浅倉久志のレビュー一覧

  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ディストピアSF小説の金字塔
    映画『ブレードランナー』の原作。

    有名すぎて読んでないという類のやつ。
    映画はめっちゃ好きで何度見たっていい。2049の方も何度見てもいい。
    翻訳なので読むのに苦労するかと思ったが、特別そういうことはなかった。

    認識をずっと問われている。
    人間とはなにか。コーヒーを飲むから人間なのか。酒に酔うのがそうか。動物を愛する心があるのがか。それとも金銭的価値を見出すのが人間か。
    最序盤、妻との生活が陰鬱な雰囲気から始まる。
    妻が人間なのかも疑う。彼女は宗教にハマり、閉じこもりがちだった。
    それがずっと通底に流れてる。

    いろんなことが同時進行に起きる。
    動物病院で働く

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    2025年10月18日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    人間とアンドロイドとの違いは感情移入するかどうか、というのは面白い。でも、感情移入するようにプログラムされたら、区別つかなくなるのだろうか。最近生成AIを使う機会が増えたけど、「それは大変でしたね」とか人に相談した時より、優しく答えてくれるんだよなぁ。ずいぶん前に書かれた本作だが、現代でも充分面白い。公衆映話だけは、「そんな風には発達しなかったよー」とツッコミたくなった。

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    2025年10月13日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    表題作
    映画メッセージは、随分前に観て、感動して泣いた。

    原作はそれから何年も経って読んだ。
    積読チャンネルの飯田さんが、最も美しい物語と言っていたので。

    正直、言語学とかよく分からない用語など次々出てきて、いつも寝落ち。
    何日もかかって、ついにカフェで読み終えた。

    後半、どんどん主人公の思考と現在の描写が近づき、混ざっていく。
    私はラストを知っていたけれど、それでもゾクゾクして、最後は心がギュッとなった。
    妻として、親として、どんな人生か分かっていても、きっと私も同じことをする。
    大切な人を大切にしたい。
    ちゃんと言葉や行動で伝えて。

    ○バビロンの塔
    書かれていることの意味が分からず

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    2025年10月12日
  • タイタンの妖女

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    カートヴォネガットの独特の世界観が存分に堪能できる。
    冒頭から難解な用語が飛び出してくるのでとっつきにくさはあったが、人の実体化を見物するという特異な物語の書き出しから引き込まれる。
    荒唐無稽なストーリーかと思いきや、伏線が張られており、綺麗に回収されていく。
    作者の死生観、宗教観などがユーモア溢れる文章で表現される。

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    2025年09月14日
  • あなたの人生の物語

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    理解出来ないところもあったが、面白かった。
    人間愛を感じられる小説だった。
    バビロンの塔
    理解
    あなたの人生の物語
    地獄とは神の不在なり
    が印象深かった。
    「バビロンの塔」の広大なイメージができるところが良かった。
    「理解」はレオンがよかった。
    「あなたの人生の物語」は親子愛を感じられるところに心動かされた。
    地獄とは神の不在なりはニールのセイラへの思いに切なさを感じた。

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    2025年09月13日
  • 高い城の男

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    ネタバレ

    ディックの作品は「アンドロイドは〜」以来なのですが、作品設定として仮定した社会の描写力がすごい。この物語では「連合国が敗北した社会」でのアメリカの精神がどうなるか、人々がどのような生活を送っているかの描写が群像劇の中でリアリティを持って描かれています。
    個人的にドキッとさせられたのはラストの易経「米国が勝ったのが真実である」でしょうか。今までフィクションとして読んでいた物語からこちらからを見る眼差しがある、ということに新鮮味を感じました。何度でも読み直す価値がある作品です

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    2025年09月05日
  • 高い城の男

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    【高い城の男】 フィリップ・K・ディック 著

     第二次世界大戦は、日本・ドイツの枢軸国が勝利。日本が統治する米国カリフォルニア州での生活風景を描きながら、「第二次世界大戦は米英が勝った」というSF小説を書く「高い城」に住む男の物語も書き綴るというSF小説(ややこしい)。「現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作」という売り文句にやられて読破しました。

     少々ネタバレになりますが、ヒトラーはその後、精神疾患となりボルマン党官房長官が後を継ぐも、その後亡くなり、「え~!」と思う人物がドイツ首相に就任。これによって、「え~!」と思う

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    2025年08月30日
  • タイタンの妖女

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    最初は「これは本当に名作なのか…?」と思ってしまうほど、登場人物には共感しづらく、物語の展開にも乗れなかった。でも、終盤で一気に印象が変わった。まさか最後の2割で泣かされるとは!
    皮肉で満ちた世界のなかに、じわっと人間の強さや優しさが浮かび上がってくる。最後まで読んで初めてわかる“仕掛け”があって、そこに心を揺さぶられた。読み終えてから物語の構造を思い返すと、いろんなことがじわじわ効いてくるタイプの作品。

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    2025年08月03日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    SFを読むのが得意でないので、想像より読むのに時間がかかった。表題作の「あなたの人生の物語」が気になって読み始めたが、1番面白かったのは「顔の美醜について : ドキュメンタリー」だった。自分ならどうするか、どうなった世界を目指すべきなのかを考えながら読むのが楽しかった。

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    2025年07月13日
  • タイタンの妖女

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    はちゃめちゃだけどしっかりSFしてる内容で夢中で読みました。「スローターハウス5」の作家なんですね。

