パオロ・マッツァリーノのレビュー一覧

  • エラい人にはウソがある

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    論語読む前に読んでよかった。盲信してしまうところだった。歴史上の人物が神格化されがちなことを念頭に、伝記ものなどを読まなければと思った。昔に会社の研修で、大学小学ってのをやったのを思い出した。内容はもう覚えてないが

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    2024年02月12日
  • 思考の憑きもの 論より実践のクリティカルシンキング

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    クリティカルシンキングで、思考の憑きもの(屁理屈や論点のすり替えなどが多かった)について一つ一つ考慮し、排除していけるようになろうよ、というコンセプトの本だと捉えました。

    しかし著者の感性にわたしが追いつけず、屁理屈をずっと捏ねられてる感じがしてしまい、この評価にしました。(そういうコンセプトの本なので著者は悪くありません)
    クリティカルシンキングを学べるかと勘違いし手に取ったのですが、哲学書のようでした。

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    2024年01月28日
  • 13歳からの反社会学

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    確かに13歳からでもわかりやすいと思う。全体的に冗談を含めながらかかれており、楽しみながら読めると思う。16歳の僕にとっては少し内容が薄かった。

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    2023年11月22日
  • エラい人にはウソがある

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    痛烈なる孔子観への批判が面白かった。

    孔子がどうのこうのという訳ではなく、論語を用いた社会の孔子に対するイメージがおかしいという著者の意見がしっかりと明記されており、読んでいてとても面白い。

    実際がどうであったかどうかは正味分からないところが多いが、歴史的に不明確な所から話が盛られているのではというのは確かにと感じる。

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    2023年10月05日
  • みんなの道徳解体新書

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    ネタバレ

    Twitterかなんかで見たから買って読んでみた。道徳の教科書の話を否定していく話。
    なぜ人を殺してはいけないのかみたいな話してた。大人は人を殺してもいいと思ってるみたいな話。納得できる部分とそうでない部分があった。

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    2023年05月18日
  • 読むワイドショー

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    ワイドショーの歴史と変遷を新聞雑誌のテレビ欄から考察した本。 ワイドショーの起源から、番組のスタイルの変化、コメンテーターと呼ばれる人の立ち位置など、現代のワイドショーに至るまでの経緯を紹介する。
    自分もほぼ毎日、ワイドショーを見ている。(ヒマだから) 現代のワイドショーは、どの番組でもコメンテーターが登場するが、元々はニュースに対して補足解説する人の事を指したらしい。それが現代では、専門領域に関係なく面白発言する人気者を指す言葉になっている。 時代が変われば、役割も変わると言うことだろう。また、テレビ技術のズームイン方式とか、過去のワイドショーの司会者の経歴など、ワイドショーにまつわる様々な

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    2023年05月01日
  • 読むワイドショー

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    タイトルから受ける印象以上にまじめな考察が多い。
    取り上げるテーマはテレビのワイドショーを素材にしてるけど。そもそもコメンテーターって何? いつから誰が勤めるようになったの? 何んてことを資料から検証していく。
    テレビは政治ネタ中心から娯楽へと変遷していく。と同時に政治を語る芸能人も減っていく。政治を語ることが立派なことではないけれど、民主主義を標榜するならワイドショーでこそもっと政治が話題になっていいよね。

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    2023年04月27日
  • みんなの道徳解体新書

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    戦前/戦後から現代にいたるまでの道徳教育に使われている副読本をざっくり紹介しながら、国が定め求める「道徳観」への疑問を提示する内容。これを大変軽やか且つユニークにこなしているので笑いながらアッと言うに読み終わってしまいました。
    最後は多様性についての言及に終わるのも良かったです。

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    2022年04月27日
  • みんなの道徳解体新書

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    小中学生の時に読まされた副読本。なんの疑いもせずに先生の言葉に共感してたな、と今さら認識。アルアル押し付けや先入観。答えは1つとは限らないのに、道徳の答えは1つなのだろうか。

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    2021年08月03日
  • 反社会学講座

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    鋭い視点で社会学のご都合主義をぶった切る痛快な本です。作者は、流暢すぎる日本語能力からも日本人のはずですが、かなり謎の存在です。後半になるにつれ、面白さと説得力が倍加していきます。特に「スーペー(スーパーペシミストの略)少子化論争」は必読です。単行本発行は2004年ですが、20年近く前に論じられてている批判が未だに当てはまるという現状にため息をつくこと必然です。名著とは、こういう本のことをいいます。同じ作者の「つっこみ力」もおすすめです。

    現在の社会学は社会学者が私憤のはけ口として、また彼らの都合のよい稼ぎ口として使われていること、そして、社会学を利用したセンセーショナルな報道の多くは理由な

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    2021年06月30日
  • みんなの道徳解体新書

