パオロ・マッツァリーノのレビュー一覧

  • 読むワイドショー

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    ワイドショーはぜんぜん見ないけれど、いつもの資料に基づいた説明でなるほどといろいろなことを知る。ワイドショーってほんとつまらないけど、どの局もやってるってことは需要はあるってことなんだろうなあ。

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    2024年05月01日
  • 思考の憑きもの 論より実践のクリティカルシンキング

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    クリティカルシンキングで思考の憑き物を落とすというコンセプトの本。
    久しぶりにパオロ・マッツァリーノ氏の本を読みましたが、相変わらずの舌鋒の鋭さ、論理の頑健さ、そして事実調査の深度が素晴らしかったです。

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    2022年08月09日
  • 13歳からの反社会学

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    めっちゃ面白い。
    めっちゃくだらない。

    対話形式で読みやすくて、
    なんとなくためになる話です。
    こんな文章が書けるようになりたい。
    愉快な本です。

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    2022年04月03日
  • サラリーマン生態100年史 ニッポンの社長、社員、職場

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    統計的数値だけでなく、当時の新聞や大衆紙なども資料として活用し当時の世相を紐解いている
    大衆紙などは単なる一消費コンテンツだと思っていたが取り上げらている題材や単語など文化を知る手がかりが散りばめらていることに気付かされる

    出張の話は印象深かった
    新幹線ができて便利になったかと思ったのに無理な日帰り出張が増えたというエビソードは、携帯が普及したおかげでコミュニケーションコストが下がったが休日も仕事に束縛されるようになったという話やSNSが普及したおかげで逆にストレスが増えたといった現代の話にも通じるものがある
    効率化によって浮いた時間を何に使えるのか、ツールに振り回されない事が肝要だ

    ご苦

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    2022年02月22日
  • サラリーマン生態100年史 ニッポンの社長、社員、職場

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    自分ではまず読まないであろう過去の資料を丁寧に読み解いていくことによって、昔もそれほど今と変わりはないということがよく分かる。週休二日の定着が期せずしての展開で、まるでコロナ禍でテレワークが進んだのと同じよう。明治大正の文豪で「神経衰弱」って説明を目にしたことがある気がするけれど(夏目漱石とか)、今で言うと「うつ病」とか「心の病」ということなのね。そう考えるとトランプの「神経衰弱」に引っ張られてよく分からないなと思っていたのだけれど、少し親近感を感じられるようになった。

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    2021年07月23日
  • 偽善のトリセツ 反倫理学講座

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    物事の評価には行動と結果を見ようということ。善人による善意の押し付け、傍観者による偽善のレッテル張りよりは、具体的な行動が他人を救う。

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    2020年08月15日
  • みんなの道徳解体新書

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    著者のツッコミを笑いながら読む本。
    でも、そのツッコミもかなり的を得ていて、
    そうだよな、と納得もします。
    いや本当、道徳の教科書、ひどいですから。

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    2020年01月19日
  • みんなの道徳解体新書

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     本のタイトル通り、学校で習っている道徳をパオロさんなりに解体(実体を明らかにした)した本です。
     著者はこの本の最後に、結論として、どのような道徳を教えれば良いのか書いています。
     道徳ってなんだろう?って考える人にはうってつけの入門書であると思います。
     私がおもしろいと思ったのは、第8章 命の大切さのしくみ です。 
     この章では、なぜ人を殺してはいけないのかというある意味、根源的な問いに著者は挑んでいます。答えは少々ショッキングなものではございますが、一読の価値ありだと思います。
     

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    2019年11月20日
  • 歴史の「普通」ってなんですか?

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     10年あれば伝統になる、とはどこかで聞いた言葉。その言葉を一種立証しているのが本書。

     まぁ、いかに「昔はよかった」がいい加減なのかがよく分かる。結局イメージ先行で、それに酔っているだけなのだろう。

     特に、目黒もらい子殺人(20人以上)事件とそれに群がる群衆という構図は、人の業の深さをまざまざ見せつける。まぁ、古来からのコロッセオや公開処刑の見世物という系譜に照らすなら、人の変わらぬ部分と言えようか…。

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    2019年04月27日
  • 反社会学講座

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    いわゆる常識と言われているものごとに反する事象を拾い集め、常識を疑う視点を読者に与える。歯に衣を着せぬ語り口で親しみやすさもあり、読みやすく面白い。

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    2018年11月23日
  • 世間を渡る読書術

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    42+3本のお悩み相談&その症状に効く本の紹介。各章が短いのでスルスルと読める。江守正多『地球温暖化の予測は「正しい」か?』と山本弘『“環境問題のウソ”のウソ』などのような相反する本が並べて紹介されていて面白い。紹介されている本が若干古いものが多いような気がするけれど、そこはそれとして、読みたい本がたくさん増えた。

