浅倉久志のレビュー一覧

  • ホーカス・ポーカス

    Posted by ブクログ

    ―――
    長老たちが地球人に目を付けたもうひとつの理由は、彼らが自分と異なった外見を持ち、異なったしゃべりかたをする地球人を恐れ、憎むことだった。彼らは、いわゆる”下等動物”の生活だけでなく、おたがいの生活をも地獄に変えていた。彼らはよそものを見れば下等動物と思うたちだった。だから、長老たちが細菌にこの世の辛酸をなめさせたければ、地球人に物理学と化学を勉強すればもっと効率のいい武器が作れると教えるだけでよいわけだ。長老たちはさっそくその実行にとりかかった。
    ―――
    長老たちは、アイザック・ニュートンの頭の上にリンゴを落とした。
    長老たちは、母親のヤカンが鳴り出す度に、ジェイムズ・ワット少年に聴き

    0
    2015年01月03日
  • サンディエゴの十二時間

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    サンディエゴ、八月。共和党の全国大会が開かれるその地で、大統領の来訪に合わせて、狂信的極右主義者の大富豪が、恐るべき計画を実行しようとしていた。決行の時が刻々と迫る中、米国務省の情報調査部員グレーブズは、想像を絶する計画の全貌を知るが…。二重三重に仕組まれた大規模な殺戮計画を、彼は阻止できるのか?悪魔的な狡猾さを備えた男とグレーブズの白熱の頭脳戦を描く、戦慄のタイムリミット・スリラー。

    0
    2014年09月28日
  • チャンピオンたちの朝食

    Posted by ブクログ

    花粉症のため通勤時にはマスクが欠かせない。うっとおしいことこの上ないが、本書を読みながらついにやけてしまう顔を隠すのには大変便利。
    いつもの人たちがいつものようにわけわからない動きを見せて、今回もまともな感想は書けないけれど、やっぱりまたヴォネガットを読むだろう。

    0
    2014年02月23日
  • バゴンボの嗅ぎタバコ入れ

    Posted by ブクログ

    ヴォネガットにももちろん下積み時代というものがあったんだなあ、と思う。ブラスバンドの先生の話が好き。

    0
    2014年01月02日
  • スラップスティック

    Posted by ブクログ

    ・愛をちょっぴり少なめに、
    ありふれた親切をちょっぴり多めに。

    ・愛してるよ、のことばは、
    人に、本心じゃないことを言わせる仕掛け。

    ・歴史にできるのは、われわれを次の驚きに対して準備させることだけである。



    拡大家族に対する、彼の論文のよう。

    血液型でも、星座でも、くだらないミドルネームでも。
    同じものをもつだけで、親しみがわく。
    孤独じゃなくなる。

    どんなわかりあえないひとでも、なにか共通点を見つけること。

    0
    2013年11月30日
  • プレイヤー・ピアノ

    Posted by ブクログ

    ヴォネガット処女長編。なんだか読み疲れた。途中なんか切なくなった。もう一回は読まないとダメな気がする。2011/412

    0
    2015年07月23日
  • ガラパゴスの箱舟

    Posted by ブクログ

    久々にヴォネガット。ヴォネガット読むのは4作目。ヴォネガットにしたらわかりやすい話だったかな。本当、この人の脳内はどうなってるんだろう。2011/409

    0
    2015年07月23日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

    Posted by ブクログ

    んー…ちょっと読みにくかった!ヴォネガットは私には少々ハイレベルだ…だが懲りずにまだ読むけどね!2011/055

    0
    2015年07月23日
  • タイムクエイク

    Posted by ブクログ

    難しい…。もっとヴォネガット読んでから読まなきゃダメだった…。絶対いつかリベンジする!2011/028

    0
    2015年07月23日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

    Posted by ブクログ

    周りからキ○ガイ扱いされている,富豪のエリオット・ローズウォーターさんがとある街で貧民相手にお金を上げたり相談に乗ったりするお話。
    とにかくエリオットさんの人情熱い描写がお見事。海外文学で人情ものってあまり翻訳されてない気がしますね。
    周囲からの評判を絶大なものとしていくエリオットさんを見ることは自己啓発本さながらな感じがします。
    なかなかの長編ですが,ラストは小気味よく終わります。ライトな作品ではないですが,途中で積むのはもったいない。

    0
    2013年06月16日
  • ホーカス・ポーカス

    Posted by ブクログ

    読み終わるのに何日もかかってしまった
    長かった
    ヒロシマツモトが出てきたあたりからは面白くて一気に読めた
    ヴォネガットお得意の話の寄り道が多過ぎて本に慣れるまで時間がかかる
    そのせいで序盤はちょっと読むのが辛かった
    あと、登場人物が多過ぎて頭悪い僕にはわけわかんなくなることが多かった笑
    翻訳の問題でなく、文化や言語の違いによる問題だと思うんだけど、よく分からない言い回しもいくつか
    それでも、ヴォネガット好きかつ日本人なら読んで欲しい本
    少し日本人贔屓に描かれてる

