パオロ・マッツァリーノのレビュー一覧

  • 「昔はよかった」病

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    パオロ・マッツァリーノさんの本、たぶんはじめて読むねんけど、想像してた通りの文章を書くひとやった。いい感じの皮肉。本気でやったら、それなりに堅い学術論文書けそうな気いするけど。

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    2015年10月24日
  • 「昔はよかった」病

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    昔は良かったなぁ・・・
    これはむかーし昔も大昔からあるセリフ・・・
    あの孔子さまも言ってたそうな・・・
    孔子さまっておよそ2500年前のお偉い方です・・・
    もうこれは人類がかかっている病気なんですかね・・・

    さて・・・
    本書を読むと、昔は良かったなんてのはまぁ結構なウソっぱちの妄想だってことがわかる・・・
    昔は良かった、ってそれなりに年を重ねた個人個人の記憶をもとに語られることがほとんどですが・・・
    ちゃんと統計や史料を見れば、そんなことはないって事が多々ある・・・
    そんなネタが豊富に書かれている・・・
    個人の記憶なんて無意識に捏造・改竄されやすいのに・・・
    なぜかあまり検証されずに昔は良か

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    2015年10月05日
  • 「昔はよかった」病

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    ごもっとも と 思うところもあり
    ん? と 思うところもあり
    それでも 最後まで
    なかなか面白く読ませてもらいました。

    参考文献に紹介されている
    本たちが なかなか楽しい

    もうちと 深く 考えたい
    もうちと 深く 読み説いてみたい
    とも 思った

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    2015年09月21日
  • つっこみ力

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    世の中をよくしていくために、「正しい」議論をしていこう!ってそれは大いに結構ですけど、でもその議論、実は誰も聞いていなかったりなんかしてません?ちょっと、エンターテインメント性に欠けてない?そこで本書でおすすめするのは四角四面な議論や論理が性にあわない日本人におあつらえ向きの「つっこみ力」。謎の戯作者パオロ・マッツァリーノによる本邦初の「つっこみ力」講演(公演)会、おせんにキャラメルほおばりながら、どうぞ最後までお楽しみくださいませ!(表紙裏より)

    この世に溢れる「常識」を鵜呑みにせず、その裏表・ウソホントをいかに冷静に検証すべきか…痛感しました。世の高校生・大学生ぐらいの方に是非一度手にと

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    2016年08月11日
  • 「昔はよかった」病

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    よく言われる、「昔はよかった」論について、例えば、犯罪、安全、地域の絆、子供や老人のイメージ、勤勉さ、商店街、クレーマーなどについて、これらは皆昔のイメージの方がよいとされているものの例示だが、それぞれについて、きちんと資料に基づいて反証を加えている。
    その際の批判精神が辛辣で、表現の刺々しさも心地よい。
    「だから何?」と言ってしまえばそれまでだが、日本論、日本人論としても意味のある一冊。

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    2015年08月04日
  • つっこみ力

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    かなり軽い話口の作品。
    今の社会学者は堅苦しくてとても嫌だということは伝わってきた。
    作者が言うつっこみ力とは、メディアリテラシーの意訳のような言葉であった。
    前半はテンション高くいろいろなことにつっこみ、後半は日本の自殺者を減らすためにはどうすればいいのかを、素直に考えてある。
    確かに家を買いたいというモチベーションはないな。そして、なぜ今までの人が家を持ちたいと思ったのかも少しは理解できた。

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    2015年07月21日
  • つっこみ力

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    落語のような口語口調の語り口で、面白さを増幅させる手段としてのつっこみ力の重要性が述べられた一冊。
    前半はつっこみ力が、愛と勇気と笑いで構成されていることを紹介し、一見正しいように見える論理力や批評力では世の中はよくならないことを力説しています。後半は各国の自殺率などの統計を事例に、データの方便を説く内容で、読みどころはほぼ前半に集約され、この章だけで十分に面白いと思います。
    ただ、どうしたらつっこみ力がつくかについては、何も書かれていませんので、ご注意ください。

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    2015年02月10日
  • つっこみ力

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    学び!

