河合祥一郎のレビュー一覧

  • 新訳 かがみの国のアリス
    「ふしぎの国」よりももっと断片的でわかりづらい。
    が、やはり白のナイトとのやりとりがぐっときてしまう。
    okama氏のイラストが増量してお得。
  • 新訳 ハムレット
    やはり通常の小説とは違って読みにくいと最初は思いましたが、

    読み進めていくうちに慣れました。

    ハムレットのあらすじはなんとなく知ってはいても読むのは初めて。

    文章も非常に読みやすかったですし、あっという間に読めました。

    言葉遊びは訳される前はどう書かれているのか少し気になりました。
  • 新訳 ハムレット
    高校のとき英語の課題で出されたものを読んで以来のシェイクスピア。当時のものは簡単な英語で書かれたものだったから、あらすじを掴むにとどまった。
    それを今回、重厚なストーリー展開で味わえてよかった。流れるような台詞回しと言葉の醸し出す雰囲気に酔いしれることができた。
    他のシェイクスピア作品も読んでみた...続きを読む
  • 新訳 ふしぎの国のアリス
    翻訳、イラスト、ブックデザイン、などなどなど。どれもいい仕事している!
    いくつも読んだが、はじめて翻訳のよさを知ったかもしれん。
    イラストはいわずもがな。
    「斜め上」にカメラを置いた構図や楽しさや可愛さが別格。
  • 新訳 かがみの国のアリス
    これは名訳だと思う。外見は児童書だが、中身は言葉遊びが的確に訳されていて、非常にわかりやすい。同じシリーズのふしぎの国アリスもおすすめ
  • 新訳 ふしぎの国のアリス
    これは名訳だと思う。外見は児童書だが、中身は言葉遊びが的確に訳されていて、非常にわかりやすい。同じシリーズのかがみの国アリスもおすすめ
  • 鏡の国のアリス
    鏡の国のアリスって、不思議の国のアリスの続編なんですね。

    アリスがルイス・キャロルの実の娘アリスをモデルにしているということをこの本で初めて知りました。

    成長するにつれて自分からどんどん遠ざかっていくアリスを思い執筆したという話を聞くと、また別な読み方ができるかと思いますよ。
  • 新訳 かがみの国のアリス
    そんなわけで「かがみの国のアリス」読み終わりましたー。いやー…これ…昔読んだとき、あまりの意味不明さにすごくしんどかった覚えがあるのですが、今回も意味不明でした(爆) まぁ、そのカオスさを楽しむ作品なのと、相変わらずokamaさんの絵が素晴らしくて楽しく読ませていただきました。絵がいっぱいあるって…...続きを読む
  • 新訳 ふしぎの国のアリス
    まずはokamaさんにイラストを依頼した担当者に惜しみない拍手を送りたい。大絶賛でございます!また、翻訳もアリスの世界を再現するのがんばってると思いました。英文で韻を踏んでいたり、マザーグースからのネタが仕込まれていたりで、この世界を理解するのは、原文じゃないとキツイと思われるトコロを、日本語でうま...続きを読む
  • 新訳 ヴェニスの商人
    こういう新訳には「新訳」としての価値がじゅうぶんにあるのではないか、と感じます。(普及版である文庫だし)。アル・パチーノ主演の映画にも触れた訳者あとがきも興味深い(あとがき自体は映画公開の直前に書かれたものみたい)。「シャイロック」にどれだけ肩入れするか(できるか)で、この劇の印象が変わってくるとい...続きを読む
  • 新訳 ハムレット
    夜中にあらわれるハムレット王の亡霊。ハムレット王亡き後その弟クローディアスと結婚した王妃ガートルード。王の亡霊から死の真相を聞かされるハムレット王子。気がふれたふりをして王と王妃の様子をうかがうハムレット。ハムレットが呼び寄せた演劇団。再婚に関する台詞。母を責め母の部屋で様子をうかがっていた大臣ボロ...続きを読む
  • 新訳 ハムレット
    世界の文豪シェークスピアが書いた傑作

    今更説明するまでのなく有名な著書

    さすがシェークスピア読み始めたら最後まで止まらなかった。午前2時から4時まで読んだ

    これを見ると、人間というのは社会制度や技術などが進歩しても変わらないんだなと感じる。

    また多くの小説や映画なんかに大きな影響を与...続きを読む
  • 新訳 ヴェニスの商人
    市村正親シャイロック・藤原竜也バサーニオの舞台を見た後、細かい部分を確認したく購入。新訳ということで、現代的な言い回しで読みやすい。
    おとぎ話のような物語の中、差別の当事者として登場するユダヤ人の金貸しシャイロックのなまなましい心情描写が圧巻。
    シェイクスピアがどんな意図を持ってこの戯曲を書いたのか...続きを読む
  • 新訳 ハムレット
    生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ−

    この有名な台詞しか知らなかったが、こんなストーリーだったとは。実に悲劇的で、読み始めたら止まらないテンポは、本当にすばらしい。古典というのは、やはりそれだけ多くのひとに読みつがれているだけに、共感できる部分が多いなと思いました。
  • 新訳 ハムレット
    野村萬斎氏の主催する劇の脚本として訳し直されたものが元となっています。現代的なリズムや言葉遣いで読みやすく、それでいて雰囲気を全くそこなっていない。背景の簡単な説明も入り、シェークスピア初心者にいいと思います。また、いろんな訳者による翻訳を読んでみたいなぁと思わせてくれました。
  • 新訳 ヴェニスの商人
    現代の世界の縮図を見ている気分になります。本当の正義とは何なのか? いわれの無い差別と搾取が人間をこんなにも悲しい存在にしてしまうのか?? 古典とは思えない。。。
  • 金より価値ある時間の使い方
    イギリスで中産階級向けに書かれた本とのことで、河合祥一郎の妙訳もあってか、さくらももこや土屋賢二のエッセイのような、くだらなさと実用性ある話が展開されていて面白い。

    24時間は皆に平等に分け与えられる。仕事の時間で疲労困憊なんて勿体無いことを言わず、仕事の後素敵なデートをするなら頑張れるように、普...続きを読む
  • 新訳 アテネのタイモン
     本作は内容の筋の粗さや不備の多さから、シェイクスピア作品のなかでも問題作とみなされる。それでも、財産とそれにまつわる人間関係の亀裂と裏切り、借金と自己破産など、現代社会にも当てはまる内容を扱っている。そのため、たとえ内容そのものに問題があるとしても、テーマそのものは、資本主義社会を生きる人々にとっ...続きを読む
  • 100年後も読まれる名作(1) ふしぎの国のアリス
    苦手意識の強いこの作品を理解しようと思い購入しました。
    アリスの描写が可愛い。字が大き過ぎて読むのが大変でしたが、字を覚えたての子どもには良い本だと思います。
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
    エドガー・アラン・ポーの「黒猫」は、ゴシック文学の中でも特に傑出した作品です。この物語は、酒に溺れた男が愛猫を殺害し、その後、罪悪感と恐怖に苛まれる様子を描いており、ポー特有の暗く、緊張感あふれる筆致が色濃く出ています。

    物語はかつて優しかった男が酒乱となり、愛猫プルートに暴力を振るうところから始...続きを読む