河合祥一郎のレビュー一覧

  • まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇

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    『レイディ・ウィンダミアの扇』
    善良な女とは、レイディ・ウィンダミア夫人のことか、アーリン夫人のことか、あるいは善良な女などここにはおらず、大なり小なりどちらも悪女的なところがあり、それは市井においても同じで、知らぬが仏なのか。
    読後感はとてもいい。

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    2026年05月04日
  • 新訳 マクベス

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    読書備忘録986号。
    ★★★★。

    シェイクスピアに敬意を表して★4つ。
    普通に町田そのこ作品と比べたら★2つかな。

    マクベスです。
    読みやすさで定評のある角川さんの新訳版を選びました。
    正式な作品名は「確定のマクベス」です。未必ではなく確定です。
    ウソです。ウソ。

    2026年のベスト候補「未必のマクベス」の後学習として原典を読みました。
    王の忠実で優秀なしもべであるマクベスが3人の魔女に唆され、夫人に煽られて道を踏み外し身を破滅していくという悲劇。
    シェイクスピアの4大悲劇。このマクベスはマクベス本人の悲劇なんだろうか?
    作中ダンカン王の息子マルカムと、王のしもべたる貴族、マクダフの会話

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    2026年04月30日
  • 新訳 マクベス

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    ★★★★ 何度も読みたい

    「少女マクベス」で関心を持ち、手に取った。優れた兵士だったマクベスが魔女からの予言、さらにそれを知った妻からの勧めで主君を弑して王となる話。王になったはいいものの、猜疑心や予言の続き(友人・バンクォーの息子が次王になる)への恐れから、何も信じられなくなり、虐殺へと走り狂っていく。

    他の訳と比べ、筋が分かりやすかった。
    マクベスだけでなく、王の暗殺を唆した夫人も精神的に追い詰められ、幻覚を見るようになる様は生々しく、シェイクスピア作品がどうしてここまで愛されているのか、少し分かった。

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    2026年04月29日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    リアリズムより観客心理を利用しているという解説で納得した。
    もちろんおおまかな内容は知っていたが、思ったより人死にが出たのに驚いた。

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    2026年04月28日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    ネタバレ

    永遠の若さと美貌を手に入れたドリアン。しかしそれらは彼を破滅へと導くことになってしまった。人の罪を赦すよりも罰するほうが、結果的にその人のためになるのかもしれないと思った。
    注釈と訳者あとがきが充実しており、時代背景やワイルドの人生、思想について知ることができた。

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    2026年04月16日
  • 新訳 マクベス

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    ネタバレ

    2008年野村萬斎氏演出リーディングのための翻訳だそうで 確かにリズム感あるセリフ

    下に注釈があるタイプで 舞台の動きの説明もあったりして 舞台の様子が想像できる

    マクダフ夫人の息子のセリフ
    シェイクスピアの人生に何があった!?
    「誓いをたてる人も嘘つきも馬鹿だね だって誓いをたてる人も嘘つきもたくさんいるから みんなで正直な人をやっつけて縛り首にすればいい」

    そして相変わらずマルカムのセリフ 矛盾してないか!?「だが 僕の淫蕩ぶりは底なしだ…僕はまだ女をしらぬ」

    マクベス夫人が夢遊病となっているシーンの「何というため息だ」とされる
    「ああ ああ ああ」はどう演じられるのだろう?気にな

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    2026年03月08日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    ネタバレ

    初めて私がシェイクスピア劇に触れたのは、NHKで夜に放送したイギリス、BBC製作のドラマ『ロミオとジュリエット』だった。『花の都ヴェローナで…』リズミカルなセリフ、敵対する二つの家という劇としてのダイナミズム。感動していたら、母が定期購読している『婦人公論』の巻末付録に、そのドラマの脚本がついていた。それを切り取ってもらって、何度も読んだ。勘違いと伝言ミスで起きる悲劇。今では起こりえない話だけれど、シェイクスピアなら、どんな時代に生まれても物語を紡いでいただろう。

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    2026年03月06日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    現代に響く「美」と「秘匿」の呪い
    オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を読み終えた。まず心に残ったのは主人公ドリアンが世間の規範を脱ぎ捨て、自らの美学と快楽に忠実に生きる姿に見出した「清々しさ」だった。他者の視線や道徳に縛られず、己の欲求を最優先するその生き方はある種の解放感に満ちている。しかし、その清々しさの裏側には、ヘンリー卿という甘美な言葉を操る大人によってかけられた「若さと美への執着」という重い呪いが横たわっていた。
    ドリアンが堕落の道を突き進めたのは自分の罪をすべて引き受けてくれる「肖像画」という身代わりがいたからに他ならない。もし肖像画がなければ彼はここまで大胆にはなれな

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    2026年02月23日
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人

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    傑作選1よりも断然こちらの方が好みだった。
    「モルグ街の殺人」を読んでみたくて読み始めたが、他の作品も面白かった。特に好きだったのは「告げ口心臓」「黄金虫」「盗まれた手紙」。デュパンは好きだったのでもっと読みたかったけど、そもそも登場作品が3編しか無いと知り悲しい…。
    また、解説の「ポーの死の謎に迫る」も読み応えがあって良かった。ミステリー風で面白く読みやすい。

