河合祥一郎のレビュー一覧

  • 若い読者のための文学史

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    文学とはなんなのかを知りたくて、読み始めました。文学作品の数々を知ることができる素敵な読書案内書にもなっています。本書で紹介されている書籍を読むことで、人生がより豊かになることでしょう。その作品が生まれた時代背景や、その本が生まれた時期に読まれていた書籍、作者の人物像など知ることができます。
    「若い読者のための」と表紙にあるとおり、もっと若い時に読みたかった一冊でございました。

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    2022年04月06日
  • 新訳 ドリトル先生のサーカス

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    だいぶ久しぶりの感想・・・ちゃんと書けるかな?

    面白かったです!
    最初はそこまでだったけど、途中から夢中になって読みました!
    ドリトル先生ちょっとお人好しすぎ!(笑)
    あともうちょっとお金のこと考えたほうがいい(苦笑)
    最初は次巻読むつもりなかったけど読みたくなっちゃった♪───O(≧∇≦)O────♪
    (また読みたいが増える・・・)
    どうしたら読みたいが減るんだろう(苦笑)
    最初にあんまり面白くなくても一回波に乗れればハマっちゃうね(笑)
    次は動物による動物のための動物園作るみたいだけどどうなっちゃうんだろう?
    あーすぐにでも読みたくなっちゃった(苦笑)

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    2022年01月24日
  • 不思議の国のアリス

    不思議な世界をたのしめる

    不思議な世界を冒険できるのでおすすめです。
    お子さんにもおすすめです。

    #癒やされる #深い #感動する

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    2021年10月29日
  • 新訳 マクベス

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    三人の魔女の予言が約束されたものであれば、人を殺めずとも自ずから王になる日が来ると思いつつも、欲に急かされ破滅に向かうマクベス夫婦。マクベスは妻の要望に応える為に、妻はマクベスの野心を叶えさせる為、短絡的に最悪の手段での予言の具現化を急ぐ。とはいえ、謀略に斃れた者たちの亡霊に怯え、夢遊病に侵される二人は、魔女に揶揄された誑かされ易い小心の善人だったのでは…

    「女から生まれたものは誰一人マクベスを倒せはしない」
    “For none of woman born shall harm Macbeth”

    「人生はたかが歩く影、哀れな役者だ、出場のあいだは舞台で大見得を切っても袖へ入ればそれきりだ。」
    “Life’s but a walking shadow, a poor player That struts and frets his hour upon the stage, And then is heard no more.”

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    2024年07月11日
  • 新訳 リア王の悲劇

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    シェイクスピアを再読。河合祥一郎訳の本文は勿論、詳注、2種類の版の差異、種本でハッピーエンドの「レア王年代記」の紹介、トルストイの辛辣な批評とオーウェルの反論等、時代背景や典拠など興味が唆られる内容満載で、該当箇所に戻り読み返す愉しさを満喫できた。
    父リア王への愛情表現の求めに対して真実の心を伝える最愛の末娘コーディーリアに激怒し、無資産でフランス王のもとへ放逐する。一方口先だけの美辞麗句を並べる貪欲な2人の娘には国土も権限も全て与える。リア王はやがて貪欲な娘二人に荒野に放りだされ、コーディーリアも無慈悲な運命に弄ばれる。

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    2021年09月26日
  • 新訳 リア王の悲劇

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    劇であるがゆえに小説とは異なり人間ドラマだけで物語が進む簡潔さ。しかし、人間の避けがたい運命がしかと刻印されている。河合祥一郎さんの解説も素晴らしい。とりわけ、コーディーリアのストア主義哲学、トルストイとオーウェルの論争の読み解き。

    「…『わけのわからなさ』の中に意味がある、あるいは混沌の中に人間として生きる姿があるということを示唆しているのではないだろうか。どんなにまともに生きているつもりでも、人間である以上は愚かさを抱え、わけのわからない部分を秘めている――それがシェイクスピアの人間像だ。」
    「…シェイクスピアには強烈な愛の発露がある。その愛があまりにも大きすぎるとき、『裏切られた』という思いも強烈なものとなる。嵐によって表現されるその激しさの中には、強い愛への思いとその欠如によって生じる痛みとの両方があるのであって、それゆえにこそリアは咆哮するのである。」

    リア王という権威の権化の転落物語。シェイクスピア四大悲劇のひとつ、ということでやはり誰も救われぬのだけれども、コーンウォール公爵に反抗した民衆の気高さには胸を打たれた。なるほど、最近読んだアンティゴネにせよ、コーディーリアにせよ、誇り高き人間性(ヒューマニティー)の発現は常に抵抗とともにあるのかもしれない。

