浅倉久志のレビュー一覧

  • スキャナー・ダークリー

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    ネタバレ

    潜入麻薬捜査の胸糞さも良いが、ヤク中のとりとめのない会話や更生施設の様子が良かった。
    ドナがコカコーラのトラック撃つところがサイコーだけどマイクと打ち合わせしてるときは普通にドナがコーラ飲んでて、掴み所ないなと思った。

    ディック自身の経験が多いに生かされているので巻末に軽く触れてくれているのがありがたかった。
    映画は未視聴。どうなんだろう…。

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    2017年10月20日
  • 青ひげ

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    SFを読んだ気はしないがヴォネガットマニアには感動作
    表紙   7点和田 誠
    展開   7点1987年著作
    文章   7点
    内容 731点
    合計 752点

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    2017年03月21日
  • スキャナーに生きがいはない

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    SF。連作短編集。はじめての作家。
    20世紀から130世紀にわたる未来史。時間的なスケール、世界観的なスケール、どちらも驚異的。
    内容は、背表紙にあるように、「奇妙で美しく、グロテスクで可憐」。一言では表現出来ない、あらゆる魅力がある。
    好きな作品は「マークエルフ」「昼下がりの女王」「ガスダブルの惑星より」「スズダル中佐の犯罪と栄光」。

    以下、印象的な作品のメモ。
    「第81Q戦争」
    見世物としての戦争。森博嗣『スカイ・クロラ』に酷似。
    「マーク・エルフ」
    主人公カーロッタの生い立ちが素敵。マンショニャッガーがよいキャラ。
    「昼下がりの女王」
    前話から続く物語。後半はジュヌヴィーブ夫人代筆らし

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    2016年12月30日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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    火星や金星に殖民するため、国連によって地球を追われ、過酷な環境下に強制移住させられた人々にとって、ドラッグ・キャンDは必需品であった。キャンDは目の前の模型セットに精神を投影させ、あたかも地球に居るかのごとくトリップすることができるのだ。P・P・レイアウト社の社長レオ・ビュレロは、流行予測コンサルタントとして働く優秀な予知能力者(プレコグ)バーニイ・メイヤスンらとともに順調にキャンDを売りさばいていたが、懸念すべきニュースが舞い込む。遥かプロキシマ星系から、謎の星間実業家パーマー・エルドリッチが新種のドラッグ・チューZを携えて太陽系に帰還したのだ!レオはパーマー・エルドリッチに対抗すべくバーニ

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    2016年12月18日
  • プレイヤー・ピアノ

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    ネタバレ

    1952年に書かれた近未来小説。
    現代を言い当てているようなところだとか、
    現代からつながっていく近未来を感じさせるところもあります。
    全体としてはレトロな未来ですけどね。
    たとえば、個人のもつIDカードがパンチカードだったりする古さがあるし、
    半導体はでてこなくて、真空管がでてきます。

    駒を動かす盤ゲーム(チェスみたいなものかな?)
    で人間を負かすための機械がつくられたり、
    機械に仕事をとってかわられてリストラされたり、
    格差のある階級社会になっていたり、
    21世紀を予見している(洞察している)ところがでてくる。
    内容そのものもとてもおもしろいです。

    また、
    AとBという対立があって、

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    2016年05月12日
  • 逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選

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    全部よかった。テクノロジーの進化に対し適応していく人間の意識や社会の変容を、感傷的にロマンチックに綴る、ハズレなしのSF短編集。翻訳もよいのでしょうが文章が柔らかく軽やかで読みやすい。生々しさと熱を感じさせながらも、冷徹な視点が貫かれています。
    「逆行の夏」水星で暮らすぼくの元に、月からクローンの姉がやってくる。新しい家族の形と性のありかた。鮮やかな舞台描写がイメージを刺激する、さわやかな短編。
    「さようなら、ロビンソン・クルーソー」今回一番好きです。二度目の子供時代を、冥王星の地下にあるリゾート海浜で送る少年。謎の女性の訪れを契機に、子供でいられる時間の終わりが見えてくる。少しずつ見えてくる

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    2016年04月12日
  • 逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選

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     ジョン・ヴァーリイはどうしているんだろう、と思っていた矢先の日本オリジナル短編集の登場。1970年代から80年代に独特な未来世界でSFファンの魂をつかんだ作家だ。代表作の〈八世界〉シリーズは地球が異星人に侵略され、月や火星など八つの世界で人類が生き延びているという設定。身体改変技術が発展し、衣服を替えるように性別を替え、身体を環境に適合させ、身体を脱ぎ替える世界。
     1990年代以降、ヴァーリイはハリウッドの脚本執筆で成果が上がらず(映画化されたのは『ミレニアム/1000年紀』くらい)、翻訳も先細りして現在に至っているようだ。
     本書も既訳作品とその新訳で、1975〜84年のものであり、新し

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    2016年02月28日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

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    ディレイニーと並んで60年代アメリカSF界を代表する作家ロジャー・ゼラズニイの初期中短篇集である。全15篇の中には、ひとつのアイデアのみで成立する超短篇も含まれているが、その持ち味を堪能しようと思えば表題作を含む中篇に読み応えのある作品が多い。きびきびした語り口、当意即妙な会話はハードボイルド探偵小説を思わせる。格闘技好きらしくアクションを描くのが上手い。当今ではどこかの団体からクレームがつきそうなくらい男も女もやたらスパスパやるので作品の書かれた時代が分かる。しかし、ポケットから取り出して口にくわえればその場の雰囲気や人物の気持がさっと切り替わる絶妙の小道具である。持ち運びに面倒な酒類ではこ

