河合祥一郎のレビュー一覧

  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    大学の原書購読の講義で読んださいは、この作品がローティーンの恋であることに注目するようにとの教授の言葉があったのを今でも覚えている。

    現代から見ると説明的な台詞が多いように見受けられる理由は解説に詳しいが、解説に書かれていない点として、シェイクスピアの時代の演劇には女優が存在せず、変声期前の少年が女性役を演じていたことに触れておきたい。そうすると、ジュリエットの劇中年齢がわずか13歳であることは、同年くらいの少年が演じることを踏まえてのことであろうことは自然なものに見えてくる。

    シェイクスピアの時代は英語の激変期であり、現代英語とは大きくなることに加えて、詩や洒落、地口を多用して多重化され

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    2025年03月15日
  • 新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす

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    村山早紀先生の街角ファンタジアを読んだら読みたくなって、本棚から引っ張り出してしまった!笑
    中学の時に2巻ぐらいまで読んではいたけれど、あんまり覚えてないのも含めてその時よりも凄く面白く感じられた!

    凄く読みやい訳で、およそ200頁ということもありあっという間に読み終えてしまった
    王道ファンタジーってなんでこんなに胸がときめくのだろう
    この頁数でこんなに重厚で楽しめるって本当に素敵

    タンスの奥に広がるナルニアの国
    そこで出会う人間とは違う者たち
    雪の降りしきる国を冒険する4人のきょうだい達
    内容は知っているけれど、読んでいるだけでワクワク楽しい世界に入ってしまう
    正直、なんでもっと早く読ま

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    2025年02月25日
  • オイディプス王

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    公演を観に行って感動したあまりその日のうちに本屋で買い求めたのだが、なんと本屋で2冊見比べて気に入って選んだ方がたまたま今日見た舞台でも採用されている本だった。かなり嬉しいし、やはりそれだけ現代人にわかりやすい訳になっているのだろう。

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    2025年02月21日
  • 金より価値ある時間の使い方

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    時間をお金感覚で考える視点と、仕事の日のプロローグとエピローグという考え方を捨てるということが、強く残りました。
    この本を読むことによって、時間を自分の意思でコントロールして残りの限られた時間を過ごしていく意識が上がったと感じます。

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    2024年11月06日
  • 新訳 ドリトル先生と秘密の湖

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    懐かしい。何年ぶりかわからないけれど、面白い。
    岩波少年文庫よりも読み易いかな。1冊にまとまっていてお得感あり。ノアの箱舟の秘密が!

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    2024年10月25日
  • 不思議の国のアリス

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    原作と同じ挿絵を使っているところが良い。妙に大人びていて気が強そうで、不機嫌そうな顔は多いけどアリスが笑ってる絵は一枚もない。異常な世界を冷静に見ていつも通りに振る舞う利口な子供、それが不思議を生む様を見事に描き表していると思う。この挿絵抜きでアリスは味わえない。
    大人になるにつれ、この作品に描かれている不思議性は現実に普通にあるように思えてくる。それは恐らく、数学のように自由な思考で考えると、学校で習いもしないごく当たり前のことほど突き詰めれば深遠な謎があり、一方で日常の社会常識は突き詰めるとナンセンスな偏見ばかりだからだ。意識すれば不思議の国はどこにでもあるけど、ただのトランプのくせに!と

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    2024年06月25日
  • 不思議の国のアリス

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    アリスは集英社の翻訳で読んだことがある。出版当時の1990年代の若者言葉で翻訳されたのが特徴。今回の角川の翻訳は原作の持つ言葉遊びを日本語で再現する試みをもつもので、
    ナンセンスと洒落に終始している。集英社のものを読んだときとはまるっきり作品に抱く感想が違った。

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    2024年06月23日
  • 金より価値ある時間の使い方

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    集中して読書をしてよく熟考する事が大事という事らしい。
    訳者の河合祥一郎氏の「ベニスの商人」が角川文庫からわずか440円で売られています。
    もっと本を買いましょう!

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    2024年06月10日
  • 金より価値ある時間の使い方

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    コストパフォーマンスは抜群の書物ではないかな? 自己啓発的な話の要諦。
    付録にある本文中で触れられている「詩一般」も大変ありがたい。
    すぐに読めるし内容もあると思います。
    変革の第一歩が無理なくスタートできるんじゃないかな。

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    2024年06月05日
  • ロミオとジュリエット

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    今度舞台を見に行くため、久しぶりに読み直してみた。というか本で読んだのはもしかして初めて、、?

    想いは通じ合っているのに、お互いに相手を追いかけて死を選びあの世で幸せになろうと願う2人は最上級に愛し合っていたのだろう、、、

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    2024年05月21日
  • 新訳 アンの初恋(下) 完全版 ‐赤毛のアン3‐

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    ネタバレ

    ギルバートのプロポーズを断ったアン。この下巻は生まれ故郷に赴いて、自分の原点を発見したり他の人々の結婚などを見ていながらアンの内面の成長といった内容。ついに理想の王子様、ロイに巡り会うアン。ギルバートにも恋人ができたらしいと右沢を聞き、ダイアナが結婚したり、短期講師として赴任した先の場所で母親に阻まれて結婚できなかった恋人達に出会い、さらには通りすがりのような男性にまでプロポーズされる。ロイにプロポーズされた瞬間、自分が愛していたのはギルバートだと気づくアン。アヴォンリーの人々はアンとギルバートが結婚するのだと決めつけていたが、アンは「決めつけられた結婚」が嫌だったのかもしれないし、婚約や結婚