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    2021年09月02日
  • 不思議の国のアリス

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    すげぇ。

    意味のない言葉達に意味が乗る世界。
    めちゃくちゃレベルの高いことしてるし前衛的。
    かといって変に意識的ではなく、スマートな語り口
    シュルレアリスムと通じる不条理や無理解、そして生理的な嫌悪感を感じる奇天烈な生物達。
    多様な見方と解釈ができる物語である上に、小説の可能性を広げている。
    原書で読みたい。

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    2021年09月01日
  • 新訳 マクベス

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    第一幕第三場で、ロスとアンガスがマクベスをコーダーの領主と呼んだ後、魔女の予言について独白するマクベスをよそに、バンクォーは使いの二人に何か話している。何を話してたんだろう?魔女の予言を話していたの?

    マクベスは何回読んだか覚えてないけど、何度読んでも優れた戯曲だと思う。
    今回読んで、今更ながらマクベスがダンカンを殺害して王位についたのが史実だったことを覚えた笑

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    2021年08月25日
  • 新訳 ドリトル先生航海記

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    なんでもっと早く読まなかったんだろう、と後悔するくらい面白い。動物愛、そして、人間愛に満ちた変人、ドリトル先生のドタバタ航海、冒険記。

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    2021年06月05日
  • 不思議の国のアリス

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    ディズニーで映画になっていたり、このアリスを基にしたパロディ作品も多く存在する中、この一番の原点をきちんと読んだことがなかったなと思い、購入。ボートの中で即興で作ったアリスのためのお話。その割にはとても完成度が高いが、即興なのがうかがえる、急展開。不思議の国という言葉がピッタリと当てはまる世界観が見事。言葉遊びも、うまく訳されていて、とても面白い。原本も読んでみたいが、英語は苦手なので辞書片手に奮闘することになりそうである…。続編の鏡の国のアリスを読み進めていこう。

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    2021年05月09日
  • 若い読者のための文学史

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    このシリーズはハズレがない。扱う素材、視点ともバランスが取れている。

    英米文学に関する、わたしの理解の棚卸しに最適だった。

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    2021年02月14日
  • 暴君 シェイクスピアの政治学

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    アメリカのシェークスピア研究者グリーンブラットが、シェイクスピアの歴史劇が当時のイングランド(=エリザベス一世時代)の政治状況に対する諧謔を含めた批判であることを紐解きながら、実はこの本が書かれた(2018)当時のアメリカの政治状況を痛烈に批判しているという、二重構造。

    つまり、リチャード2世、ヘンリー6世、リチャード3世、マクベス、リア王、シーザー、コリオレイナスという暴君を主人公に据えた演劇はエリザベス朝の暴君性を批判したものであるといいながら、その暴君性についての表現は誰が読んでもそのまま前大統領に当てはまる・・・そして、日本の読者にとっては某首相を想起させる。

    「リチャードのことなど気にかけず、ほかの誰かがリーダーになるだろうとずっと考えているうちに、やがて手遅れの事態となる。ありえないと思っていたことが実際に起こっていると気づいたときには遅いのだ」(P85)

    「ずっと虚偽を連続して浴びせ続けると、疑い深い人たちは隅に追いやられ、混乱を生み、本来なら起こるはずの抗議の声も生まれない」(P100)

    「私たちは、悪党のとんでもない行動に何度も魅了され、普通の人間としての節度などどうでもいいとする態度に魅せられ、誰も信じていないときでさえ効果があるように思える嘘を楽しんでしまう」(P104)

    「どんなに狡猾に頭角を現そうと、一旦権力の座に就くと、暴君は驚くほど無能なのだ。」(P186)

    「シェイクスピアは巧みに描いたのであるー混乱の時代に頭角を現し、最も卑しい本能に訴え、同時代人の深い不安を利用する人物を。激しく派閥争いをする政党政治に支配された社会は、詐欺的ポピュリズムの餌食になりやすいとシェイクスピアは見ている」(P244)

    シェイクスピアの良き読者にとっても再読のきっかけになるだろう。歴史劇は読んでないという私には、本書と同じ河合祥一郎訳で読んでみたいと思わせてくれる。

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    2021年01月31日
  • 暴君 シェイクスピアの政治学

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    面白すぎてページを捲る手が止まらなかった。
    シェイクスピアに関する知識は殆ど持っていなかったが、易しい日本語訳なので分かりやすい。
    学術書というよりは物語や小説に近い感じがする。
    とにかく日本語訳が上手い!すごい!

