浅倉久志のレビュー一覧

  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    映画版はもっと大都会の中のハードボイルドな映画でしたが、原作はもっと荒廃した空気の中、こうるさい奥さんを持った「本物の生き物」が欲しい、どこか小物感ただようデッカードで、かなり印象が違いました。
    作品通してアンドロイド(もの)と人間の境界をひっくり返そうといろいろ思考していたような印象でしたがディック作品は全体的にそういうテーマなんでしょうか?
    映画版ではばっさり無くなってたマーサー教とバスター・フレンドリーショーについてもどう考えればいいのか。気になるところ

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    2026年01月11日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    以前から読もう読もうとして先延ばしになっていた本作。正月休みを利用して読みました。ちなみに、この本が原作となった映画「ブレードランナー」も録画はしてるけどまだ観ていないので、逆先入観なく読みました。
    結論、予想以上に“よかった”です。おろしれーっ!っていうより、いや、よかったこれ、なんか得した気分、なほうの“よかった”です。
    独特な雰囲気に最初は雰囲気先行ちりばめ乱発うやむや逃げ切り型かと危惧しましたが、しっかり情緒的エンディングまで持ってってくれました。他の作品も散発的に読んでみたくなりました(あ、トータルリコールも、そうなんだ)が、まずは録りためた映画(確かディレクターズカット版)から観て

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    2026年01月10日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    やっと読み終ったー!!!
    最初は難しいかな?と思ってたけど2体目のアンドロイド殺しからずっとワクワクしっぱなしだった。この話をこの時代に書いてるの、どうやって!??SF特有の謎アイテムとか想像できなかったけど、だんだん世界観に没入してた。
    名作と言われるだけあるなとしみじみ。

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    2026年01月08日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    人間とアンドロイドの違いは何か考えさせられる本だった。親切であれば人間とアンドロイドの形式上の区別に関わらず全て本物なのか?親切は演技できるしプログラムできる。社会的に要求もされる。だから親切=人間性とは言えないと感じる。

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    2026年01月04日
  • 青ひげ

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    初ヴォネガット作品。なんてウィットに飛んだ語り口!超ヘビーな体験をシニカルな笑いで包んでくれることによって、説教くささがなく、読む人にぼーっとその時代に思いを馳せる余白を与えてくれる。素敵!素敵!
    そして最後はまさかのフェミニズム小説だった!時代ならではの「ん?」ってところはあるけれど、読んでおいて間違いない作家リストに入りました。次はスローターハウス5にしよう。

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    2025年12月15日
  • スキャナーに生きがいはない

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    人類補完機構と名付けられた物語群。断片的な編を通して語られる荒唐無稽、奇想天外な宇宙を舞台にした一大スペクタクル。圧倒的な世界像。

    以下、抜粋

    アンダーヒルは、言葉が内から流れ出すのを感じた。言葉はなんと不自由なものだろう。それに比べて思考のスピードと楽しさときたら一くっきりと澄んで、手っ取り早い心と心のふれあい!

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    2025年12月08日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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    「私は惑星になるつもりだ」
    死ぬまでに一度は言ってみたいセリフ…の一つに仲間入りしました。


    最近仕事のことで脳内ごちゃごちゃなのもあり全く読書に身が入らない毎日。
    その状況でディックを読み始めるのもどうかと思いながら、序盤頑張って頑張って読み進め、、、
    しかし3分の1くらいまでくると、キマシタ。モード入りました。
    なんだなんだ??と一文一文に翻弄されているうちに瞬く間にディック感覚に包み込まれ、気がつけば半分を過ぎ、残りの厚みを見て「えええもうすぐ終わっちゃうの?いやだ!!!」
    なんて考えていたらあっという間に終わりました。

    全部読んだ後の感想としては
    いや、なんだこれ。。。
    結局どこか

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    2025年11月22日
  • タイタンの妖女

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    3年越しでようやく読み終えた。中盤まで読んで放置してたので最初から読み返したよ。

    とてもスケールの大きな話ではあるのだけど、読み終わって身の回りの人を大切にしなきゃなあ、というとても平凡な感想を持つ平凡な私。

    キリスト教的な神を理解していないので、神に対する考え方というか皮肉が肌感覚で感じられない面がある。

    グッドラックという挨拶に、神が関わってくるのだなあと勉強になった。確かに才能に恵まれた人を、ギフテッドって言ったりするのは神の存在が根底にあるのですね。



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    2025年11月02日
  • あなたの人生の物語

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    「息吹」の方を読んで面白かったので、こちらも読んでみようと思って手に取りました。
    今回も「もしもこんなものがあったら、どんな社会でどんな人々が何を思って暮らしているか」が鮮明に描かれてて考えながら読んだので時間がかかりました。
    個人的には「地獄とは神の不在なり」が好きでした。この、善行をしていれば報われるとも限らない理不尽さはいつも感じるので、結末まで理不尽でいっぱいなところ噛み締めちゃいます。
    他の作品も色々後から色々思いを馳せるところが多くて余韻に浸れる作品でした。

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    2025年10月27日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    表題作
    映画メッセージは、随分前に観て、感動して泣いた。

