【感想・ネタバレ】禁涙境事件 some tragedies of no-tear landのレビュー

あらすじ

涙。――それは誰もが流すもの。たとえ禁じられても、こらえきれず溢れるもの。魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か?

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Posted by ブクログ

今までの上遠野さんの作品とはひと味も二味も違うファンタジーとミステリーを融合させた面白い作品でした。でもその後イラストが変わってしまいましたが残酷号以降買ってないのでそろそろ買わないとです

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2014年03月08日

Posted by ブクログ

「推理小説はトリックが解って、真犯人とその動機が判ってしまったら、もうその時点で魅力がない。」
という偏見を打破してくれた作品。
元々は絵師の金子一馬先生に惹かれて買ったため、中身が面白くなくても儲けモノと思っていたら嬉しい予想外。
ストーリーの構成が1つの環になっているため、最後まで読んで最初を読み返したり、同シリーズの他の1冊を読んで、また読み返したりと中毒になる1冊。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

EDとヒースの過去がちょろっと出てきたり、最後になんか大きな事が起こりそうだったりしてなんだか落ち着かない雰囲気の4作目。こんな終わり方されると続きが気になりますっ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

魔法が一切使えない都市での創設者殺人事件。
EDたちはほとんど活躍の場がないですね。前の「海賊島事件」で参入した24人目の戦地調停士もちょこっと登場します。この禁涙境は「紫骸城事件」の時の人が作ったわけですが…紫骸城事件の全貌は忘れてしまいましたよ。
EDたちはそんなに活躍しないけれども、かなり重要というかEDの正体まで明かされちゃったりします。なので、終わりかと思ったら、今回登場の残酷号が次の巻のメインの模様(タイトルが「残酷号事件」だし)。
わくわくドキドキで、なんだかんだとアクションもあったり、トリックの解明やらいろいろあったりでやっぱり面白いです。この事件シリーズはいつもどんでん返しがあるので、思いもよらない人物が犯人になってますね。
続きが速く読みたいのと、時間見つけて前の巻も読みたいですね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

事件シリーズその4。
連作短編集風に、禁涙境の過去の事件を1つずつ明らかにしてゆき、最後にそれがら実は、的なお話。
事件シリーズとしてはちょっと読みにくくなったかな?最後の展開も今までの作品と比較すると以外性が少なかった印象。(今までのが想像不可能なネタであったというのもあるが)
どうでもいいけど、EDより、レーゼや風の騎士のお話の方が読みたかったなぁ。

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2022年04月28日

Posted by ブクログ

EDの事件シリーズも4作目を迎えます。
今回も禁涙境という「特殊な舞台」でさまざまな事件が起こり、そして「残酷号」という個性的なキャラも登場して、ますます世界が広がっていきます。

禁涙境の始まりと終わりが1冊にぎゅっとまとまって描かれているので、この巻から読み始めても問題なく楽しめます。

ヒースとレーゼがもっと活躍するストーリーも読んでみたいですね。

次巻は残酷号事件。あの残酷号が主役となって物語が進むのですね♪

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2011年10月09日

Posted by ブクログ

続編を待ってるシリーズです^^
前の話を忘れていても楽しめます。
文章もイラストも硬質ですごく綺麗。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「諸君、泣くのはよそう。涙は禁止だ。我々は生き延びた。だが、残念ながら――」戦地のすぐ傍にありながら決して侵略されない地。その地を作り出した男の言葉を元に名付けられた禁涙境で起こるいくつかの事件をまとめた短編集。個人的には続刊の残酷号事件への序章にすぎず、今までのおもしろさはあまりないと思います……。もしかして禁涙境までの4冊がプロローグなんてことは…ないよなぁ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズである事を知らずに読んだのですが、十分に楽しめました。過去の事件を振り返る事が多かった様に感じたのですが、それがぐちゃぐちゃに入り組む事がなく、読みやすかったです。
殺竜・紫骸城・海賊島事件も読んでみたいです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

希望街の妊婦殺害、胎児殺害未遂
幸運街の殺人鬼の路上死
無用街の抗争に発展した有力者の暗殺。
この3つの事件と現れた残酷号と禁涙境の謎。

まあ、いつかは訪れたであろう破滅の日。
EDやキラストルなど前作までの人物たちが色々出てるので、繋がりとか考えながら読むと楽しい。

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2018年09月15日

Posted by ブクログ

戦地調停士シリーズ第4弾。魔法と剣の世界で、唯一魔法が使えない場所、禁涙境。そこで過去に起こった複数の殺人事件。一見関係ないはずのピースを、最後にエドが一つにつなぎとめる。
エドが少し辛かったな、と感じる話でした。