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    2021年01月31日
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

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    映画公開もあるため興味を持ち購入

    久々に自動向きの本を読んだが、とても楽しめた。
    動物と話ができるドリトル先生と様々な動物達の冒険が、眼に見えるように想像できた。

    続きもぜひ読みたい

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    2020年11月04日
  • 暴君 シェイクスピアの政治学

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     シェイクスピアが好きなので、副題の「シェイクスピアの政治学」という字句に興味を持って、手に取った。

     開巻早々、シェイクスピアは、なぜ国全体が暴君の手に落ちてしまうなどということがあり得るのか?という納得のいかない問題に繰り返し取り組んできた、との魅力的な言明から始まる。
     シェイクスピアの生きた時代には、治世者を暴君と呼ぶ者は謀叛人なりと法で定められており、そうした危険を避けるため、同時代より大分前の時代のイングランドを舞台設定したり、遠い外国を舞台とする芝居を上演した。

     第二章以降が、実際の作品に登場する暴君自体、及び彼を取り巻く人々についての考察となり、第二章、第三章では、『ヘンリー六世』三部作が取り上げられる。戯曲の場面や登場人物のセリフを拾い上げながら、著者は丁寧に考察を進めるが、随所に現代の問題関心が示される。例えば、第三章では、王位を狙うヨーク公が、騒乱を引き起こすことを画策して自らの言うことを聞くジャック・ケイドを利用するのだが、「ポピュリズムは、持たざる者の味方をするように見えるが、実は巧みに民意を利用するものでしかない。」とあるように。

     第四章から第六章にかけては、暴君と言えばこの人、『リチャード三世』についてである。この劇が探求しているのは、リチャードのように悪事や残酷さや裏切り体質を多くの人々が知っているにもかかわらず、そんな人間がどうして王位に就けるのかという問いである。様々なレベルでの共犯関係がある。すなわち、騙されてしまう者、脅されたりして怯え何もできなくなる者、あり得ないことは起きないと信じていて、気づいたときには手遅れになっている者、甘い汁を吸おうと企む連中、面倒を避けたいために、仕方なく従ってしまう者たち、これらが理性的なコントロールの利かない感情的な流れの中で、とんでもない決断をしてしまう様子を、偉大な演劇の力で見事に見事に描いている、と著者は言う。

     第七章は『マクベス』、魔女の予言を契機に、マクベス夫人の唆し、叱咤に乗って、国王を殺し王座に就いたのに、心は休まらない。自分の王位を脅かす恐れのある者を次々に殺し、遂には完全な無意味さを味わうこととなる暴君の運命を描き出す。

    第八章は、最初は正統な支配者であったのに、精神的不安定さのために暴君のように振る舞いだす人たちが引き起こす問題を取り上げた『リア王』、『冬物語』についてである。一旦国家が情緒不安定で衝動的で報復的な暴君の手に落ちれば、普通の調整機能は働かなくなる。分別ある忠告は無視され、重要な異議申立ては払いのけられる。結果として、リア王では完全な悲劇に終わり、冬物語でも調和は計られるが、失われたものは二度と戻らない。

     第九章では、暴君を描く劇では、少なくとも共同体の再生と正統な秩序の回復を示唆して終わるのが常なのに、『リア王』では、秩序を回復し得る主要人物はいない。では全く希望はないのか。著者は、名前さえ明らかにされない召使いに希望を見出す。次女の夫の公爵が両目を抉り出そうとしたとき、見かねた召使いが止めようとする。主人と召使いの乱闘となり、召使いは殺されてしまうが、著者は、この召使いは、命懸けで、黙って見守ることを拒む、人間の品位を保って立ち上がる、シェイクスピアの偉大なる英雄の一人であると褒め称える。
    (リア王の舞台を見ているのだが、ここまで称賛されているのに、記憶に残っていないのが残念。)。


