松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もともと、謎が謎ではなく、殆んどトリビア的な知識として、本来、関係のない主人公が何故か知りようのないことを知っているが故に、謎を解決できるという、ご都合主義シリーズであることは変わりないが、短編であるが故に、さらに拍車がかかり、全く関係のない話が実は謎に繋がっていたという話が、余りにもともとが短編であるが故に狭い世界という制約があるとはいえ、少々、やり過ぎである。前作の短編集は、まだ各短編を統一した店の話として繋いでいたので話としてはメリハリがあったが、本作では過去の登場人物を総ざらいする感で登場させ、なおかつ恋の進展により、終わるかと思わせても終わらないので、まだまだ続くのだろう。
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Posted by 読むコレ
何だかんだでここまで読み続けてしまう人気
シリーズの最新作。今作はマルサから業務委託(?)
のような依頼により潜入捜査官として、その非凡な
才能を爆発させます。
今回も「莉子」のトリビア的な豆知識は惜しみなく
披露され明日から使える小ネタが満載w。そのネタ
自体が段々と小市民的になってきてるのが気には
なりますがw。
マルサにスカウトされるに至る伏線が小説の
盗作問題と、純金が単なる化合物への変化する
「逆錬金術」事件。更に潜入捜査先では
5億円相当のペンダントの盗難事件が起ったりと
豪華だったりします。真相解決は相変わらずと
あっけないものですが、シリーズ中、一 -
Posted by 読むコレ
結局「千里眼〜」シリーズは3作目...あたりで
読むのを止めてしまった...。どんどん大袈裟に
なってくる展開とあまりにもスーパー過ぎる
ヒロインの超人ぶりにイマイチ気持ちが付いて
来なかったから...かなー。
そして今作はそのヒロイン造形は肉体的、精神的な
スーパーヒロインではなく突出した才能により
知識のスーパーヒロインという部分は個人的には
受け入れられそうです。ただ、本を読んだだけの
知識でそんな鑑定士なんて開業しちゃっていいの??
って気はしますけどw。まぁいいかー。
1巻目なので主人公の人となりと事件に概要を描く
程度で終わってしまっているのでストー -
Posted by 読むコレ
サクサク読める松岡作品。シリーズ2作目。
前回ではいつの間にか日本が末期的な大恐慌に
見舞われてしまっていて、その経緯と真相が
今作で明らかになる。
公安、財務省など国家レベルの大きな力が
全力を挙げてこの偽札を追いながら...全くその
手がかりもつかめず、更に国家の治安も経済復旧の
対策もまるで対応出来ていない...って状況は
一見、バカバカしくあり得ない状況だと...
思いたいですねー。なんか現実に起こった場合
シャレじゃ済まないような不安が残ります。
今作のスーパーヒロイン、莉子の超絶的な
知識量と発想力はウルトラ冴えまくり!スゲー。
すっかり忘れかけてた元 -
Posted by ブクログ
松岡 佳祐 初めて読みました。
千里眼 The Start
ISBN978-04-383602-4
先日三省堂で平積みされている本を眺めていたら、一挙3巻の文字。
売れているんだと思いながら、The Startと書かれた1巻目を手にしてレジへ。
274ページの比較的薄い本だったがなんとなく買ってみたという感じ。
導入部では、主人公を査問するという設定がわからずこれまで見たことのない第三者的な表現に、どんな話が展開するのかと気になった。
孤独な少女が防衛大学校を主席で出て、その後航空自衛官になり、エリーコースを歩むが人道的な思いに囚われ、命令違反の挙句の査問会議。
ところが、査問会議で彼女を診断 -
Posted by ブクログ
臨床心理士の資格は返上したものの、心理相談員として人の悩みを聞く仕事は続けていた恵梨香。しかしある日、相談を解決するために現場へ行った帰り、愛車のベンツを盗まれてしまう。聞けば今、都内では同じようにベンツがあちこちで盗まれているという。盗まれたベンツがある場所に集められているという情報を内閣情報調査室の宇崎俊一から仕入れた恵梨香は、いてもたってもいられずその現場にも同行するが、なんとベンツは大爆発、そして怪我を負った恵梨香は救急車で搬送される。そして搬送先の医師は怪しげに微笑みながら言った――「お目にかかれて光栄だよ、千里眼」。
千里眼=岬美由紀と間違えて拉致されたということで、岬美由紀