河合祥一郎のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックスシェイクスピア ハムレット 悩みを乗り越えて悟りへ
    ハムレット本編を読む前に参考資料として読破。古典に全く縁のなかった自分としてはこの本はかなりありがたい。
    ハムレットに関する様々な解釈や論争がある事は全く知らず、決して長いとはいえないこの本によくこれだけの読み方の幅があるものだなぁと感じだが、その疑問はこの本を読んだ後ハムレット本編を読む事で納得が...続きを読む
  • 金より価値ある時間の使い方
    同著者の、自分の時間〜1日24時間でどう生きるか、と同じような内容の本です。
    こちらの方がページは少ないですが、文体や章立てが小説っぽく、わたしは読むのに時間がかかりました。ビジネス・自己啓発をよく読む方は、上記別本の方が読みやすいと思います。
  • 金より価値ある時間の使い方
    感想
    どのように時間を使うか。自分のしたいことを決めて今日1日でそこにどれだけ近づいたかを毎日考える。それだけで平均を超える人生を送れる。
  • 新訳 アンの青春(下) 完全版 -赤毛のアン2-
    新訳下巻。今まではアヴォンリーの美しい自然のみが描かれていたが、未曾有の災害が起き、自然はただ美しいだけではなくこうした災害ももたらすものであると描かれた。上巻の時も書いたが双子の片割れのディヴィーは正直に言って、躾という以前の問題を孕んでいるような気がする。ある日、アンとダイアナは隠遁生活を送るミ...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    アリスの世界観は世界で一番完成されている”可愛い”だと思っている。活字のみでも想像力で補える限界の不思議を表現していて、それにキャラクターのビジュアルで肉付けしても、必要以上に解像度が上がらず、不思議のまま完成した唯一無二のもの。いつまでもあの世界を虚構として認識しない少女でありたい。
  • 金より価値ある時間の使い方
    人生を充実させるための啓発本。人生をより良くするためには勉強や内省が必要であり、そのための時間をどう作り出すかが書かれている。P37〜P38にかけての件は確かにそうだよね、となる。「時間がない」「疲れている」は単なる言い訳であると思い知らされる。
  • 金より価値ある時間の使い方
    本書は、時間を有効に活用する時間術についてのエッセイである。
    正直、時間術について学ぼうと思えば、得られるものは少なかった。ネットや本で見たことある内容ばかりだったように感じた。
    しかし、格言にしたいフレーズはいくつか見つけることができた。

    【集中力がなければ──言い換えれば、脳に何を考えるかを命...続きを読む
  • 新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす
    6歳息子、そろそろファンタジーもイケるのでは……と思い、とりあえずナルニア。総ルビありがたい。

    黙読してもらおう、と目論んでいたのだけど、「読み聞かせてほしい」と言われた。6日ほどかけて読み終える(7日目は休まれた)。

    子供時代、父親から「ナルニアは面白いから読んで!お父さんは100回は読んだ!...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    支離滅裂、でもなんだかクセになる
    ユーモラスな言葉遊びと不思議な世界観に没入

    --- この本を読んだ経緯 ---
    ・言わずと知れた名作であることは認知していつつも未履修だったので、教養のためにもと思い今更ながら一読しました。


    --- 感想 ---
    ・アリスはあっけらかんとした性格だったから良か...続きを読む
  • 金より価値ある時間の使い方
    隙間時間に勉強して教養を高めれば、人生が豊かになる、と言っている。読み継がれている古典は、何よりだ、と。
  • 新訳 ハムレット
    戯曲というものを初めて読んだが、とても勢いが感じられて、面白く一気読みしてしまった。リズムを感じやすいように段をずらしてあったり、文の翻訳自体も相当こだわってあって、シェイクスピアの表現、比喩の美しさが感じられた。狂気とも言えるほどの憎しみあい、復讐心に面白さがあり、現代まで読み継がれてきた一つの理...続きを読む
  • 金より価値ある時間の使い方
    本屋でネーミングに惹かれて購入。薄い本なのであっという間に読完。今から100年以上も書かれたものだけど、人間にとって大切なことは今と変わらない。「人よ汝を知れ。」今年はこれをテーマに生活しよう。
  • 金より価値ある時間の使い方
    時間の使い方次第で幸福になれるよという内容。時間の使い方ノウハウというよりは
    人生を豊かにする知恵が書かれていました。
    共感できた箇所を少しご紹介します。
    ・人よ汝を知れ
     自分の限界を知り、性格を知り、心を知り
     どんな人生を送りたいかを知るということ
    人は頭で考えて行動しているつもりでも、実際理...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    有名な作品ですが、きちんと読んだことがなかったので手に取りました。
    話のテンポが早くて読みやすかったです。
    登場人物も個性的で飽きません。
  • 不思議の国のアリス
    テンポよく物語が進む上にコロコロと場面が切り替わる。さらには多彩なキャラが出てくる。まるで、ネット小説を読んでるようだと思った。



    もともと、少女に話してやった話(その場で作り上げた)を本にまとめたらしい。少女が退屈しない話をと作っているうちにそうなったのだそうだ。作りもなんだかネット小説に似て...続きを読む
  • 鏡の国のアリス
    『鏡の国』はチェスゲームと連動しているらしく、全くチェスを知らない私にとっては……なぜ駒がそこに動くのかが分からなかった。
    注釈には「正式なゲームではこうなる」みたいな事が書かれているが、それがさっぱり理解できない。
    けれど、物語はチェスゲームを知らなくても読み進めることが出来る。
    読み直したいかと...続きを読む
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    今まで読んできた日本の推理小説に度々登場する作家エドガー・アラン・ポー。
    やっと読むことができました。
    「モルグ街の殺人」は、世界初の推理小説とされ、1841年と今から180年も前の作品です。
    冒頭の部分は少し読みづらいですが、トリック自体は斬新で面白かったです。
    他にも、暗号解読や推理ものがあり、...続きを読む
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
     昨年刊行されたE.A.ポーの新訳傑作選。3冊シリーズの第1弾にあたる『ゴシックホラー編』。

     ポーの語りの技巧、言葉への拘りを訳出することに腐心したと訳者あとがきにあるが、訳自体はとても読みやすく、それでいて軽過ぎない。約80㌻に及ぶ作品解題とポーの生涯についてもかなりの読み応え。

    『ゴシック...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    子供の頃読んだアリスよりも、わかりやすい表現だった気がする。
    アリスは色んなところから出てるからわからないけど、多分、訳してる方が違うのかな?

    ことば遊びの表現が面白くてすいすい読める。
    意味わからない。
    というか意味は特にない、それがいい。

    巻末に解説がついてるのがいいね。
  • オイディプス王
    随分前に岩波文庫で読んだような気がするけど、改めて再読。古典中の古典な訳で、内容は分かっている。そもそもこれが悲劇として上演された古代ギリシャにおいても、観客たちはオイディプス伝説について現代の我々以上によく馴染んでいたはずだ。それでも読み始めると「世帯で最初の推理小説」と言われるだけある緊張感のあ...続きを読む