河合祥一郎のレビュー一覧

  • 新訳 冬物語/シンベリン

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    冬だからと気軽に手に取り読みましたが、個人的にはこの2つのロマンス2作品はシェイクスピアの作品の中でも大好きな作品となりました。特にシンベリンは名前も知らなかっただけに尚、出会えて良かったと思いました。

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    2026年01月19日
  • 新訳 大いなる遺産 下

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    人はどのように生きれば幸福を手に入れられるのか。人を思いやり、愛することで相手も自分も救われる。ディケンズが一貫して伝えたかったことはここにあると感じる。
    しかし人間は生まれた境遇や成長する環境で間違いを犯し、地位や財ばかりに気を取られ、本当に大切なことに気付けず、もしくは後悔しながら最期を迎える人もいる。そういった厳しさも本作品は登場人物を通してまざまざと突きつけてくる。
    150年以上もこの作品が読まれ続けるのは、他者を愛することで自分も愛され、幸福を手に入れられるという普遍的なことがテーマであるからであると思う。

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    2026年01月11日
  • 新訳 オセロー

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    「学校では教えてくれないシェイクスピア」(北村紗衣)を読み進めるために。
    素晴らしかった。
    でも、シェイクスピアに興味があるのは、小学館の文学全集で、リア王とかを小学生のときに読んだからかも。60年以上も生きてると、イギリス、イタリアetc.に行ったり、差別や偏見とは無縁ではないという経験もあって。
    この本でこそ感じられるシェイクスピアの奥深さに、すっかりハマってしまいました。

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    2026年01月05日
  • 不思議の国のアリス

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    あーーーーーー!!!だいすき!!!!!
    ディズニーの不思議の国のアリスの何もかもが小さい頃から大好きで、原作も拝読。
    私の好きな世界観がすべて詰まっていてもう本当に大好き。アリスの勇敢さや言葉遊びなど見ていて楽しい。私の英語学習のモチベでもある作品です。早く原作読めるようになりたい.....
    また違う訳者の作品も読みたいなぁ。

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    2026年01月05日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    難解な原文をみごとに訳してくださったと思う。
    さまざまな作家さんの訳を読み比べたが、結末の一文はやはりこの新訳が最も好き。

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    2025年12月26日
  • 暴君 シェイクスピアの政治学

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    読書会でおすすめされた本。
    1590年代から劇作を行っていたシェイクスピアは「どうして国全体が暴君の手に落ちてしまうのか?残酷で狡猾で衝動的で、明らかにふさわしくない指導者であっても、人々を魅了するのはなぜか?」という問題を戯曲を通して語った。本書はそんなシェイクスピア戯曲を通して、現代にも通じる社会問題について書かれている。

    当時のイングランドの統治者エリザベス一世で、わたしも歴史的には漠然とした流れしか知らなかったのですが、当時の社会情勢の危うさ、王位継承の複雑さ、カトリックとプロテスタント争いなども書かれているので世界情勢も分かりやすかったです。
    シェイクスピアの時代は「統治者を批判す

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    2025年12月24日
  • 新訳 大いなる遺産 上

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    ネタバレ

    鍛冶屋という労働者階級の家の子のピップがひょんなことから謎の人物から遺産を受け継ぐことになり、紳士として教育を受けられるようになる。それまで誰よりも親を亡くしたピップを案じてくれていた義兄のジョーを、ピップは彼の所作や格好を「恥ずかしい」と思うようになり、協力してくれた同級生ビティよりも高慢で美しいエステラを追い求めるようになる。人として何を大切にして生きるべきか、ディケンズの作品はいつも問いかけてくる。果たしてピップは真の幸福、エステラとの真の愛を築くことができるのか、下巻が楽しみである。

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    2025年12月07日
  • 新訳 赤毛のアン

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    河合さんが赤毛のアンを新訳!?と情報解禁の際に驚いたものの、考えてみればシェイクスピアが全編に散りばめられたアンの世界を、シェイクスピアの第一人者である河合さんが訳すのはとてもわくわくする流れで、大好きなアンの世界にまた新たな魅力が沢山見つかりそうで胸が高鳴る。

    不思議の国のアリス同様、沢山の翻訳家さんが訳してきた世界的文学作品であり、有名な名称や言い回しが多い作品だけに、新しく訳すことの難しさやどこに特色を付けていくか、往年のファンの方々への配慮など、細部に渡り大変でチャレンジングな訳業をこうして大御所である河合さんが新たに担ってくれたことに歓びを噛みしめながら読んだ第一巻。

    一番馴染み

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    2025年11月28日
  • 新訳 冬物語/シンベリン

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    『冬物語』
    前振りとして、シチリア王レオンティーズとボヘミア王ポリクシニーズが幼い頃からの大の仲良しであること、ボヘミアの方がシチリアより貧しいことが明かされる。この友情が類なきもの、と思わせて、次の瞬間あっという間に崩れていく。もう帰る、もう帰る!と聞かないポリクシニーズが、シチリア王妃ハーマイオニの懇願で、「じゃあもう少しいようかな」と心変わりしたのだ。レオンティーズは妃ハーマイオニとポリクシニーズの密通を疑い、貴族カミローにポリクシニーズの殺害を命じる。するとカミローは計画をポリクシニーズに告げて逃げるよう指示。ますます嫉妬の炎を燃え上がらせたレオンティーズは妊娠中の妻を投獄し、生まれた

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    2025年11月26日
  • セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」

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    シェイクスピア作品とフロイト、ウィニコットの理論から人生の選択や運命を探求するお話。ジャンルがよくわからないが好みにはまって面白かった。
    訳註が多くやや読みにくいが、やたら勇気づけられる読後感でちょっとハイになる。時間をおいて再読したい。

