浅倉久志のレビュー一覧

  • あなたの人生の物語

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    理解出来ないところもあったが、面白かった。
    人間愛を感じられる小説だった。
    バビロンの塔
    理解
    あなたの人生の物語
    地獄とは神の不在なり
    が印象深かった。
    「バビロンの塔」の広大なイメージができるところが良かった。
    「理解」はレオンがよかった。
    「あなたの人生の物語」は親子愛を感じられるところに心動かされた。
    「地獄とは神の不在なり」はニールのセイラへの思いに切なさを感じた。

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    2025年09月13日
  • 高い城の男

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    ネタバレ

    ディックの作品は「アンドロイドは〜」以来なのですが、作品設定として仮定した社会の描写力がすごい。この物語では「連合国が敗北した社会」でのアメリカの精神がどうなるか、人々がどのような生活を送っているかの描写が群像劇の中でリアリティを持って描かれています。
    個人的にドキッとさせられたのはラストの易経「米国が勝ったのが真実である」でしょうか。今までフィクションとして読んでいた物語からこちらからを見る眼差しがある、ということに新鮮味を感じました。何度でも読み直す価値がある作品です

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    2025年09月05日
  • 高い城の男

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    【高い城の男】 フィリップ・K・ディック 著

     第二次世界大戦は、日本・ドイツの枢軸国が勝利。日本が統治する米国カリフォルニア州での生活風景を描きながら、「第二次世界大戦は米英が勝った」というSF小説を書く「高い城」に住む男の物語も書き綴るというSF小説(ややこしい)。「現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作」という売り文句にやられて読破しました。

     少々ネタバレになりますが、ヒトラーはその後、精神疾患となりボルマン党官房長官が後を継ぐも、その後亡くなり、「え~!」と思う人物がドイツ首相に就任。これによって、「え~!」と思う

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    2025年08月30日
  • タイタンの妖女

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    最初は「これは本当に名作なのか…?」と思ってしまうほど、登場人物には共感しづらく、物語の展開にも乗れなかった。でも、終盤で一気に印象が変わった。まさか最後の2割で泣かされるとは!
    皮肉で満ちた世界のなかに、じわっと人間の強さや優しさが浮かび上がってくる。最後まで読んで初めてわかる“仕掛け”があって、そこに心を揺さぶられた。読み終えてから物語の構造を思い返すと、いろんなことがじわじわ効いてくるタイプの作品。

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    2025年08月03日
  • あなたの人生の物語

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    ネタバレ

    SFを読むのが得意でないので、想像より読むのに時間がかかった。表題作の「あなたの人生の物語」が気になって読み始めたが、1番面白かったのは「顔の美醜について : ドキュメンタリー」だった。自分ならどうするか、どうなった世界を目指すべきなのかを考えながら読むのが楽しかった。

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    2025年07月13日
  • タイタンの妖女

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    はちゃめちゃだけどしっかりSFしてる内容で夢中で読みました。「スローターハウス5」の作家なんですね。

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    2025年06月30日
  • ユービック

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    現実か幻想か?生きてるのか死んでるのか??どっちでもなくて、どっちでもある状態を行ったり来たりする感覚がめちゃくちゃ面白かった!

    結局、ユービックってなんやねん!とか色々と余韻が残る作品。

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    2025年04月18日
  • タイタンの妖女

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    この世には運のいい人間と運のわるい人間とがいる。それは偶然性であり、たまたまだ。

    人生に目的などない。あるとしたら、自分の中にある真実に気づくことだ。

    人生の意味を自分の中に見つけ出す方法を知っている。これは運がいいことだ。

    これまでの人生でやった善いことを、たったひとつでいいから話せること。幸運といってもいいだろう。

    今ある幸せに気づけること。まずはそこからだ。

    運が悪いってのは、"ひとつながりのアクシデントの犠牲になった"ってだけのことだ。

    そんなときは、"徹底的に無関心な神"の教会で祈ることだ。

    自分の中にある真実に気づけないと、果て

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    2025年02月28日
  • タイタンの妖女

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    とある大富豪のお話から宇宙を駆け巡るところまでゆくドタバタのストーリー。人間の自由意志の存在をモチーフの一つにしながらも、どこかフワフワとした読み味を残す独特な味わいの作品だった。本編の面白さもさることながら太田光さんの解説も素晴らしかった。

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    2025年01月18日
  • タイタンの妖女

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    かなり面白かった。
    まず本の中に本が登場する入れ子構造が凄く印象に残った。
    また情景描写も美しいし、頻出するラテン語や英語も文学的で翻訳小説読んでるなーって感じで楽しかった。
    火星の記憶除去手術とアンテナは恐ろしかったし、「レンテッド・アテント・アテント・アテント」のリズムで行進操縦されるのが印象的で面白い。
    水星ではハーモニウムという美しい生き物の描写も良くて、アンクの生き方とボァズの生き方について考えさせられた。
    全体を通して、ラムフォードの苦しさとか上位存在に捨て駒にされる虚しさとか凄く感じられた。
    また、作者はキリスト教が大嫌いなんだなと思ったが、私もその気持ちに共感できる部分があり、

