古川日出男のレビュー一覧

  • 走る?

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    Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

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    2017年08月20日
  • 走る?

    Posted by ブクログ

    「走る」をテーマに14人の作家が競作。
    日々のランニングのモチベーションが上がるような疾走感あふれる作品が収録してあるのかと思いつつ手に取りましたが、そこは実力派の先生方。凡人の思い通りにはいきません。思わず膝を打ち、唸ってしまうような「走る」小説が並び、裏切られました(喜)

    14本どれもが個性的で、未知の作家さんとの出会いも。もちろん、苦手な話もありましたが、それも出会いです。
    お気に入りは「パン、買ってこい」(中田永一)、「桜の並木の満開の下」(遠藤徹)、「誰にだって言いぶんはある」(桜井鈴茂)


    人生の半分は現実ではないと彼は思う。
    なぜならば精神が摂取するものの半分以上が、現実では

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    2017年08月16日
  • ルート350

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    古川日出夫好きだなあと久々に思う。1と7が特に好き。
    お前のことは忘れていないよバッハ、ハナ、マユ、シーエ、めちゃめちゃになった三軒の家庭。
    カノン、ボーイミーツガール、ディズニーランド。
    ストーリーライター、ストーリーダンサー、ストーリーファイター、セリーヌでディオーンだ。
    飲み物はいるかい、バケーション・等号・トラベル。
    物語卵、多重人格、そして僕たちは何人いるんだろう?
    一九九一年、埋め立て地がお台場になる前、ユカさん、マサフミ、予知夢。
    メロウ、狙撃、水葬。
    ルート350、佐渡。

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    2016年06月25日
  • ルート350

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    ハムスター 大バッハ 町内会 中距離 干潮 ザ•マウス ザ•ダック ビバ掃除
    インプレッション【impression】
    印象。感銘。「強い―を与える」「ファースト―」
    write dance fight お猿 ガリー エロ王 2.0 ICU 幽体離脱 ヴィジョナリー
    インド 野宿 離婚休暇 西荻窪 飯田橋 神楽坂通り→早稲田通り 江戸川橋 29 ナカムラ7 飲み物はいるかい インコ帰化 ヒートアイランド バードマン 収拾 スナイパー 水葬
    あん‐きょ【暗×渠】地下に埋設したり、ふたをかけたりした水路。暗溝。→開渠(かいきょ)
    ストラテジー【strategy】ステラテジーとも。戦略。戦法。「イ

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    2012年04月18日
  • ルート350

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    うーん。もしかして、初めて読んだ古川日出男がこの本だったら、次の一冊を手に取ることはなかったかも。これまで読んだ作品と、あまりにもテイストが違いすぎて、そのギャップにまた才能を感じるっていう、なんか、不思議な感覚。それぞれのお話は、ちょっと乙一を思わせるような若々しくて不可思議な代物。で、短編集ということなんだが、本当は数々の長ーいお話の冒頭部分を集めたダイジェスト版(…カタログ、かなあ)なんじゃあないか、と感じた次第。いや、おもしろかったんですけどね。

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    2011年08月06日