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平家は都を落ち果て西へさすらい、京には源氏の白旗が満ちる。しかし木曾義仲もまた義経に追われ、最期を迎える。宇治川先陣、ひよどり越え……盛者必衰の物語はいよいよ佳境を迎える。
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Posted by ブクログ
この3巻目はなかなか良いです。 没落する平氏の貴族達。それぞれの最期が詳細に綴られていて、涙なしでは読めなかった。 鎌倉に移送される途中に中三位重衡卿の見た各地の景色とものの哀れ。敵である源氏でさえもその最期を思い、袖を濡らす。 維盛卿がお供2人を連れて馴染みの僧をたずねて熊野で出家、最期は沖に出て...続きを読む身投げした時の描写。妻たちの哀しみ。 そして一ノ谷の戦い。景時と義経の身内喧嘩。 読みどころが盛りだくさんで、飽きることがない。 鎌倉の頼朝の動きにも目が離せず。 平家物語といえば、戦い、軍記物と思っていたけれどめちゃくちゃ人情ものやったんや。
源範頼・義経兄弟が京の都に入り、源氏が勢いづく。そして一ノ谷の合戦へ。有名な平敦盛の逸話も出てきた。源氏の武士が名を挙げようとして「一番乗り」にこだわるなど、逸話も色々で面白い。そして平家がどんどん衰退していくのが切ない。次の巻はいよいよ壇ノ浦か。
ますます追い詰められる平家。 1巻から読んでいくと、平家の没落っぷりがもうなんとも悲しすぎる。力がある時は持ち上げられ、力がなくなっていくと裏切られ。でもプライドがあって泥臭く立ち回れない。源氏は結構やりたい放題やってるのになあ…と思うのに。敦盛最期のあたりの、平家の人たちがどんどん最期を迎えると...続きを読むころはもう悲しすぎた。 第4巻は有名な扇の的のシーンがあるけど、ここまで平家がやられてるなかで行われたと知ると、ますます切なくなってしまう。この巻は悲しすぎる。
源氏と平家の描写の違いが、平家の哀れさを強調している。平家の公達達の振舞いと比較して、源氏の武者達の粗野さ。しかし、生き残り、時代を変革するのは源氏の方だと痛い程分かる。平家物語は滅びの美学を謳った物語なのだなあ。
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