【感想・ネタバレ】四日間家族のレビュー

あらすじ

自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。夜更け、車中で練炭に着火しようとした時、森の奥から赤ん坊の泣き声が。「最後の人助け」として一時的に赤ん坊を保護した四人。しかし赤ん坊の母親を名乗る女性がSNSに投稿した動画によって、連れ去り犯の汚名を着せられ、炎上騒動に発展、追われることに――。暴走する正義から逃れ、四人が辿り着く真相とは。

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Posted by ブクログ

年齢、性格もバラバラのどうしようもない四人が赤ん坊を巡って逃走劇を行うストーリー。本当に最初はケンカして罵り合ってギスギスしまくってた四人が後半にはお互い信頼し絆を深めていく描写が熱かった。そして主人公夏美がネットに翻弄されながらもそのネットを駆使し利用しながら逃げていく様がめちゃくちゃ気持ちよかった。最近のSNSは私刑が多いと感じて余計にこのストーリーが味に沁みた。半年ROMったがいいです、やっぱり。

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2025年11月19日

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自殺をするために集まった4人組だったが、三郎によって4人が結託し、追ってからの逃亡を図る。千代子は男を扱うのが上手く、子守りもプロ、長谷部は車の修理と昔ながらの頑固おやじで怖いもの知らず、陸斗に至っては中学生の割に大人びていて頭も良い。夏美は悪知恵の働く美人という、ちぐはぐな4人が1人の赤ちゃんを助けるため、車で不便な生活をし、社会の目から逃げる。三郎をどうするかの話し合いの時に、千代子が念仏を唱え、長谷部は怒り、夏美と陸斗は喧嘩をしていて、三郎は泣いているというカオスな空間に笑えた。非日常を体験し、不思議な縁でつながった4人の絆は深い。きっと何年経っても家族以上に会いたくなるのではないだろうか。インフルエンサー気取りの女や、探ってくるおばさんもウザイ。猪の口に至ってはもっと。夏美は、猪の口から逃げられなければ殺されてしまうかもしれない。刺激のある日々を過ごしたいが、あまり悪目立ちしないように平和に過ごしたいと思った。そんなこと起きる!?という展開ばかりだったが、面白く現実逃避できる本である。

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2025年11月13日

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そんなやつおらんやろ〜
それはちょっとやり過ぎやろ〜

って展開がめっちゃ多いし、苦手なはずなのに、何故かめっちゃ楽しく読めた
おっさんが無敵になったとこ、声出してわろてもた

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

表紙からは想像もできないような
ハラハラドキドキのスリリングな展開で、
続きが気になりあっという間に読めました。

赤ちゃんの生きようとするエネルギーの凄さ、
その凄さは周りの人たちの生き方や考え、行動も
変えてしまいますね。
赤ちゃんの命は、か弱いようで、すごい!

あと、
SNSは、便利だけど怖い‥

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2025年02月02日

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癖があって、お互い軽蔑し合う4人の濃厚な4日間。
集団自殺をするため山に入った4人は、捨てられた赤ちゃんを保護するが、誘拐犯としてネットで炎上。
悪い奴ら、警察官のどちらからも逃亡しながら、勝機はあるのか。
また、この4人に仲間意識が芽生えるのか?
もう一度生きようと思い直すのか?
続きが気になり、ドキドキしながら一気読みだった。

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2024年10月05日

ネタバレ 購入済み

四日間家族

最初は自殺志願者がネットをみて集まり集団自殺の予定だった…が。各々が事情があって死のうと決心したのだが、ある女が赤ちゃんを殺害目的で山に捨てるところに出会して恐怖と闘いながら赤ちゃんを助ける事に一丸となる。すごく展開が複雑で一気に読んだ。四日間とは思えない濃い日々。読み応えがありました

#ドキドキハラハラ #怖い #スカッとする

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2024年07月21日

Posted by ブクログ

ネットで繋がっただけの感じの悪いだけという印象の4人が、事件を目撃し、巻き込まれ、真相を追う内にどんどん変化していく展開に惹きつけられた。
執念の猪ノ口、とんでもないNPO、でも一番恐ろしいのは正義という名を借りた…

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2024年07月07日

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ネタバレ

小説っていいなぁ。

先日読んだ「正欲」とは逆に、展開が強引で、

「そんな奴おらんやろ」

登場人物たちがデタラメなキャラクター設定でも、

面白ければそれでいい!!
楽しければそれでいい!!

