浅倉久志のレビュー一覧

  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不思議な力強さのある作品でした。

    本当にそっくりそのまま世界が反転していのは凄かったです。確かに日本とドイツが世界大戦で勝っていればこんな世界になっていたのだろうと想像ができます。陰鬱で秩序や差別が厳しい世界。

    日本タイムズなどは、読んでいて言葉が面白かったです。西海岸は日本が占領しているなど、ありえなさそうで、でも勝利していたらありえそうで、白人が日本人にあんなにオドオドする姿はある意味新鮮でした。アメリカと日本の立場が見事に逆転していていました。

    内容はかな。哲学的、人とは何なのか、人種とは何なのかという自問自答が多い。国家とは何なのか、そういった思想に近いモノを一人一人が抱えており

    0
    2024年05月04日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    ユービックを読んで、「うわあああああ好きいいいSF最高……早く次!!!」となった勢いで、内容を全く知らずに読んでしまった。
    つまりディックの超SF世界観を求めて読んでしまったので、あまりSF味のない雰囲気に結構な落胆を感じながら頑張って1冊読みました。笑(誰も悪くない)

    第二次世界大戦について、恥ずかしながら本当にざっくりしたことしか知らなかったので、
    大人になった今、改めてちゃんと学ばないとな…と反省。詳しい事実を知っているほど楽しめる作品。
    なんたって子供の頃、歴史が1番嫌いな教科だったからな……(盛大な言い訳)

    けれどそういった戦争どうのこうの〜〜だけを伝えたい作品ではなく、もっと抽

    0
    2024年05月01日
  • ユービック

    Posted by ブクログ

    バーナード嬢曰く、に書いてある通り、裏表紙のあらすじはネタバレなので、読んではいけない。

    辻褄やストーリーの整合性はわからない部分はあったが、この世界観を文章で描けるのは凄い。作者のイメージを見てみたい。

    予知能力者を無力化する不活性者という存在は自分にとって新しいものだったので、それだけで面白く読めた。

    0
    2024年04月06日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    リドスコのドラマの方は1話でやめてしまい…
    本は読み切ることできてよかった!

    ちょっと思った内容と違ったけど、、
    ドラマでは自由の女神の破壊シーンとかあるのか笑

    0
    2024年03月16日
  • キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを

    Posted by ブクログ

    死者にインタビューするってのが発明ですね。
    乳癌の早期発見に貢献するマンモグラフィの有効性を説いたフィリップストラックスの詩がとても良かった。
    道具を錆びつかせるより
    愛と肉欲に惑わされるがまし

    後半のリーストリンガーとの対談も良かった。

    0
    2024年03月09日
  • 危険なヴィジョン〔完全版〕 2

    Posted by ブクログ

    SF。短編集。
    ニーヴン「ジグソー・マン」は再読。
    シリーズ1巻が期待外れだったことで期待値が下がっていたせいか、わりと満足。
    ディック「父祖の信仰」、ニーヴン「ジグソー・マン」、ジェイムズ・クロス「ドールハウス」の3作が特に好み。
    読みやすく、ホラーとして楽しめる「ドールハウス」が個人的ベスト。
    解説で絶賛されていたキャロル・エムシュウィラー「性器および/またはミスター・モリスン」は、面白さがいまいち分からず。奇抜さは伝わるんだけどね。
    3巻にはディレイニーの作品が収録されるらしいので、そちらも期待。

    0
    2023年11月25日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    1962年、第二次世界大戦に勝利した日本とドイツはアメリカを分割占領され、太平洋側は日本の統治下に置かれた。日本統治の影響で中国由来の『易経』が普及し、日本人アメリカ人を問わず多くの人が易により物事を判断するようになっている。さらには「第二次大戦に連合国側が勝っていたら」という内容の小説が評判を呼んでいた。

    アメリカ古美術商のロバート・チルダン、通商代表団の田上信輔、贋作工場で働くフランク・フリンク、フランクの元妻・ジュリアナ、プラスチック産業のビジネスをするバイネス、イタリア人トラック運転手のジョーなど、さまざまな人の物語が交互に進み、そこにドイツ政府の思惑も交錯する。

    もし第二次大戦で

    0
    2023年10月18日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    わかったようなわかんないような
    不思議な読後感なのですが
    読んでいるときは妙におもしろい。
    久しぶりに読んだけど
    そういえばディックって私にとっては
    そういう作家だったっけ。

    日本とドイツが第二次大戦に勝った
    架空の世界が舞台なのですが
    日本人の田上が主要な役どころで
    これが今読んでも「あ、なんか日本人」
    思考回路とか、ちょっとした行動とか。
    すごいな、ディック御大(笑)

    敗戦国となったアメリカで
    新しい製品作りに取り組むフリンクや
    少しずつプライドを取り戻していく
    田上御用達の骨董品店長チルダンの姿が
    現実日本の戦後復興期に踏ん張った
    人々の写し身のように思えた。

    0
    2023年07月12日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

    Posted by ブクログ

    ジャンル不明。
    お金と愛と狂気の物語。
    SF要素としては、架空のSF小説のエピソードが紹介されたりはする。
    基本的に、ストーリーやエピソードは意味不明だが、読後感は非常に良い。
    おそらく、社会風刺になっているのだろう。
    ヴォネガットは考えさせられる作品が多い。

    0
    2023年05月01日
  • 町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1

    Posted by ブクログ

    読み終えて、少したって、収録されていたタイトルを眺めてみる。どれも味がある小説で「あぁ、面白かったなぁ」と密かに幸せな気分になれる。もちろん読んでいる最中も楽しめるのですが、じわじわと染み込むおもしろさ、と評した方が、なんだかしっくりきます。

    そんな不思議で奇妙な物語19篇を収録した本書は、R・A・ラファティのベストコレクションその1。その1ということは、その2もあるようで、本書は「アヤシイ篇」で、その2は「カワイイ篇」とのこと。カワイイ篇も超気になる。

    「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」をはじめ、本書では<不純粋価額研究所>シリーズが計3篇収録されている。このシリーズ、ばからしくて

    0
    2022年12月22日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    1984.7.31 発売!!

