パオロ・マッツァリーノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ワイドショーの歴史と変遷を新聞雑誌のテレビ欄から考察した本。 ワイドショーの起源から、番組のスタイルの変化、コメンテーターと呼ばれる人の立ち位置など、現代のワイドショーに至るまでの経緯を紹介する。
自分もほぼ毎日、ワイドショーを見ている。(ヒマだから) 現代のワイドショーは、どの番組でもコメンテーターが登場するが、元々はニュースに対して補足解説する人の事を指したらしい。それが現代では、専門領域に関係なく面白発言する人気者を指す言葉になっている。 時代が変われば、役割も変わると言うことだろう。また、テレビ技術のズームイン方式とか、過去のワイドショーの司会者の経歴など、ワイドショーにまつわる様々な -
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Posted by ブクログ
鋭い視点で社会学のご都合主義をぶった切る痛快な本です。作者は、流暢すぎる日本語能力からも日本人のはずですが、かなり謎の存在です。後半になるにつれ、面白さと説得力が倍加していきます。特に「スーペー(スーパーペシミストの略)少子化論争」は必読です。単行本発行は2004年ですが、20年近く前に論じられてている批判が未だに当てはまるという現状にため息をつくこと必然です。名著とは、こういう本のことをいいます。同じ作者の「つっこみ力」もおすすめです。
現在の社会学は社会学者が私憤のはけ口として、また彼らの都合のよい稼ぎ口として使われていること、そして、社会学を利用したセンセーショナルな報道の多くは理由な -
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Posted by ブクログ
まあ、イイ暇つぶしにはなりましたかね……昭和の頃は人情があった、なんて話す人いますけれども、昭和よりももっと前、明治、大正の頃には合理的に物を考える人々も多く、老人は切り捨てられるかのような扱いを受けていたみたいですよ…? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
そんなアレで昔への感傷をバッサリ切り捨てるかのような文章の書き方に好感が持てましたね! まあ、本書もまた、昔の日本の一つの見方程度に留めておいた方がよさげですけれどもね…これが正解!ってわけでもないでしょうから…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
昔も人情なんか薄かった、みたいに話されていますけれども、少なくとも今よりかは見知 -
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Posted by ブクログ
自分の個人的な見解として、
社会を腐らせない為に死刑はやむを得ない。
邪悪な存在を野放しにして、理不尽に侵略される事は潔くないので戦争には賛成。
つまり、殺されるぐらいなら殺そう。
一定確率で死亡事故が起きても自動車の存在は仕方ない。
という事で部分的に殺人を容認している。
なので「なぜ人を殺してはいけないのか」
と問われたなら、
「そもそも人を殺してはいけないとは思っていない」
と答えざるを得ない。
以上を踏まえて、以下の著者の現実的な道徳観に同意。
我々はいつか人を殺してしまうかも知れない。
しかし、人を殺さないよう努力する事はできるし、少なくともそう努力すべきであり、その為には