浅倉久志のレビュー一覧
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作品を発表年順に読むディック祭り再開。高校の頃ディックは薬でラリっている作家だと誤解させた元凶がこの作品で、二の足を踏んでたのだけど、ひとりディック祭りでは避けて通れない。覚悟して読んでみると・・・すごい!いや確かに薬による幻覚症状を描いてはいるけれどそれだけではない。それだけではないけれど、何がどうすごいのかということを言葉にするのは難しい。まだ興奮していてこの作品から自分が何を得たのか?今後どう変わるのか?なんて考えが全くまとまらない。ハアハア
徴用制度によって強制的に火星や辺境の惑星開拓のために移住させられた人々は、日々の生活の苦しさを紛らすためにパーキー・パッドという人形セットに薬を -
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有名過ぎて食わず嫌いしてたけど面白かった。
単純にサスペンス的な面白さとハラハラ感もありながら、作者の思想をめちゃくちゃ押し付けて来るので好き……………。利己的で効率的な人間と、芸術や愛を感じながら動くロボット、真に愛するべき存在とは??
AIを愛してしまうのも真実の愛かもしれない、アンドロイドが恋心を抱く事だってあるかもしれない…
そんな悩みは今や他人事ではないのかもしれないですね、、。
最後は、たまごっちや夢ネコ(平成玩具)を本気で可愛がっていた自分も思い出したりしながら読んでいました……壮大だけど案外素朴な、優しさと生命についてしみじみ出来る本でした。
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ずっと気になっていた作品。
60年代の古い小説で、日本語訳もかなり前のものなので読みにくいのではと警戒していたが、意外なほどスラスラ読めた。
淡々とした文体でテンポがよく、古さを感じる場面は少ない。聞きなれない単語(「月賦」など)もあるが、数えるほどしかない。
一方で内容はかなり哲学的で、人間性や共感の本質について考えさせられる。
「マーサー」は実体なのか幻なのか、その曖昧さが世界の不安定さを際立たせていて興味深い。
読者に解釈を委ねる姿勢も本作の魅力だと思う。
テーマは難解に感じる部分もあるが、文章やストーリー自体はそれほど難しくない。
読後にAIに色々質問して理解を深めるのも楽しい。
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ネタバレ久しぶりに読むヴォネガット。
だんだんどういう話か分かってきて、後半になるにつれおもしろくなっていく。
ざっくりいうと、「アメリカの超金持ちが、金関係なく他者を愛そうと試みる話」。コメディだけど、すごく悲しみも感じる物語だ。
主人公のエリオット・ローズウォーターは、ローズウォーター一族の資産を管理する財団の代表に就任し、とても使いきれないほどの大金を手にする。彼が何もしなくても金は増えていく。
戦争を経験したエリオットは、ある出来事をきっかけに「キじるし」になってしまったといわれている。敵兵たちが潜んでいる工場を見つけ、先頭を切って手榴弾を投げ込み、煙の中で数人を仕留めた。しかしそれは、 -
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ネタバレ感想、書こう書こうと思って書かずにいたら忘れてしまった。かわりに、Filmarksに書いたブレードランナー(ファイナル・カット)のレビューをコピペする。
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ブレードランナー劇場版→原作→ブレードランナーファイナル・カット
の順番で観た、読んだ。
映画と原作が違うということは知っていたけど、こんなに違うとは。
原作はつまるところ「人間とはなんぞや?」という話だった。こういう深いテーマがきちんとできてるのは良いSF。(何様)
で、映画の方はそのテーマがちゃんと描けているか?…と言われれば、そこまででもないな、という感じ。
ハードボイルド感と、終始暗ーい雰囲気は原作通り -
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多分5回目、さすがに面白すぎる。
SFあるあるなのかもだけど、初読の際は専門用語多すぎて読み進めるのに時間かかったけど、今では単語も全部スムーズに頭に入るから、ストーリーとテーマを追える感覚がある。
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』
『一九八四年』
は一生好きって言い続けるSFな気がする。
ただ、入りはアニメ『PSYCHO-PASS』で、ガチのミーハー笑
何がこんなに好きなんだろうか?
訳者あとがきにて
「つまり、ディックは、感情移入を人間の最も大切な能力と考えているのです。」P323
とあるように、親切とかをやや重んじて生きてきたから、それがテーマの小説が気になるのかなと今は考え -
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ネタバレ「地獄とは神の不在なり」が意外と印象に残った。神は祝福だけじゃなくて災害ももたらす。神は公平じゃない。私は神もあの世も信じていないけど、ラッキーとか不幸とかは日常で起こるわけで。すべては偶然だから、起こることは平等じゃなくて。だから関係あると思った。
結局は、ささやかな日常を楽しむことが大事なんだと思った。コントロールできる範囲でしかどうにもならないから。この話の最後のように、自殺のようなことをして一か八かするのはよくない。ただ、愛する人が亡くなるって経験はしたことがないから、どれほどショックなものなのかは想像ができないから、そんなふうになってしまうのも仕方がないのかもしれないけど。 -
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本物」という執着を捨てて見つけた、人間としての「勝ち」
核戦争後の荒廃した世界で、哀愁ただよう主人公リック・デッカードは、逃亡したアンドロイドを「処理」する賞金稼ぎとして、常に「本物」と「偽物」の境界線に執着していた。本物の動物を飼うことがステータスとされる社会で、偽物の「電気羊」しか持てない自分に劣等感を抱き、懸命にアンドロイドを排除することで自らの人間性を証明しようとする。
物語の核心は、人間とアンドロイドを分かつ「共感能力」にある。人間は共感があるから人間であり、それを持たないアンドロイドは機械として処分される。しかし、リックは任務を通じて、死を恐れ、仲間を想い、必死に生きようとする