浅倉久志のレビュー一覧

  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    勝手に読みづらいイメージをもっていたが、意外に読みやすかった
    現実と虚構の表現のバランスがうまく、主人公と敵対する相手のどっちがアンドロイドなのか、という所では普通に騙された笑

    作者の脳内どうなってんの?という世界観や設定も凄まじい
    特に宗教の教祖をVR体験するとかいう発想がエグい
    また、バーチャルで追体験したことが肉体に影響与えるとかもいい意味で尖り過ぎてる

    読んだあと映画も見たが、あれは原作を読んだ上で楽しむもんだと思った

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    2026年07月13日
  • ユービック

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    この小説の根本となるSF要素が二つある。
    まずは人間は死後、冷凍保存の安息所に預けられて「半生者」になり、遺族と脳波と交流できるようになっている。半生者の脳波が消えた時が完全な死になる。
    もう一つは、超能力者たち(未来予測者、心を読む)が公に存在していること。企業が超能力者を雇ってライバル会社との競争に使ったりする。そしてそんな超能力に反作用を及ぼす反能力者である「不活性者」もいる。

    ジョー・チップは、超能力者たちから企業や人々を守る(個人情報を守るとか、ライバル企業の超能力を無力化するとか)会社の技師だ。ある時社長のグレン・ランシターは、月を舞台にした大きな仕事の依頼を受けて、11人の不活

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    2026年07月12日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    人間らしさとアンドロイドらしさは連続的で流動的なものである、ということだと解釈
    人間然とするためには、親切にして生きよう

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    2026年07月09日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    SFの世界観がすごく良い。淡々としたユーモアとSFみのある固有名詞も好き。その上でサスペンスを感じるストーリー展開も面白い。すげー

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    2026年07月09日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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    作品を発表年順に読むディック祭り再開。高校の頃ディックは薬でラリっている作家だと誤解させた元凶がこの作品で、二の足を踏んでたのだけど、ひとりディック祭りでは避けて通れない。覚悟して読んでみると・・・すごい!いや確かに薬による幻覚症状を描いてはいるけれどそれだけではない。それだけではないけれど、何がどうすごいのかということを言葉にするのは難しい。まだ興奮していてこの作品から自分が何を得たのか?今後どう変わるのか?なんて考えが全くまとまらない。ハアハア

    徴用制度によって強制的に火星や辺境の惑星開拓のために移住させられた人々は、日々の生活の苦しさを紛らすためにパーキー・パッドという人形セットに薬を

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    2026年06月23日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    有名過ぎて食わず嫌いしてたけど面白かった。
    単純にサスペンス的な面白さとハラハラ感もありながら、作者の思想をめちゃくちゃ押し付けて来るので好き……………。利己的で効率的な人間と、芸術や愛を感じながら動くロボット、真に愛するべき存在とは??
    AIを愛してしまうのも真実の愛かもしれない、アンドロイドが恋心を抱く事だってあるかもしれない…

    そんな悩みは今や他人事ではないのかもしれないですね、、。
    最後は、たまごっちや夢ネコ(平成玩具)を本気で可愛がっていた自分も思い出したりしながら読んでいました……壮大だけど案外素朴な、優しさと生命についてしみじみ出来る本でした。

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    2026年06月10日
  • あなたの人生の物語

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    テッド・チャンは素晴らしいSF作家、人間の内面に長く目を向けてきたのだろうなと思う。
    登場人物のほとんどがこの世界で生み出されたとは思えないほど、正しく小説の世界に生きている。
    設定を死なせてしまうような登場人物の動かし方をしない。

    ちょっと『息吹』と比べると若干読みにくい印象だった。日本語に翻訳するのが困難だったのかな?それでもこの大仕事をやり遂げた翻訳者の皆様に敬意を表します。

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    2026年05月26日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ずっと気になっていた作品。
    60年代の古い小説で、日本語訳もかなり前のものなので読みにくいのではと警戒していたが、意外なほどスラスラ読めた。
    淡々とした文体でテンポがよく、古さを感じる場面は少ない。聞きなれない単語(「月賦」など)もあるが、数えるほどしかない。

    一方で内容はかなり哲学的で、人間性や共感の本質について考えさせられる。
    「マーサー」は実体なのか幻なのか、その曖昧さが世界の不安定さを際立たせていて興味深い。
    読者に解釈を委ねる姿勢も本作の魅力だと思う。

    テーマは難解に感じる部分もあるが、文章やストーリー自体はそれほど難しくない。
    読後にAIに色々質問して理解を深めるのも楽しい。

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    2026年05月24日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ずーっと前に読んで忘れていたけれど、ふと本棚から引っ張り出して読んでみました。
    面白かったし、ユービックほど複雑ではなかった。でも、これが映画になってヒットしたのが不思議。今度機会があったら映画(ターミネーター)をみてみよう。

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    2026年05月14日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    美しい。
    未知の生物とのアプローチの面白さもさることながら娘との描写が生々しく愛おしさが強く伝わってくる。著者にも子供がいるんだと思うけどいなかったら驚く。
    色々な意味で人生を肯定してくれる気がする。

    あと「いま、会いにゆきます」はこの本真似したんだろうな、ちょうど発刊年が近いし。

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    2026年05月10日
  • あなたの人生の物語

