川瀬七緒のレビュー一覧

  • ビューティフルワースト

    Posted by ブクログ

    読み終わった後のザワザワした余韻が引かない。
    本書に登場する主要人物は5人。整形を勧めるライバー、彼女をネットで叩く母親、引きこもりの娘、事なかれ主義なのか熱血なのか揺れる担任、そしてコインランドリーの頑固親父。
    ​誰一人として「自分が悪だ」と思っていないところが最高にリアルで恐ろしい。それぞれが自分の正義を信じ込み、それを盾にして他人を侵食し、食い合っていく。まさに「正義の反対は、また別の正義」を体現したようなストーリーだった。
    ​ラストの「続きはご想像に」という余白の残し方も絶妙。ここで終わるからこその恐怖もあるけれど、この歪んだ人間関係の行く末をもっと見たいと思った。

    0
    2026年07月04日
  • ビューティフルワースト

    Posted by ブクログ

    自身の正義感を振りかざす5人、最低最悪の美徳(ビューティフルワースト)と気づかないクズたちの物語

    ■あらすじ
    インフルエンサーへの誹謗中傷を繰り返し、ついには慰謝料請求をされてしまった主婦の真佐美。大金の工面に追い詰められた彼女は、家庭訪問に来た娘ひなみの担任教師水口の荷物から、現金百万円を盗み出してしまう。しかしそのお金は、ひなみが水口に用意させたもので…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    世知辛い現代社会に生きる5人のクズ。残り少なくなっているHPをかけ、それぞれの正義を振りかざして斬り合うという悲しすぎる物語です。

    自身の価値観だけが正義と信じて止まない人たちっていますよねー。今日もヤ

    0
    2026年07月04日
  • ビューティフルワースト

    Posted by ブクログ

    登場人物、揃いも揃って全員悪人。

    読んでいて、ときめきも感動も一切ない。
    それなのにページを捲る手が止まらない。
    つまり、とても面白いのだ。

    正義を盾にSNSに誹謗中傷を書き散らす主婦、盗撮教師、恐喝中学生、盗みを働く老人、巧妙に金を巻き上げるライブ配信者など、清々しいほどの最低ぶり。

    一見、接点のなさそうな人々が実はどこかで絡み合っていたと明らかになっていく過程が面白く、最終章では予想外の展開が待ち受けていた。

    悪意が悪意を呼び、負の連鎖は加速し、目が離せなくなる。

    一気読み必須のスリリングで後味ビターなミステリー。

    0
    2026年07月03日
  • ビューティフルワースト

    Posted by ブクログ

    すごっ!

    登場人物全員が清々しいほどクズ!

    一部の界隈で生臭坊主と呼ばれている1Qさんもびつくりするぐらいクズしか出てこない!

    クズのオンパレードに"びっくり"の"つ"をちっちゃくするのも忘れるぐらいだわ!


    びつくりだわΣ(゚Д゚)


    「類は友を呼ぶ」と言いますが、「クズはクズを呼ぶ」のでしょう

    クズの周りにはクズが集まるようになっているのです

    0
    2026年06月30日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    新刊が出てるなんて知らなかった!赤堀先生、今回もぶっとんでいてさすがです!!!聞いたこともないキノコや虫に今作も翻弄され、赤堀先生から益々目が離せない。相変わらずアリを嗅いでいる岩舘刑事とのコンビも、分析センターとの仲間たちとのドタバタも懐かしい。まだまだ続いてほしいシリーズ。ついにコミカライズするみたいで、そっちも興味あるなあ〜。いっそドラマ化してくれてもいいけど、絵面的には無理だよなー。

    0
    2026年06月30日
  • 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    シリーズ6作目。赤堀が「捜査分析支援センター」勤務になっている。
    相変わらず立ち位置は微妙だが、実際の捜査現場ではこういった視点からの捜査は取り入れられているのか興味深い所である。

    同僚の犯罪心理学者の広澤、技術開発部の波多野と今回は個性的メンバーが更に増えていた代わりに大吉が出番なし。
    気に入っているキャラなので残念だが、岩楯の相棒にワニさんが再登場なのは嬉しい。

    ここに来て赤堀の今までに見られなかった一面が見られる。あと残すところ2作品だがこのタイミングで更に深掘りするのは中々に憎い演出。

    事件の方も23年前の未解決事件と酷似した現場で血の跡と指が発見されるという、真相が非常に気にな

    0
    2026年06月29日
  • 水底の棘 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    法医昆虫学捜査官三作目
    今作も面白かったです。
    映像化してほしいですけど描写がグロくなりそうですから無理ですよね...

    0
    2026年06月25日
  • クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

    Posted by ブクログ

    桐ヶ谷の身体とか筋肉のつき方から体調などを当てるやり方が、医師として鼻につくので気に入らなかった。

    第1話 特別養護施設で育てられた12歳の男児が、自分の親を探して欲しいと刑事に依頼し、赤ちゃんで捨てられた時に包まれていたおくるみを渡す。桐ヶ谷は革の内職をしている人間だとあたりをつける。

    第2話 15年前に起きた殺人事件。65歳女性窒息死。結婚式の衣装部門のベテランである。犯人は女だと長年思われてきたが、肘の角度から男性だと桐ヶ谷は断言。被害者は緑色が好きで、全身緑色だったので緑のおばさんと呼ばれていた。

