パオロ・マッツァリーノのレビュー一覧

  • 13歳からの反社会学

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    以前からタイトルは知っていて、今回文庫化してたから買ってみた。

    なかなか興味深い一冊でした!
    はじめに、一章、九章、まとめがとくに面白かった。
    まとめの「偽善者になれ」ってところが好き。

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    2013年12月10日
  • 続・反社会学講座

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    ネタバレ

    続編。前の方が面白かったな。途切れ途切れで読んだせいか、あんまり頭に入らないというか。章ごとに長さが違うのがあんまり好きじゃない。まぁ雑誌掲載上、しょうがないけど。勲章の話は面白かった。横山秀夫が直木賞を辞退したの、ネットで検索しちゃったよ。あと、最後の『あなたにもビジネス書が書ける』というコントも面白かった。

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    2013年12月06日
  • 反社会学講座

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    古本で購入。

    少年犯罪・少子化・学力低下・フリーター問題などなど、よくある社会学ネタに仕込まれたトリックを暴いて笑いに変える著者お得意の社会学漫談。
    しかも注意書にあるとおり「非常に優れた社会学の入門書」になっていてお得。

    著者に言わせると、社会学とは
    「社会学者の個人的な偏見をヘリクツで理論化したもの」
    であって、
    「世間でいう『こじつけ』を、社会学では『社会学的想像力』とい」
    うのだそうな。

    世の社会学者が問題を勝手につくって勝手に嘆いて勝手に処方箋を書くその様に苦笑してしまう。
    インチキのようなデータの故意の誤用なんかには呆れるばかり。

    印象に残ったのは、第9回「ひきこもりのため

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    2013年08月16日
  • つっこみ力

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    古本で購入。
    タイトル買いした1冊。大学での講演(兼公演)をまとめたものらしい。

    「つっこみ力」で正しさをおもしろさに変えて社会と人生をおもしろくしよう、というのがこの本の目的。
    愛(わかりやすさ)と勇気(権威へのつっこみ)とお笑い(おもしろさ)がつっこみ力の3大要素。

    まぁ要するに、誰かの示す「正しさ」に「正しさ」で批判しても逸脱も発展もない「正しさ」の堂々巡りになっておもしろくも何ともない、それじゃあ「正しさ」の奴隷になっちゃうよ、というわけ。
    批判ではなくつっこみを。
    それで社会と人生をおもしろくしよう。

    いいですね!
    これだけ書くと何のこっちゃわからんのもいい。こういうの好

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    2013年07月22日
  • 日本列島プチ改造論

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    作家のホームページをたまたま見て、え?出てたの文庫が。ということで、本屋に買いに行きました。
    相変わらずの
    ニヤリとしてしまう前降り
    問題定義
    目新しい視点での解決策
    プッと笑いをさそう見事なオチ
    には、ハズレなし。
    短編なので、名作反社会学と比べると内容が軽い感じは否めない。

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    2014年01月06日
  • 反社会学講座

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    なかなかに面白い本です。基本は、データをしっかりと調べて自分のアタマで判断しよう。ということだと思いますが、扱うテーマも幅広く、風刺の効いたまとめ方といい、とっつきやすくてタメになるという系統でしょうか?普段、このような内容を読まない、気にしないような人が読むといいんでしょうね。

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    2013年05月14日
  • 反社会学講座

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    仮説ありきで都合よくでっち上げたデータでもって煙に巻く輩。そんなのせせら笑ってやれ!ってことだな、うん。

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    2013年05月07日
  • つっこみ力

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    切り口は面白い。

    語り口調がラフで個人的には読みやすく感じました。
    しかし、裏表紙の著者の紹介欄までふざけているので、著者が一体何者なのかが未だに理解出来ていません。
    あえて身分を伏せているのでしょうか。

    論理やメディアリテラシーも大切かもしれないけど、「わかりやすさ」の方が大切ですよね!この本は終始そう謳っていて主に社会学の欠点について触れています。
    でも、実は社会学を批判することによって社会学に興味を持つように仕掛けているような気もしました。
    社会学については無学だった私でもとっつきやすいように丁寧な解説があり、どこが分かりにくくて、どこを直せばいいのかを指摘していて社会学の入り口とし

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    2013年03月08日
  • 日本列島プチ改造論

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    陽気なイタリアーノ、パオロ氏の続編。今回も楽しく読ませてもらった。そうなんよねー、何でこうなんだろ?という点が多く、また、俺もそう思っていたという記事も多く、色々興奮。自転車置き場など、実際に変化していることもあるのが今回の特にいいネタ。今後もっと変化していくと良い。
     氏の提案は、外国人視点の典型なのかもしれないが、不思議と「それはねえだろ?」というものがほとんどない。これはすごいことだと思う。