そんなことを無条件に感じさせてくれる。

見ず知らずの自殺志願者4人が1台のバンで山奥へ。

そこに鬼の形相をした女がやってきて赤ん坊を置き捨てて去る。

本のタイトルは「四日間家族」

さあ、どうする?

ワクワクしないわけがない。

※aoi-soraさん、、ムク助さん、引き合わせてくれて、ありがとうございました。

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2024年02月23日

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ネットでの集団自殺の呼びかけに応じて集まった4人の自殺志願者たち vs 嬰児売買専門の闇組織 の攻防を描くサスペンスミステリー。
 なお物語は、自殺志願者の1人である坂崎夏美の視点で描かれる。
          ◇
 坂崎夏美は後悔し始めていた。

 夏美は現在、廃車目前のようなハイエースの中にいる。今夜のうちに車内で練炭自殺する予定で、山中に向かっているところだ。

 ハイエースを運転しているのは長谷部という初老の男。集団自殺の発起人で、場を仕切りたいのか、とにかくよく喋る。しかも偉そうだ。
 長谷部の隣には千代子という老婆。年齢に似合わぬ派手な格好で、その言動にはしたたかさが見え隠れしている。
 夏美の隣に座るのは陸斗という少年だが、妙に落ち着いた態度で冷めた目を3人に向けている。

 いずれもひと癖もふた癖もあるようで信用できそうにもない連中だ。中でも特に問題なのは発起人たる長谷部に死ぬ覚悟ができていないように見えることだ。

 夏美がグループから抜けると言い出して長谷部たちと揉めていたところ、前方の少し離れたところに赤いミニバンが止まるのが見えた。
 すぐにミニバンの運転席から降りてきたガラの悪そうな女は、大きなリュックを持って雑木林に入っていき、しばらくすると手ぶらで出てきて車で去って行った。

 不審に思った夏美たちが雑木林に入りリュックを探し出して開けてみると、中にいたのは生後3ヶ月くらいの赤ん坊。女の態度から衰弱死目的での遺棄と見た夏美たちは、自殺を中止して赤ん坊を保護することにした。
 だが、その直後から4人は誘拐犯としてネットに晒されることになった。
    ( 第1章「最悪への扉」) 全5章。

      * * * * *

 ヒューマンドラマのおもしろさと現代社会のリアルな恐ろしさが十二分に味わえる作品でした。

 おもしろかったのは、人生に嫌気が差し自殺する気でいた4人の老若男女が、拾った赤ん坊を守り抜くことで生きる気力を取り戻していく過程。
 しかもこの4人はいずれも、他人のことなど考えない身勝手な人間だったのだけれど、赤ん坊を守るためにやむなく協力して苦難を乗り越えるうちに、思いやりや謙虚さに目覚めていくという、心温まるストーリーになっています。
 やはり川瀬さんはうまいなと思いました。

 戦慄したのはネット社会の闇の部分。
 サバンナを徘徊するハイエナのごとき輩が無数に存在し、獲物になりそうな対象を常に探している。そして生贄が見つかれば我先にと個人情報を暴きたて晒していく。
 恐ろしいのは彼らがゲーム感覚で、そんなエグい行動をとっているところでした。

 けれど、そんな連中を利用して敵を撹乱したり、迷惑系ユーチューバーを抱き込んで敵を葬ろうとしたりする、夏美たちの戦法がとてもおもしろい。

 また、主要人物として登場する4人のキャラも魅力的です。
 リーダーシップのある夏美、若き軍師の陸斗、豪胆な老将の長谷部、しぶとくしたたかな老媼の千代子。なんてバランスの取れたいいチームなのでしょう。

 『フォークロアの鍵』もそうでしたが、絶妙な人員配置こそ川瀬七緒さんの真骨頂なんだと感心しました。

 四日間限りとなった擬似家族。永久解散はあまりに惜しい。図らずもチーム再結成の続編ができないかなあと思っています。

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2023年09月21日

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誘拐犯に仕立て上げられた自殺志願者たちの運命は。ノンストップ犯罪小説!