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    2025年10月08日
  • オイディプス王

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     この本は、紀元前427年に執筆され、大ディオニューシア祭にて上演された。その時、ソフォクレスは70歳前後だった。読んで、感じたのは、余分なものを全て削ぎ落として、実にスマートな演劇シナリオである。まさに、洗練され、曇りが全くないのだ。言葉の背景を読み取らせる編集法だ。

     神託(デルフォイの信託)で予言された「父を殺し、母と結婚する」という大きなテーマがどっかりと座っている。それは、村上春樹の『海辺のカフカ』の15歳の少年田村カフカは、父親から「お前は父親殺しと母親との交わり(オイディプス王)の宿命を背負っている」という呪いをかけられる。
     しかし、ソフォクレスの「父親殺し」は、やはりスケー

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    2025年09月09日
  • 新訳 ハムレット 増補改訂版

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    登場人物が限定的にも拘らず、運命が交錯するストーリーや感情表現等が巧みで引き込まれました。日本語訳でもユーモアにみちた押韻が楽しめる点でも素晴らしい作品でした。

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    2025年09月06日
  • 新訳 ドリトル先生と秘密の湖

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    河合先生の翻訳がとても読みやすかった。ネズミの話し方がとてもかわいい。
    人間は色々な生き物に助けられて生存できているという当たり前だけど忘れがちなことを改めて伝えてくれる。流石は名作。

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    2025年08月23日
  • セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」

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    前半はシェイクスピア作品を例にしたセカンド・チャンスの話で、後半はフロイトの精神分析を例にしたセカンド・チャンスの話です。
    内容が難しかったですが、訳者のあとがきを読んで、少しですがわかったような気になりました。
    セカンド・チャンスがあるかどうか、それはわからないですが、もしもセカンド・チャンスがあったときに、それを有意義なものにするためには、今の人生を味わい一生懸命に生きていないとダメなんだ、と私なりに理解しました。
    訳者のあとがきに、このあとがきを読んでまた本文を読み返したら、新たな発見や理解があると書いてありましたので、いつかまた読み返してみたいです。

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    2025年07月27日
  • 新訳 ナルニア国物語 (2)カスピアン王子と伝説の角笛

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    カスピアン王子を殺してもいいことないじゃん。
    まあ結局は4兄弟とカスピアン王子の勝ちだったから良かったけど。

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    2025年07月11日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    濃密で美的な読書体験。美的に生きようとするがあまり、心を堕としていく様はとてもグロテスク。一方でワイルドの哲学が、美への愛がありありと表現されていて、甘美な気持ちになる。

    訳者の自己主張というか、エゴイズムみたいなものも滲み出ているのかもしれないけれど、精緻な仕事であるのは紛れもないことだ。こんな仕事がしてみたい。

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    2025年06月07日
  • 新訳 サロメ

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    本書の挿絵を描いた画家、オーブリー・ビアズリーに関する展示「異端の奇才ビアズリー展」に行き、興味が湧いたため手に取った。

    戯曲を読んだのははじめてだったが、事前に展示を見てあらすじを知っていたため、違和感なく読めた。リズミカルな表現が多いためか、劇の情景が浮かぶ様であった。妖艶な表現が多く、不思議なドキドキを感じられる。

    本編が90ページに対して「あとがき」が50ページもあるが、この「あとがき」が面白い。翻訳者によるオスカー・ワイルドとサロメの解説がわかりやすく、もう一度本編を読みたくなった。

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    2025年06月05日
  • 新訳 ドリアン・グレイの肖像

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    永遠の若さを手に入れた美青年ドリアン・グレイ。彼が悪徳に染まり、魂の純粋さを失ってゆくにつれ、彼自身の肉体の代わりに彼の肖像画が醜く老いてゆく…。ドリアンの美をカンバスに留めた画家バジルは彼の堕落に失望し、やがて破滅する。一方バジルの友人で人を煙に巻くような貴族ヘンリーは、ドリアンと意気投合し唯美主義的な享楽へと彼を引き込む。

    ドリアン・グレイを挟んで神と悪魔が対立する構図のようにも読めるが、詳細な後書きを読むとバジルとヘンリーはオスカー・ワイルドの二つの側面とも読めるだろう。

    ホラー小説のバリエーションとして楽しむことも可能だろう。思えば「ドリアン・グレイの肖像」はブラム・ストーカーの「

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    2025年06月04日
  • 新訳 星を知らないアイリーン おひめさまとゴブリンの物語

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    星を知らないアイリーン
    2017.06.05

    中学生?小学生?の時に大大大大大大好きだった本!イラストとカバーのカラーから内容まで全部暖かくて好みだった。結構分厚いけど読むのが苦ではなくて馴染みのない冒険ストーリーだったけど読んだ後の充実感がすごかった♡

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    2025年06月03日
  • 新訳 ナルニア国物語3 夜明けのむこう号の航海

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    1、2巻は戦いって感じだったけれど、この間は王道冒険ファンタジーって感じで、私の幼心がくすぐられる物語だった!
    王道ファンタジーが好きな私にはめっちゃ好み
    絵が動き出し波に飲まれてナルニアへ!
    カスピアンの乗る夜明けのむこう号へ助けられる
    カスピアンの目的である7人の卿達を探す旅へ
    いくつかの島へ立ち寄るが、そこではドラゴンになってしまったり、透明な姿の見えない人がいたり……
    行く先々で起こる事象に、次はどんなことが待ち受けているのだろうってワクワクしちゃう
    冒険譚であり戦いがないからハラハラしないって言う人もいるかもだけど、私は行く先々で不思議に出会ってワクワクする方が楽しく感じる
    最後はま

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    2025年03月20日