松岡圭祐のレビュー一覧
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お盆にたくさん小鉢が乗っている。
どれも好物だし、実際おいしいのだけれど、主食も主菜も無いんだもの。物足りないよね。
(おそらく)最終巻となった万能鑑定士Qシリーズ。
去年から読み始めて、今年中ごろには映画化を知って、ずっと楽しませてもらいました。
ビブリア古書堂にはまっていたら、ぜひと薦められたのでした。
結局新刊が出るたびに買って、シリーズ全部読みました。
莉子の鋭い鑑定眼と、ふんだんに盛り込まれた豆知識が好きです。
1,2巻のアフターストーリーである10巻や
モナ・リザの9巻が特に印象に残ってます。
映画化するなら1,2,10の予想だけれど、
華蓮や絢奈を出すために、回想や -
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ネタバレ松岡圭祐による万能鑑定士シリーズスピンオフ作品第4弾。
今回は凜田莉子も小笠原くんも出てこない分、新たなキャラクターが主要な役どころを占めた。韓国籍の無銭飲食の常習犯、ミン・ミヨンはもう少しきちんと描けば好感の持てるキャラクターになったかもしれないが、千里眼シリーズの頃のようなしっかりとした背景まで描ききらない本シリーズではその生い立ちやこれまでの苦悩が無銭飲食に結びつく理由が今ひとつ理解できず、最後まで読み終わってもどうにももやもやしたものが残る。
それにしても昔の戯れに過ぎない口約束を婚約だと言い張る瑠華というかなりイラッとくるキャラクターもさることながら、いつまでも煮え切らないお坊ちゃま -
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かつてアシモフが唱えた「ロボット3原則」に手塚治虫は悩み、アトムは苦悩した。漫画家として同期の石ノ森章太郎は童話『ピノッキオ』になぞらえて人形(機械)が人とならんとする為に悩むロボットの姿を描いたのが『人造人間キカイダー』である。子供向けのアクションヒーローとしてテレビ放映され、またシリアスでハードなストリー展開でオリジナルOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)としてもリメイクされた傑作は、2013年、新たにベテランエンタメ作家の松岡 圭祐の手によって現代を舞台に更なるリアリティーを持って小説版としてリメイクされたのが本書。
原作者石ノ森の描く漫画の基本ストーリーを踏襲しつつ、ビジュアル的な設定