自殺を決意した夏美は、ネットで繋がった同じ望みを持つ三人と車で山へ向かう。夜更け、車中で練炭に着火しようとした時、森の奥から赤ん坊の泣き声が。「最後の人助け」として一時的に赤ん坊を保護した四人。しかし赤ん坊の母親を名乗る女性がSNSに投稿した動画によって、連れ去り犯の汚名を着せられ、炎上騒動に発展、追われることに――。暴走する正義から逃れ、四人が辿り着く真相とは。





この間読んだ『フォークロアの鍵』が思いのほか面白かったので 評価の高かったこの作品を読んでみることに…

ネットで知り合った自殺願望のある4人が ひょんなことから赤ん坊を助け 誘拐犯として追われることになる逃亡劇なのですが この作品も想像以上に面白かったです。
ネットの「特定班」の恐ろしさや それを逆手に取る展開も描かれており ハラハラしながら読みました。
映画にすると面白そうだなと思った。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

正直、この人の書くおじさん・おばさん口調は苦手なんだが話はどれも面白い。ちゃんとした現代の設定で違和感なし。主人公のメンタルの書き込みは今ひとつだったかも。

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2025年05月04日

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ネタバレ

SNSで知り合い集団自殺をしようとした四人が計画実行のために入った山奥でとんでもない事態に遭遇し、何とか解決しようと奮闘する話。

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2025年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章が読みやすく、また展開にもスピード感があって一気に読むことができた作品。
伏線も最後には全て回収されてスッキリ!!と思ったのだが、三郎が警察官とパパ活女子高生との間に生まれた子で処分を依頼されていたのなら、一時的にでも警察等の手に渡ることで三郎の安全性は保証されてるのか?という点だけ気になりました。(読み落としがあったらすみません)

自殺したい!というのは衝動で、またその衝動も自分だけの閉じた世界で考えているから引き起こされるもの。
ふとしたきっかけや人の言葉、新しい視点に出会うことで生きる方へ切り替えられる。
自殺を考える人向けダイヤルや自殺しようとしてる人を一旦引き留めるって一定の効果はあるかも。


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2025年01月13日

Posted by ブクログ

性別、年代の違う4人が集まったそのただ一つの共通点は自殺を希望しているということ。
それぞれ訳ありな人生を歩いてきて、一緒に死ぬために集まったのに、捨てられた赤ん坊を見つけたことにより、事件に巻き込まれ、一瞬にしてSNSで拡散され犯罪者として追われる立場に。
そこからの逃走劇&自分たちをはめた輩への反撃。
話にスピード感があって、どんどん読み進んでいく感じが良かったです。
てんでバラバラでお互いを胡散臭いと思っていたメンバーが、赤ん坊という守るべき存在を持ち、徐々に一つにまとまって、一つの目標に向かって進んでいくところも気分が良く、ラストも、新たな一歩を踏み出す勇気を得たというところに救いが見えました。
赤ん坊という圧倒的弱者でありながらも、圧倒的な生命力。生きることに真っ直ぐなところもこの4人が方向性を変える大きな要因になっています。
赤ちゃんの力、誰もかなわないかも。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

年代も性別も違う男女4人の自殺志願者たち。今まさに山の中。
場違いな赤いスポーツカーが彼らの目の前に止まる。酷い形相の女が荷物を持って山の奥へ入っていくが、すぐに手ぶらで戻り去っていった。
その荷物の中からは小さな声がする。
4人が確認すると、中からは首もしっかり座っていない赤ちゃんが!
彼らは赤ちゃんを守るために動き出した。


そんなことある?っていうとんでもない設定だけども、読み進めていくうちに手が止まらない。
現代のネット社会において正義を振りかざす無関係な人たちの恐ろしさ、逆手にとった対処の数々。
ドキドキハラハラで、一気読み。
とても共感できるような4人ではないけども、その後の物語も読みたい。

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2024年11月02日

Posted by ブクログ

それぞれに問題を抱えた4人が赤ちゃんを救う事で生きる事に活路を開く
物語スピード感と登場人物の心の動く様が非常に面白かった。
これ四人の家族再結成の続編見てみたいです!

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2024年07月28日

Posted by ブクログ

やばい状況に陥ったら、協力してすり抜けるしかない。それが生きるという方向に向いたのはラッキーだったのか。いい組み合わせの4人だったのか。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

 皆さんのレビューから面白そうだなぁ…と思い、いつか読もうと思っていた作品がこちらです。赤ちゃんの表紙がインパクトありますよね!