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    2026年01月21日
  • 鏡の国のアリス

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    河合祥一郎さん訳

    不思議の国に引き続き、鏡の国へ
    トランプからチェスの世界に
    作者が実在するありすをモデルに、言葉あそびを交えて作られてる

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    2026年01月04日
  • 不思議の国のアリス

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    河合祥一郎さん訳

    芦田愛菜さんが「不思議の国のアリス」の秘密を探りに行ったイギリスの旅を観て再読
    人それぞれ、ありすの格言があるのを実感
    世界中で愛される名作好きです

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    2026年01月04日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    表紙のトマクチュールの作品が良すぎる。美しい青年が重ねる罪が、絵を醜くさせ自身の美しさを維持する。なんという宝の持ち腐れ!!やっと改心したと思ったらからのラストの皮肉が美しい。

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    2026年01月03日
  • 鏡の国のアリス

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    鏡の国のアリス は、ハンプティダンプティが
    おなじみなのかな??
    アリスは実在の人物なのは皆さんご存知と
    思うのですが、アリスの豊かな感性に
    ルイス・キャロルの言葉遊びなどが織り込まれて
    いるので、本当なら原文で読んだ方がアリスの
    世界観がつたわるのだけれども、河合さんの
    翻訳は、日本語訳でも言葉遊びの面白さを
    伝えているので、大人が読んでじゅうぶん楽しめる
    作品になってますよ♪

    鏡の国のアリスは、ルイス・キャロルがアリスの
    母親から、『アリスには会わないで』 と言われ、
    会えなくなった寂しさからの思いも伝わって
    くるので、そうしたルイス・キャロルの
    心情の変化も楽しめる♪

    いつどんな時に

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    2025年12月14日
  • 不思議の国のアリス

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    アリスの世界に迷い込んできました♪

    アリス
    『台所にはコショウなんて絶対置かないことにするわ。
    スープはコショウがらなくたってじゅうぶんおいしいし―たぶん、人がぴりぴりしてしまうのは、いつだってコショウのせいよ。』

    ワタシ
    『そうね!!
    日本人は、ワサビを食べるからツンツンしやすいのかしら??(人見知りさんが多いのかしら??)
    きっとそうよね。
    ワサビをたべるとツーーーーーンとするものね!!』

    さあ!! アリスはどう返してくれるかな??

    なぁんて、想像(妄想)しながら読んでいくのが大好きな『不思議の国のアリス』

    もぉ、何十回読んだかな??
    毎回不思議な発見があって楽しい♪



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    2025年12月14日
  • 新訳 ヴェニスの商人

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    たまには古典を読もうということで、あまり中身を知らなかった『ヴェニスの商人』。読みやすくわかりやすい内容であるものの、割と倫理観を揺さぶられる内容ということを知る。

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    2025年12月04日
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

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    ポーの傑作選は岩波少年文庫から出ているものを読んだことがありますが、某有名カードゲームの元ネタである『早すぎた埋葬』が読みたくて購入。
    既読の作品も多かったので、訳の違いも楽しみながら読み進めました。

    うーん、やっぱり『赤き死の仮面』と『アッシャー家の崩壊』が大好きなんですよね〜。このゴリゴリのゴシック調の雰囲気、たまりません。
    楽しみにしていた『早すぎた埋葬』はというと、本書の中で唯一(?)笑ってしまう話で、なんだか意外でした。いや本人は真剣だから笑っては悪いのですが……。
    でも、当時普通にあった”早すぎた埋葬”を防ぐための「安全棺」や「生き埋め防止協会」が出てくると、どうしても、ね( ˊ

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    2025年11月22日
  • NHK「100分de名著」ブックスシェイクスピア ハムレット 悩みを乗り越えて悟りへ

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    ハムレットの謎を解き明かす、ロマン派的解釈の間違いを指摘して、シェイクスピアがハムレットに託した真の意図に近づこうとする。所詮は演劇というエンタメなので、作者の思いとは関係なく、勝手に解釈しているだけかもしれないが、いろいろな解釈ができるということが、傑作たる所以かもしれない。

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    2025年11月07日
  • ポー傑作選3 ブラックユーモア編 Xだらけの社説

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    ネタバレ

     激動の時代を文学のために闘い死んだポー、その鋭利かつ鋭い活動の影響が色濃い作品が集まっており、中々ない読み味となっている。色々と思うところはあれどもパワーを感じる作品ばかりであった。付属の論考と合わせて読むことで真価が発揮される作品集。

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    2025年10月17日
  • 新訳 オセロー

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    ネタバレ

    イアーゴーには「動機なき悪意」がある…(巻末考察より)
    確かにイアーゴーが何故あれほどオセローを恨んでいたのか具体的には描写されていませんでしたね。

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    2025年10月07日
  • 新訳 大いなる遺産 上

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    訳が違うから再読とは言わないか。ルビや注をみれば、なるほど役は大変だろうなと思わせるが、ジョーの話し言葉は読みにくい。

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    2025年09月16日