    原作はそれから何年も経って読んだ。
    積読チャンネルの飯田さんが、最も美しい物語と言っていたので。

    正直、言語学とかよく分からない用語など次々出てきて、いつも寝落ち。
    何日もかかって、ついにカフェで読み終えた。

    後半、どんどん主人公の思考と現在の描写が近づき、混ざっていく。
    私はラストを知っていたけれど、それでもゾクゾクして、最後は心がギュッとなった。
    妻として、親として、どんな人生か分かっていても、きっと私も同じことをする。
    大切な人を大切にしたい。
    ちゃんと言葉や行動で伝えて。

    ○バビロンの塔
    書かれていることの意味が分からず

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    2025年10月12日
  • タイタンの妖女

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    カートヴォネガットの独特の世界観が存分に堪能できる。
    冒頭から難解な用語が飛び出してくるのでとっつきにくさはあったが、人の実体化を見物するという特異な物語の書き出しから引き込まれる。
    荒唐無稽なストーリーかと思いきや、伏線が張られており、綺麗に回収されていく。
    作者の死生観、宗教観などがユーモア溢れる文章で表現される。

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    2025年09月14日
  • あなたの人生の物語

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    理解出来ないところもあったが、面白かった。
    人間愛を感じられる小説だった。
    バビロンの塔
    理解
    あなたの人生の物語
    地獄とは神の不在なり
    が印象深かった。
    「バビロンの塔」の広大なイメージができるところが良かった。
    「理解」はレオンがよかった。
    「あなたの人生の物語」は親子愛を感じられるところに心動かされた。
    地獄とは神の不在なりはニールのセイラへの思いに切なさを感じた。

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    2025年09月13日
  • 高い城の男

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    ネタバレ

    ディックの作品は「アンドロイドは〜」以来なのですが、作品設定として仮定した社会の描写力がすごい。この物語では「連合国が敗北した社会」でのアメリカの精神がどうなるか、人々がどのような生活を送っているかの描写が群像劇の中でリアリティを持って描かれています。
    個人的にドキッとさせられたのはラストの易経「米国が勝ったのが真実である」でしょうか。今までフィクションとして読んでいた物語からこちらからを見る眼差しがある、ということに新鮮味を感じました。何度でも読み直す価値がある作品です

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    2025年09月05日
  • 高い城の男

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    【高い城の男】 フィリップ・K・ディック 著

     第二次世界大戦は、日本・ドイツの枢軸国が勝利。日本が統治する米国カリフォルニア州での生活風景を描きながら、「第二次世界大戦は米英が勝った」というSF小説を書く「高い城」に住む男の物語も書き綴るというSF小説(ややこしい)。「現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作」という売り文句にやられて読破しました。

     少々ネタバレになりますが、ヒトラーはその後、精神疾患となりボルマン党官房長官が後を継ぐも、その後亡くなり、「え~!」と思う人物がドイツ首相に就任。これによって、「え~!」と思う

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    2025年08月30日
  • タイタンの妖女

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    最初は「これは本当に名作なのか…?」と思ってしまうほど、登場人物には共感しづらく、物語の展開にも乗れなかった。でも、終盤で一気に印象が変わった。まさか最後の2割で泣かされるとは!
    皮肉で満ちた世界のなかに、じわっと人間の強さや優しさが浮かび上がってくる。最後まで読んで初めてわかる“仕掛け”があって、そこに心を揺さぶられた。読み終えてから物語の構造を思い返すと、いろんなことがじわじわ効いてくるタイプの作品。

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    2025年08月03日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    SFを読むのが得意でないので、想像より読むのに時間がかかった。表題作の「あなたの人生の物語」が気になって読み始めたが、1番面白かったのは「顔の美醜について : ドキュメンタリー」だった。自分ならどうするか、どうなった世界を目指すべきなのかを考えながら読むのが楽しかった。

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    2025年07月13日
  • タイタンの妖女

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    はちゃめちゃだけどしっかりSFしてる内容で夢中で読みました。「スローターハウス5」の作家なんですね。

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    2025年06月30日
  • ユービック

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    現実か幻想か?生きてるのか死んでるのか??どっちでもなくて、どっちでもある状態を行ったり来たりする感覚がめちゃくちゃ面白かった!

    結局、ユービックってなんやねん!とか色々と余韻が残る作品。

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    2025年04月18日
  • タイタンの妖女

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    この世には運のいい人間と運のわるい人間とがいる。それは偶然性であり、たまたまだ。

    人生に目的などない。あるとしたら、自分の中にある真実に気づくことだ。

    人生の意味を自分の中に見つけ出す方法を知っている。これは運がいいことだ。

    これまでの人生でやった善いことを、たったひとつでいいから話せること。幸運といってもいいだろう。

    今ある幸せに気づけること。まずはそこからだ。

    運が悪いってのは、"ひとつながりのアクシデントの犠牲になった"ってだけのことだ。

    そんなときは、"徹底的に無関心な神"の教会で祈ることだ。

    自分の中にある真実に気づけないと、果て

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    2025年02月28日
  • タイタンの妖女

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    とある大富豪のお話から宇宙を駆け巡るところまでゆくドタバタのストーリー。人間の自由意志の存在をモチーフの一つにしながらも、どこかフワフワとした読み味を残す独特な味わいの作品だった。本編の面白さもさることながら太田光さんの解説も素晴らしかった。

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    2025年01月18日