    「常識」なんてものは人の数だけある。

    ドストエフスキー
    人類愛を語るのは簡単だが、隣人を愛するのは難しい

    周囲の人を巻き込み、あわよくば味方につけるのがつっこみ力の理想である。

    どんなに高度な分析から得られたものであろうと、データは自然に湧いてくるものではない。

    すべてのデータはそれを作成した人間の何らかの意図や偏見が隠されている。

    内容の良さを決めるのは、完成した後の入念な直しである。

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    2015年01月30日
  • つっこみ力

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    堅苦しい言葉でいろいろと提言することがあるがたいていろくな事になってない社会学者にツッコミ入れていこうぜって感じで書かれた本。

    社会学がつまらない、わかりにくいのはなぜ。福沢諭吉とかいった人達が今でも語られるのは彼らが庶民にも理解しやすいように分かりやすく説明しようと心を砕いたからだ。とっつきやすくするために笑いが必要。つっこみ芸がいいんじゃね。単なる批判だと堅苦しいからね。そんな感じで始まる内容。
    芸風や内容は今までとそんなに変わってるわけでもない。

    権威や常識で思考停止しないで自分の頭で考えようぜって主張は大事だと思うし、人々の共感を得ない意見なんて「正しい」としてもゴミクズというのも

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    2014年07月27日
  • 反社会学講座

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    つまらない学問は罪である。(帯から)

    統計資料を駆使して面白おかしく社会をぶった切っていくぜって本。
    文庫版では三年目の補講と題して社会状況の変化に対して補足がなされている。

    データの使い方や主張へのもって行き方が強引な部分は多いので眉に唾つけて読む必要はあるが、面白い解釈をしてるなーと感じるものも多く肩肘張らず読むぶんにはおすすめ。

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    2014年07月27日
  • つっこみ力

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    再読。
    おもしろい本だとは思ったが、初めて読んだ時よりも疑問点がちらほら。
    インセンティブのくだりはなんかおかしいと思うし、ギャグの寒さも以前より感じる(て、これは二回目の宿命か)。

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    2014年04月27日
  • 13歳からの反社会学

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    6冊目。
    わかりやすかったです。
    疑いすぎることも良くないが、何も考えないことも良くないという事が学べた。

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    2014年01月12日
  • つっこみ力

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    オイオイそうマジになるなよ、社会学はデータで遊んでるだけなんだぜHAHAHA、あと学者が文章無駄にわかりにくくしてんのなんとかなんないかねまったく、みたいなやつ

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    2013年03月26日
  • 反社会学講座

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    笑った笑った。
    どんなに真面目なデータや記事にも作成者の意図が少なからず含まれている、というお話。

    学生さんにオススメ。

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    2013年01月29日
  • つっこみ力

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    社会に対してつっこんでいこうという気概は面白いけど、本の構成(講演会ちっくな書き方など)がすべっているというね、、、

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    2013年01月27日
  • 反社会学講座

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    誰だかわからないなぞの批評家が著者で、かなり日本語も達者なので、ますますわけがわからない。
    社会学のヘンなこと。無意味な問題提起は、いろいろと考えさせられていたので、そこのもやもやしたところを「よくぞ!言葉にしてくれた!」とありがたいかんじ。

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    2012年12月30日
  • つっこみ力

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    タイトルに惹かれて。
    メディアリテラシー、という言葉/概念に異を唱え、「正しさ」や「すでにある事実」を批評してどうなるのか?それよりも、愛と勇気とユーモアで、事実を面白く(というと語弊があるかもしれないが)することの方が、よっぽどみんなハッピーなのではないか、というようなこと・・?とざっくりと理解した。
    語り口が面白かったので堅苦しくなく読むことができた。

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    2012年09月20日
  • 反社会学講座

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    社会学の落とし穴を軽快なエッセイ風に。データの重要性や正しい読み方など勉強になることは多い。時事ネタも風化しない論点で書かれていて印象に残る。

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    2012年09月11日
  • つっこみ力

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    ネタバレ

    4年前くらいに読んだのを再読。

    語り口はふざけているが、ジャンルとしては社会学になるのかな。

    つっこみは大事ですよ、何事にもつっこんで行きましょうと言ってしまう本当にふざけた印象を受けてしまいますが、正しさのみを軸にしている、論理力や、批判力は、結果として何も生み出さないが、つっこみは面白さという付加価値を産むという考えには大賛成です。

    ドキュメンタリーは真実である、
    統計グラフを見ても全く疑わない、
    そんな人には是非本書を読んでみてほしい。

    人の手を介した時点で、それはもはや真実では無い。
    データは湧いてくるものでは無い。

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    2012年05月27日
  • つっこみ力

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    隠しているのは優れた技ではなくて、技の貧しさだというんですね。下手くそな職人ほど、手前の腕を見破られるのをおそれて道具を隠すんです。わかりにくい説明をする学者も、これと同じじゃないですか。28
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    人は正しさだけでは興味を持ってくれません。人はその正しさをおもしろいと感じたときにのみ、反応してくれるのです。(…)「正しさ」にこだわり続けるかぎり、論理力もメディアリテラシーも、つねに敗れ去る運命にあるのです。いままでも、これからも。59
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    2012年05月20日