浅倉久志のレビュー一覧

  • チャンピオンたちの朝食

    Posted by ブクログ

    ヴォネガットの世界観は「タイタンの妖女」でほぼ全て示され、それを補完拡充することがその後の作品。で、その作業の行き着く果て及び結局それを止めた作品。作品というには丸裸すぎるほど生々しい哀しみ。

    0
    2009年10月04日
  • ユービック

    Posted by ブクログ

    さすが、PKD総選挙第一位の作品。これはおもしろかった。
    生きているのは誰なのか。
    モノが古い時代のものへ退行していく理由は。
    そして「ユービック」となんなのか、間違いなくフィリップKディック一番面白い作品ではと思う。

    0
    2026年04月10日
  • ユービック

    Posted by ブクログ

    「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」しか読んだことがなかったフィリップ・K・ディック。
    個人的にはユービックの方が好みでした。面白かった!

    異能力バトルものなのか……?と思いきやどんどん話の展開が変わっていき、なんならどんどん不穏になっていき、はまってほしくないパズルのピースがはまっていくような体験。
    所々に差し込まれる「ユービック」の広告宣伝文がまたいい具合に不気味で、いったいどういうことなんだ、で最後まで読み切れる作品でした。

    強いて言うならもっとハッピーな結末だと嬉しかったけど、この先を想像させる終わり方で素敵でした。

    0
    2026年03月29日
  • プレイヤー・ピアノ

    Posted by ブクログ

    ヴォネガット、久々に読んだけど、これが長編一作目なんですね。
    たしかに若い情熱と葛藤を感じるし、中盤まで行ってもどこに連れてかれるのかというスリリングさがあった。

    機械化が及ぼす問題は、現在ではAIに引き継がれていて、実際に多くの仕事が奪われている。

    だから面白く読めるけど、この手の問題は繰り返されるっていう文中のセリフのクールさがヴォネガットだよね

    0
    2026年03月29日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    何といっても最後の展開がとても素敵
    主人公・リックは頭が切れる方なのであまりストレスなく読める。

    それはそれとして、生粋の日本人のため、稀少な生き物をペットにするよりも、折角の科学の発展ならドラえもんが家にいる方が社会的ステータスになるだろ、あの世界の日本人は何してるんだ。という考えがずっとあった。(年代的にもドラえもんは居ないだろうけども) 本当に生きているなら健康被害が頭によぎってしまうくらい丸々とした猫ちゃんロボだとか、生き物の模倣ではなくてアンドロイドカスタムで己の可愛いを突き詰めててくれ。

    0
    2026年03月25日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公のリックが、アンドロイドに感情移入していく様がとても人間らしくて良かった。人間の共感や同情の姿勢が人間以外に対しても生まれるものだとすると、なんだかんだ人間にも美しい性質が備わっているんだなという気持ちになった。

    0
    2026年03月24日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    それぞれの短編について、場面や設定を理解するのに少し時間がかかる。取り扱っているテーマも答えのないものであり、消化不良のまま終わる感じもするが、思考実験と考えれば、それぞれの思考の仕方が独特で面白い。

    0
    2026年03月17日
  • タイタンの妖女

    Posted by ブクログ

    1959(昭和34)年発行
    1972(昭和47)年 早川書房・ハヤカワ・SF・シリーズ3287「タイタンの妖女」 ( 浅倉久志訳 )
    1977(昭和51)年 早川書房・ハヤカワ文庫SF262「タイタンの妖女」 (浅倉久志訳 )
    2009(平成21)年 早川書房・ハヤカワ文庫SF1700「タイタンの妖女」 (浅倉久志訳)(太田光解説)

    この物語はとても詩的である。言葉がとても響く。
    小説は時代を超えて素晴らしい。
    また、有名人という立場で弱者を貶める発言を繰り返す人物も未来永劫存在するであろう。

    0
    2026年03月16日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読んで感じたのは、人間とアンドロイドを有機体・無機物という外装で分類するのは無意味であり、そのものの本質はその個に宿る魂によるのだということ。

    0
    2026年03月11日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    ブレードランナー原作とは知りながらも違った味わいにどんどん引き込まれた。人間とアンドロイド、そしてSF的に構築された倫理にら基づく世界観、ここにドラマ性があって成り立つ物語。一気に読み進めることができたし非常に示唆に富む内容だと思いました。