    うん!内容が相変わらず難しいです!
    カズレーザーが全く話が理解できなかったというエピソードがあって読んだのですが、これは難しい!!
    はっきりいって3割も理解できてないんじゃないかな。ディック作品で電気羊がよくわからんくて微妙だったら避けた方がいいかも。

    0
    2022年10月14日
  • ファニーフィンガーズ ラファティ・ベスト・コレクション2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あおり運転やウクライナ侵攻が無いかと思うと技術の進歩を選ばない実現しなかった「田園の女王」社会を魅力に感じる
    のんびりと読むのに適した短編集

    0
    2022年08月24日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まずまず。
    コロンボの原作に興味があり読んだ。
    少々古い。短編で読みやすい。
    外国の小説は、微妙な表現がわからず面白さが半減する。

    0
    2022年07月16日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

     どの短編も、アイデアは面白いが説得力に欠ける気がする。どれでもいいから、どれか一つを長編として、しっかり書くべきではなかったか。

    0
    2025年12月07日
  • アンドロメダ病原体〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    物語は主要舞台であるネバダ州の政府科学研究施設での5日間。地球外生物の実態は何?という謎を追って一気読み。50年近く前に発表されたとは思えない、古さは全く感じなかった。

    0
    2022年05月21日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    歴史改変系SF小説。
    日本とドイツが戦争に勝ってアメリカを統治している世界、そんな世界で流行っている小説は『イナゴ身重く横たわる』という、連合国側が勝利したらと言う歴史改変小説だったりする。

    登場人物が、歴史上の人物だったりオリジナルだったり、国籍人種も多様で何回も読み返さないといけなくて時間がかかってしまった。

    真偽
    これがテーマなのだと思う。本物と見分けがつかない贋作。歴史という付加価値の曖昧さ。小説と現実。偽名の政治家と暗殺者。
    歴史を失った国で生まれた新たな芸術と、歴史ある占い易が、本来あるはずだった歴史を垣間見せるというのが面白い。
    一方、読み終わった時に「え、これで終わっちゃう

    0
    2022年02月08日
  • 危険なヴィジョン〔完全版〕 2

    Posted by ブクログ

    ジェイムズ・クロスの「ドール・ハウス」は預言をしてくれる魔女が住むドールハウスのお話。ただ、けっして屋根を開けて中を見てはいけません。SFというよりホラーですが、何かのアンソロジーでも読んだ気が。でも巻末の再録リストにはないので気のせいか...

    0
    2021年11月18日
  • 町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「町かどの穴」★★★
    「どろぼう熊の惑星」★★★
    「山上の蛙」★★★
    「秘密の鰐について」★★
    「クロコダイルとアリゲーターよ、クレム」★★★★
    「世界の蝶番はうめく」★★★
    「今年の新人」★★
    「いなかった男」★★★
    「テキサス州ソドムとゴモラ」★★★
    「夢」★★
    「苺ケ丘」★★
    「カブリート」★★★
    「その町の名は?」★★★★
    「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」★★★
    「他人の目」★★★
    「その曲しか吹けない」★★
    「完全無欠な貴橄欖石」★★
    「《偉大な日》明ける」★★★★
    「つぎの岩につづく」★★★

    0
    2021年12月14日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アベンゼンは『易経』を使って小説『イナゴ身重く横たわる』を書いていた。ジュリアナが「なぜその本を書いたか、我々はその本から何を学ぶべきか」という問いを立てて易を行うと、「真実」という回答を得る。ジュリアナは、本に書かれていることが真実であるというメッセージとして受け取る。これが、本作の幕切れ直前、結論のような位置に置かれているシーンだ。
    ここから読者は何を読み取ればいいのだろうか? 
    (a)彼らの世界で起こった出来事は真実ではないということか? それとも、(b)これからドイツ帝国の崩壊や、日本への水爆投下が起こり、プロセスこそ違えど、最終的には本に書かれた世界と同じような結果にたどり着くという

    0
    2021年06月23日
  • 高い城の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第二次世界大戦が枢軸国側の勝利で終わったという世界。
    日本やドイツに統治されている米国。

    ドイツが統治する地域では禁書となっているという小説が、それ以外の地域では話題になってヒットしている。内容は、第二次大戦が連合国側の勝利で終わった世界を描いたもの。

    登場人物の多くが自らの進むべき道を「易経」で占っている。
    本作は1962年に執筆されているが、この時代には易経が流行っていたのだろうか…。1978年に出版された『宇宙船とカヌー』でも、ジョージ・ダイソンが旅の出立をいつにするか易経で占うべきかなぁ、なんて言うくだりがあった。

    この世界で売れているという小説の作者も、ストーリーの展開を易経で

    0
    2021年06月19日