上遠野浩平のレビュー一覧

  • 紫骸城事件 inside the apocalypse castle

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    魔法のある世界で、ちゃんとミステリーとして成立させているのがすごい。手掛かりは結構ちゃんと書かれているんですが、気づけなかった。ある種アハ体験のような解決でした。

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    2020年06月21日
  • 恥知らずのパープルヘイズ―ジョジョの奇妙な冒険より―

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    ネタバレ

    ジョジョの奇妙な冒険には昨年のアニメから一気にハマり、こうして外伝小説にも手を出す程になってしまいました笑
    あの一件以降、ひっそりと宙ぶらりんに生きていたパンナコッタ・フーゴが、再び自分を探し始めるおはなし。
    ブチャラティやジョルノのように覚悟が決まった物語は良い。いつだって進む道を灯してくれるし、なにより進む力をくれる。でも、この世界にだって、そんな風にはいかない人は多い。むしろ、そういった人の方が多いのです。パンナコッタ・フーゴも、シーラEも、麻薬チームも、みんなそう。進むと言われたって道がたくさんありすぎて何も分からないから、ただ目の前の道を歩き続けている。これは、そんなひとへの応援歌だ

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    2020年04月11日
  • 殺竜事件 a case of dragonslayer

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    ミステリーというよりは、架空の世界観で起こる「事件」を本業のために解決する、"戦地調停士"という職業を軸にしたファンタジー。

    一言で面白い!
    完全に架空な世界観だし、土地名も人の名前も現実とかすりもせず正直覚えられない(笑)のに、すらすら読める。読みやすい。適度に説明をしてくれるからついていけないことは全くないし、かといってダラダラ説明ばかりということもない。
    テンポがよくて、さすが上遠野浩平先生です。

    圧倒的な超存在:竜が殺害される事件が起こり、仮面の戦地調停士のED、軍人のヒースロゥ少佐とレーゼ大尉の3人が旅をし、犯人探し(殺害方法の特定)を行う。

    個人的には界面

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    2019年08月29日
  • ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき

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    だいぶ過去の話の掘り返しとなる1冊。正直アニメを見てなかったら、記憶になくて付いていけなかったかも。この話ではブギーポップは何もしてないね。

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    2019年08月24日
  • ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき

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    死んで能力だけ残っていたディジーミスリジー。ポリモーグも影響を受け、失った記憶を探し求めていた。イマジネーター事件の残骸。

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    2019年06月22日
  • ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき

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    いつか完結したら全巻読み直そうと思っているのだけれど、どれだけの量になるのか、果たして完結するのか。不安は尽きませんが、面白いものは面白いということで、まあ、いいじゃん

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    2019年05月12日
  • 製造人間は頭が固い

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    ネタバレ

    時系列を把握するのに少し時間がかかったけど、いつも通りの上遠野ワールドで楽しめました。
    リセットリミットがぱっつんの印象そのままに短かったのとても可愛かった…
    予言通りというか、想定通りというか、片割れになってしまう未来を知ってるだけに、ちょっと可哀想にも思えたり。

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    2019年03月30日
  • ブギーポップは笑わない 新装版 下

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    やっぱり笑わないは大傑作だと思うわ。それぞれのストーリーを読み進めていくと、何が起こっていたのかわかるという仕掛け。新刻敬が結構好きだったんだよね。新装版として出すにあたって、ストーリー的に区切りのいいところで割ってあってわかりやすい。旧刊行版のメイキングラフ集は1・2巻分を下巻にまとめて収録。あとがきはなくなってるのが少しさみしい。(まあいいじゃん)(いやそこはよくない)

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    2018年12月29日
  • 残酷号事件 the cruel tale of ZANKOKU-GO

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    ひさびさに読んだブギーポップがおもしろくて、過去に買っていたシリーズの続きが気になって購入。
    上遠野作品は話が複雑で内容を忘れがちなのでメモ。

    禁涙城事件とリンクしてる部分が多い。
    この後で禁涙城のほうを読むと
    ミラル・キラルがロードマンと共に残酷号を滅ぼすことを示唆する手紙があったり
    EDの足が使えなくなっている理由がかかれていたり
    期間的にも残酷号事件の間に起こったことなので
    禁涙城のほうが後でつくったような印象もうけた。


    …類別は怪人、名は残酷−
    禁涙城事件で活躍(?)した残酷号がいかにして生まれ、収束していったのかを描く。
    かつての恐れられた皇帝のクローンの1人であるレギューンと

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    2018年12月01日
  • ヴァルプルギスの後悔Fire2.

