あらすじ
ワイドショーのコメンテーターとは何者で、いつ登場したのか。画面隅の小窓をなぜワイプというのか。略奪婚とは何なのか。テレビと芸能の世界には謎がいっぱい。だれも教えてくれないからいろいろ調べてみたら、逮捕された歌手のレコードが回収された最初の例や、昭和の芸能人たちによる過激な政治批判の数々と政治家からの言論弾圧のすさまじさもあきらかに。タブーなき芸能メディア文化論に、ご期待ください。
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Posted by ブクログ
ワイドショーはぜんぜん見ないけれど、いつもの資料に基づいた説明でなるほどといろいろなことを知る。ワイドショーってほんとつまらないけど、どの局もやってるってことは需要はあるってことなんだろうなあ。
Posted by ブクログ
文献調査に基づいたワイドショーの社会史。そもそもワイドショーができたのはいつか、コメンテーターやワイプの始まりなどなど。ジェンダー・バイアスや自民党のメディア監視など、勉強になる話題も多かった。
Posted by ブクログ
ワイドショーの歴史と変遷を新聞雑誌のテレビ欄から考察した本。 ワイドショーの起源から、番組のスタイルの変化、コメンテーターと呼ばれる人の立ち位置など、現代のワイドショーに至るまでの経緯を紹介する。
自分もほぼ毎日、ワイドショーを見ている。(ヒマだから) 現代のワイドショーは、どの番組でもコメンテーターが登場するが、元々はニュースに対して補足解説する人の事を指したらしい。それが現代では、専門領域に関係なく面白発言する人気者を指す言葉になっている。 時代が変われば、役割も変わると言うことだろう。また、テレビ技術のズームイン方式とか、過去のワイドショーの司会者の経歴など、ワイドショーにまつわる様々なトピックを考察していて面白かった。
この本を読んでいて、ワイドショーでよく使う説明用のフリップやボードの紙をベリベリ剥がすスタイルを、いつ誰が始めたのかを知りたくなった。 あれは日本特有の紙芝居の一つではないかと思うが、海外の番組はどうなのか等色々気になることもあった。この本の続編があれば、そのあたりも考察して欲しいと思う。