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    「息吹」よりは読みやすい作品が多い印象。
    表題作が映画にもなったし有名だと思うが、映画を見ていないので、映画を見た人と話すと「なんの話?」状態になる。映画も見てみたい。

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    2026年05月02日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

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    ネタバレ

    久しぶりに読むヴォネガット。
    だんだんどういう話か分かってきて、後半になるにつれおもしろくなっていく。

    ざっくりいうと、「アメリカの超金持ちが、金関係なく他者を愛そうと試みる話」。コメディだけど、すごく悲しみも感じる物語だ。


    主人公のエリオット・ローズウォーターは、ローズウォーター一族の資産を管理する財団の代表に就任し、とても使いきれないほどの大金を手にする。彼が何もしなくても金は増えていく。
    戦争を経験したエリオットは、ある出来事をきっかけに「キじるし」になってしまったといわれている。敵兵たちが潜んでいる工場を見つけ、先頭を切って手榴弾を投げ込み、煙の中で数人を仕留めた。しかしそれは、

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    2026年05月02日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    感想、書こう書こうと思って書かずにいたら忘れてしまった。かわりに、Filmarksに書いたブレードランナー(ファイナル・カット)のレビューをコピペする。

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    ブレードランナー劇場版→原作→ブレードランナーファイナル・カット
    の順番で観た、読んだ。

    映画と原作が違うということは知っていたけど、こんなに違うとは。

    原作はつまるところ「人間とはなんぞや?」という話だった。こういう深いテーマがきちんとできてるのは良いSF。(何様)

    で、映画の方はそのテーマがちゃんと描けているか?…と言われれば、そこまででもないな、という感じ。
    ハードボイルド感と、終始暗ーい雰囲気は原作通り

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    2026年04月21日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    人気のあるSFってその界隈の人に人気が高くても一般人には無理でしたってことがあるが、これは本当に面白くて夢中で読んだ。テーマを持ちながらも、それを魅力あるストーリーのなかで上手く表現されていた。人間とはというテーマも素晴らしかった。

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    2026年04月15日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    多分5回目、さすがに面白すぎる。
    SFあるあるなのかもだけど、初読の際は専門用語多すぎて読み進めるのに時間かかったけど、今では単語も全部スムーズに頭に入るから、ストーリーとテーマを追える感覚がある。


    『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』
    『一九八四年』
    は一生好きって言い続けるSFな気がする。
    ただ、入りはアニメ『PSYCHO-PASS』で、ガチのミーハー笑


    何がこんなに好きなんだろうか?
    訳者あとがきにて
    「つまり、ディックは、感情移入を人間の最も大切な能力と考えているのです。」P323
    とあるように、親切とかをやや重んじて生きてきたから、それがテーマの小説が気になるのかなと今は考え

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    2026年04月12日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    むっっっず!
    けど
    仕事終わった後のヒキガエルの一連の流れはめちゃめちゃ分かるw疲れてるとなぁ見間違うし、人目を気にせずはしゃぎたくなるわなぁ…分かるよ…

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    2026年04月11日
  • タイタンの妖女

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    めっちゃおもしろかったです
    今までで一番おもしろかった小説かもしれないです
    なんか展開とかむちゃくちゃでも面白ければ許されるのかもって思いました。
    全部無駄な気もするし、一個も無駄な部分がない気もするそんな小説でした

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    2026年04月01日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

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    ネタバレ

    原書は1965年(昭和40年)出版された。
    本訳書は1977年(昭和52年)に出版された。
    最初は「なんの話」?と思って読んでいたが、「未来の話」であり、2026年(令和8年)から見ると「現在の話」が書かれていると感じた。将来読めばまた違う感想になるのだろうか?
    「我々はなぜ仕事がつまらないのか」また「AIの発達で我々の仕事はどうなるのか」といった、現代人の課題に関係した小説である。読んでて「え?この問題に関する話なの?!」と驚愕した。まさに日々考えていたことなので。

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    2026年03月31日
  • タイタンの妖女

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    海外作品特有の読みづらさは確かにある。
    まさに作中の登場人物たちの摩訶不思議な体験と同じ感覚を味わっているような、荒唐無稽でそっけない文体、物語。最後の50ページまでそう感じていました。
    ですが、その50ページでこの作品、そして作者の優しさに触れられた気がします。終わりよければすべて良し。小説なんてそんなもの。人の一生もたぶんそうなのでしょう。
    わけがわからないと感じながらもさじを投げず、最後まで読み切った人ほど、この物語の魅力に気づくことができる気がします。たくさんの人に読んでほしい作品だと思いました。

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    2026年03月30日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    「地獄とは神の不在なり」が意外と印象に残った。神は祝福だけじゃなくて災害ももたらす。神は公平じゃない。私は神もあの世も信じていないけど、ラッキーとか不幸とかは日常で起こるわけで。すべては偶然だから、起こることは平等じゃなくて。だから関係あると思った。
    結局は、ささやかな日常を楽しむことが大事なんだと思った。コントロールできる範囲でしかどうにもならないから。この話の最後のように、自殺のようなことをして一か八かするのはよくない。ただ、愛する人が亡くなるって経験はしたことがないから、どれほどショックなものなのかは想像ができないから、そんなふうになってしまうのも仕方がないのかもしれないけど。

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    2026年03月28日