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    『混乱しているときに人が選択する道が、ほとんどの場合で間違っているのは、選択それ自体から逃げたがっているからである』(霧間誠一)

    『恐怖は外にはない。それは無力であるという、その認識そのものであり、すべては己のうちにしかない』(霧間誠一)

    同じ相手と延々戦い続けるということは結局、誰よりも敵のことを理解し、同質化することにしかならない。自分が確信できるものは相手も確信している。(パール)

    『―迷いはない、と人が思っているときはまだ迷っている。ためらわない、と思っている時はまだ逡巡している。真の行動は迷いもためらいもどうでも良いという放棄の中のしかない』(霧間誠一)

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    2018年12月01日
  • 製造人間は頭が固い

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    ネタバレ

    統治機構というシステムの中で、陰から人類を守る異能者たちの対話集。
    キャラクターが語る(会話)するものは、思考とか戸惑いとか。中心人物の1人、ウトセラ・ムビョウが独り語りのできる人物なので、対話なのか思考が音になっているだけなのか。ヒノオが黙る気持ちも少し理解出来たり。
    異能者たちなので個性があるのだけど、主張はそんなに激しくない。シリーズになったら、また変わるのかな……。

    ムビョウが「後継者」を望むのは、大多数に肯定するからだろうか。無意識に製造人間を必要とする人類の希求に応えるからなのかな。と感じた。

    失礼な?話、あとがきが一番「なるほど」と思った。
    キャラクターに、著者の思考を語らせ

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    2018年09月30日
  • ブギーポップ・ビューティフル パニックキュート帝王学

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    パニックキュートとマロゥボーンはブギーポップの噂をたどって、末真和子に近づく。
    ブギーポップをおびき出すために末真和子に「一番美しく輝く」ことを求める。
    パニックキュートの正体とマロゥボーンの力を暴き、カレイドスコープの助けにより窮地を脱する。
    マロゥボーンは世界の敵となりブギーポップと戦う。

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    2018年07月06日
  • 殺竜事件 a case of dragonslayer

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    戦士や竜や調停士や魔法といったファンタジー世界は本来苦手ジャンルだけど、タイガレーベルにハズレはないと信じて読んだら面白かった!キャラが良い。竜の威厳もすごい。界面なんとかって何?こっちの世界も存在するの?と、ワクワクがいっぱい。既存のシリーズのようなので、刊行が楽しみ。

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    2018年07月03日
  • 殺竜事件 a case of dragonslayer

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    初めて読んだ上遠野作品、『製造人間は頭が固い』がことのほかタイプだったので、たまたま書店で近くにあった本作品も手に。
    あらすじはそれほど惹かれなかったのだけど、読み初めて、うん、やっぱりタイプだなと。
    世界観、ストーリー、キャラ、文体、全てがはまるとその作家自体が好きになる。
    謎多き仮面の戦地調停士に情熱的で隙なしの風の騎士、紅一点のリスカッセ大尉、3人の見え隠れする過去も気になり、巨大で最強の竜が住まう国での新たな物語を熱望する。

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    2018年06月13日
  • 殺竜事件 a case of dragonslayer

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    ものすごく特殊事情のミステリーだけど、ちゃんと成立してるし面白い。コレ単発で終わるにはもったいないな。

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    2018年04月24日
  • 製造人間は頭が固い

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    目を引く題名とイラストにそそられた。
    よく見ると『ブギーポップ』の裏側を明かす、、、とあって、この言葉どこかで聞いたことがあるような?でも知らない。
    ということで書店内をぐるぐると探して漸く見つけて、見たことあるイラストに「あぁ~」と声が漏れるも、やはり読んだことはなかった。
    でも関係なく面白そうなので購入。
    製造人間ウトセラ・ムビョウの奇妙な論理と様々な合成人間とのやりとりが絶妙。
    本家のほうは今年アニメ化でいろいろ話題だけど、ちょっと見てみようかなという気になっている。

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    2018年04月23日
  • 製造人間は頭が固い

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    ハヤカワ文庫からだけど、ブギーポップシリーズ。でもブギーポップは出てこない。本編ではあまり描かれない統和機構の中心に近いところを描いた作品。読まなくてもブギーポップ側には何の影響もないけど、懐かしい人も出てくるので読んでみるのも一興かと思います。

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    2017年12月06日
  • 恥知らずのパープルヘイズ―ジョジョの奇妙な冒険より―

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    本編を読んだ後なので、より入り込めるかと思って再読。「その後」のフーゴの視点で第五部を振り返る。表舞台から退場したとしても「その後」はあるし、あの時一歩踏み出せなかったのにだって理由はある。本編第五部までしか読んでいないのでそれ以降を知らないけれど、ジョルノと承太郎や仗助はどういう関係を築くのだろう。

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    2017年11月04日
  • ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン

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    "フライデイ"九連内朱巳が進めているポゼストリー計画は、統和機構への建前と違ってただのダメなやつを救うという考えで始められた。
    が、そこに羽原健太郎が絡んできて、集められたラビットの中に能力をもつ白渡須奈緒がいて、世界の敵になりかける。
    霧間凪、ブギーボップの介入によりなんとか騒ぎは収まる。

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    2017年10月14日
  • 製造人間は頭が固い

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    製造人間ウトセラ・ムビョウと赤子のときに命を救われた無能人間コノハ・ヒノオ。
    奇蹟人間のフェイ・リスキィ、双極人間のアーミャら、最強人間カレイドスコープ、交換人間ミナト・ローバイら、合成人間たちの間の物語。

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    2017年10月07日