川瀬七緒のレビュー一覧
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読み終わった後のザワザワした余韻が引かない。
本書に登場する主要人物は5人。整形を勧めるライバー、彼女をネットで叩く母親、引きこもりの娘、事なかれ主義なのか熱血なのか揺れる担任、そしてコインランドリーの頑固親父。
誰一人として「自分が悪だ」と思っていないところが最高にリアルで恐ろしい。それぞれが自分の正義を信じ込み、それを盾にして他人を侵食し、食い合っていく。まさに「正義の反対は、また別の正義」を体現したようなストーリーだった。
ラストの「続きはご想像に」という余白の残し方も絶妙。ここで終わるからこその恐怖もあるけれど、この歪んだ人間関係の行く末をもっと見たいと思った。 -
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自身の正義感を振りかざす5人、最低最悪の美徳(ビューティフルワースト)と気づかないクズたちの物語
■あらすじ
インフルエンサーへの誹謗中傷を繰り返し、ついには慰謝料請求をされてしまった主婦の真佐美。大金の工面に追い詰められた彼女は、家庭訪問に来た娘ひなみの担任教師水口の荷物から、現金百万円を盗み出してしまう。しかしそのお金は、ひなみが水口に用意させたもので…
■きっと読みたくなるレビュー
世知辛い現代社会に生きる5人のクズ。残り少なくなっているHPをかけ、それぞれの正義を振りかざして斬り合うという悲しすぎる物語です。
自身の価値観だけが正義と信じて止まない人たちっていますよねー。今日もヤ -
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シリーズ6作目。赤堀が「捜査分析支援センター」勤務になっている。
相変わらず立ち位置は微妙だが、実際の捜査現場ではこういった視点からの捜査は取り入れられているのか興味深い所である。
同僚の犯罪心理学者の広澤、技術開発部の波多野と今回は個性的メンバーが更に増えていた代わりに大吉が出番なし。
気に入っているキャラなので残念だが、岩楯の相棒にワニさんが再登場なのは嬉しい。
ここに来て赤堀の今までに見られなかった一面が見られる。あと残すところ2作品だがこのタイミングで更に深掘りするのは中々に憎い演出。
事件の方も23年前の未解決事件と酷似した現場で血の跡と指が発見されるという、真相が非常に気にな -
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桐ヶ谷の身体とか筋肉のつき方から体調などを当てるやり方が、医師として鼻につくので気に入らなかった。
第1話 特別養護施設で育てられた12歳の男児が、自分の親を探して欲しいと刑事に依頼し、赤ちゃんで捨てられた時に包まれていたおくるみを渡す。桐ヶ谷は革の内職をしている人間だとあたりをつける。
第2話 15年前に起きた殺人事件。65歳女性窒息死。結婚式の衣装部門のベテランである。犯人は女だと長年思われてきたが、肘の角度から男性だと桐ヶ谷は断言。被害者は緑色が好きで、全身緑色だったので緑のおばさんと呼ばれていた。
第3話 小春が帰ってきたら、干した覚えのない男物のトランクスが干されていた。そして -
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ワーストたちが次々と出てくる。
専業主婦の大越真佐美が、SNSの書き込みで三百万円の慰謝料を請求されたことから始まり、不登校の中学の娘を心配して訪問してくる中学教師・水口。
娘は、ライブ配信にのめり込み、その配信者のゆかぴが、慰謝料を請求しているのが真佐美である。
ゆかぴのマンションの隣りにすむ宮坂夫婦は、真佐美の両親であり、真佐美とは絶縁状態。
そして宮坂とゆかぴは、コインランドリーの件で揉めている。
最後には真佐美と犬猿の妹が出てきて…。
なんなんだ!この人たちは…と呆然となる。
最低な人間たちの言い争いに疲弊してしまう。
だが、けっこうリアルなだけに怖くなる。