伝道の書に捧げる薔薇

伝道の書に捧げる薔薇

火星の荒涼たる大地に刻み込まれた歴史と伝承――はじめて地球人としてその神秘を垣間見た若き詩人と、美しい舞姫との間に芽生えた、悲しくも美しい愛の詩「伝道の書に捧げる薔薇」、金星の大海原に潜む巨大魚竜イッキーとの死闘を詩的に描き、ネビュラ賞を受賞した「その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯」など、アメリカン・ニュー・ウェーブを代表する作家ゼラズニイによる初期の代表作15篇を収録した珠玉の短篇集

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伝道の書に捧げる薔薇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年07月01日

    ディレイニーと並んで60年代アメリカSF界を代表する作家ロジャー・ゼラズニイの初期中短篇集である。全15篇の中には、ひとつのアイデアのみで成立する超短篇も含まれているが、その持ち味を堪能しようと思えば表題作を含む中篇に読み応えのある作品が多い。きびきびした語り口、当意即妙な会話はハードボイルド探偵小...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月01日

    ゼラズニイ珠玉の短編集 薔薇がいい   
    表紙   6点角田 純男
    展開   8点1971年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 821点

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    Posted by ブクログ 2013年06月16日

    バラードの「時の声」とならぶ、個人的SF短篇集オールタイム・ベスト。1976年初版でいまは絶版になってるらしい。残念なことである。時の声は幸いな事に間隔をおいて再販されているようでやはりこの点については創元エライ、ハヤカワイマイチと言わざるを得ないだろう。どれも傑作だが個人的オススメは表題作ではなく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月06日

    情緒と哀愁漂い、そしてかっこいい名作SF短編集。60年代作品ですが古臭さを全く感じさせません。面白いです。イマジネーションが刺激されます。

    【各作品メモ】
    「その顔はあまたの扉、その顔はあまたの灯」
    巨大生物イッキーを釣る話。

    「12月の鍵」
    壮大なテラフォーミングの話。面白い。冷凍睡眠を繰り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月07日

    ロジャー・ゼラズニイの1960年代中盤までに発表した中短編15作を収録した短編集。
    すごく良かった。
    40年以上昔の作品なのに、古臭さを感じさせずなんとも言えないカッコよさと深い余韻に浸れるSF短編集でした。この本が今は絶版であるのは勿体無い。

    アイデアやプロットや登場人物、シチュエーション等は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月04日

    村上春樹の文を読む感覚で読むなら、この本は噛めば噛むほど味の出るメタファーのスルメ。
    デニスルヘインの文を読む感覚で読むなら、この本は圧倒的文章美。カッコ良ければヨシ。
    後者の読み方をすすめる

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    Posted by ブクログ 2021年05月16日

    SF。短編集。
    初めての作家。
    以前からタイトルだけは知っていたが、本当にセンスの良いタイトル。
    作品としては、面白い作品も、よく分からない作品もあり、雰囲気も様々。裏表紙の説明通りバラエティ豊か。
    長めの作品の方が面白かった印象。
    表題作、「十二月の鍵」「この死すべき山」「超緩慢な国王たち」が好き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月02日

    ゼラズニイ再発見!
    長編読んで、いままでピンとこなかったゼラズニイの60年代短編集。

    実はおもしろかったんだな。サイエンスはないけれど、詩的で神話的な題材が多い感じです。というとファンタジーに流れるのは必然なのかもしれません。アンバー・シリーズに挑戦してみるか?
    その前にコンラッド再挑戦かな。

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    Posted by ブクログ 2015年12月06日

    あまりSF文学には馴染みが無かったのでこれがほぼ初挑戦。海外文学も文体が苦手な事が多いのだけど読みやすかった。視点、状況設定、モチーフ等ユニークなものが多い。表題の伝道の書に捧げる薔薇も、SFでありながら古典文学や神話の雰囲気を出しながらロマンチックで切ない話でとても良かった。個人的にとても好きだっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月01日

    本書は、60年代に登場したニューウェーブSFを代表するロジャー・ゼラズニイの中・短篇集です。
    スランギーで若々しい文体に目を向けがちですが、全編を通じて詩的な表現がみられ、粗くも繊細な二面性を感じられる文章でした。
    なかでも「聖なる狂気」は、物語自体は時間の逆行をモチーフにした平凡な内容なのですが、...続きを読む

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