    ヴォネガットの小説を読むたびにアメリカひでぇな、日本良い国だなと思うんだけど、
    それは日本人が歴史的敗北によって植え付けられた劣等

    0
    2013年01月19日
  • ホーカス・ポーカス

    Posted by ブクログ

    もしかすると人生の辻褄は合うのではないのか。
    そんな考えが入り込んできているようだった。
    『スローターハウス5』に登場した、あらゆる悲惨な出来事に対しただ淡々と「そういうものだ」と呟き続けるビリー・ピルグリムと対になったかのような人物は今作にも存在する。しかしそれは単に脇役としてだ。

    主人公は、出来事に対して、ときおり神の存在を信じてもよいような気がしていて、それは「そういうものだ」の認識との間で揺れ動く。あらゆる悲惨な出来事も、単に「そういうもの」であり、そこにはどこか超越した地点からの意味付け(=神)などなく、すべては無意味。人生に辻褄が合うなんて発想はあり得ない。
    今までこんな風に語ら

    0
    2013年01月18日
  • デッドアイ・ディック

    Posted by ブクログ

    これまで読んできたヴォネガットの小説のなかでは一番スケールは小さい。
    一つの田舎街を舞台にした、奇妙な家族を中心とした物語。

    おかしくて悲しくてどうしようもない人たちばかりだが、きっと人ってこういうもの。
    「一生はまだ終わっていないが、物語は終わったのだ」
    エピローグでしかない人生でも続いていく。

    0
    2012年12月20日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

    Posted by ブクログ

    この手の小説ってあまり読む機会がなくて、ということはあまり好きではなくて、まあ正直言って本書もそんなに面白いとは思わなかった。
    でも中盤の電話での会話の描写とか、終盤に群像が一つになっていく過程とか、小説としては実によくできているとは思う。

    最後の方にあったトラウトの言葉
    「いかにして役立たずの人間を愛するか?」
    これはたぶんこの小説のテーマだろうし、実は僕の人生のテーマでもある。読後感は爽やかで良し。

    0
    2012年11月25日
  • スキャナー・ダークリー

    Posted by ブクログ

     フィリップ・K・ディック、といったらSFと思って本書を取るものなら、拍子抜けするに違いない。まあ、ジャンキーから見た我々の世界は「SF」のようなものだろうし、また逆も然りなのだろうから、ジャンキーを描いたこの作品も「SF」と言えるのかもしれない。

    …以上、屁理屈である(笑)

     なぜだかわからないが、読めば始終やるせない感じを受けることとなる。結末がああだから、というのもあるだろうが、言い知れぬ恐怖があるからだろうか。
     物語としては、若干冗長ではなかったか。

    0
    2012年11月12日
  • スキャナー・ダークリー

    Posted by ブクログ

    中盤にだるいとこはあるけど、ディックの中では比較的筋がわかりやすい。あんまりSFぽくはない。アークター=フレッド=ブルースも、ドナも人格がつかめない。
    限りなく透明に近いブルーもだけど薬中から脱した人は喧嘩したり奪い合ってばっかりだった友人をやたらとかけがえながるのが今一つ腑に落ちない。

    0
    2013年01月01日
  • スラップスティック

    Posted by ブクログ

    初ボネガット。

    さすがアーヴィングのお師匠様。
    奇妙奇天烈、悲喜こもごもな人生譚。

    ニヤリとさせられる場面がしばしば。

    名字、同じ人は拡大家族かーそうかー。

    0
    2014年12月23日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

    Posted by ブクログ

    本書は、60年代に登場したニューウェーブSFを代表するロジャー・ゼラズニイの中・短篇集です。
    スランギーで若々しい文体に目を向けがちですが、全編を通じて詩的な表現がみられ、粗くも繊細な二面性を感じられる文章でした。
    なかでも「聖なる狂気」は、物語自体は時間の逆行をモチーフにした平凡な内容なのですが、その時間が逆行する様を見事なまでに表現しており、その巧みな表現だけで楽しめる一作です。

    その他面白かったのは、「伝道の書に捧げる薔薇」と「この死すべき山」。
    特に前者は、やはり最後がねぇ…この作品に限らず「十二月の鍵」や「このあらしの瞬間」も終盤のどんでん返しが印象に残ってます。

    0
    2012年09月01日
  • ターミナル・マン

    Posted by ブクログ

    マイクルクライトンの1980年代に書かれた医療ミステリー。暴力的なまでのてんかん患者を、コンピューターによっててんかんを制御する手術を行い、患者が暴走してしまうというストーリー。
    本の主題は、ホラーというよりは、精神をコンピューターで制御することの有無という部分に置かれている気がする。話的にはごくごく単純な特に伏線もないため、さくっと読めるのではないかと。
    1980年代のIBMのホストコンピューターの描写などは、見た事無い世代なので(旧型の使われなくなったブツは見た事ありますが)、当時の描写も時代を感じて面白い。
    ただ、今現在にも通じるものがあると思う。
    今なら、もちろんコンピューターを小型化

    0
    2012年07月29日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

    Posted by ブクログ

    相変わらずディックらしい悪夢的な世界だった。
    しかし、自分の読み方が浅かったというかよみこめなかったので☆は作品に対してというより自分の読書態度に対して。
    ぜひ、も一度読み返したい。

    0
    2012年05月11日