河合祥一郎のレビュー一覧
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そんなわけで「かがみの国のアリス」読み終わりましたー。いやー…これ…昔読んだとき、あまりの意味不明さにすごくしんどかった覚えがあるのですが、今回も意味不明でした(爆) まぁ、そのカオスさを楽しむ作品なのと、相変わらずokamaさんの絵が素晴らしくて楽しく読ませていただきました。絵がいっぱいあるって…この作品にとっては、とても幸せではないでしょうか。原作の絵も素敵だけど、こういうのも大いにありではないかと。
チェスとマザーグースと前作の知識が少しあると、もっと楽しみ方も違ってくるのでしょうが…そんなに深く考えずに、アリスと一緒に言葉遊びやヘンテコでお茶目な登場人物とのやりとりを楽しみたい作品で -
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まずはokamaさんにイラストを依頼した担当者に惜しみない拍手を送りたい。大絶賛でございます!また、翻訳もアリスの世界を再現するのがんばってると思いました。英文で韻を踏んでいたり、マザーグースからのネタが仕込まれていたりで、この世界を理解するのは、原文じゃないとキツイと思われるトコロを、日本語でうまい具合に言葉遊びとして訳している。まぁ、それでも意味不明でわかりづらいんですが、豊富に挿入されるokamaさんの不思議で可愛いらしいイラストが物語への理解と没入感を高めています。装丁を担当してるデザイナーさんもがんばったと思う。いやー、こんなに贅沢なアリス…もうたまらんです、お宝です。okamaさん
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こういう新訳には「新訳」としての価値がじゅうぶんにあるのではないか、と感じます。(普及版である文庫だし)。アル・パチーノ主演の映画にも触れた訳者あとがきも興味深い(あとがき自体は映画公開の直前に書かれたものみたい)。「シャイロック」にどれだけ肩入れするか(できるか)で、この劇の印象が変わってくるというのは当然のこと。そのへんも勘案された、「上演を目的」ともされる新訳です。だから流れがいい。途中、まるでヴェネツィアのゴンドラに揺られているような(ヴェネツィアにもゴンドラにも詳しくはないが)リズムの「うた」が印象的です。私はやはり「詩人」としてのシェイクスピアもまた、とても好きみたいです。
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これでもかというぐらい劇的でドラマチックな展開の大作です。映画化、舞台化されているのも頷けます。
前半に様々な伏線が仕掛けられていて、読み進めていくことで「こういうことだったのか!」と綺麗に伏線が回収されていきます。
ただ、中盤あたりで若干の中だるみがあったり、ディケンズの表現方法なのか、翻訳なのか分かりませんが文章自体の情報量が多くて読み進めるのに時間がかかりました。その関係で後半に回収していく伏線もこれなんだっけ?とうまく結びつかないことも多々ありました。ですので、この作品を読む際は少し大変ですが、一気読みをオススメします。
幸せとは何か?愛とは何か?とても考えさせられる作品です。読み継が -
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この物語の怖いのが、私自信序盤はドリアン・グレイの美しさと無垢さに魅力を感じながら読んでいたことだ。芸術的なまでに美しい青年、少年のような純粋さ、このように美しく危うく、いくら眺めても飽きないようなものを崇拝し、好もしく思い、「独り占めしたい」というバジルの気持ちはよくわかってしまう。
祈りは呪いとなり、ドリアンは外見的な美しさや若さを失うことは無くなったが、肖像を見ることによって自分の醜悪さと視覚的に向き合わなくてはいけなくなる。そして、その醜悪さを初めて晒したのもバジルであり、彼の反応にははっきりとした失望があった。ドリアンがシビル・ヴェインに失望した時のように。
肖像は鏡のように本当 -
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筆者は思考を集中させ、生き方を内省し、興味のある対象を通して万物の因果関係を学べば、最後には何気ない日常にも興味を持てるようになると言っていると理解しました。
本の調子が軽いので読みやすいのですが、その分ポイントとなる内容を見逃しがちでした。
この本が書かれた時代とは生活様式も異なるのでそれらを行うタイミングが現代でも適しているかは別ですが、通勤時間なんから引き続き本書で薦められていることを行う良いタイミングだと思います。
でも最終的には『要するに仕事にも興味を持って勤勉に働けってこと?』と考えると、まぁそんな魔法みたいな本はさすがに存在しないよな…とも思いました。
ストイックに生きると言う -
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30の章に分けて英文学史を紹介した本。軽い筆致で気軽読める。
文学史とあるが「英語で読める本」の歴史といっていい。イギリス人が書いているのでイギリスの歴史に偏っている。
後半にアメリカ文学、最後の方に世界文学として翻訳で読める村上春樹、ガルシア・マルケスなどが紹介される。
詩の紹介もおおくある。英詩の知識が乏しく、知らない人の紹介が多かった。
印象に残ったこと:
・中世では識字率が低かったため聖書の話を劇で演じるミステリー劇(神秘劇)というのがあった。
・欽定訳聖書が英語の書き言葉の模範となった。
・ジェイン・オースティンの評価が非常に高い。狭い世界の話だが面白く読めるという。問題が誰と結婚 -
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以前は一般に「人間の絆」と呼ばれていましたが「人間のしがらみ」と変わり、読みたい、と思い手に取りました。理性ではコントロールできない人間の性、どうにもならない状態、主人公フィリップはかなりの重度にも思われますが…
英国の諜報部員でもあったサマセット・モームの人間観察力は鋭いですね。
106章がとても印象的
「〜賢者はたった一行で人類の歴史を教えた。人は生まれ、苦しみ、死ぬ。人生に意味はなく、生きることで何か役立つことはない。生まれようが生まれまいが、生きようが死のうが、どうでもよいのだ。生きることにも死ぬことにも意味はない。〜 人生という巨大な縦糸(どこからともなく流れ出て、どこへともなく果て -
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★★★★ 何度も読みたい
イタリアで商人として大成していた主人公は、友人の恋に力を貸すため、ユダヤ人の高利貸しから、期日までに返金できなければ体のどこからでも1ポンド肉をとっていいという条件で借金をした。しかし彼の船は沈没し、返すあてがなくなってしまった。期日を迎え、裁判にかけられた結果は…?という話。裏表紙の悲喜劇というのがどんな内容を指すのか分からず、終盤までハラハラしながら読んでいたが、すっきりとした後味でよかった。
裁判での『博士』の答弁は圧巻だった。原告に歩み寄るようでありながら、その論理をもって論破するという美しいやり方だった。あのシーンだけでも人に勧める価値があると思う。一方 -
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読書備忘録986号。
★★★★。
シェイクスピアに敬意を表して★4つ。
普通に町田そのこ作品と比べたら★2つかな。
マクベスです。
読みやすさで定評のある角川さんの新訳版を選びました。
正式な作品名は「確定のマクベス」です。未必ではなく確定です。
ウソです。ウソ。
2026年のベスト候補「未必のマクベス」の後学習として原典を読みました。
王の忠実で優秀なしもべであるマクベスが3人の魔女に唆され、夫人に煽られて道を踏み外し身を破滅していくという悲劇。
シェイクスピアの4大悲劇。このマクベスはマクベス本人の悲劇なんだろうか?
作中ダンカン王の息子マルカムと、王のしもべたる貴族、マクダフの会話 -