古川日出男のレビュー一覧

  • 平家物語 特製試し読み版 日本文学全集第9巻

    購入済み

    800年の重み

    今何かと話題の平家物語。
    平家の祖 忠盛の出世から、平家の滅びの象徴として信長にも好まれた敦盛最期など出色のエピソードを抜粋。
    現代語訳でかなり読みやすいですが、詳しい人には逆にルビがうるさいかもですね。
    吉川英治とかとはまた違った魅力のある一冊です。

    #切ない #感動する #深い

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    2022年09月29日
  • おおきな森

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    ネタバレ

    坂口安吾、宮沢賢治、ガブリエル・ガルシア=マルケス、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、フリオ・コルタサル―――文学者たち、彼らの作品、それに満洲、植民地支配、戦争犯罪を巡る重厚な幻想小説。

    4つもの異なった世界が重層的につながり、また円環を成す構成は難解で、しかも物語は最後まで閉じ切ることがないけれど、ひとりの人間の再生を示すラストはあたたかく、また、仄かな希望を感じさせる。

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    2020年10月29日
  • おおきな森

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    面白い。
    矢田津世子の話が出てきて、結構取材している。SF的でもあり、現代詩風でもある。
    具体詩や実験小説の影響を節々に感じる作品。

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    2020年09月13日
  • 平家物語

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    初めて平家物語を読みました。
    長い!!!
    800Pはなかなか読み応えのある内容でした。
    読み終わったことに満足しました。

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    2019年05月03日
  • 平家物語

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    なかなか苦労して読んだ。感じたことを記す。仏教にまつわる話、表現がかなり多い。俊寛が哀れすぎる。配流の島に行ったことがあるだけに、その思いは募る。俊寛のみ許されず、配流の島で亡くなった。源氏挙兵のくだりは興味深い。平家たちの「聞き逃げ」は遊女たちに笑われた。私も笑った。清盛は意外に早いところで亡くなった。平家も源氏に勝つ戦いもある。悲恋もある。間違いなく名作である。

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    2019年03月22日
  • 平家物語

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    生者が、死者が、怨霊が、物怪が、語る平家の没落の物語。明確な作者が存在せず、無数の琵琶法師たちにより形成された本作は、このようなポリフォニックな無数の声により形成された稀代のエンターテイメント作品である。

    本書は古川日出男による平家物語という古典の現代語訳である。その訳文は死者の世界にいる無数の琵琶法師たちとの一種の霊的な結びつきにより示されたのではないか、と思うくらいの完成度を誇る。それは何よりも、この物語が、恋愛、戦争、政治紛争、災害、物の怪への恐怖、家族との情愛など、人間が生きる上での様々な要素を余すことなく盛り込んだ一大エンターテイメントであるということを完膚に伝えることに成功してい

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    2019年01月14日
  • 平家物語

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    900頁近くに亘る語りが、凄すぎる。
    以下、ネタバレ有り。
    ストーリーは知っている方も多いだろうが、古川日出男の紡いだ声が凄い。
    敢えて伏せないので、引用等、ネタバレ嫌な方は気をつけてください。



    最後の最後まで、読ませきる。
    それが仕事だからか。
    そこに生きていた人々の、無数の声と、撥と、琵琶の音が響き渡る。
    幾つか『平家物語』を訳した本や小説を読んできたけれど、筋ではなくまさに物語として秀逸だった。
    泣けます。

    序盤、政治パートとした、清盛の栄華からの驕り、そして後白河院や山門とのバランスを上手く保てなくなってゆく。
    そこに文覚上人、頼朝、そして木曾義仲登場。
    まもなく清盛の壮絶な死

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    2017年12月24日
  • 平家物語

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    ついに読み終わりました。
    読みやすかったし読み応えあった。
    複数の語り部がいる複雑さを見事に表し、琵琶のリズムを巧みに躍らした文章だった。
    悲哀に満ち満ちた、敗者、弱者に寄り添う物語。
    何百年も時を隔てたその物語の登場人物に感情移入出来ることが素晴らしく、時を超えた読書だった。

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    2017年10月15日
  • 平家物語

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    読み終わった達成感がすごい。
    飽き性で、書き下し文で読むの辛い…とか思ってたので、口語訳・しかも琵琶法師の語り口調で書かれていたのは、語調に引っ張られるようにぐいぐい読めて楽しかった。
    それにしても、平家のことよく知らなかったけれど、平清盛ってあんなに破天荒な人だったんだァ…と今更衝撃。

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    2017年07月22日
  • 平家物語

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    完訳というのは素晴らしい。900頁近くある大作だけれど、読みやすく一気に読んだ。
    それにしても、断片的な知識というのは勘違いが多いということをあらためて思い知られた。こうして物語を通読してみると、切れ切れのエピソード同志の因果関係が理解できて、頭の中がすっきりする。

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    2017年04月18日
  • 平家物語

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    声が幾つもの鳴り響いている。『平家物語』は単一の語り部ではなく複数語り部が物語を継ぎ足した、だから声は幾つもある。
    異なるvoiceの集合体だ。だからこれはミックスされた物語としてある、古川さんの作品を読んだ人ならわかるだろうが、古川日出男という作家は幾つもの声を、voiceが鳴る小説を書いてきた。そして、DJのように繋ぎミックスしている。だからこそ、『平家物語』が古川日出男訳で新しく形になることは極めて正しいと読みながら思う。
    幾つもの声が鳴り響いている。諸行無常、あらゆる存在は形をとどめないのだと告げる響き。