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2023年03月26日

Posted by ブクログ

戦地調停士シリーズ 第4弾。
荒野の果てにある非武装地帯のスラム街:禁涙境
あらゆる魔導が“十字線”の元、無力化される。
そこで現在までに起こった未解決事件を、
戦地調停士EDが解決するという短編集的なお話し。
最後はちゃんと収束させてくれます。
EDと風の騎士の少年時代のエピソードも
挟みこんでありますし、何とEDが仮面を外すんですよ!
そして、いきなり登場する残酷号。
次の号のタイトルですね。繋がりありますよね・・・

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2020年01月01日

Posted by ブクログ

今までの事件より全体的に分かりにくい。事件や謎解きそのものも分かりにくいし、EDの過去の描かれ方もなんか中途半端な感じ。最後の方は特に意味が分からないところが多かった。次の作品を読めば少しは分かるのかな?あとエグい描写が多かった…。

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2014年08月06日

Posted by ブクログ

久々ファンタジーSF
最初はなんだかわからなかったが、
事件と事件がだんだんつながっていく。

しかし、エンディングとしては、
最初に予想した通りだったので
裏切られた感はあまりなかった。
ああ、やっぱり的な感想。
さらっと軽く読める一冊。

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2013年06月07日

Posted by ブクログ

魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か――。

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2011年08月25日

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禁涙境という魔力が通じないエリア街で、祭りの日に突然街が崩壊し始めた。
それは、怪しげな一人の物?残酷号がやってさらに街を破壊していった
荒れ果てた禁涙境に研究調査のためと称してやってきたEDは、かつてその地で起こった殺人事件の真実を暴く

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2010年06月20日

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竜だすな
EDの過去、風の騎士の過去がぽろっとみえて、楽しい一冊。犯人が最後までわからなかったワタシ…。ワタシだけかな…。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

話としては、他の事件シリーズに比べて分かりやすいのでは。
最早、これは講談社ノベルスだけどミステリーではない、と思って読んでいるので、
作中で事件が起きてもまったく推理しようなどと思わず読んでいます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「顔の動きが、左右で違っているんですよ、そういう奴は――自分が、この整った世界の中で、どんな表情をみせればいいのかわかっていないから、左右でちぐはぐになる――人目でわかるんですよ、そんなのは」

《公式》

仮面の戦地調停士の過去がついに明かされる!?
上遠野浩平×金子一馬、極上のMYSTERY×FANTASY!
涙。それは誰もが流すもの。たとえ禁じられても、こらえきれず溢れるもの……
魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か……?


《私的見解》

短編の連作。
中野好夫氏は【偽善について】で『ぼくは、人間の完全性を信じない。むしろぼくは人間の救い難い醜さ、弱さ、狡猾さ、情痴等々を信じる》と人を書きましたが寧ろ自分はそれを尊ぶ社会の底辺なのでこういう彼等のようなキャラクターは好ましい人物として映ります。
推理の質は落ちていますが、そのざらりとした感触のような文章は相も変わらず素晴らしいものです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

なんか一気にテンションもモチベーションも下がったなあー。
最後のフリを見るに、これまる一巻、次への伏線なんでしょうか…ありえそうでなんとも。次を読んでから評価は決めたいところ。
「禁涙境」の設定には感心。ほんとうに、ファンタジー世界を書く人というのは、どうしてこんな風に少しこちらからずれた世界を思い描けるんだろう?

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズ四作目。いろいろあるけれど、魔法の世界で魔法が使えない特殊な土地、という条件だけでもう食いついてしまいます。次回作のプロローグという点でも必要かなあと。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

最初読んだ時あまり面白いと思わなくて、まぁ後でもう一回読んでみるか。と思ったけど、読まないまま時間が経過してしまったので、もう自分的にはあまり面白くなかった。という事で良しとした。動機はともかく犯人が誰かというのは気付く。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

【想】【知】
「戦地調停士シリーズ」4
EDは、もっと自分を大事にしてもいいと思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

“ミステリの殻をかぶったファンタジィ”第四弾。今回は、単純な犯人捜しのようだ。禁涙境という地にまつわる、二十八年前から現在に至るまでのいくつかの殺人事件と、その真相。戦地調停士EDの過去を垣間見せながら、オムニバスのように物語は展開する。EDの過去への思い入れの強さなのか、前の三冊に比べて、少し焦点がぼやけたような印象を感じるのは私だけ?

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2010年03月20日

Posted by ブクログ

一番最初に事件の発端とその収束後の描写から始まり酒場の回想記から一気に解決まで突っ走る勢いのあるストーリー

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

EDシリーズ。禁涙境という街の歴史と、その間に発生したいくつかの不可解な事件が語られ、最後にはひとつの真相が浮かび上がります。
登場人数が限られているため、謎解き要素というよりはやや軽め。
EDの過去が少しずつ明らかになってきた。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 最早ミステリー色は無くなってきつつある。前作までがとてもお気に入りだった為、ちょっとがっくりきてますが、それなりに楽しめたことは楽しめた。出来れば次はミステリーな内容にしてくれると嬉しいのだが……

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2009年10月04日

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