ロジャー ゼラズニイの作品一覧

「ロジャー ゼラズニイ」の「伝道の書に捧げる薔薇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 伝道の書に捧げる薔薇
    値引きあり
    4.4
    1巻627円 (税込)
    火星の荒涼たる大地に刻み込まれた歴史と伝承――はじめて地球人としてその神秘を垣間見た若き詩人と、美しい舞姫との間に芽生えた、悲しくも美しい愛の詩「伝道の書に捧げる薔薇」、金星の大海原に潜む巨大魚竜イッキーとの死闘を詩的に描き、ネビュラ賞を受賞した「その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯」など、アメリカン・ニュー・ウェーブを代表する作家ゼラズニイによる初期の代表作15篇を収録した珠玉の短篇集

ユーザーレビュー

  • 伝道の書に捧げる薔薇

    Posted by ブクログ

    ディレイニーと並んで60年代アメリカSF界を代表する作家ロジャー・ゼラズニイの初期中短篇集である。全15篇の中には、ひとつのアイデアのみで成立する超短篇も含まれているが、その持ち味を堪能しようと思えば表題作を含む中篇に読み応えのある作品が多い。きびきびした語り口、当意即妙な会話はハードボイルド探偵小説を思わせる。格闘技好きらしくアクションを描くのが上手い。当今ではどこかの団体からクレームがつきそうなくらい男も女もやたらスパスパやるので作品の書かれた時代が分かる。しかし、ポケットから取り出して口にくわえればその場の雰囲気や人物の気持がさっと切り替わる絶妙の小道具である。持ち運びに面倒な酒類ではこ

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    2015年07月01日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

    Posted by ブクログ

    ゼラズニイ珠玉の短編集 薔薇がいい   
    表紙   6点角田 純男
    展開   8点1971年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 821点

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    2014年12月01日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

    Posted by ブクログ

    バラードの「時の声」とならぶ、個人的SF短篇集オールタイム・ベスト。1976年初版でいまは絶版になってるらしい。残念なことである。時の声は幸いな事に間隔をおいて再販されているようでやはりこの点については創元エライ、ハヤカワイマイチと言わざるを得ないだろう。どれも傑作だが個人的オススメは表題作ではなく、また、アメリカで出版された時の表題作「その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯」ではなく「このあらしの瞬間」を押しておきたい。引用するのも野暮なのでしないが、あれ以上に格好良い結句を見たことがない。

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    2013年06月16日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

    Posted by ブクログ

    情緒と哀愁漂い、そしてかっこいい名作SF短編集。60年代作品ですが古臭さを全く感じさせません。面白いです。イマジネーションが刺激されます。

    【各作品メモ】
    「その顔はあまたの扉、その顔はあまたの灯」
    巨大生物イッキーを釣る話。

    「12月の鍵」
    壮大なテラフォーミングの話。面白い。冷凍睡眠を繰り返しながら、3千年かけて惑星の変化を待つうちに、原住生物の知性化が進む。彼らの絶滅を放っておくのか、彼らを守る神となるのか。一番お気に入りです。

    「悪魔の車」
    意思を持つ未来の車。なかなかシンプルでスリリングな話。人工知能の哀愁がいい感じ。

    「伝道の書に捧げる薔薇」
    これも面白いね。言語学者かつ

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    2013年05月06日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

    Posted by ブクログ

    ロジャー・ゼラズニイの1960年代中盤までに発表した中短編15作を収録した短編集。
    すごく良かった。
    40年以上昔の作品なのに、古臭さを感じさせずなんとも言えないカッコよさと深い余韻に浸れるSF短編集でした。この本が今は絶版であるのは勿体無い。

    アイデアやプロットや登場人物、シチュエーション等は面白かったり驚かされたりするのに、文章が野暮ったいなあ、回りくどいなあと感じて中身にあまり引き込まれなかったり、その結果友人に勧め難かったりする小説があります。
    この短編集は、そのような小説とは異なり、アイデアやプロットは50年代のSF小説にもありそうな古い設定のものもありますが、兎に角カッコよく、

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    2011年12月07日

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