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    日本のこれまでの道徳教育の矛盾と欠点をエッジの効いた表現やユーモアを含め考察されている。現代でも問題となっているいじめや殺人などの原因を道徳的教育の不足にあるとする多くの人が自然と納得する考えは根本から間違っていると統計や歴史、科学的な情報を用いて指摘している点は素晴らしいものである。人間は元々エゴ的な生き物であるが、それを認めて努力すること、例えば多様性の尊重を重視する考えを持つことが大事であるという作者の強い気持ちでしめられている。

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    2021年02月22日
  • 世間を渡る読書術

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    タイトルと表紙のアンバランスさに惹かれて購入した本です。読書術の要素はほとんどなく、本の紹介がメインです。解説者は古本屋兼ソバ屋の大将(日伊ハーフ)で、たまに辛口なことを言ってます。言いすぎてるなと思ったところで、基本マイペースな主婦(相談者)からツッコミが入ったりと、小説風のコント仕立てなやりとりがサラッと読めて面白かったです。そして、ソバが出てくるのがやけに速い店だなと...。(読んでみたい本:『バナナの皮はなぜすべるのか?』)

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    2020年12月18日
  • 「昔はよかった」病

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    ラフな文体で読み始めは少し身構えたが、昔はどうだったのかを昭和・大正・明治の新聞や書籍に当たって検証するという、アプローチは真面目な本。親やその親の時代なんてつい最近のことのようでいて、それでも間違ったイメージや情報が跋扈しているのだから恐ろしい。

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    2020年11月23日
  • 「昔はよかった」病

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    まあ、イイ暇つぶしにはなりましたかね……昭和の頃は人情があった、なんて話す人いますけれども、昭和よりももっと前、明治、大正の頃には合理的に物を考える人々も多く、老人は切り捨てられるかのような扱いを受けていたみたいですよ…? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    そんなアレで昔への感傷をバッサリ切り捨てるかのような文章の書き方に好感が持てましたね! まあ、本書もまた、昔の日本の一つの見方程度に留めておいた方がよさげですけれどもね…これが正解!ってわけでもないでしょうから…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    昔も人情なんか薄かった、みたいに話されていますけれども、少なくとも今よりかは見知

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    2019年10月29日
  • 13歳からの反社会学

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    文字通り、パオロ・マッツァリーノ氏(おそらく日本人)による13歳でも読める反社会学。

    反社会学というほどアンチテーゼの要素はないが、軽く雑学をかじる意識読む分には良いかと。

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    2019年08月31日
  • みんなの道徳解体新書

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    自分の個人的な見解として、

    社会を腐らせない為に死刑はやむを得ない。
    邪悪な存在を野放しにして、理不尽に侵略される事は潔くないので戦争には賛成。
    つまり、殺されるぐらいなら殺そう。
    一定確率で死亡事故が起きても自動車の存在は仕方ない。

    という事で部分的に殺人を容認している。
    なので「なぜ人を殺してはいけないのか」
    と問われたなら、
    「そもそも人を殺してはいけないとは思っていない」
    と答えざるを得ない。

    以上を踏まえて、以下の著者の現実的な道徳観に同意。

    我々はいつか人を殺してしまうかも知れない。
    しかし、人を殺さないよう努力する事はできるし、少なくともそう努力すべきであり、その為には

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    2019年07月25日
  • 「昔はよかった」病

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    火の用心はありがた迷惑。
    防犯対策にはならない。

    日本の治安は昔から比べて大幅に改善している。

    熱中症は昔からあった。昔は日射病、熱射病と言っていた。

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    2019年06月21日
  • 偽善のトリセツ 反倫理学講座

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    著者には前から注目していたので読んでみた。世間で「偽善」と言われるものの範囲が思っていたよりずっと広いことに驚いた。私がきらいな偽善がイエス・キリストがよくないと言っているのと大体一致するのにも驚く。あとは全体的に軽いタッチで、「偽善」の扱われ方の歴史をたどることがてきる。

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    2019年06月01日
  • 反社会学講座

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    イタリアっぽい名前はペンネームで、著者は日本人らしい。
    社会学の「結論を決めてそれに合う材料を見つけに行く」スタンスを批判して、一般的に言われていることについて反証していく。

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    2019年05月20日
  • 歴史の「普通」ってなんですか?

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    今時の若いもんは……って言葉が昔むか~しからあるのは知ってたけど、まさか今時問題になっていることも「今時」じゃなかったとは!
    「伝統」もそうだけど、自分が成長する過程で刷り込まれた周辺事項を疑わずにいたことに気づかされる。

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    2019年03月22日