浅倉久志のレビュー一覧

  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    古典SFだけど、今読んでもかなり面白い。
    技術や文明の描かれ方は現実とは違う方向に進んでいるのに、人間の欲望や弱さはあまり変わっていない感じがする。
    アンドロイドと人間の違いは何なのか。
    知能が高ければ幸せなのか。
    倫理観や共感はどこから生まれるのか。
    そんな問いが、物語の中に自然に組み込まれていて面白かった。
    随分前に現実から分岐した世界線を見ているような、不思議な読後感が残る作品だった。

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    2026年05月31日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    人間になりたいアンドロイド、記憶改ざんで人間だと思い込んでるアンドロイドが自分がそうじゃないと気付いた時の絶望、はたまた自分がアンドロイド以上に冷酷になる瞬間とかアンドロイドごときに同情心が芽生える瞬間にハッとする人間側の気持ち…

    敵対する双方との違いが実はすごく曖昧だという事に戸惑う姿を描く人間らしいSF小説でした!

    人間とアンドロイドだけじゃなくて、世界で起こるあらゆる亀裂や戦争に言えることなんじゃないかなぁ

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    2026年05月18日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    正直、分からない部分が多かった。エンパシーボックスやマーサー教等、最後まで掴みきれず、雰囲気で読んだ。それでも、読後に残る違和感だけはやけに生々しい。
    リックがレイチェルに惹かれ、関係を持つ場面も印象的だった。相手はアンドロイドなのに、見た目や振る舞いに心が動く。その時点で、人間とアンドロイドの境界はもう機能していないように見える。
    AIが身近になった今読むと、この物語は未来の話というより、人間そのものの曖昧さを暴いているように感じた。

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    2026年05月05日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    哲学に近い事を問われる作品だった、人間とアンドロイドの違いは?アンドロイドに生命はないのか?と。
    当初の主人公はアンドロイドは無機物であり処理するのが普通と考えていたが様々なアンドロイドと出会い"それ"が本当に生きていないのか?という疑問と共に仕事を実行する事となるがその時の主人公の心境等かなり読者に委ねられている様に感じます。
    正直かなり難しい作品ではあるので一概にこうでした!と感想を言えない書籍でした。

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    2026年04月30日
  • 高い城の男

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    ネタバレ

    第二次世界大戦において枢軸国側が勝利しアメリカが敗北したIF歴史SF群像劇。ディックの他の著作は好きだがこれはどうにも肌に合わず、読み進めるのに苦労してしまった。世界観設定は魅力的な反面、ストーリー性が乏しい上に群像劇で視点が入れ替わるため、ダイナミズムなストーリー展開を期待すると少しアテが外れてしまう。基本的には内省と不穏のまま視点が切り替わる物語であり、これを受け入れるか否かで作品の評価はガラリと変わるとだろう。

    しかしながら第二次世界大戦の勝者の敗者が逆転している設定は非常に面白く、ドイツはある程度穏健派になるかと思いきや、歯止めの効かなくなったナチは暴走の懸念があり、日本vsドイツの

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    2026年04月24日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    DBHやCyberpunk2077など色々な作品に影響を与えた要素を探すのは面白かったが、作品自体面白かったかと言うと微妙…同テーマが散々念入りに擦られた後で読んだからかも。元祖名乗ってる店のとんかつが抜きん出て美味しいわけではないみたいな。

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    2026年04月23日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    文体のせいか難しくてあまりのめり込めなかった。心理描写が少ないので突飛に感じられる展開が多く、リックってなんでレイチェルに入れ込んでるんだっけ?等、釈然としない部分が多々あった。2周目読んだらもう少し理解できるかも。

    ただ60年前の視点で書かれたとは思えないほど、アンドロイドらしさの表現が的を得ていてすごいなと思った。
    アンドロイドの特異点について
    『自分の言葉が現実に意味していることについて、なんの感情も、なんの思いやりもない。ただ、ばらばらな用語を並べた、空虚で型どおりの知的な定義があるだけだ。』
    と述べられているが、まさに生成AIのことだと思った。本人の意思から出た言葉のように見えるが

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    2026年04月22日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    個人的にはあまり好みではなかった。
    中盤とかはちょこちょこ面白いポイントはあるが。
    60年ほど前に発表されたと考えれば相当に凄いのだけれど、今更読む必要はあまり無いかなと思ってしまった。

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    2026年04月17日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    独特の世界観ではあるが描写も上手く理解はしやすい。しかし哲学的な部分が強くわかるようなわからないような気持ちになった。

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    2026年04月13日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    最近テスラのオプティマスなどのヒューマノイドに興味があるので手にとりました。
    人間とアンドロイドの境界線とは?
    有機物と無機物とハッキリ切り分けができるか?
    正直これから先我々が直面するであろう問題…
    とても考えさせられるテーマでした。
    物語は中盤くらいから誰が人間で誰がアンドロイドか分からなくなるので目が離せない展開で面白いです。

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    2026年04月04日
  • タイタンの妖女

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    この本はあとがきや太田光の解説があってのものと自分は思った。「ワケがわからない」を肯定してくれるのは非常にありがたいと思った。時代背景やラムファードのモデルが確認できて始めて、やっと多少の理解が及ぶようになった。第二次大戦下〜冷戦あたりを踏まえての、ってことみたいだ。

    自分の時間とーーここではあえてそう言うがーー労力を使って読み終えた作品に対して、時間の無駄だったと認めるということは非常に勇気がいるものだ。実際はその感想や体験も含めての読書であることはわかっていながらも、現代を生きる我々にとって時間を割くことは非常にリスクを伴うものである。
    主語が大きいか?

