川瀬七緒のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ集団自殺志願者の4人。
自殺予定現場で捨てられた赤ちゃんを偶然保護してしまう。
そこから4人と赤ちゃんひとりが追われる4日間を描いている。
16歳の陸斗、20代の夏美、60歳の長谷部、70代の千代子。
SNSを使って相手を操る2人と、SNSにやり込められた2人。逃走中、互いのバックグランドを理解するにつれ、チームとして機能し始める。
「クソみたいな」(本文より)人生を送ってきた人間にも得意分野はあり、それでギリギリのところをすり抜けたりする。読み始め、全員嫌な人間だと思ったが、ラストでは最高にまとまった家族のようになり、解散が惜しいと思うほどだった。
でもそこで他人に戻ることを選択するのがスッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回の目玉は赤堀の深刻な身の上こそが昆虫博士になる動機だった事、この過去も6作目だから小出しに出したという「ネタ」ではなくて、今回の謎解きに関わる構成になっている
岩楯と鰐川刑事コンビはおかしみがあり過ぎるのと、今回は機能していないが「捜査分析支援センター」に変人赤堀(昆虫)・広澤(プロファイリング)・波多野(指紋)という3奇人が架空警視庁を支えるのだ・・・多分
今回は「やけど虫=アオバアリガタハネカクシ」がウジ虫以上大活躍したが、それ以上にお菓子を食べるのが嫌になった作品
ゼリービーンズのフレバーにカストリウムが使われているがビーバーの肛門にある香嚢に溜まる分泌物である(日本のアイスにも使 -
Posted by ブクログ
元刑事の藪下浩平
警察マニアの桐生淳太郎
凄腕ハンターの上園一花
この三人が織り成す痛快ドタバタコメディ第二弾です!
んっ…!?
コメディではないか…w
いや、この三人が揃えばコメディ小説だなw
前作の事件を解決した三人は、日本初の刑事事件専門調査会社「チーム・トラッカー」を正式に立ち上げた
事務所は淳太郎が所有する都心の一等地
もちろん事務所の域を超えた豪華さと設備を兼ね揃えている
そして前作で活躍した淳太郎の愛車シボレーのキャンピングカーは社用車に
相変わらず目を疑うほどの豪華な内装で司令室となっている
そんなすっごーい会社に舞い込んできた初依頼は厄介!
「夫婦相討ち事件」