河合祥一郎のレビュー一覧
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ネタバレ本編は全体の半分を少し過ぎたあたりで終わり、その後に翻訳者による解説や、文中で紹介されていた『詩一般について』の概要が続いていた。さらに、『詩一般について』の最後で触れられていた「セルマの歌」の夏目漱石による訳、そして最後にはシェイクスピアの名言が掲載されていた。
夏目漱石の訳は何が書かれているのかほとんど理解できず、最後まで読み通すだけの忍耐力は自分にはなかった。一方で、最後に載っていたシェイクスピアの名言には「なるほど」と思わされるものが多く、素直に共感できた。
肝心の本編については、翻訳者による文章だからか、言い回しに少し独特さを感じる部分があった。また、書かれている内容自体も、特別 -
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Disney映画の不思議の国のアリスと、共通点もあり、相違点もあり、どう違うのかなどを照らしながら読むのは、なかなか楽しかったです。
ただ、そもそもが滅裂な会話が多いので、少し頭がこんがらがってしまいそうになるのが、大変なところでした。
P.S.
ツイステッドワンダーランドに出てくるネタもちらほらと見えて、より楽しかったです。
(リドルの授業ボイス「なぞなぞより簡単だよ」、トレイのユニーク魔法でグリムが色々な食べ物の味を感じているところ、エースの好物のチェリーパイなどの元ネタが分かりました。)
また、あとがきで、アリスの元ネタがアリス・リドルであると知った時は、思わずあっと口にしてしまいま -
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ジャバウォックの詩を読んでみたくなり、この機会に読みやすそうなこの本にチャレンジ。
予想以上に凝った作りのナンセンスファンタジーだった。ハンプティ・ダンプティも登場。可愛い挿絵と訳者のあとがきにかなり助けられた。
なんでこんな児童書が⋯?とアリスの世界を検索していくと、もっと知りたくなり不思議とどんどん惹きつけられる。
アリス症候群など一時期言われていたが、すっかり違うイメージを持てた。
原著の挿し絵はまた魅力的。
思えばアリスの世界はイギリスへの憧れを漠然と運んでくれていた。
いつまでも色褪せないのはこの作品自体の魅力と、著作権も切れて二次創作したくなる吸引力があるからなのかも。 -
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ポーは名前しか知らず作品を読んだことがないなと思い初めて読んでみた。
ミステリーの印象を持っていたが、文学的?というか詩的な表現の多い作品で想像と違っていた(ミステリーはポー傑作選2の方に収録されてそう)。
ゴシックホラー編ということで、全体的に怖くて暗い。詩は正直よく分からないが、「落とし穴と振り子」「黒猫」「メエルシュトレエムに呑まれて」「早すぎた埋葬」あたりが面白かった。なかでも特に好きだったのは「落とし穴と振り子」。じわじわと迫り来る恐怖に対する感情の変化が読み応えあった。
読者を怖がらせようというよりは、色んな怖いという気持ちがひたすら表現されている感じがした。
また、最後にある解説 -
Posted by ブクログ
ポー傑作選の2冊目です。
『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』は既読でしたので、お初で鮮烈な印象を残したのが『ベレニス』でした。
なんとも一筋縄ではいかない語り手に辟易しましたが、そのラストといったら……!
これまでに似たようなシーンはいくつも目にしましたが、その原点がここなのではと感じました。それほど、後の表現者に与えた影響は大きかったのではと思います。
有名な『黄金虫』も気になっていたので読めてよかった!
英語でひもとく暗号なのでピンとこない部分も多かったですが、この解き方もあちこちで引用されているのでは。
そして前巻に続き、訳者・河合祥一郎氏による書き下ろしの読み応えがすごい。
なかでも -
Posted by ブクログ
寒くても暖をけちる程の守銭奴、他人の不幸に一切の関心や同情もなく、笑顔さえも顔に全く浮かばず、お金を貯めることのみに執着して毎日を過ごす主人公スクルージ。
クリスマスイブの日に亡くなった同僚のマーレイが現れ、自分の様な運命を逃れるチャンスと希望があり、これから3人の幽霊が来ると告げる。
過去のクリスマスの幽霊がスクルージの幼い時の無垢な姿や温情溢れる前の雇い主、段々とお金に執着するようになったスクルージから離れていく恋人の姿をスクルージに見せて行く。次の現在のクリスマスの幽霊はスクルージにクリスマスイブを心から楽しむ家族達の姿を見せ、最後の未来のクリスマスの幽霊はスクルージが一人寂しく死んだ姿