川瀬七緒のレビュー一覧
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川瀬七緒『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』講談社文庫。
シリーズ4弾。なかなか面白いシリーズで、毎回楽しませてもらっている。本作もよくぞ法医昆虫学とミステリーとをシンクロさせ、面白い作品に仕立てたものだと感心する。
法医昆虫学捜査官の赤堀が主人公というだけに、ハエや蛆虫が登場するのは必須で、どうしてもグロい描写が描かれることになる。今回の事件は男性のバラバラ死体が発端。
東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、空気の読めない法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定されるが…
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屍体につく虫たちの情報から犯罪操作をしていくシリーズ。
今作もいろんな虫たちが登場して気になりますが、怖くて画像検索ができません。屍体の損壊の様もヒドくて、映像化されていたらまず見られなそうな冒頭です。小説でよかった。
屍体の腐敗進行にしたがって虫たちの様相が秩序だって変化していきます。素人には目を背けたくなりそうなグロ光景でも、虫科学者の視点では再現性の高い証拠の宝庫になっているところがこのシリーズの見所です。
今作ではキノコや菌に関する蘊蓄のアレコレも見逃せません。
後半からラストにかけてはドタバタっと話が展開していきますが、名前を聞いたこともない虫たちの性質やエピソードの一つ一つがな -
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7つの大罪、
傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
7人の作家さんが大罪をテーマにそれぞれの思うがままに書いていて短編
濃厚で、短編なのでいいとこどりな、結末が面白い。
傲慢とは、自分を過大評価し他人を見下す態度や心のあり方を指す言葉
どの人も、あの人もこの人もプライドが高い
傲慢を、最大限に表したないようだった 笑
怠惰とはすべきことを怠ける様子を表す言葉
怠ける場所がどこをさすのか、
人によって怠けて見えることもある。
でも、その人にとっては、成すべきことのために怠けている場合もある?
そんな意味で書いているのかな?
なんて優しい気持ちになれる内容
私はこれが1番好き。
人に心配さ -
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感想
出てくる登場人物が全部クズってすごい構成だな。
結局、家族内でぐるぐるしてただけ!?
そして、中学生怖っ!最後の結末まで見たかったなぁ。
あらすじ
真佐美は主婦で中学生の子供がいる。ネットで整形ユーチューバーのゆかぴを叩くことをはけ口にしており、ある日開示請求を受けて、弁護士から訴えられる。真佐美は過去にも同様のことで訴えられて、差し押さえを受け、夫に軽蔑され、このことが原因で娘は不登校になってしまった。娘のひなみの担任の水口がきて、見つけた現金入りの封筒を盗んでしまう。
水口は中学校の教師だ。一見、毎週不登校のひなみを訪問する熱心な教師に見えるが実はひなみを盗撮しており、それ -
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うおーおもしろい!
出てくる人間全員悪人!それも、極悪人ではなくて、小悪党。
登場人物は、ネットで誹謗中傷して開示請求された主婦、教え子の中学生を盗撮する教師、教師を脅して金を巻き上げる中学生、誹謗中傷する人間を開示請求して稼ぐ配信者、隣人宅から窃盗する後期高齢者だ。
全員厄介な人間だし、やってることはかなりどうしょうもない。
でも、加害者になったかと思えば被害者になったり…意外な繋がりがあったり…と、展開がスリリングでゾクゾクしました。
バタフライエフェクトのように様々な出来事が少しずつ影響を与えて思いもよらない方向に転がっていく面白さ…!
これ、ドラマにしてもすごく面白そう。 -
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「法医昆虫学捜査官」シリーズの3作目です。
今回も赤堀先生が虫の痕跡から犯人をたどる大胆不敵な捜査と、岩楯刑事の地道すぎる執念の捜査が繰り広げられます。
相変わらず2人は良いペアですが、今回は1作目に登場したワニさん(鰐川刑事)も登場します。
また赤堀先生が普通の人は食べなさそうなものをワニさんに勧めておりましたが、刑事としての度胸も付くので悪いことばかりではないと思います。
ただ、わたしは勧められたら全力で拒否しますが(((( ;゚Д゚)))ガクブル
あと、タバコを吸いたくなったら乾燥させたクロクサアリの匂いを嗅ぐと、吸いたい症状が緩和されるそうです。
岩楯刑事は吸いたくなるたびに赤 -
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読み終わった後のザワザワした余韻が引かない。
本書に登場する主要人物は5人。整形を勧めるライバー、彼女をネットで叩く母親、引きこもりの娘、事なかれ主義なのか熱血なのか揺れる担任、そしてコインランドリーの頑固親父。
誰一人として「自分が悪だ」と思っていないところが最高にリアルで恐ろしい。それぞれが自分の正義を信じ込み、それを盾にして他人を侵食し、食い合っていく。まさに「正義の反対は、また別の正義」を体現したようなストーリーだった。
ラストの「続きはご想像に」という余白の残し方も絶妙。ここで終わるからこその恐怖もあるけれど、この歪んだ人間関係の行く末をもっと見たいと思った。 -
Posted by ブクログ
自身の正義感を振りかざす5人、最低最悪の美徳(ビューティフルワースト)と気づかないクズたちの物語
■あらすじ
インフルエンサーへの誹謗中傷を繰り返し、ついには慰謝料請求をされてしまった主婦の真佐美。大金の工面に追い詰められた彼女は、家庭訪問に来た娘ひなみの担任教師水口の荷物から、現金百万円を盗み出してしまう。しかしそのお金は、ひなみが水口に用意させたもので…
■きっと読みたくなるレビュー
世知辛い現代社会に生きる5人のクズ。残り少なくなっているHPをかけ、それぞれの正義を振りかざして斬り合うという悲しすぎる物語です。
自身の価値観だけが正義と信じて止まない人たちっていますよねー。今日もヤ