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    2025年01月16日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

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    『刑事コロンボ』を生んだ名コンビの短編集。

    コロンボが大好きなので、コロンボの『殺人処方箋』の原型となった「愛しの死体」が読みたかった。

    『殺人処方箋』はコロンボの第1話で、愛人と組んで妻殺しの完全犯罪を目論む話。
    殺した妻を生きているように偽装するが、想定外の事態が起こり…というコロンボの中でも大好きな話。

    「愛しの死体」は途中まで同じで、短いのにオチがしっかりあって面白かった。

    どの話も短いのにブラックなひねりが効いていてオチが良い!
    さすがコロンボの生みの親。
    サクッと軽く読めてちょうど良かった^_^

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    2024年11月28日
  • タイタンの妖女

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    「愛されるのを待ってる人を愛することだ」

    私は奇妙も奇妙な宇宙旅行をしてきた。
    水星で見るハーモニウムの透き通る藍玉色や、火星での無機質な軍隊と火星人の正体、タイタンの美しさ。

    滑稽だけど時に優しい本。
    頭の中で映像化する時、度々宮崎夏次系の絵になる滑稽さ。

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    2024年11月06日
  • スラップスティック

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    スラップスティック=ドタバタ喜劇。
    世界観がとても好み。
    中国に対する見方がヴォネガットが生きていた時代と今とリンクするところがあって、興味深かった。

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    2024年10月07日
  • 高い城の男

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    個人的に求めていた内容(ジャンル)ではなかったなと言う印象

    SF!ってよりはしっかりとした長編小説

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    2024年10月13日
  • ユービック

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    ネタバレ

    ランシターvsホリスの対立で展開していくのかと思いきや、全く違う視点の戦いだった。ストーリーの展開が真面目にワクワクさせてくれると同時に読者をおちょくった書き口やチップのヘタレ具合がギャップとしてよかった。
    この世界観や設定での別のエピソードを読みたいぐらい他のことが気になる、半生者の世界がメインの話だったが現実側ももっと知りたい。マトリックスやインセプションを連想させる感じ。

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    2024年08月26日
  • ユービック

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    この青く煌めく表紙のユービックを手に取ったそこのあなた!素晴らしいSF体験が待っていること間違いなし!用量、用法はお守りください

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    2024年07月20日
  • バゴンボの嗅ぎタバコ入れ

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    ネタバレ


    ●死圏
    ○あらすじ
     成層圏の外側に霊界があって死者がたむろしているとしたら、の世界。
     アメリカが核をソ連に命中させるため、命中したことを確認するために成層圏の外側にUFOを飛ばしたことで、その霊界は発見される。
    ○キャラは何を欲しているか。
     UFOに載った人は、死んだ妻を欲している。打ち上げ計画の最高責任者は、核をソ連に打ち込むことを欲している。計画に参加した科学者は、計画に対して自分が完璧な技術力を発揮したという事実を欲していて(つまり計画の成功)、途中からは霊界の存在の解明を欲している。
    ○感想
     霊界の存在をどうやって博士たちに信じさせるか、のところが面白かった。傍にいる死者が誰

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    2024年04月20日
  • アンドロメダ病原体〔新装版〕

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    科学的描写の細かなことに驚きながら読んだ。その点では比類なき名作と呼んで然るべきだろう。

    ただ、あとがきにある通り登場人物も科学的描写を裏付けるいちパーツでしかなく、ゆえに人間味が感じられない味気ない描写が多い。私は、正体不明のウイルスに不気味な怪人のような人間性を感じながら読んでいたのだが、それもオチであっさりと消失してしまう。
    そこだけ拍子抜けだった…

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    2023年10月12日
  • キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを

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    「わたしはあなたと物の感じかたも考えかたもおなじだ。たとえおおぜいの人は知らん顔でも、あなたが大切に思っていることを、わたしは大切に思っている。あなたはひとりではない」これは、小説を、物語を読む動機の一つだと思う。自分みたいな考えや感じかたを持つ他人が、何を感じ、どう生きているのかに興味がある。

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    2023年09月03日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    匿名

    購入済み

    ディストピアの不思議な世界観と、生物に対する哲学的な命題を扱った作品。
    人間とアンドロイドの境界はどこにあるのか。
    読み終えてから他人の考察や書評が気になるテーマだった。
    読後も考えさせられる作品が好きな読者にオススメしたい!

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2023年02月14日