上遠野浩平のレビュー一覧

  • ブギーポップは笑わない

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    20年ぶりの再読です。
    悩める高校生たちに是非読んで貰いたいです。
    奥の深いラノベです。
    恋愛、性、ドラッグ、殺人とこの世界は誰が作って回っているのかを発進した一冊です。
    善か悪か?よりも、生きていく上で殺るか殺られるか?という野性的な部分が問われています。
    今読んでも全く色褪せてません。
    保存しておいて良かったです。

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    2017年09月27日
  • 機械仕掛けの蛇奇使い

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    ネタバレ

    ファンタジー世界だと思ったら、実はシミュレーション世界でしたという、SFですね。
    魔法とはちょっと違う、詠韻技術という力が使える世界です。
    若き皇帝が、古代遺産(実はオーバーテクノロジー)に惹かれて、そのおかげで暗殺を逃れ、帝国を廃止していく物語です。
    オーバーテクノロジー対オーバーテクノロジーの戦いが面白いです。
    皇帝についているバイパーは、皇帝のデッドコピーでなかなかおもしろいキャラクターです。
    フィアンセについているジャグヘッドは、虚空シリーズで出てくるような超兵器でした。ジャグヘッドは銀河の彼方から攻めてくる敵とたたかうための兵器なので、虚空シリーズと繋がってるの?とか思ってしまいまし

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    2016年11月05日
  • 戦車のような彼女たち Like Toy Soldiers

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    ネタバレ

    かなり久々の上遠野浩平。
    今までの人生で一番冊数を読んだかもしれないのが上遠野浩平作品。
    この人の作品スゴいところは
    「ものすごい面白くて夢中で最後まで読むのだが、読み終わったあと何一つ内容を覚えていない」
    というところ。
    ある意味魔法だと思います。
    コレはバカにしてるわけではありません。
    それどころか尊敬しています。
    むしろこういう作品というのが世の中には必要だということ。
    読書が趣味というのは何かを得るためにするわけではなく。
    ただ呼吸をするように本を読むということ。
    酸素を吸っていることを意識しながら生活している人はいないのです。
    この人の作品は同じ本を何度でも楽しめるのです。
    いつでも

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    2016年05月16日
  • 彼方に竜がいるならば

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    面白かった。ただ、本書はいわばB面集で、A面(今まで発表されたシリーズ作品)の内容を私があまり覚えていないので、半分くらいしか楽しめてない気がする。残念。

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    2016年02月27日
  • 彼方に竜がいるならば

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    事件シリーズや、ブギポシリーズ、短編で重要だったのになかなか描写されないキャラクターが魅力的に出てきます。
    ストーリーも面白くて、既刊の話にまさかの裏側が・・・!という、今まで上遠野さんの本を読んできた方ほど楽しめるいい本だと思います。
    これを読むなら事件シリーズは無傷姫まで読んでから読むのがおすすめです。ブギポは5巻目くらいまで読んでいればOKです。

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    2016年02月06日
  • 螺旋のエンペロイダー Spin3.

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    他のシリーズを含め、背景はおぼろげにしか覚えていないのですが、意外に?面白く読めました。ブギーポップ本編よりもいいかも。次巻で完結でしょうか?

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    2016年01月21日
  • 無傷姫事件 injustice of innocent princess

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    久しぶりの事件シリーズ。このシリーズは風情があって好きですね。ファンタジーとSFの風味が良く絡み合っています。話の中核謎(無傷姫)はすみません、あまりピンときていないのですが、雰囲気が楽しめれば良いかと。

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    2016年01月16日
  • 無傷姫事件 injustice of innocent princess

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    上遠野浩平の本はファンなのである程度は読んでいるのだが、それでも最後の展開にはいつも「してやられたー!」と思ってしまう。

    今回の「無傷姫事件」もその中の1つ。
    上遠野浩平があとがきで述べているように、「お姫様」というものに対して、女の子は憧れを抱くもの(らしい)だけど、実際はどうなのか?という問いへの答えとしての本だと思う。
    このお話に出てくるお姫様みたいな生き方は、かっこいいなぁ、可憐だなぁと思う一方で、「英雄」とか「主人公!」って感じではなくて「お姫様」でもあるのが自分の中では素敵だと思った。

    また、物語も非常に面白いのだが、やはり「事件シリーズ」の最新刊であり、長い間待っていた甲斐も

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    2016年01月10日
  • ドラゴンフライの空 ギニョールアイの城 【復☆電書】

    購入済み

    まさか読めるとは

    久しぶりに上遠野作品を読みましたが、良いですね〜。

    昔の作品読み返ししたくなりました。

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    2014年09月28日
  • 禁涙境事件 some tragedies of no-tear land

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    今までの上遠野さんの作品とはひと味も二味も違うファンタジーとミステリーを融合させた面白い作品でした。でもその後イラストが変わってしまいましたが残酷号以降買ってないのでそろそろ買わないとです

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    2014年03月08日
  • 螺旋のエンペロイダー Spin1.

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    久々に面白かった。というか、この人はとにかく1巻目は面白ってことかも。だんだん収拾がつかなくなってゆく予感もちらほら。
    この登場人物がいっぱいの感じ、良いですね。「ブギーポップは笑わない」の雰囲気を久々に味わいました。

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    2013年07月15日
  • 螺旋のエンペロイダー Spin1.