 ストーリーはネットを介して集まった集団自殺希望の4人が、遺棄されそうになった赤ちゃんを救うために奮起する内容で、その裏の大きな犯罪組織の存在をも明らかにしていくというもの…。死を覚悟して集まった4人が赤ちゃんを守りたいという共通認識のもと、疑似的な家族のような強い絆も生まれていくその過程は読み応えがありました。

 この4人の出会いはネットだったけれど、犯罪組織を明らかにするために駆使したのもネット…、今ネットってすごい!そして小さな命を蔑ろにするこの犯罪組織の実態を知ったとき、ザワザワぁ~っとしました。息つく間も持たせないほどの早い展開でした。最強で最悪なパーティーである4人、こんな経験をしたのだから乗り越えらない壁はないはず…この4人のこれからが明るいものでありますように!!

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

赤ちゃんを助けたい思いから始まった逃亡劇。
次々と襲いかかる困難な状況。
なかなかのスリリングな展開に、ハラハラしながらページを捲る手が止まらなかった。
長谷部のおっさん、千代子ばあちゃん、夏美姐さん、陸斗。
それぞれ適材適所で持ち味が発揮される中で、お互いの信頼感が増していき、ウルッとする場面も。
わずか四日間だったけど、“最悪で最強のバーディー”は、最高だった。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

このタイトルとこの装丁で
気になっていた「四日間家族」
今ならすぐ読めるコーナーからお借りしました

ネットで知り合った自殺志願者の四人
さて、いよいよ決行かという時に
生後間もない赤ちゃんを拾ってしまう
その儚さ可愛さに社会的には悪人の四人の善人の側面が出てしまう
そこから 赤ちゃんを抱えて誘拐犯として追われ
赤ちゃんが関わる人身売買組織を追い詰めるというエンタメ傾向
ネットで集まった4人がネットに追われるという
フィニッシュまで駆け抜けるような小説でした

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2025年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スピード感もあるし読みやすいし
エンタメとして楽しめた。
脚本のような劇感ある感じ。

ただ、四日間でこの結末は無理だろなー

猪ノロの執着については、確かにヤクザを弄び手玉に取るとあんな感じなのはリアルだと思った。
とにかくしつこいから。

臓器人身売買のアジトまでたどり着くのは、都合よく終わった感じで…イマイチかな。
スッキリしたラストだから満足感はあるけどね。

中年女がそんなすんなり寝返ると思えないしなー
所々うまく行きすぎ感あるなと。



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2024年10月10日

Posted by ブクログ

SL 2024.8.26-2024.8.29
SNSに悪意を持って晒されることのなんたる恐怖。この人たちに「証拠」は必要ないからねー
自殺志願者たちがひょんなことから赤ちゃんを守るべく追手、警察、SNS民から逃げる逃走劇。
どいつもこいつも性格が曲がったような4人だけど、どうしても赤ちゃんを守り通したい気持ちが歪な心を変えていく。
スピード感のある展開で、ラストもいいかんじ。面白かった。

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2024年08月29日

Posted by ブクログ

集団自殺で集まった4人の前に置き去りにされた赤ちゃんが、、、。あれよあれよという間にネット上で赤ちゃんの連れ去り犯に仕立て上げられ、4人は逃亡の末に追い詰められる。

最初の方は、ちょっとご都合的過ぎない?と思う展開の連続で興醒めしかけてたんだけど、そこはやっぱり作者の凄さといいますか、だんだんこっちも乗せられて、しまいにはページを捲る手が止まらなくなってしまった。昨今のSNSを使った炎上商法や人物特定などのやり口を、やられた上で逆にやり返す展開が痛快で面白かった。とは言え、私がその界隈にあまり首を突っ込まないように避けてるからかもしれないが、いくら何でもネット警察的な人間が多すぎだし、多くないと成り立たない設定なのは気になった。最後のまとめ方も良かったけれど、結局、猪ノ口の執拗さの背景が最後までよく分からなかったかな。名前だけで納得させるにはちょっと無理があるような(苦笑)

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

70/100

んーーー、なんかめっちゃ読みやすいけど内容は予想出来てしまうものだった。
登場人物がたった一人の赤ちゃんによって心情の変化、成長、人との関わり方が変わっていく姿がすごく分かりやすかった。

