河合祥一郎のレビュー一覧

  • ポー傑作選3 ブラックユーモア編 Xだらけの社説

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     激動の時代を文学のために闘い死んだポー、その鋭利かつ鋭い活動の影響が色濃い作品が集まっており、中々ない読み味となっている。色々と思うところはあれどもパワーを感じる作品ばかりであった。付属の論考と合わせて読むことで真価が発揮される作品集。

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    2025年10月17日
  • 新訳 オセロー

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    ネタバレ

    イアーゴーには「動機なき悪意」がある…(巻末考察より)
    確かにイアーゴーが何故あれほどオセローを恨んでいたのか具体的には描写されていませんでしたね。

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    2025年10月07日
  • 新訳 大いなる遺産 上

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    訳が違うから再読とは言わないか。ルビや注をみれば、なるほど役は大変だろうなと思わせるが、ジョーの話し言葉は読みにくい。

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    2025年09月16日
  • 新訳 ヴェニスの商人

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    社会批評の影響で避けてきましたが、読後は、その面白さに後悔するほどでした。特に、裁判の場で変装して登場するポーシャは、歌舞伎の荒事の主役のように堂々としており、その知的な駆け引きに魅了されました。また、最後の展開も印象的です。登場人物たちの夫婦愛や友情が曖昧に描かれ、物語に深い余韻を残します。この作品を「ユダヤ人差別の教科書」と単純に捉えていた過去の認識は、作品の多面性を見過ごしていたのだと痛感しました。

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    2025年09月14日
  • 新訳 サロメ

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    ビアズリー展のミュージアムショップで購入し、展覧会の余韻に浸りながら帰りの新幹線で読破。

    そう、今こそその口にキスをするわ、ヨカナーン。
    ……ああ!ヨカナーン、ヨカナーン、おまえだけなのよ、私が愛したのは。

    同じ言葉の繰り返しが多用されていてサロメの激情がひしひしと伝わってくる。きっと劇で見ると迫力がもっとあるんだろうな。

    オスカー・ワイルド本人はビアズリーの挿絵を「日本的だ」と嫌っていたみたいだが、サロメの退廃的で耽美的な世界観にはビアズリーの美しく繊細ながらも不気味な絵柄が合うな…と思ってしまう。

    訳者あとがきも面白かった。フランス語の二人称の使い分けと心理的距離の変化が連動してる

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    2025年08月30日
  • 新訳 大いなる遺産 下

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    少しずつ読みなれてくると
    理解が追い付くようになる気がする
    景色が少しはっきりしてくる

    ピップってどんな子?からどんな人?になり
    共に経験を積むと少しばかり知った人になる
    自分の全てを預けられる人はいないけど
    半分くらいを預けてもいい人は欲しいかな

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    2025年08月16日
  • 新訳 大いなる遺産 上

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    イギリスの小説家
    読んだことがあるのは
    クリスマス・キャロル/オリバー・ツイスト/二都物語
    一番記憶にあるのはクリスマス・キャロル

    さて これは??

    古い時代のイギリス
    親がいなくて姉に育てられるピップの物語
    どんな社会かなと思いながら読む
    不思議感が残るまま
    ピップの生活が変わっていくのを見守っていく
    さて 彼の次の段階は??

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    2025年08月12日
  • 新訳 ドリトル先生の最後の冒険

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    井伏鱒二の訳で全巻読んだのだけど、『ドリトル先生、パリでロンドンっ子と出会う』というお話が入っているのがこちらだそうで。ロンドンっ子はチープサイドのことね、と思ったら、サラさんのこともかな。新しいこちらの訳だと慣れない響きもありつつ…pushmi-pullyuはオシツオサレツのがいいな〜井伏鱒二に倣ってほしかったとこも多々。絵も、岩波書店の、ロフティング本人が描いたのが物語に本当にぴったりなので、こちらのカバー絵、挿絵はなんだか違和感。もしかして今のお小さい方々にはこちらの絵が当たり前という時代が来るのかも…?

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    2025年08月11日
  • 新訳 大いなる遺産 下

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    ロンドンで紳士修行に励んだピップだが、彼は借金するほど遊び呆けた。そんな自堕落な生活を送っていた彼は、姉のミセス・ジョーの訃報の知らせが届く。彼女は何者かによって後頭部を殴られた。また、成人したらもらえるはずの遺産が、もらえない可能性が高まった。下巻では、青年となったピップが、殺人事件の犯人が何者なのかという、サスペンス要素が多分にある。

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    2025年07月13日
  • 新訳 大いなる遺産 上

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    両親を亡くし、姉に育てられた主人公ピップは、ある出来事をきっかけに、謎の遺産を受け継ぐこととなり、彼はロンドンで紳士なるための修行をする。本作はピップの故郷とロンドンの価値観の違い、文化的格差など、当時のイギリスの雰囲気を味わえる。また、地方と都市それぞれに身を置いたピップの思考、葛藤などを体験できる。

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    2025年07月13日
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

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    ポーが、あらゆる小説ジャンル(推理小説、ホラー、SF、冒険小説など)の元祖であること『ギンガムチェック塩漬けライム』(鴻巣友季子)を読んで知りました。詩も含めて、短編が本書にはおさめられています。

    怖さが迫ってくるだけでなく、何だか面白みもあり、文章表現の巧みさが際立っていました。映像となって出てくるようでした。ポーもすごいけれど、訳者もすごい。ホラーを読むのは初めてで、ポーの作品を読んで良かったです。他の訳者の文章も読んでみたくなりました。

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    2025年07月06日
  • 不思議の国のアリス

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    小さい頃に観ていたディズニー作品と原作とでは受ける印象や纏う雰囲気が微妙に違って面白かった。

    夢の中にいる様な感覚。へんてこりんな会話の中に言葉遊びがたくさんあって面白い!(自然な翻訳に驚き!)でもそれが唯一無二な世界観を作ってるなと思ったし、チェシャ猫が文学や医療の比喩表現に使われているのを知って、不朽の名作だなと感じた....

