上遠野浩平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ブギーポップ」シリーズの第20弾です。
スプーキーEがこの世から去って以来、一般人と変わらない生活を送っていた織機綺のもとに、統和機構の飛燕玲次(ひえん・れいじ)という人物が接触を図ります。彼は「アンチタイプ」というグループのメンバーであり、合成人間が特殊能力を発現することなく生きていくために、綺の協力を得たいと語ります。
一方で谷口正樹の前にも、やはり統和機構に所属する七星那魅(ななほし・なみ)という少女が現われます。彼女は、「アンチタイプ」と対立する「カウンターズ」というグループに所属しており、綺を自分たちのもとに取り込むために、彼女の恋人である正樹に説得させようと考えていたのです。 -
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Posted by ブクログ
ホル・ホースお前、花京院のこと好きすぎんか??
自分はDIOの恐怖に屈してしまったのに、立ち向かっていった花京院の最期を見て「お前は……!」ってなるホル・ホース、相当誇り高い男なんだなと思った。
それにしてもこのスピンオフは原作4部開始前の話なのに、タイトルが「クレイジー・ダイヤモンドの〜」になってるのは何故なんだろう……承太郎に名付けてもらったスタンドだから、この時点でまだ名前はないはずなのに……?
あと一般の高校生(正確にはまだ入学してないからついこの前まで中学生だった)にしては、戦い慣れしすぎてて、どうしてぇ??と思わずにいられない。出来上がりすぎてるんだよな仗助が。
原作開始前のジョ -
Posted by ブクログ
1話1話、とある1人の人物に焦点を当てて描いているため、時系列は一直線ではなく、見える部分も人物によって違う。登場人物1人からすると、何が起こっているのか、結局真実はなんだったのか、全くわからず、もやもやを抱えたまま生きることになる。だが、読者からすると1本筋の通った話に見える。その違いを、緻密に、美しく描いているのに、思わず驚嘆した。
最初は、高校生の甘酸っぱい恋愛や、思春期ならではの細かな感情変化を描く、日常のお話かのように見えた。読み進めるうちに、怪奇的に、そしてファンタジックになっていく。話の並べ方や時系列の順番など、読者に負荷を与えず、かつ驚きを与えるような構成だった。
読み終 -
Posted by ブクログ
アニメ化されていて前から気になっていた作品。(アニメは未見)
「異性交遊禁止」とか男女の描写については古くて逆にこそばゆい感じがしたものの、途中から一気に面白くなってきた。
他の生徒たち何人かを巻き込んでのマンティコアと凪との戦いは特に凄いし、マンティコアには変身能力がある故、敵が誰か分からない状態が緊迫感を生む。
読者目線だと誰が「悪」側か明かされているのだが、登場人物たちにはもちろんそれは分からないから危険な奴と一緒に行動してしまっている。
いつ殺られるのか気が気ではない。
しかも、殺られるときは一瞬で殺られる。苦しむよりはマシなのか。
ブギーポップの正体は一応説明されるものの、不思議