川瀬七緒のレビュー一覧
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作品のあらすじ読んで、藍はイメージ通り・みちるはあざといドジっ子系だと思ってたのに、全然違ってた(´ε`;)ウーン…黒いオーラが見えるから犯罪者だって分かる設定、もっと深掘りしてほしかったな。
『よく知らない者同士が情報交換しても互いにメリットはない。探偵さんがウソを教えて相手から情報を得たように、向こうも当然事実を言うわけがないから単なる騙し合いにしかならない。それなのに、探偵さんは向こうの言い分はすべて正しいと言う。なぜです? -第三章ピレウス・ヴィラ・キワエナ-』
仕組まれた進展かもしれない、それでも進んでいくかどうか天秤にかける。いつも頭使わず、ただ読んでいるので、疑い深い藍の視点 -
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ネタバレ【2025年108冊目】
全焼したアパートから発見された焼死体。死因は一般的な一酸化炭素中毒かと思いきや、死体には胃がなく、代わりに10cm大の白いボウルが発見される。正体を知って慄く捜査官は同時に、その不可解さに疑問を持つことに。日本初、昆虫学者を捜査官に任命して真相を探し始めるが――。
いいですね、冒頭のショッキングな始まり方!映像化は絶対して欲しくないですけどね!文体も読みやすいのでするする読めちゃいますし、真相も想像つかない感じなのが良かったです。ただ、若者が死ぬのは辛いなぁと思いましたが…。
虫が好きな方なら尚更楽しめるはず!というか実際に役立ちそうな分野なんですけど、どうなん -
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ピッピッピッ!
ピッピッピッ!
ニュース速報!ニュース速報!
一部のブク友さんたちの界隈で爆発的人気を誇ったあのシリーズが戻ってきたぁぁぁー!
それは「法医昆虫学シリーズ」だ!
ムシですよ!ムシ!あのシリーズですよ!
興奮せずにはいられません!
完結したと思っていた「法医昆虫学シリーズ」の新作が出たとは!
興奮せずにはいられません!
(やかましい!一旦落ち着け!)
はい、大きく深呼吸〜
すぅーーーーっ、はぁーーーーっ
落ち着いたところで、まだこのシリーズを知らない人のためにちょこっとだけ説明します
このシリーズは法医昆虫学者の赤堀ちゃんこと赤堀涼子が、死体に集まる虫か -
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ホンモノの詐欺師の女性と詐欺師の卵みたいな女性のコンビ。
著者のあらゆる方向にぶっ飛んだキャラ作りには毎度驚かされるし、楽しませてもらっており、今作も然り。詐欺師として万能な藍と、キワモノでありながらどこか捨て置けないキャラのみちるの掛け合いがとにかく楽しかった。ただ、ラストが、、、帯文句の通り、衝撃的ではあったものの、こんなラストでいいの?って感じ。少し曖昧にして終わるやり方がダメなわけじゃないけど、決して読後感が良い結末ではないし、私個人的には何だかモヤモヤとすっきりしないまま終わっちゃったなという感想を最後の最後で感じてしまった。 -
Posted by ブクログ
200ページくらいから一気に物語が動き出す。
ヒヤヒヤする感覚が背中の後ろに常にあったお陰で、革命の世界にのめり込み切ることができず。
あぁ、私って、心配性で物事を悪く捉えがちなんだなぁー、安心してその世界に没頭できる環境が重要だったりするんだなぁーなんて、めちゃくちゃ安全な本の外の世界にいるのに、そんなことをぼんやり思い浮かべる。
375ページから、喉の奥にツーンとする心の動き。
最後は後味の良い終わり方で良かった。
極限した部分であっても、こんなに夢中になれることがあるって素晴らしい!
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2017年12月刊行 単行本『テーラー伊三郎』を加筆・改題のうえ文庫本された作品。