しかし、猪ノロを登場させる理由や、夏花の過去エピソードの薄さ、連携する上での役割分担の比重などが気になってしまい、そこまでたった4日間で絆が深くなる理由や、赤ちゃんに固執する理由があまり感情移入出来ずに終わってしまった感じ…


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2024年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

集団自殺志願者の4人。
自殺予定現場で捨てられた赤ちゃんを偶然保護してしまう。
そこから4人と赤ちゃんひとりが追われる4日間を描いている。
16歳の陸斗、20代の夏美、60歳の長谷部、70代の千代子。
SNSを使って相手を操る2人と、SNSにやり込められた2人。逃走中、互いのバックグランドを理解するにつれ、チームとして機能し始める。
「クソみたいな」(本文より)人生を送ってきた人間にも得意分野はあり、それでギリギリのところをすり抜けたりする。読み始め、全員嫌な人間だと思ったが、ラストでは最高にまとまった家族のようになり、解散が惜しいと思うほどだった。
でもそこで他人に戻ることを選択するのがスッキリして、いい終わり方だと感じた。
そしてSNSには、注意しなければ!

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2024年05月23日

Posted by ブクログ

2024.5.1

最初は好きになれなかった登場人物たちがだんだん好きになっていて、気づいたら応援していた。
割と最初から最後までハラハラドキドキして面白かったー!設定が面白い!

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

集団自殺しようとした四人が、赤ちゃんに翻弄される…。まるでコメディのような設定なので映像化したら面白いかなと思いました。(いろいろ突っ込みどころはありましたが…)

ネットで個人情報が晒され、自宅まで特定されてしまう怖さ…。我々の個人情報は、もはや、あってないようなものなのでしょうか。
怖いのは○○警察のように悪意がなくても相手を追い詰めてしまうところです。
最近はさすがに減っているようですが、悪意と善意は案外紙一重なのかもしれません。

ということで、今回の最優秀主演俳優?賞は、赤ちゃんに決定です。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

こうゆう非現実的な展開を疑似体験できるところが読書の醍醐味だと思う。
吊り橋効果っていうのかな、危険な状況に陥った4人に家族のような絆が生まれてくる展開がほほえましくなった。
赤ん坊の人身売買なんて東南アジアとか南米とか遠い異国の話だと思ってるんだけど、まさか日本にもあるのかな。もしかしたらあるのかもしれないようなリアリティがあってブルっとした。
スリリングでノンストップな展開が面白かったし、死のうとしてた四人だけど、ちゃんと最後は明るい光を感じたし、私的には何かの賞取ってもおかしくない一冊だと思いました。シランケド

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

自殺しようと集まった4人、
当たり前ながら、それぞれにワケあり…
どうなるのか気になり、どんどん読み進める
やはり川瀬さん、ひきつけられます。

でも、怖い…。
ネットの特定班、気持ち悪い。
関係ない人々が、全て敵に思えてしまう…

相手をヤクザと思いこむ感じが疑問だったけれど
夏美の過去を知って、なるほどと思う。
猪ノ口、執念深くて怖い…

ラストはすごい勢いで終わりへと向かう。
みんなが赤ちゃんと出会ったことで
変化して、前を向いたのはとても良かった。
面白かったけど、
読み終えて、疲労感が大きかったです。

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなかスピード感のあるお話。
最初の印象だとこの4人が家族と呼べる関係になるなんて想像も付かないけれど、あっという間に仲良くなってた。
ただ、4人共自殺志願者なんだけど、各々過去に酷い事してきているし(特にサークルクラッシャーとかやる意味不明過ぎる)、赤ちゃん救って、新しい人生で良かった、とか手放しで喜べず。なんかもやもやが残る。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

先が知りたくて一気読み
この著者とは初めての出会いです

自殺願望の共通点の全くない四人
でも
赤ちゃんを要に団結(?)していく

SNSの恐ろしさとか人間のおぞましさがあぶり出されていく

物足りなかったのは、ヒロインの夏美の掘り下げ方
もう少し丁寧に描いてほしかった

それにしてもハラハラドキドキの連続だった

彼らと赤ちゃんの未来に光を!

≪ あかちゃんの 命護ると 逃亡す ≫

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2024年01月07日

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