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    2013年02月11日
  • 反社会学講座

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    全編に散りばめられた笑いは冴えてるし、
    データに基づいて述べられる論理も冴えています。
    だんだんとしつこくなってきて、
    こじつけっぽく、独善的に感じることもありますが、
    そもそも、社会学はそういうものだという
    筆者の主張からすれば、
    うなずけます。

    結局、社会について、
    少し明るく楽しい考え方ができるようになったことと、
    社会学は、
    人を救うための学問ではないよということが分かっただけでも、
    たいへん有意義な本でした。

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    2013年02月02日
  • 反社会学講座

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    世の中のなんちゃって社会学によって醸し出される「空気」に対して「水」をさし、おちょくった本。「最近の若者は・・・」とか「少子化が・・・」とか「ゲーム脳が・・・」そういう胡散臭い議論を穿ち、リセットボタンを押してくれるような本。
    誠に痛快ではあったが、それで著者を絶賛するようでは、「戯作者」を名乗る著者の名折れ。まさに、この内容にもある程度つっこみを入れられることをも求められているのだろう。
    他の著作も気になるところだ。

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    2012年12月16日
  • つっこみ力

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    ネタバレ

    自分はボケかツッコミかでいうと、明らかにツッコミです。
    更にツッコミを鍛えたいと思って買った本ですが、予想していた内容とはかなり違いました。
    それでも、これは面白かったです。

    笑いの効用、ツッコミを入れることのメリットを詳しく書いていて
    「人は正しさでは動かない。面白さで動く。」
    「ツッコミは全面攻撃ではなく、笑いによって相手に逃げ道を確保してあげている」
    人と接するときに、必要ですよね。笑い。

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    2012年05月08日
  • つっこみ力

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    「統計漫談」をもう少し読んでみたいです。「こういうもんなんだ」と考えがひらけたような、ちょっとうすら寒いような。

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    2012年02月22日
  • 続・反社会学講座

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    世間で語られる常識を疑い、コミカルタッチで再度検証する。
    どれだけ、「世間」はあやふやなものなのか。そんな「世間」に振り回されていいのか?
    日常で世間体を気にしてしまいがちな自分に、「そんなの気にするな!」と嗤いで背中を支えてくれる一冊。

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    2012年02月05日
  • 続・反社会学講座

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    「反社会学の不埒な~」の文庫版。今買うなら確実にこっちの方がお得。
    まず「反社会学講座」から入り、続きが読みたかったら本書を手に取る、という流れが無難でしょう。著者の経歴というか前作の位置づけから考えると、デビュー作がピークになってしまうのはある程度仕方ないのでは。

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    2010年09月04日
  • 続・反社会学講座

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    今回もキレてますねー。
    攻撃的ですねー。
    ですが面白い。複雑な統計の話とかはないんですが,統計的な数値の増減とかをキッチリといろんなデータと照らし合わせていくのってやっぱり大事なんでしょう。

    内容的にも面白いんだけど,なんだか今回のは攻撃的な印象が強くって,少々後味が悪いところもなきにしも。
    なんか,学者とかアカデミズムの世界に対する憎悪があるんでしょうね。わからないでもないですが・・・。

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    2009年10月07日
  • 続・反社会学講座

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    前作の続編


    自分は絶対安全圏にいるくせに、大衆をこき下ろす学者さんをボロクソに叩いております


    マクロな見方だけじゃ、ミクロは決して救えないんだな


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    2009年10月04日
  • 反社会学講座

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    世の中の「常識」だとかマスコミが嫌いな人は大いに楽しめるはずです。学問的なリテラシーを用いた、壮大な無駄・・・ではなく、メディアに騙されぬための心得帳か。単純にエンターテイメントとしても楽しめる良本。

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    2014年02月20日
  • 思考の憑きもの 論より実践のクリティカルシンキング

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    私たちは日々多くのことを学び、知識を質の善し悪し関係なく際限なく吸収して、自分という意識や思考の礎の糧となっている。
    本著では、クリティカルシンキング(批判的思考)を用いて、自分自身の知識や価値観、視点や思考を批判し疑うようにと気づき促してくれる良書である。本著では、「正しくぶれる」ことも必要であるとし、思考も常に状況や環境、自分が見ている世界の指針に合わせて修正し変化し続けることをすすめている。
    私たちの思考は、必ず他人の影響を大きく受けている。自分自身の思考を批判的に分析するには、一度、紙など日記でもメモでもいいので記録するといいだろう。質の良い本を読むのもいいだろう。多くの人と出会い思考

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    2025年07月28日
  • 反社会学講座

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    筆者が自称しているとおり統計漫談としてユーモアがあって面白いものの、出版されたのが20年近く経っているため色あせた感はあるので、2025年版も読みたいところ。

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    2025年03月12日