上遠野浩平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
JOJO初のスピンオフコミック。舞台は杜王町。主人公はホル・ホース!と思わせといて、彼は語り部的な感じかな。主人公はリョンリョンこと花京院涼子。ハイエロファント・グリーンの花京院の従姉妹です。
語り部というには騒動に巻き込まれているのですが、ホル・ホースは主人公じゃないんだよなぁ。あれだ「カリオストロの城」はルパン作品だけど、クラリスの物語だよね、っていう感覚に近い。リョンリョンはヒロインだけど、ヒーローと同義だと思います。
スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合うの方式で、ホル・ホースが出会ったのは東方仗助。時系列でいうと高校入学直前なので、承太郎と出会ってもいないし、おじいちゃんも存命です -
Posted by ブクログ
これスピンオフで出しちゃう内容!?と吃驚したけど、もうここまでくるとスピンオフでしかやれない内容なんだろうなと思う。
3部敵スタンド使いたちの当時の心境や現在の身の振り方も描かれていて、死んでないやつらは何してるんだ?と思ってたから嬉しい描写。ボインゴが10年経っても子どもの姿のままなのは何か意味があるのか?それとも身体的に成長はしてないけど本来の年齢は成人なのか?(ちょろっとヒゲみたいなもの見えたし……)
涼子はこの10年どんな気持ちで生きてきたのか……。
DIOは既に死んでるのでどうしようもないことだけど、涼子が少しでも花京院の死を昇華できればいいんだが……。少しでも納得のいく最後になっ -
Posted by ブクログ
人間は二つの気持ちに、常に引き裂かれている。周囲から浮き上がりたくないくせに、誰とも似ていない独特な存在になりたがっている。この二つは完全に矛盾しているのに、人間はその二つを抱え込んで、どちらも捨てることができない。皆が同じジレンマに縛られていて、だから本質的に、心から他人を認めることができないのが、人間なんだよね。
世の中というのは、そのありふれた人間によって出来上がっているんだ。だから逆に、幼稚であることと、真実であることは矛盾しない。むしろ逆に、幼稚な理論で社会が構成されているんだ。
ブギーポップの噂に信憑性がなあ、という君の意見は正しいだろう。だが世界の方は、その君の正しさに合わせ -
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