    第3話 小春が帰ってきたら、干した覚えのない男物のトランクスが干されていた。そして

    0
    2026年06月25日
  • ビューティフルワースト

    Posted by ブクログ

    たまに「登場人物全員クズ!」を謳って宣伝している映画があるが、この小説はまさにそれw6本の連作短編集でマジで登場人物全員ヤバいwここまで突き抜けると読んでて胸糞悪いとかって感情すら湧かないんだなと。各々が信じる正義を貫いた先にある地獄が最高に最悪。惜しむらくは本屋大賞を受賞した朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』とやや被っている部分があるかなと(全体的にはしっかり異なる物語になっているのだけど)

    0
    2026年06月22日
  • ビューティフルワースト

    Posted by ブクログ

    ワーストたちが次々と出てくる。

    専業主婦の大越真佐美が、SNSの書き込みで三百万円の慰謝料を請求されたことから始まり、不登校の中学の娘を心配して訪問してくる中学教師・水口。

    娘は、ライブ配信にのめり込み、その配信者のゆかぴが、慰謝料を請求しているのが真佐美である。

    ゆかぴのマンションの隣りにすむ宮坂夫婦は、真佐美の両親であり、真佐美とは絶縁状態。

    そして宮坂とゆかぴは、コインランドリーの件で揉めている。

    最後には真佐美と犬猿の妹が出てきて…。

    なんなんだ!この人たちは…と呆然となる。

    最低な人間たちの言い争いに疲弊してしまう。
    だが、けっこうリアルなだけに怖くなる。



    0
    2026年06月11日
  • よろずのことに気をつけよ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鳥に詳しい野呂さんが、かなり事件のキーを握っていたのでそこは幸運というかなんというか。
    でもこういう限定的な風習や歴史生態などから事件を辿っていくストーリーが大好きなのでとても楽しめた。
    呪っていた人たちは本当に救いのない半生。真由に向けた良心がかえってやるせない。
    それにしても、おじいちゃんともう一人の女性、学生時代に一緒に出かけるほどの仲だったのに、権力者相手だとそれすらもみ消されるもんなのか。こわ。

    0
    2026年06月11日
  • 四日間家族

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった!
    物凄くスラスラ読めたし、キレイな話だったな。終わりが良かったからかな。
    一人一人の人生いれて、もっと長編になっても全然読める。それを読みたい…………
    みんな表面的には性格悪いけどね。どっかがおかしい。
    休みの日はサクサク読めるから嬉しい

    0
    2026年05月31日
  • シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    途中からつまらなくなってしまって、読み終えるのに苦労しました。

    トランクルームに腐乱死体があった。被害者は女性で撲殺だと思われる。異臭に気づいてから2日間放置されていた。昆虫学者の赤堀は死体は死後一度冷蔵保存ののちコンテナに持ち込まれたもので死後17日以上たっているという。

    トランク貸出業者の線から金髪の男が上がってきた。事情聴取すると、トランク内に死体が捨てられていたのは知っていたが通報も隠滅もできずに放置したとわかる。

    遺体のあった場所の近くのアリの巣から、性モザイクのトンボの破片が見つかった。生息地は福島。

    0
    2026年05月30日
  • 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    昆虫は、とても嫌いで全然興味はなかったのですが、生態系について面白く書かれてました。推理小説の中で、昆虫の題材は、もの珍しい内容で、とても面白かったです。

    0
    2026年05月18日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    法医昆虫学者シリーズ。
    高級会員制ゴルフ場と解体スクラップヤードで発見された2つの死体はそれぞれ完全に損壊されて身元がわからず、手口から同一犯と思われたが、発見された場所も関係者も繋がりが見つからない。赤堀は昆虫相から手がかりを得ようとするが…
    いつもの岩楯刑事、深水刑事の他に波多野さんの活躍が楽しい。
    今回は赤堀の変人ぶりが少ないような気がするが、虫情報から事件現場にたどり着く道筋にはワクワクしたし、いつものように虫トリビアが面白かった。

    0
    2026年05月07日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    傲慢、怠情、憤怒、嫉妬、強欲、色欲、暴食の七つの大罪をテーマに、「7」に関連する作者さんを集めて作られた短編集。個人的には中山七里さんの傲慢「罪の名は傲慢(プライド)」、川瀬七緒さんの憤怒「移住クライシス」、嫉妬「オセロシンドローム」が好きで、中でもカモシダせぶんさんの色欲「父親は持ってるエロ本を子どもにみつからないようにしろ」(タイトルからおもしろい)が一番好きだった。短編集なのにミステリ要素があって、「え!この人が?」とどんでん返しや伏線があり面白い。

    0
    2026年04月04日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    岡崎琢磨さん、川瀬七緒さん、そしてカモシダせぶんさんのが面白かった!
    みんなそれぞれ趣向が違ってるけど、好き。

    0
    2026年03月27日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    8作目、一番好きなシリーズなのに7作目を読んでから6年ほど経っているのでこれまでの経緯や人間関係をほとんど忘れてしまった。読み返すしかないか。

    0
    2026年03月26日
  • 18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    すごい興味深かった!面白い
    シリーズものだったから心配だったけど問題なし
    虫が苦手ので画像検索はできないけど、ワクワクしながら読んだ
    残りのシリーズも全部読みたくなった

    0
    2026年03月21日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    面白かったです。最後の解説でこのシリーズが4作目ということを知って、前作も読んでみたいと思いました。
    タイトルと内容が全く結び付かずいい意味で騙されました。バラバラ死体の描写はこれまたいい意味で著者の変人具合が垣間見えますね。読み終わって感動という感情が湧かなかったので少し物足りなさも感じました。

    0
    2026年03月16日