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    2015年07月01日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

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    これはSFでなないが、ヴォネガットらしい秀作   
    表紙   7点和田 誠
    展開   7点1965年著作
    文章   7点
    内容 740点
    合計 761点

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    2015年04月01日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

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    ゼラズニイ珠玉の短編集 薔薇がいい   
    表紙   6点角田 純男
    展開   8点1971年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 821点

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    2014年12月01日
  • スラップスティック

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    考えずに読むと面白く、考えて読むと更に考えさせられて面白い作品。
    シリアスな笑いとも呼ぶべき、糞真面目さとユーモアや皮肉が奇跡的に融合した文体は翻訳者に依る部分もあるかもしれないが、同氏の他作品にも興味がわいてきた。
    ハイホー。

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    2014年08月16日
  • ガラパゴスの箱舟

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    ヴォネガット(の小説)は初めて読みました。
    語り手の設定や*印の手法も含め、自分が今まで読んだものの中に類型が見つからない小説ですごく面白かったです。

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    2014年03月30日
  • ガラパゴスの箱舟

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    ヴォネガットにしか書けない世界。とにかく我が家のヴォネガットの本はすべてボロボロ。あ、レビューじゃないや・・

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    2013年10月25日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

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    お金が支配する近代アメリカにおいて、ユートピアを作ろうとした男の物語。
    人生で最高の一冊のひとつとなった。

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    2013年07月02日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

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    バラードの「時の声」とならぶ、個人的SF短篇集オールタイム・ベスト。1976年初版でいまは絶版になってるらしい。残念なことである。時の声は幸いな事に間隔をおいて再販されているようでやはりこの点については創元エライ、ハヤカワイマイチと言わざるを得ないだろう。どれも傑作だが個人的オススメは表題作ではなく、また、アメリカで出版された時の表題作「その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯」ではなく「このあらしの瞬間」を押しておきたい。引用するのも野暮なのでしないが、あれ以上に格好良い結句を見たことがない。

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    2013年06月16日
  • 伝道の書に捧げる薔薇

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    情緒と哀愁漂い、そしてかっこいい名作SF短編集。60年代作品ですが古臭さを全く感じさせません。面白いです。イマジネーションが刺激されます。

    【各作品メモ】
    「その顔はあまたの扉、その顔はあまたの灯」
    巨大生物イッキーを釣る話。

    「12月の鍵」
    壮大なテラフォーミングの話。面白い。冷凍睡眠を繰り返しながら、3千年かけて惑星の変化を待つうちに、原住生物の知性化が進む。彼らの絶滅を放っておくのか、彼らを守る神となるのか。一番お気に入りです。

    「悪魔の車」
    意思を持つ未来の車。なかなかシンプルでスリリングな話。人工知能の哀愁がいい感じ。

    「伝道の書に捧げる薔薇」
    これも面白いね。言語学者かつ

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    2013年05月06日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

    購入済み

    壮大な悪夢

    こんな未来には住みたくない!と思わされるような陰鬱な惑星植民地にもたらされる違法ドラッグ!という感じの、とても40年以上前の作品とは思えない面白さ!とはいえディック濃度200%なので、『ブレードランナー』くらいのつもりで読むと面食らうかも。

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    2013年03月25日
  • スラップスティック

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    SFというより昔話、民話の趣がある一冊。素晴らしかったです。色々なものが抽象化されて詰め込まれている気がする。特にお姉さんのくだり。
    それにしても本の数十年前にはアメリカにもこんなに自由な思想があったのだ。アイロニックに見えて、今の視点から見ると逆にポジティブで牧歌的。
    「(略)あなた方がもし諍いを起こしたときは、おたがいにこういってほしい。「どうか--愛をちょっぴり少なめに、ありふれた親切をちょっぴり多めに」」

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    2013年03月15日
  • スラップスティック

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    スローターハウス5以前の作品の方が好きなんですが、これは良かった!
    優しい雰囲気に包まれた小説です
    色んな場面が本当に秀逸
    卒業記念パーティでの姉との再会シーンが素敵すぎる

    前作のチャンピオン達の朝食は陰鬱とした雰囲気でしたが、こちらはほのぼのとしてます

    ま、世界がほぼ終わる話なんですがね

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    2013年01月16日
  • ガラパゴスの箱舟

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    あぁ、大好きだなあ。愛すべき作風。

    しかしこの語りは真似できないレベル。100万年後から振り返って100万年前の登場人物を描きながら、いきなり今場面に登場している彼らの最期の様子を語り、今度はまだ生まれてもない赤ん坊のそのまた子どもを描いたり。自由自在に思えて、情報量をなんだかんだで配分してる気もする。一度分析してみたい。
    まあそんな上手さとかより、ヴォネガットの作品はこの中毒性に引っかかった時点で全作読みたくなっている。
    テキトーにくすくす笑いながら読んでるだけですべて良し。

    そしてヴォネガットがこの言葉をエピグラフに持ってくるのが、皮肉でいながら泣けそうになる何か。

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    2012年12月20日