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Posted by ブクログ
土下座や「先生」の呼称、全裸の扱い、クールビズの歴史など、あまり注目されないであろうものに着目し、分析した一冊。
ユーモラスな語り口ながらも、切れ味鋭い毒舌でちょっと癖になりそうな読み味。
他にも印象的な話はあったが、個人的に印象的だったのは土下座の項。江戸時代の土下座は現在で言うところのうんこ座り(ヤンキー座り)だったらしい。江戸時代の絵図も見ていたはずなのに、まったく意識していなかった。
本文中に登場した、コンビニにたむろしているヤンキーに「おいこら貴様ら、そんなところに土下座してるとジャマだからどきなさい」という警官の事例は想像したら笑ってしまう。
「現在に不満な人は、未来に期待せず、過去を美化して懐かしむのです。歴史の中でもっとも捏造されやすいのは、庶民史と文化史なんです。」
という一文は至言だと思う。
Posted by ブクログ
土下座のところで、突然マレーシア、ルングス村の人の話が出てくるのは笑った。豚か山羊を相手と祈祷師に送るんだってさ。日本は誠意=謝罪+誠意、というわけのわからない公式があるとの主張をするための前段が突拍子なくて面白い。
他にはビックリマークを濫用する広告の下りも面白かったなぁ。
全体を通して楽しく読めました。
あと、亡国論の箇所にはいい言葉があったので以下書き置き。
もっと身近なもの、自分の身の回りの人や家族やご近所など、滅びやすいものが滅びないよう、努力をかたむけるべきです。それは自分にしか守れないんですから。
近所のガキが悪さしたら叱りなさい。電車や公共の場での迷惑行為に講義しなさい。リードをつけずに犬の散歩をしているルール違反の飼い主を注意しなさい。自分の所属している職場や学校で起こっている具体的でちっぽけな問題に向き合い、ちょっとでも良い方向へ向かうよう、努力してみてください。
どうでもいい歴史や思想を語って国を憂うヒマがあったら、自分の身の回りに目を向けるべきです。小さな問題を解決しようと体を張らない人間に、国が滅びるなどと大口叩く資格はありません。デカイ思想を語るだけの思想ヒーローは、実際には世の中を一ミリも動かしてないのです。
大切なのは、みなさんひとりとりが、身の回りの問題に取り組むローカルヒーローになることです。
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