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    2018年07月28日
  • つっこみ力

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    あいかわらず茶化した語り口を持ち味とするパオロ氏。しかし、どれだけ話し方がふざけていても、主張の根拠は徹底的にデータに立脚して説得力がある
    。冗談は冗談とわかって読まないといけないが、そのへんのエッセイよりよほど確からしさがあるんじゃないかと思う

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    2018年03月25日
  • 誰も調べなかった日本文化史 ──土下座・先生・牛・全裸

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    ネタバレ

    土下座のところで、突然マレーシア、ルングス村の人の話が出てくるのは笑った。豚か山羊を相手と祈祷師に送るんだってさ。日本は誠意=謝罪+誠意、というわけのわからない公式があるとの主張をするための前段が突拍子なくて面白い。
    他にはビックリマークを濫用する広告の下りも面白かったなぁ。
    全体を通して楽しく読めました。

    あと、亡国論の箇所にはいい言葉があったので以下書き置き。

    もっと身近なもの、自分の身の回りの人や家族やご近所など、滅びやすいものが滅びないよう、努力をかたむけるべきです。それは自分にしか守れないんですから。
    近所のガキが悪さしたら叱りなさい。電車や公共の場での迷惑行為に講義しなさい。リ

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    2018年03月03日
  • みんなの道徳解体新書

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    ツッコミが的確で、テンポも良いので、するする読める。
    「教員」という立場からしか道徳を考えたことがなかったけれど、普通の(?)大人が考えると、確かに変な事も多いよなあ。大学の時は感じていたはずなのだけれど。忘れていたことを思い出させてくれた。
    正直、この分量で語り尽くせていない部分や、ぶん投げた感じもあるのだけれど、「多様性」を大切にすることは忘れないようにしたい。
    そうすると、「この授業で何を学んだのか」なんて言われてしまうのだけれど。

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    2017年08月23日
  • みんなの道徳解体新書

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    こういう風に考えて、道徳の授業をつくっていけばいいと、わかった。スゴくステキなことに、気がついた。すべては、多様性を認めるところから、始めていこうと思う。

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    2017年06月25日
  • みんなの道徳解体新書

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    絆が大切とか
    みんな友だちとか
    周りのたくさんの人たちの「正解」に飲まれそうになったとき、ぐっと引き戻してくれる本。

    ひろき、目を覚ませ!

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    2017年01月28日
  • 反社会学講座

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    内容(「BOOK」データベースより)
    少年の凶悪犯罪は減ってるし、少子化になっても日本の社会はなんともない。昔の日本人はちっとも勤勉じゃなかったし、日本のお役人はふれあいが大好きだ…社会学を超えた「反社会学」で見れば、世の中はこんなにおもしろい!学問とエンターテインメントとお笑いを融合させ、業界を震撼させた奇書が、増補文庫版となって再登場。

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    2015年11月21日
  • 「昔はよかった」病

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    「昔はよかった」と過ぎ去った昔をやたら美化し、現代を批判する輩に、データや過去の文献を使って、いかに現代の方が昔より良いかを論破している本。取り上げられているのは、「火の用心」、「日本の治安」、「クレーマーの歴史」等々。特になるほど、と思ったところは「~振り込め詐欺は、悪質なものだけを見せしめに取り締まって、小物は泳がせておく方がいい。そうすることで、強盗など危険な犯罪をやってる連中が振り込め詐欺に鞍替えするよう誘導できれば、犯罪件数は多少増えても、社会全体の安全はかえって高まるのです。」という主張。著者はどうしたって犯罪の発生件数は0にならないとも主張。そりゃ、そうだよね~。この人、外国人名

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    2015年09月14日
  • 誰も調べなかった日本文化史 ──土下座・先生・牛・全裸

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    厚切りジェイソンも舌をまくほど、日本文化の疑問を滅多切り。思わず日本人すらも「Why Japanese people?」と叫びたくなる。ただし笑いたくても笑えないネタも多いが。

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    2015年08月12日
  • 反社会学講座

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    自分自身も大学で社会学に手を染めたクチなので、非常に面白く読めた。

    大学の時分に本書を読んでいれば、もうちょっとましな研究ができたかもしれない。

    本書にあるように、結論ありきでデータを集め、捏造とまでは言えないものの、歪んだ論拠を作り出している社会学者は後を絶たない。

    社会学者に限らず、経済学者や経営者、政治家などにも同様の輩は多い。

    だからこそ、他人が言ったことを鵜呑みにせずに、自分の頭で考えて判断することが必要である。

    本書は初版が出たのが2004年、文庫版が出たのが2007年のため扱っているデータこそ古いものの、データの見方や考え方については、とてもためになる。

    日本人論(外

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    2014年05月26日