーの頑固親父。
    ​誰一人として「自分が悪だ」と思っていないところが最高にリアルで恐ろしい。それぞれが自分の正義を信じ込み、それを盾にして他人を侵食し、食い合っていく。まさに「正義の反対は、また別の正義」を体現したようなストーリーだった。
    ​ラストの「続きはご想像に」という余白の残し方も絶妙。ここで終わるからこその恐怖もあるけれど、この歪んだ人間関係の行く末をもっと見たいと思った。

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    2026年07月04日
  • ビューティフルワースト

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    自身の正義感を振りかざす5人、最低最悪の美徳(ビューティフルワースト)と気づかないクズたちの物語

    ■あらすじ
    インフルエンサーへの誹謗中傷を繰り返し、ついには慰謝料請求をされてしまった主婦の真佐美。大金の工面に追い詰められた彼女は、家庭訪問に来た娘ひなみの担任教師水口の荷物から、現金百万円を盗み出してしまう。しかしそのお金は、ひなみが水口に用意させたもので…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    世知辛い現代社会に生きる5人のクズ。残り少なくなっているHPをかけ、それぞれの正義を振りかざして斬り合うという悲しすぎる物語です。

    自身の価値観だけが正義と信じて止まない人たちっていますよねー。今日もヤ

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    2026年07月04日