河合祥一郎のレビュー一覧

  • 鏡の国のアリス
    購入したばかりのこの本に出しっぱなしの醤油が降り注ぐ。ぐちょぐちょな手触り、そして芳醇な香り…。視覚以外の感覚にまで訴えることができる、そんな稀な小説が出来上がりました。作者の少女アリスへの並々ならぬ愛情を感じます。
  • 新訳 ロミオとジュリエット
    大学時代にゼミの発表課題として選択した作品。

    テラスでの「あぁロミオ、あなたはどうしてロミオなの」は超有名な台詞ですが、元々ソネットを多用している作品なのでこれ以外にも美しいフレーズは沢山出てきます。

    日本でも舞台などで公演されている「ウエストサイド物語」はこのロミオとジュリエットが元になってい...続きを読む
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く
    恥ずかしながら、この歳になってはじめて読んだ。
    井伏鱒二の訳以来初めての新訳だとか。
    イラストがマンガのようで、小学生の女子などには喜ばれそうだがあまりにも原作と違う雰囲気で異質な気がした。
    それでも物語の面白さにはつい、引きこまれました。
  • 鏡の国のアリス
    『不思議の国のアリス』続編。今回はチェスです。相変わらず登場人物がみな個性的で面白いです。唐突で訳の分からないな展開も良い雰囲気をだしています。言葉遊びも素敵。この世界観が好きですね。
  • 新訳 ハムレット
    一度読んでみたかったので読みました。
    劇作なので台詞のみで初めは少し見にくいと思いましたが、中盤くらいで慣れます。
    シェイクスピア四大悲劇と言われるとおり、ハムレットの最後は・・・。

    ハムレットがとても可哀想でした。
  • 鏡の国のアリス
    不思議の国のアリスの続編、前作の半年後が舞台。今回もまた突拍子もなく話が展開していくのだが、チェスの駒の動きと、物語が連動しているという仕掛けには驚いた。

    前作がトランプで今作はチェス。
    前作が夏で今作は冬。

    今作に漂う、どこか少し寂しい雰囲気のワケは、訳者あとがきを読むと、頷けるかもしれない。...続きを読む
  • 鏡の国のアリス
    「あのときのおそろしさを」キングは続けました。「決して、決して忘れることはないだろう!」
    「忘れますよ」とクイーン。「メモしておかないと。」

    言葉遊びがおもしろいです。翻訳するの大変だっただろうなぁとしみじみ思います。
    原書でも一度読んでみたいかも。
  • 新訳 ふしぎの国のアリス
    イマドキのイラスト!アリス・イン・ニュー・ワールド〜
    いや、物語は一緒ですが(^_^)
    イラストで 印象って ちがってくるものですね。
  • 新訳 ロミオとジュリエット
    まさに悲劇。しかし、文章だとあまりにも安っぽすぎる感じがした。

    訳が凝っていて読みやすい。登場人物のセリフも調子が良く、テンポ良く読めた。
  • 鏡の国のアリス
    前回同様、不思議な世界。アリスって、一体いくつの設定なんだろうと首を傾げてしまいました。おいおいおいと思われるような破天荒な行動と、奇妙なことばかり言う人々に根気強く接する姿勢と、ギャップがあって楽しいです。ユニコーンとライオンの戦いのときにパンをつまみ食いしていたり、ナイトが逆さまに落ちるのをこっ...続きを読む
  • 新訳 ハムレット
    劇の台本(せりふぱっかりで)読みにくいから、勧められながら忌避してたのだけど。

    このあいだラジオで新訳のは凄く読みやすいからお勧めって言ってて、読んでみたら本当に読みやすい。
    お勧めです。

    ただ、教養もなく読みも浅い私は、さほど感動するということもなかった・・・
    あっけないなぁ、と。とにかく。
    ...続きを読む
  • 新訳 マクベス
    魔女によって「王になる」と予言された武将マクベス。マクベスが滅ぶのは「バーナムの森が動く時」マクベスは「女の腹から生まれた男には殺されない」。

     2009年2月15日購入

     2009年3月11日初読
  • 新訳 ロミオとジュリエット
    わたくしが卒論のため読んでいます。

    内容はまさにあのまま・・台本みたいな文章なので読んでて飽きません。
    シェイクスピアといえば、このロミオとジュリエットやハムレットなど。
  • 新訳 ハムレット
    英語の勉強がしたくて買ったもの。
    これは和訳だけど、原文はMITだかに存在する。ヒントは、野口悠紀夫の超英語法。
  • 新訳 ハムレット
    やっと読めたよハムレット…。太宰バージョンとはやっぱりすこし違うんですね。オフィーリアがあまり好きになれなかったのが残念。本当にあれじゃ可愛いだけの人形ですね。レアーティーズはこっちでもやはり男前でした。判りやすく悲劇でとても面白いんですが、太宰版に嵌りすぎてこっちにはあまりどっぷり漬かれませんでし...続きを読む
  • 新訳 ハムレット
    あの先生の授業を思い出す…胃をきゅんきゅんさせながらがんばったあの日を…。でも、この授業がなかったら、一生シェイクスピアを読まなかったかも知れない。でも、ハムレット・・・どんな話だったっけ???
  • 新訳 ロミオとジュリエット
    oh romio oh Romio their for the Romioだっけ??
    感動。もう、愛か、それとも・・・
  • 新訳 ハムレット
    藤原竜也クン主演、蜷川幸雄演出のハムレットの翻訳台本。とても分かりやすくて、読みやすいです。他の翻訳本にくらべると、物語として楽しめます。