    要するに「なんなんだこれ?理解

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    2026年03月31日
  • あなたの人生の物語

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    同著者の別作品『息吹』がすごく良くて、この本もいたるところで良い評判だったので、『息吹』を読んだ時と同等の面白さや感動を得られるのではと期待していた。期待しすぎてしまっていた。結果、悪くはないが思っていたほどではない。

    表題作『あなたの人生の物語』がいちばん好き。地球外生命体との交流というと、映画公開直前となった別の某作品が思い浮かぶ。その作品では故郷に危機が迫っているエンジニア同士が意気投合するという流れだが、本作品は言語学者である主人公が地球外生命体の用いる言語や文字を学ぶことで異質な思考法を習得する。話の終盤になって、この物語の間に挟まれる主人公の娘にまつわる回想の意味、そしてその回想

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    2026年03月16日
  • あなたの人生の物語

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    まじで難しい。全然文章頭に入ってこんし、何が言いたいんかさっぱりわからん。
    最後の2つと表題作はちょっと読みやすくて面白かった。

    またいつか読み直したいかも

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    2026年03月10日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

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    ネタバレ

    まさに皮肉な終幕。

    強盗強盗強盗(それぞれに強盗がかかってて面白い)
    ジョーンクラブ(騙し騙される男女)
    愛しい死体(まさかの展開で飛び抜けて好み!)
    ジェシカって誰?(ぞわっ)

    が印象的

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    2026年03月04日
  • あなたの人生の物語

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    SFシリーズチャレンジしてみたが、難解だ
    日本語なのに話が入ってこない
    理解するまでには何度も読まなくちゃならないのか
    翻訳だからなのか
    何度読んでもわからないのか
    苦手だなあ

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    2026年02月26日
  • タイタンの妖女

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    未来が見える男による予言とそれに巻き込まれる主人公たち、最後に明かされる答えまでの道筋がきちんと整えられていて、最後まで読み終えたときに点と点が繋がるような感覚があって心地よかったです。個人的にラムファード氏のおもしろおじさんな感じが好きです。

    ただ古典SFあるあるなのか(もしくは私が小説初心者だからなのか?)、少し設定描写に走りすぎたり時間軸が飛びとびでわかりにくかったりで、読み切るまで少し根気が要るように感じました(不思議の国のアリス風の門ってなんだ…?)。あんまり細かいところを気にせず読むのがいいのかなーと思います。

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    2026年02月26日
  • ジェイルバード

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    どんな状況に置かれようともユーモアがある限り大丈夫。絶望していても仕方ない。ユーモアを忘れずにろくでもない世の中をわたっていこうと自ら手本を示してくれたヴォネガット。だから時々読みたくなるんだよなあ。

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    2026年02月22日
  • あなたの人生の物語

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    星3.5
    日本人には馴染みずらいメッセージが多いと感じた。

    映画化された「あなたの人生の物語」(映画の題名は「メッセージ」)を含む短編集。

    ・もし神罰が実際に存在する世界だったら?
    ・もし人間の美醜を見分けられなくなる装置が発明されたら?
    等、この世界においてひとつだけ「もしも」の設定を組み込み、それ以外はその設定に基づいて徹底的にリアルに描写されていた。

    私が三体やプロジェクトヘイルメアリー、火星の人、星を継ぐもの等、エンタメの側面が強いSFしか読んでこなかったからか、
    哲学的なメッセージを含む今作は非常に難解だった。
    考えさせられるのはわかるが、どうにも言語化できない。

    ワクワクす

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    2026年02月15日
  • 高い城の男

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    ネタバレ

    独日がWW2に勝った世界線という事、アマプラのドラマ版のPVでちらっと見た事があるくらいなので、読んだ感想としては思ったより地味
    易経に何度もメインキャラクター達が頼っているが、日本人が易経をやるというイメージはどこから来たのだろうか笑
    易経の難しい漢字とか読み方にはルビが欲しい、、笑
    章の中で登場人物が行ったり来たりするので少しだけ分かりにくい
    田上とチルダンが個人的にはお気に入り
    たんぽぽ計画は結局どうなるんだろう?
    結構大事な所なのに、曖昧にされちゃってそこは残念でした

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    2026年01月26日
  • あなたの人生の物語

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     めっちゃくちゃ期待して読み始めたけど、正直思ったより楽しめなかった。結構SF慣れしているつもりだったけど、少し自分には難しかったかも。あまり乗れなかった。

     読みながら、レムの『完全な真空』にも似た読み味だなと感じた。何か面白いことに取り組んでいるエッセンスは感じるが、ドラマは薄味。
     語り方、或いはSFらしく世界の設定や仕組みそれ自体が主役で、物語は、キャラクターの遍歴・帰結を描くことを通じて、主役を載せる皿としての機能が強い。
     一見ファンタジーらしい題材ではあるものの、科学的な思考様式を採用することでSFに昇華している作品も幾つかあって、その幅広さは面白かった。
     語り方と題材、物語

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    2026年01月22日