    へんてこりんすぎてスラスラ読めないけど魅力的なキャラクターばっかりで愛着が湧く!

    「みんながよけいなおせっかいを焼かなければ世界は動くって!」
    藪をつついて蛇を出す 的なことなのかな?

    「鏡の国のアリス」の方も読んで他のキャラクターに会いに行きたいな...

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    2025年06月21日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    ビアズリー展からオスカーワイルドに興味を持って読む。
    新訳かつ解説付きでかなり読みやすい。
    おすすめ。
    肖像画が主人公の代わりに年を取り、彼が醜い行いをする度に醜い肖像画へと変化していく。
    でも年を取らないのもそれはそれで恐ろしい気もするけどね。
    最後は因果応報。ヘンリー卿が元凶かなと思うので、誰と付き合うかって大事。

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    2025年06月15日
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

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    誰もが一度は夢見るどうぶつとのお喋り。どうぶつそれぞれの特徴が性格にうまく反映されていて、ドリトル先生含めてひとりひとり癖が強い。力を合わせて困難を解決する方法も面白い。ボクコチキミアチはアフリカに帰ったのかなぁ。

    差別意識というものは児童書の中にも根付いていて、王子の願いのくだりは悲しいものがあったけど、これを上手に子どもに伝えるにはどうしたら良いんだろうな。原作改変や抹消は問題を本質的に捉えられなくなるから後世にとってマイナスになると考えてるので反対派だけど、だからこそ伝え方には気を配らなけりゃいけないなと思う。

    ももろさんの挿絵がものすごーーーくカワイイっ!

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    2025年05月04日
  • 新訳 ナルニア国物語6 魔術師のおい

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    ネタバレ

    ナルニアの世界が生まれた時代の話。
    甥も魔女も自分のことしか考えず、利益や欲望しか見えてないから痛い目に合う、というのが現実でもあったらと思ってしまいました。
    アスランが毎回子供たちに過酷な試練を課すのはここからきていたのがわかりすっきりしました。

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    2025年04月15日
  • オイディプス王

    購入済み

    以前、大学の講義で学んでからずっと気になっていた作品。
    他の方の訳と比較して、最も読みやすいと感じたこちらを購入しました。

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    2025年04月10日
  • 新訳 ナルニア国物語6 魔術師のおい

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    ナルニアの始まりの物語!
    1巻で出てくる白の魔女も出てくるのが面白い
    そしてタイトルにある魔術師のおい、成程…この少年が今後こんな形で!って驚かされる
    自称魔術師?の叔父のせいで、異世界に飛ばされた友達の少女を助けに行く甥っ子のディゴリー
    到着した先は、地球ともナルニアとも違う空間
    なんだか穏やかな気分にさせる場所みたい
    試行錯誤の末にさらに別の場所へ飛ぶと、そこは暗く怖い世界
    そこで目覚めるは未来の白の魔女!
    その白の魔女が……正直面白すぎる
    実際に目の前にしたら怖い存在なんだろうけれど、言ってることややってる事が面白い笑
    そんなヘンテコな存在が地球に来たら……そりゃ浮くだろう!
    その浮いた

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    2025年04月10日
  • 新訳 ナルニア国物語5 馬とその少年

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    1巻2巻で活躍したあの子達の空白の時間も読めて楽しい
    あの兄弟姉妹のスーザン、エドマンド、ルーシー
    兄のピーターは遠征中で名前だけの登場ではあったが…
    彼らが初めてナルニアに来た時代、女王と戦ったあとどんな風に生活していたのかとは思っていたけれど、生活を覗けて良かったなー!

    そしてナルニア以外の国…結構あったんかいとちょっと驚いている笑
    そっか、国なら他の国もあるかぁって
    ただ兄弟姉妹がいた時代にも他の国はある程度文明が発展していて人間の営みがあったのだなと
    そして動物喋らないんだなーっていうのには驚く

    今作の主人公は少年と喋る馬
    カロールメン国にいた少年は、その国の者と肌の色が違う
    少年

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    2025年04月03日
  • オイディプス王

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    あらすじは知っていたものの初めて読んだ。とても読みやすかった。戯曲には疎いものの、悲劇の原点はここにあるそう。

    解説にあったこの悲劇は、オイディプス王自らが招いたものという箇所が印象深い。また再読したい

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    2025年04月02日
  • 新訳 ナルニア国物語5 馬とその少年

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    ネタバレ

    珍しくアスランが敵のような役回りになっているのと、いつもみたいにこちら側から来た人たちが活躍する話ではなく、元々いる人たちにスポットを当てたお話。
    個人的にアスランが、他の人の話ではなくきみの話を今してるんだ、と言うところが沁みました。

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    2025年03月07日