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    ネタバレ

    統和機構によってNPスクールに集められた異能の少年少女たち、謎の存在エンペロイダーを追い始めた彼らを待ち受けるのものは。
    ブギーポップシリーズと同一世界観での新シリーズ、最強さん、人間破壊兵器、〈おせっかい〉の奇蹟使い、百面相など馴染みのキャラも続々登場、新作として紹介されているが新規の人も楽しめるのだろうか。
    枢機王の登場や、酸素は鏡に映らないでも登場したエンぺロイド金貨など作品間のリンクも健在、関連作品をフォローした方がより楽しめるかと。
    名前で色々勘ぐってしまう才牙虚宇介、そして、たれ目のナイスガイ日高迅八郎の二人をメインに今後は進んでいくのかな、どのあたりの時系列なのかはまだ不明。

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    2013年04月12日
  • 冥王と獣のダンス

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    一目惚れと異能と戦争の話。異能バトルもの好きには堪らない。ストーリーの流れは王道だが王道だからこそ壮大ながらもシンプルでカタルシスも得られる。トモルや夢幻も良いキャラクタだがリスキィ兄妹が好き。なのでショートヘアと描写されているアノーが挿絵ではロングヘアになっていることがちょっと残念。クリフハンガーのような締め方だったので気になって調べたところ続編に「闘神と蠍のフーガ」「叛乱と霰のワルツ」が用意されているという情報を得たが本作品から既に12年以上が経過している今、続編が出る可能性はあるのだろうか・・・。

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    2012年10月25日
  • 戦車のような彼女たち Like Toy Soldiers

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    なんて懐かしい高揚だろうか やっぱりあの時憧れた「ライトノベル」ってこうだよなぁ!と思わずにはいられない
    昔食べてからしばらく味わってなかったけど、久しぶりに触れて、当時と変わらぬ味を得たような…そんな嬉しさが残って、相変わらずこの人はすげぇな!と顔がニヤつくのを抑えられないw

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    2012年09月08日
  • 戦車のような彼女たち Like Toy Soldiers

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    ネタバレ

    戦闘用合成人間/兵器として闘うために生み出された少女たち、彼女たちが見出した戦いの意味とは一目惚れから始まった恋に殉ずるものだった。
    文芸誌ファウスト、メフィストで発表されていたものに書き下ろしを加えた連作短編集。
    上遠野さんの手がけている別シリーズも追っかけている読者ならば、散りばめられた作品間のリンクやキャラクターたちをより楽しんで読めるかと。
    願わくは、事件シリーズで今後の二人の姿に触れられることを。
    収録作品群と密接な関係を持つ短編“アウトランドスの戀”が収録されていないことだけが残念。事件シリーズに関わりのある短編をまとめたものが出版されることを切に願う。

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    2013年01月23日
  • 冥王と獣のダンス

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    ネタバレ

    ヴァルプルギスの後悔でリスキィさんがいたので再読。

    やっぱり好きだ。
    主人公とヒロインのキュンキュンな感じとか、
    リスキィ兄妹が普通にいいやつなところとか、
    最後の主人公に涙。

    2022.3.12再読 やっぱり泣きそうになる
    僕らは虚空にシリーズも関連あり? 再読せねば

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    2012年07月01日
  • メモリアノイズの流転現象/ソウルドロップ奇音録

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    面白かったです。さすがは、上遠野浩平。
    前作ではまったくつながりがなかったような感じですが、ブギーポップとのつながりみたいのが出てきてしまいました。
    そこがいいんですけどね。
    今回のメインとなる早見が能力者で、その能力者を探している例の「組織」まで出てきました。一文だけですけどね。
    これからも、ブギーポップ関連でつながっていくんでしょうかね?
    それはそれで、俺的には歓迎です。
    続きに期待しています!

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    2012年05月05日
  • メイズプリズンの迷宮回帰/ソウルドロップ虜囚録

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    ソウルドロップシリーズ第3弾です。
    今回はペイパーカットがほとんど出てきませんね。
    序盤の序盤で出てくるあのアイテムが、あんな重要なアイテムだとは思いませんでしたね。
    双季蓮生という不思議な老人と、西秋有香という家出少女が話の中心です。
    そして、その二人に、東澱の兄弟も、伊佐たちサーカムも振り回されます。
    その途中で千条の秘密も少し見えてみたり、東澱奈緒瀬の性格もいろいろ出てきたり。
    最後は綺麗な終わり方でした。
    伊佐が最後の方で言っているけど、今回の事件はすでに終わっていることを追跡しているだけです。
    なので、実質謎解きが無かったり。ちゃんとどんでん返しはありましたがね。
    家出少女も含めて、

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    2012年05月05日
  • ヴァルプルギスの後悔Fire4.

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     凪と、炎の魔女ヴァルプルギスの壮絶な戦いは最終局面を迎える。この巻にて魔女戦争集結。
     懐かしのキャラが出てくるので思わずニヤリとしてしまうが、上遠野浩平作品らしい話の纏め方で非常に楽しく読めた。
     

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    2011年12月29日
  • ヴァルプルギスの後悔Fire4.

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     これほどまでに曖昧な物語というのもない気がする。
     ちなみにこれは褒め言葉である。

     このシリーズはこれまでのブギーポップからの登場人物が今昔を問わずに結構出てくるので、キャラクター名だけ読んでも「この人どんな人だったっけ?」となることもしばしば。
     けれども、本書においてはそういうキャラクター達は所詮脇役と今後の伏線に過ぎないのでわからなくても問題はない。

     「神」とか「悪魔」とか「魔女」とか呼び方はなんでもいいけれど、絶対的な存在が仮にいたとして、じゃあそれってどんな存在なんだろう?
     少しスケールの小さい話で例えば、打率10割のバッターがいたとして、確かにそれって異次元の人間かもし

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    2011年12月12日