パオロ・マッツァリーノのレビュー一覧

  • つっこみ力
    かなり軽い話口の作品。
    今の社会学者は堅苦しくてとても嫌だということは伝わってきた。
    作者が言うつっこみ力とは、メディアリテラシーの意訳のような言葉であった。
    前半はテンション高くいろいろなことにつっこみ、後半は日本の自殺者を減らすためにはどうすればいいのかを、素直に考えてある。
    確かに家を買いたい...続きを読む
  • つっこみ力
    落語のような口語口調の語り口で、面白さを増幅させる手段としてのつっこみ力の重要性が述べられた一冊。
    前半はつっこみ力が、愛と勇気と笑いで構成されていることを紹介し、一見正しいように見える論理力や批評力では世の中はよくならないことを力説しています。後半は各国の自殺率などの統計を事例に、データの方便を説...続きを読む
  • つっこみ力
    学び!

    「常識」なんてものは人の数だけある。

    ドストエフスキー
    人類愛を語るのは簡単だが、隣人を愛するのは難しい

    周囲の人を巻き込み、あわよくば味方につけるのがつっこみ力の理想である。

    どんなに高度な分析から得られたものであろうと、データは自然に湧いてくるものではない。

    すべてのデータは...続きを読む
  • つっこみ力
    堅苦しい言葉でいろいろと提言することがあるがたいていろくな事になってない社会学者にツッコミ入れていこうぜって感じで書かれた本。

    社会学がつまらない、わかりにくいのはなぜ。福沢諭吉とかいった人達が今でも語られるのは彼らが庶民にも理解しやすいように分かりやすく説明しようと心を砕いたからだ。とっつきやす...続きを読む
  • 反社会学講座
    つまらない学問は罪である。(帯から)

    統計資料を駆使して面白おかしく社会をぶった切っていくぜって本。
    文庫版では三年目の補講と題して社会状況の変化に対して補足がなされている。

    データの使い方や主張へのもって行き方が強引な部分は多いので眉に唾つけて読む必要はあるが、面白い解釈をしてるなーと感じるも...続きを読む
  • つっこみ力
    再読。
    おもしろい本だとは思ったが、初めて読んだ時よりも疑問点がちらほら。
    インセンティブのくだりはなんかおかしいと思うし、ギャグの寒さも以前より感じる(て、これは二回目の宿命か)。
  • 13歳からの反社会学
    6冊目。
    わかりやすかったです。
    疑いすぎることも良くないが、何も考えないことも良くないという事が学べた。
  • つっこみ力
    オイオイそうマジになるなよ、社会学はデータで遊んでるだけなんだぜHAHAHA、あと学者が文章無駄にわかりにくくしてんのなんとかなんないかねまったく、みたいなやつ
  • 反社会学講座
    笑った笑った。
    どんなに真面目なデータや記事にも作成者の意図が少なからず含まれている、というお話。

    学生さんにオススメ。
  • つっこみ力
    社会に対してつっこんでいこうという気概は面白いけど、本の構成(講演会ちっくな書き方など)がすべっているというね、、、
  • 反社会学講座
    誰だかわからないなぞの批評家が著者で、かなり日本語も達者なので、ますますわけがわからない。
    社会学のヘンなこと。無意味な問題提起は、いろいろと考えさせられていたので、そこのもやもやしたところを「よくぞ!言葉にしてくれた!」とありがたいかんじ。
  • つっこみ力
    タイトルに惹かれて。
    メディアリテラシー、という言葉/概念に異を唱え、「正しさ」や「すでにある事実」を批評してどうなるのか?それよりも、愛と勇気とユーモアで、事実を面白く(というと語弊があるかもしれないが)することの方が、よっぽどみんなハッピーなのではないか、というようなこと・・?とざっくりと理解し...続きを読む
  • 反社会学講座
    社会学の落とし穴を軽快なエッセイ風に。データの重要性や正しい読み方など勉強になることは多い。時事ネタも風化しない論点で書かれていて印象に残る。
  • 反社会学講座
    常識とされた社会ルールや教養は信用しない方が良い。
    アンケートや統計データのまやかし、役人やメディア、評論家のご都合主義を笑い飛ばす。
    なるほどと思わせるテーマも多い。別の視点で見る大切さを感じた。
    著者はパオロ・マッツァリーノとあるけど、日本人だよね?
  • つっこみ力
    4年前くらいに読んだのを再読。

    語り口はふざけているが、ジャンルとしては社会学になるのかな。

    つっこみは大事ですよ、何事にもつっこんで行きましょうと言ってしまう本当にふざけた印象を受けてしまいますが、正しさのみを軸にしている、論理力や、批判力は、結果として何も生み出さないが、つっこみは面白さとい...続きを読む
  • つっこみ力
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    隠しているのは優れた技ではなくて、技の貧しさだというんですね。下手くそな職人ほど、手前の腕を見破られるのをおそれて道具を隠すんです。わかりにくい説明をする学者も、これと同じじゃないですか。28
    ―――――――――――――――――――――...続きを読む
  • コドモダマシ ほろ苦教育劇場
    ウィットに富んだ屁理屈。
    それは結構面白い。
    家庭教育の裏バイブル的ではなく、読み物として楽しむもの。
  • つっこみ力
    正解がないからこそ世の中は面白い
    世の中を正しくするのでなく、面白くしようと考えるべき。

    どんなに高度な分析から得られたものであろうと、データは自然には沸いてくるものではありません。誰かがなんらかの目的を持って社会現象の一部を切り取ったもの。すべてのデータには、それを作成した人間の何らかの意図や偏...続きを読む
  • つっこみ力
    「つっこみ力」の主張自体はわかりやすいのですが、話が間延びしているように思え、少しわずらわしく感じました。
  • つっこみ力
    欧米では住宅ローンは、おもに家の資産価値に対して貸すもので、日本の住宅ローンは、おもに人の支払い能力に対して貸すものだというのは、そうかもしれません。