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Posted by ブクログ
世に隠れなき偉人・・・
古の聖賢の1人・・・
孔子さま・・・
仁とか礼とか大事にして・・・
政を行うものは斯くあるべし・・・
人は斯くあるべし・・・
と、数々の素晴らしい教えを残された儒教の祖・・・
ボクも、孔子さまと言えばスッゲー立派な方で、儒教は昔から天下を治める者には必須の教え、というイメージだった・・・
けれども・・・
著者は過激に突っ込みを入れる・・・
おいおい論語を色眼鏡無しに読んだら分かるでしょ?
孔子さまは素晴らしい聖人なんてガラじゃないでしょ・・・
論語に書いてある話からすると・・・
40歳越えていろいろと迷っているし・・・
正しい言葉と正しい行いをしていれば、就職には困らないとしながら自分は14年間就職活動して、結局全滅しているし・・・
栄達しようと志したのに全然栄達してないし・・・
人に痛いとこ指摘されるとヘリクツで誤魔化すし・・・
親孝行してないし・・・
妻子にも冷たいし・・・
弟子に嫉妬するし・・・
言ってること矛盾していること結構あるし・・・
なんだかポンコツなオッサンじゃん・・・
素晴らしい偉人なんかじゃなくて、愛すべきオッサンじゃん、と・・・
・・・
えー?!そうなの!?
論語自体をちゃんと読んだことないので、ボクとしては何とも言えませんが・・・
著者曰く・・・
先入観なしに『論語』を素直に読めば、ヘリクツと強がりと負け惜しみばかりならべる孔子のポンコツぶりはだれにでも読み取れるはずなのに、孔子は偉人であると刷り込まれている人たちには、孔子の真の姿が見えなくなってしまっているらしい、と・・・
ふーむ、なるほど、そうですか・・・
それにしても、著者は孔子さまが嫌いなの?
いやいや・・・
著者はそんなダメダメな孔子さまをコキ下ろしたいわけではない・・・
むしろそんなダメっぷりを見せてくれる孔子さまに好意を抱いている・・・
同時代の人々からは負け犬扱いされ、あまり相手にされてなかったのに・・・
弟子たちから見捨てられず、むしろずっと慕われ、最後まで己の信念を貫き、志を諦めなかった粘り強い人・・・
良いとこ悪いとこ両方含めてとても魅力的で愛すべき人である、と評価している・・・
著者が嫌っているのは、そんなダメおやじを神格化し、お偉い聖人に祭り上げちゃってる人々・・・
著者がいつも嫌う、昔の人はすごかった的なことを言って人々ね・・・
本書でもそういう面々を非難しております・・・
著者のいつもの主張である、昔はよかった病の弊害とその根の深さを考えさせられる一冊であり・・・
正しいかどうかはわかりませんが、孔子さまについて、ちょっと違った視点を与えてくれる一冊・・・
孔子さまにも興味湧いたわー
Posted by ブクログ
「論語」や孔子についての世間一般のグッドイメージを、著者お得意の文献、資料調査、解読等をもとにひっくり返す本。とは言っても一方的にけなすだけでなく、著者なりの孔子愛や、論語への一定評価が入っている。
以下、本書を読んで初めて孔子や論語について私がわかったこと。
-「論語」は孔子が書いたものではなく、孔子の死後弟子たちによって書かれたもの。
-「論語」の中で書かれている内容に矛盾があるにもかかわらず、一部だけの言葉がとりあげられて有名になっている
(例:「私は40歳になってからは惑わなくなった」とあるのに、後ろの方では「わたしはまだそのレベルになっていない」旨の記載等)
-現代でも有名な言葉の意味が後世になってまちがって解釈されている
(「義をみてせざるは勇なきなり」は「まちがった祭礼を見て正さないのはよくない」ということらしい)
-孔子は思想家などではなく、当時のマナーや儀礼を教える講師のような人だった
-孔子や「論語」が日本で尊敬されるようになったのは、明治以降からで、それまではどっちかというと小ばかにされているような位置づけだった。
相変わらずのパオロ節が炸裂した本書。
「え~、そうだったの?」という内容が豊富なので、格言好きの人にはぜひ一読していただきたい。
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