【感想・ネタバレ】禁涙境事件 some tragedies of no-tear landのレビュー

上遠野浩平

涙。――それは誰もが流すもの。たとえ禁じられても、こらえきれず溢れるもの。魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か?

[ブクログ · ★★★☆☆]

希望街の妊婦殺害、胎児殺害未遂
幸運街の殺人鬼の路上死
無用街の抗争に発展した有力者の暗殺。
この３つの事件と現れた残酷号と禁涙境の謎。

まあ、いつかは訪れたであろう破滅の日。
ＥＤやキラストルなど前作までの人物たちが色々出てるので、繋がりとか考えながら読むと楽しい。