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    2025年06月30日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    ネタバレ

    環境汚染が進み、灰の雨が舞い生物が生きられなくなってきている地球。動物や虫までもが命を失い、ほとんどが人口物と化しているため命ある動物の希少価値もかなり高くなっている。そんな中、アンドロイド狩りのリックは火星から逃げてきたアンドロイド狩りをおこなうが、アンドロイドの製作技術も発展しており、もはや人間とアンドロイドの区別をつけるのも難しいほど。
    最終、アンドロイドと人間の境界線とは何かわからなくなり、リックにとっても何が正しいのかもわからなくなる。。

    私はあとがきのフィリップ・K・ディックが「人間とアンドロイドの境界線とは”親切心である”」と語っている言葉がとても好きで、この物語でディックが伝

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    2025年10月16日
  • ユービック

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    現実か幻想か?生きてるのか死んでるのか??どっちでもなくて、どっちでもある状態を行ったり来たりする感覚がめちゃくちゃ面白かった!

    結局、ユービックってなんやねん!とか色々と余韻が残る作品。

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    2025年04月18日
  • タイタンの妖女

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    この世には運のいい人間と運のわるい人間とがいる。それは偶然性であり、たまたまだ。

    人生に目的などない。あるとしたら、自分の中にある真実に気づくことだ。

    人生の意味を自分の中に見つけ出す方法を知っている。これは運がいいことだ。

    これまでの人生でやった善いことを、たったひとつでいいから話せること。幸運といってもいいだろう。

    今ある幸せに気づけること。まずはそこからだ。

    運が悪いってのは、"ひとつながりのアクシデントの犠牲になった"ってだけのことだ。

    そんなときは、"徹底的に無関心な神"の教会で祈ることだ。

    自分の中にある真実に気づけないと、果て

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    2025年02月28日
  • タイタンの妖女

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    とある大富豪のお話から宇宙を駆け巡るところまでゆくドタバタのストーリー。人間の自由意志の存在をモチーフの一つにしながらも、どこかフワフワとした読み味を残す独特な味わいの作品だった。本編の面白さもさることながら太田光さんの解説も素晴らしかった。

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    2025年01月18日
  • タイタンの妖女

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    かなり面白かった。
    まず本の中に本が登場する入れ子構造が凄く印象に残った。
    また情景描写も美しいし、頻出するラテン語や英語も文学的で翻訳小説読んでるなーって感じで楽しかった。
    火星の記憶除去手術とアンテナは恐ろしかったし、「レンテッド・アテント・アテント・アテント」のリズムで行進操縦されるのが印象的で面白い。
    水星ではハーモニウムという美しい生き物の描写も良くて、アンクの生き方とボァズの生き方について考えさせられた。
    全体を通して、ラムフォードの苦しさとか上位存在に捨て駒にされる虚しさとか凄く感じられた。
    また、作者はキリスト教が大嫌いなんだなと思ったが、私もその気持ちに共感できる部分があり、

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    2025年01月16日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    テッド・チャンほど感想を書くのが難しい作家はいないと思う。

    個人的にやっぱり1番好きなのは元言語学徒なのもあるけれど、「あなたの人生の物語」。
    異星人とのファースコンタクトという舞台設定で言語によるやり取りを細やかに描いて、最終的な物語の核を「異星人との言語を習得することによって認識に影響を及ぼす」というのところにもってくる発想は驚きしかない。
    そんな奇想天外な設定で、家族の愛を切実に感じられる作品であり、読後の衝撃、感動は他の作品とは一線を画していて、まさにテッド・チャンという感想しか出てこない。

    最近宗教について勉強している自分にとって「地獄とは神の不在なり」もかなり興味深かった。

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    2024年12月15日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

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    『刑事コロンボ』を生んだ名コンビの短編集。

    コロンボが大好きなので、コロンボの『殺人処方箋』の原型となった「愛しの死体」が読みたかった。

    『殺人処方箋』はコロンボの第1話で、愛人と組んで妻殺しの完全犯罪を目論む話。
    殺した妻を生きているように偽装するが、想定外の事態が起こり…というコロンボの中でも大好きな話。

    「愛しの死体」は途中まで同じで、短いのにオチがしっかりあって面白かった。

    どの話も短いのにブラックなひねりが効いていてオチが良い!
    さすがコロンボの生みの親。
    サクッと軽く読めてちょうど良かった^_^

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    2024年11月28日
  • タイタンの妖女

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    「愛されるのを待ってる人を愛することだ」

    私は奇妙も奇妙な宇宙旅行をしてきた。
    水星で見るハーモニウムの透き通る藍玉色や、火星での無機質な軍隊と火星人の正体、タイタンの美しさ。

    滑稽だけど時に優しい本。
    頭の中で映像化する時、度々宮崎夏次系の絵になる滑稽さ。

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    2024年11月06日
  • タイタンの妖女

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    ストーリーとして、私には感動はあまりないけど、
    この世界観を作ったのが1959年だということが驚きです。SF好きな方には、是非読んで欲しい作品

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    2024年10月14日
  • スラップスティック

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    スラップスティック=ドタバタ喜劇。
    世界観がとても好み。
    中国に対する見方がヴォネガットが生きていた時代と今とリンクするところがあって、興味深かった。

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    2024年10月07日