     第十章では、潜在的暴君に備わっている危険な特質は有用な場合がある、この両刃の剣の有用性を描いたものとして、『コリオレイナス』が紹介される。コリオレイナスは、エリート主義の武骨な武人で、平民を軽蔑し、それを隠しもしない。ところが、執政官になるためには、平民の支持が必要である。貴族たちは、その強固な信念は脇に置いて、一時のことなのだから、嘘をついて民衆に迎合し、デマゴーグを演じろという。著者の口調は辛辣である。「生まれついてあらゆる特権を持っていて、自分より下の連中を内心軽蔑していながら、選挙期間の間はポピュリズムのレトリックを口にして、選挙に勝ったとたんに手のひらを返すという、あれである。」
     彼は反対派の策謀に乗せられ、自分の本音を爆発させてしまい、謀叛人として追放されてしまう。

     このように、登場人物の暴君の運命と彼を取り巻く人々の行動を丹念に辿ってきた訳であるが、シェイクスピアは暴君についてどう考えていたのか、希望はあると考えていたのか。著者の総括が、最後の結部に示されている。

     

     この数年、シェイクスピアの史劇が随分上演されてきており、本書で取り上げられた舞台は全部観たし、戯曲も全作読んでいたのだが、「暴君」という切り口で、こうした読み方があるのかと、感嘆しきりである。特に、著者の論旨展開におけるセリフの引用が絶妙であり、さすがシェイクスピア、それらのセリフを読むだけでも、いろいろな示唆が得られるであろう。

     また、本書がどのような関心の下に書かれたかは、読み進めていくうちに、各所に挟まれた著者の見解から推測できたが、謝辞にある本書を著した経緯にあるとおり、同時代的な問題意識に貫かれている。正に、シェイクスピア作品を通して見た政治学である。文学畑、人文畑の人に、広くお勧めしたい。

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    2020年10月03日
  • シェイクスピア 人生劇場の達人

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    マザーグースからシェイクスピアに来た。死後400年経っているのに作品が今でも生きている。シェイクスピアは欧米人の一般常識らしい。紫式部や清少納言は日本人の一般常識…になるのか…?トトロは日本語で見るのに限るようにシェイクスピアも原文のまま読んだり、見たりするのがいいんだろうな…。(理解できればね…

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    2020年09月14日
  • 新訳 ふしぎの国のアリス

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    年長6歳1ヶ月1人読み。
    小4、9歳4ヶ月は拒否。
    韻を踏んでる冒頭から気持ちよく音読していた。
    訳は砕けすぎていないのに読みやすい。
    本棚から時折引っ張り出して読んでる姿を見ると我が子には名訳なのかなとも思う。

    絵にひっぱられて、ストーリーもかわいらしく感じた。
    色んな絵柄の本を子らには選んで渡してきたつもり。
    でも、昔ながらの挿絵ではきっと6歳の彼女は読み終わることなできなかっただろうな。

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    2020年09月10日
  • 不思議の国のアリス+鏡の国のアリス 2冊合本版

    購入済み

    この一冊で不思議の国も鏡の国も読めるので合本ありがたいです。
    原作の言葉遊びを日本語でしっかり遊んでいてとても良かったです。

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    2020年05月02日
  • 鏡の国のアリス

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    ネタバレ

    不思議の国からたった半年後のお話だけど、アリスに成長が感じられる。子どもにとっての半年は、濃厚で常に新しい刺激に満ちている。
    ‪大人になった私は捉え方も変化して、子ども時代の自由で純粋な自分に容易にアクセスできなくなった。でも本を開けば、永遠の少女はいつもその中に眠っているということを、思い出すことができる。‬

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    2019年09月26日
  • オイディプス王

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    2000年前に紡がれた、これは短編でありつつも緻密でおぞましく、逆転と認知の悲劇的なストーリーです。
    辻褄があっているのか、疑問点を読み返して咀嚼してみたくなります。 
    最大の疑問は使者がオイディプス王に謁見した際、お互いにライオス殺害の現場に居ながらその時の場面について追求せず、それより遥か昔に両足を拘束された子どもについて固執し続けたことと、使者が複数人の犯行と証言したことがうやむやにされたことです。使者が王を殺された現場にいながら王を助けられなかった言い訳で虚偽の報告をしたんでしょうけど、その一点を頼りにしていたオイディプス王なのでキチンと回収されないと読み手としてはしっくりこないです。
    翻訳もギリシャ語を英語に訳したものからの日本語訳とはいえ、かなり原作に配慮しながら訳したものであるとのことで安心しました。
    そもそも我が子を預言者の言いなりに殺してしまおうと思う母が悲劇の元凶ではあるが、フロイトが提唱した、男子には近親相姦の本能があるかもしれない(エディプスコンプレックスの語源とされるのだと思い当たる)恐ろしさとともに深く考えさせられるミステリーでした。

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    2019年07月07日