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    2017年01月18日
  • ルート350

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    短編集。
    古川日出男をお勧めされて初めて読んだけどすごく面白かった。
    ベルカが流行ってたけど、動物ものは敬遠して読んだこと無かった。
    文体が砕けてる文章って内容によっては最後まで読めないんだけど、
    これはぜんぜん。テンポが良くて、雰囲気もあって。
    クール。ロック。
    核にしてる題もわかりやすいのに面白くて。よかった。

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    2010年01月03日
  • 平家物語 2

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    清盛が亡くなり、平家が都落ちするまでが描かれている。
    1巻は淡々としていて、登場人物の人間関係や時代背景に重きを置いてる感じであったが、2巻目からはいよいよ合戦がメインになってきた。
    都落ちする時の平家たちの、親子や妻との別れ、おそらく死ぬと分かっていながら自分の故郷に向かう時の、故郷に錦を飾るための装束。泣ける。
    後白河法皇が突然失踪したのには呆れるを通り越して笑う。すごいな、さすが長生きするだけあるな笑
    自分だけかよ笑
    巻末で古川さんがおっしゃっているように、これはやり手の後白河法皇の話やん、、

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    2026年04月11日
  • 平家物語

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    アニメ「平家物語」を観た後に購入した。
    歴史としてのこの時代のことは知っていたけれど、ちゃんとは、読んだことはなかったので、ここらで読んでおこうと思い購入。

    厚さもサイズもなかなかだったので、外では容易には読めなかった。

    琵琶法師の語りを現代語で訳すというのが面白くも、読み物を意識すると入りにくい部分もあった。

    とにかく長く感じた。
    各話が演目として語られたわけなので、通しで一つの物語と思って読むとそう感じたのかもしれない。

    一度では解らないので、そのうちまた読もうと思いつつ、積ん読の山に手が延びていない。けれど、その時は、きっと来ると思う。今度は話毎に分けて読んでもいいかもしれない。

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    2026年01月27日
  • ゼロエフ

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    ネタバレ

    ・『はじまりのはる』の第二巻「チェーンソーラプソディー」というのがそうだ。その、6ページから7ページにかけての見開きの台詞(および戯曲でいうところのト書き)を、以下まるまる引く。一人の男子高校生が自転車に乗っていて、携帯電話で友人と会話している。友人というのは、酪農家の跡継ぎである。つまり牛屋だ。そして主人公は、同種の物言いをするならば、茸屋である。

    ・私は6県(=東北地方)だけを見ようとしていた。どうしてか。東北とは、ただの方位である。どこかから見ての東北である。そのどこかからを消したら、東北は新たなる名前というもの、もしかしたら真の名前を獲得するのではないか,顕わすのではないかと期したの

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    2025年06月03日
  • 走る?

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    アンソロジーはいい。
    すごくいい話も、意味不明なのも、色々読めていい。どういう順番で収録するか考える編集さん楽しいだろうなー
    で、一応ランニング好きな私が好きだった話は、1話目の パン、買ってこい と6話目の いびきが月に届くまで 。外の雪が消えたら走ろう。走りたくなっちゃったなー

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    2025年02月15日
  • 平家物語 犬王の巻

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    なるほど平家物語。
    短いセンテンスで綴られて、口に出して読みたくなる。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

    歴史から消された能楽師犬王と、盲目の琵琶法師友魚の物語。普通に楽しんだけど、どうやら映画の評判が良いようなので見てみようかなー

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    2025年01月11日
  • 平家物語 犬王の巻

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    醜くても魅力的、醜いから魅力的。
    犬王と友魚の友情は光だった。
    未だアニメ版は見られてない。
    いつかいつかと先延ばし。

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    2024年11月23日
  • 紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」

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    倫子が若返る菊の花を紫式部に持ってきてくれたっていうエピソード(解釈の仕方はいろいろあるとはいえw)が早々に出てきて、このあたりからのめりこんでいった

    グルーミィさを優先して現代語訳
    記録としての日記
    グルーミィをさらけだす日記
    だって。いいですね。


    有名な“お前が男であったなら…”のくだりは、紫式部日記の後半だったか
    大河でも当然ながらこのシーンありまして感無量です


    漫画でも読む紫式部日記、的なものより
    本書の方が日記を読んでいるという実感が湧きました

    “ミセス自粛なし”にはクスッとした。自分で言う?笑

    筆で書かれている現代語訳部分はもちろん
    ペン(私にはiTouchに見える)

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    2024年06月03日
  • 平家物語 1

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    1000年以上も昔の作品をここまで読みやすくできるのはすごいと思う。字も小さいし、難しい言葉も多いけどそれらを飛ばして読んでいけば大体の内容は理解できるし読みやすかった。感覚としては昔話を聞いてる漢字に近いかも。でも人名とか大納言・左大臣みたいな官職名とかは難しくてよくわからなかったからちょっと解説を入れてくれていたらもっと読みやすかったのかなとも思う。今は読みたい本が溜まっているけど、それらを読み終えたら2も読む予定。

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    2024年03月05日