川瀬七緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『メビウスの守護者』に続く法医昆虫学捜査官シリーズの5番目の作品である。4作目を読んでから、いささか間が開いたが、昆虫(の生態・本能)を利用して、犯罪捜査をする着眼点に惹かれ、再びこのシリーズを読み始めた。本シリーズでは、離れた2地点が舞台となる構成が多い。そこに何か理由があるかは、5作目まで読んだ今も定かではないが、都会から離れた森や海や島といった舞台は様々な昆虫を登場させる上で親和性が高いのかもしれない。
犯罪がもたらす変死体から想像される昆虫といえば、「ウジ」がその筆頭だが、さすがにシリーズも5作目まで続くとなれば、「ウジ」だけでいくつもの物語を生み出すことも困難だし、何より読み手が目 -
Posted by ブクログ
「読めば死ぬ」の出だしに、三津田信三は「聴けば死ぬ」だったっけと思い、時代設定に京極夏彦を想う。しかし始まってみればどちらも違う。
料理の腕前プロ級で、恐怖の感情を知らないフリーライター・八坂と、身長180センチの美人だけど、喋りも立ち居振る舞いもまるで男のカメラマン・篠宮。呪われた本を持ち込んだ依頼人・あやめとの会話が可笑しくて、オカルトな雰囲気にそぐわず笑ってしまう。
すべてにおいて好みの小説だと中盤までは思っていました。本の紙、印刷についての蘊蓄も非常に楽しい。けれど、唐突すぎる人物の登場に違和感。それがなければ私にとって満点だったのに。
八坂と篠宮のコンビはまた見たいので、あの人 -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い/ 賞金稼ぎシリーズ2巻目/ 一花にかなり焦点が当たっていて嬉しい/ 「肌のお手入れはどうしてるの?」「洗っています」/ あらゆる家事をなげうって一気に読んでしまった/ どう考えても第三者の介入のない夫婦の殺し合い相討ち現場、なぜこのようなことになってしまったのか、に説得力を持たせるのは凄い/ 悪魔のような天賦を持つ犯人は本当に恐ろしいと感じる/ 川瀬七緒はほとんどのシリーズで最後の最後まで真相が明かされず、後日談のような蛇足をバッサリ切るのも良い/ あえて言うなら、盗撮魔の存在は都合が良かったかな/ あと、一花が犯人をもう少し凄惨に詰めればカタルシスが大きかったかな/ 気に