    0
    2026年03月02日
  • ユービック

    Posted by ブクログ

    電気羊に次ぐ2作目。電気羊が人間か、アンドロイドか?の曖昧な境界を攻めた作品とするとユービックは現実か、虚構か?という非常に入り乱れた不思議ワールドで、展開で魅せる作品です。
    あらすじのとおり、敵となる予知能力者狩りを行うべく、精鋭の能力者11人を集めて、いざ決戦の地、月面へ!という、まさかのヒーローSFものが序盤で展開されますが、ほぼ戦うことなく(笑)、気づいたら時間が逆戻りする訳の分からない世界の話に急展開されます。
    一体この世界は何なんですか?と戸惑いながらも、気づいたら不思議ワールドに引きずり込まれ、先が気になって一気読みでした。
    あっと驚く伏線回収とか、衝撃のラストとか、そこまでドラ

    0
    2026年03月02日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    あまり読まない外国の小説にチャレンジ。アンドロイドと人間の境界が曖昧で、脳負担が高い作品であったが、その分時間をかけてゆっくりと楽しむことができた。

    0
    2026年02月28日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    SFってスケールの大きさとか展開で見せるイメージ。だけど、この作品はどちらかと言えば人間とは?アンドロイドとは?というように内面にスポットが当たっていて、文学作品の一面も強く、そこが魅力的でした。
    血が通ってるか分からないような人間が出てきたと思ったら、まるで人間のように心が通ってるアンドロイドが出てきたり、境界が曖昧な世界だからこそ、上記のようなメッセージ性が強くなっていて考えさせられます。
    あとは、動物がほぼ生息していない世界なので、動物の所有自体が社会的なステータスになっていたり、人のなかでも優良・不可みたいな格付けがされていたり、そういった設定もユニークで興味深かったです。
    この作品の

    0
    2026年02月28日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生の私にとって、今までの人生で一番「文学」を感じました。
     SF小説ということもあり、世界観を受け入れるため序盤はこんがらがりますが、電気羊などの設定の発想そのものでも楽しめました。
     序盤を過ぎると一気に面白くなります。リックは本当に人間なのか、今まで狩っていたのは本当にアンドロイドだったのか?その可能性が浮かんだ瞬間に物語にさらに引き込まれました。
     個人的にはフィル・レッシュが非常に好きな人物です。彼のアンドロイドを殺してきた人生と、自身がその憎むべきアンドロイドだと告げられた際の、葛藤を押し殺した「いずれその件は、折を見て決着をつけるさ」という台詞には痺れました。
     基本的に最後ま

    0
    2026年02月20日
  • タイタンの妖女

    Posted by ブクログ

    難しかったけど、最後はまとまって面白かった(と思う)
    そうなろうとする万有意志(UWTB)、自分の人生は自分で選択しよう

    0
    2026年02月19日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    SF小説は世界観を受け入れるまでが大変だと思った。
     主人公の賞金稼ぎがアンドロイドを始末していく中で、アンドロイドに人間らしさを感じていき仕事に対する心境の変化が読んでて楽しかった。
     

    0
    2026年02月17日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    思っていたよりもずっと読みやすかった。未来の設定だから見たことがない技術のオンパレードのはずなのに、すごく自然に状況が想像できた。訳者の腕が良いのだろうな。
    映画もあるらしいからみてみたい

    0
    2026年02月10日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    第三次世界大戦後、汚染した死の灰が地球を覆い、動物達の殆どは絶滅し、植民惑星への移住を進める人類。そんな中リックは地球に残り、アンドロイドを殺して生計をたてていた。電気で動く人工動物と自然の動物、人間と同じように暮らすアンドロイドと、自然の人間。そこに宿る生命に違いはあるのかーーー

    すごく面白かった。
    アンドロイドを殺してお金を得る、バウンディハンターのリックの視点で描かれることによって、彼のアンドロイドに対する感情の変化や、感情の変化に伴う苦しみや葛藤がひしひしと伝わってきた。こっちは読者という第三者の目線なのだから、アンドロイドはアンドロイドであって人間ではない、と割り切ることができるな

    0
    2026年02月06日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    アンドロイドと人間との境界は曖昧になっていく。
    そのなかで人は「人の心」ってものを信じているのだけれど(エンパシーと表現されている)、それも虚構なのかもしれないと突きつけられる。

    しゅごい。

    0
    2026年02月05日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    Posted by ブクログ

    ディストピア感とサイバー感を併せ持つ、ある種心地よい読み応え
    「われはロボット」にも通じる、人間とアンドロイドの境界と世界観は一読の価値アリ

    0
    2026年02月01日