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    2024年04月23日
  • 新訳 アンの初恋(上) 完全版 ‐赤毛のアン3‐

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    ネタバレ

    赤毛のアンシリーズ3作目。念願のレドモンド大学へと進学したアン。幼馴染のギルバートも共に進学をしたが、二人の関係は微妙になり、アンは必死になって「友達」のままの関係を維持しようとしている。アンは男性陣から非常に注目を集めていて、恋愛の話題でいっぱい。アヴォンリーでも求婚者がわんさかでアンはうんざりしているようだ。アンが小説を描き、応募や応募先について考えているが、そうした出来事はモンゴメリの実体験だろうか。ついにギルバートにプロポーズされるが、断ってしまうアン。下巻はどうなるのだろう。

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    2024年04月23日
  • 新訳 アンの青春(上) 完全版 -赤毛のアン2-

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    ネタバレ

    赤毛のアンシリーズの新訳、2作品目。一番最初のシリーズはよく読まれているが、次からがあまりという話をよく聞く。17歳になって、アヴォンリーの小学校の教師となったアン。そしてアヴォンリー村を良くしていくために改善協会を設立する。この頃の17歳は教壇に立ち、村の為に働くのかと思っていたけれど、合間合間には美しい自然の中を散策したり、高名な作家の来訪にはしゃいだりしている。大人と少女の顔をうまく書き分けられている。気になるのが、新しく引き取った双子の淑女のような妹に比べて、ディヴィーはヤンチャを通り越している。妹を閉じ込めておいて知らぬふりで捜索を笑いながら見ていたり、保存食に平気で手をつけて食べ尽

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    2024年03月23日
  • NHK「100分de名著」ブックスシェイクスピア ハムレット 悩みを乗り越えて悟りへ

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    創作とは、フィクションとはどういうものなのか。
    「人事を尽くして天命を待つ」とはどういうことなのか。

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    2024年03月22日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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     敵対するモンタギュー家とキャピュレット家、しかし、モンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットはお互いに恋愛感情を持っている。本作はロミオとジュリエットを中心に展開される恋愛悲劇作品である。本作の途中でジュリエットは好きでもない人との結婚を迫られる。それを回避するために、修道僧からアドバイスを受ける。それはジュリエットを仮死状態にさせることであるが、これをきっかけに悲惨な結果を招く。しかし皮肉なことに、この出来事によって、モンタギュー家とキャピュレット家は最終的に和解する。
     また、本作の解説者で劇作家である鴻上尚史も、シェイクスピア作品を読むうえで色々と参考となる。解説によ

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    2024年03月16日
  • オイディプス王

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    ネタバレ

    あらすじは知っているけど、実際に読むと最初の堂々とした振る舞いと全てが判明してからの苦悩に満ちた心情の語り口の落差が興味深く、グイグイと読んでしまう。どういう運びで判明するのかを追うミステリーっぽさもあって面白かった。

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    2023年12月25日
  • 新訳 ドリトル先生航海記

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    手に取ったときに「分厚いっ!」と言っていたのに一息に読んでしまった。文庫版の字の小ささにも章の多さにも臆さずに読み切ったことが自信になったもよう。
    次巻も楽しみにしている。

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    2023年10月29日
  • 新訳 マクベス

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    3人の魔女の予言やそれを聞いた妻の煽動に乗って国王や同僚、部下などを殺戮してしまうマクベスの物語であるが、この本の解説はなかなかよい。解説では、マクベスは他の悲劇と異なり、マクベス本人の中にある善と悪が戦い悪が勝ってしまうこと、よってマクベス以外の登場人物は非常に影が薄いという特徴があることを教えてくれる。またシェイクスピアがマクベスを執筆した時期のイギリス情勢に関しても解説があって、当時の国王ジェームズ1世がバンクォーの子孫であることなどもわかりとても興味深い。

    私は映像でマクベスを見たことがないが、「森が動きダンシネーンに向かってくる」シーンは迫力がありそうである。余談であるが、J.R.

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    2023年04月24日
  • 若い読者のための文学史

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    イギリスの文学(とくにイングランド)を中心に据えて語られた文学史(アメリカ文学も少しくらい)。原題がリトルヒストリー(小史)なので、文学全体をカバーしているわけでないけれど、概観はつかめるようになっている。詩や詩人についてもその紹介にけっこう紙片が割かれている。読んだことのある本や、名前だけ知ってる著者やその作品が年代順に繋がっていくような感覚があってとても楽しめた。

    流れとしては、神話から始まって、各国の叙事詩の紹介(イングランドはベーオウルフ)があり、具体的な英文学の始まりとして、チョーサーの『カンタベリー物語』が紹介される。その後シェイクスピアや、サミュエル・ジョンソンという最初の偉大

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    2023年04月02日
  • 不思議の国のアリス

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    Lewis Carrollの原典を読む上で補足的に読んだ一冊。
    ナンセンスの部分が日本語として意味が通るように上手く訳されているが、
    やはり是非原典を読んで英語の言葉遊びも楽しんで欲しい。

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    2023年02月15日