河合祥一郎のレビュー一覧

  • 新訳 マクベス

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    No.6の影響をモロに受けた選書。
    ロミオとジュリエット、ベニスの商人と読んだけど、
    マクベスを読んで、シェークスピアがはじめて面白いと思った。

    韻を踏んで書かれているなら、やはりオリジナルの言語で読みたいところだけれど、
    そのリズム感を殺さない、なるほど名訳。

    まるで、シュルレアリスムの絵画を観ているよう!
    韻文を多用しているから、西尾維新好きに受けそう。

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    2011年07月14日
  • 鏡の国のアリス

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    ほとんどが言葉遊びで頭がこんがらがった。
    最後、ルイス氏がアリスに贈った詩がなんとも言えない切なさ。

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    2016年01月02日
  • 新訳 ヴェニスの商人

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     財産のない情熱家バサーニオは、噂に名高い女相続人ポーシャに求婚するために金が必要だった。大商人アントーニオは、この若い友人のため、航海中の全財産を担保にユダヤ人金貸しシャイロックから大金を借りる。シャイロックは無利子で融資するといった――ただひとつ、「期限を破った場合は、アントーニオの胸から肉一ポンドをもらう」と条件をつけて。

     2005年秋に映画『ヴェニスの商人』公開に合わせて出たもの。
     すばらしい訳だと思います。シャイロック、アントーニオ、バサーニオ、ポーシャ、それぞれの人物像に口調がぴったり合っている。
     これを小田島訳で読んだのは映画公開のころだったし、映画もこのところ観返してい

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    2010年11月05日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    言わずもがな、シェイクスピア不朽の名作です。

    話の大筋は知っていたのですが、本として読んだのは初めてでした。

    最初、時代背景に少し戸惑いました。が、脚注やあとがきなどで、その辺は充分補完されているので問題ありません。


    内容的には、今や定番化した「叶わぬ恋」の物語です。
    しかしこの「今や定番化した」という既視感が厄介で、どうしてもありふれた物語に感じざるをえません。

    それは恐らく、現代の悲劇の大半が、この物語のオマージュであるということが一番に挙げられるでしょう。

    ですから、当時の人達がこの物語を見た時の感動を、現代人が感じるということは非常に難しいのではないでしょうか。


    そうい

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    2010年05月23日
  • 新訳 マクベス

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    シェイクスピア四大悲劇の一つ。
    ハムレットと真逆のような内容。
    歴史を多少ねじって書いてあるらしく、古今東西を問わず、勝者が歴史を紡いでいることを感じた。
    英語で読むともっと文学的な考察ができそうだけど、一生無理だと思った。(文法やらスペルが違う)
    裏テーマが色々あるみたいで、脚注でその辺を解説してくれてたから初心者にも読みやかった。

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    2010年05月06日
  • 新訳 リチャード三世

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    それぞれのページにある但し書きを読んでいると、原書が読めない歯がゆさに残念な思いが重なってきます。
    翻訳版では色々な言葉遊びが楽しめない寂しさがあります。

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    2010年03月21日
  • 新訳 ヴェニスの商人

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    シェークスピア作品特有の、たたみかけるようなクライマックスのシーンがすごくスカッとしますよ。すっきり~、そしてかなり愉快!

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    2010年03月20日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    てっきりこってこての純愛悲恋モノだと思ってたので、思いっきり下ネタが盛り込まれてるのに驚きました。さすがだぜ、シェイクスピア!

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    2009年10月04日
  • 新訳 ロミオとジュリエット

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    くだけた現代語で訳されているのでかなりわかりやすい。一度舞台を見てから読むとさらに理解が深まると思います。

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    2009年10月04日
  • 新訳 かがみの国のアリス

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    「不思議の国のアリス」から、少しアリスが成長したあとの話です。

    前回は「トランプ」でしたが、今回は「チェス」が中心の世界。
    ポーンからスタートしたアリスが、クイーンに成長する物語です。

    今回も、夢の中の話。なかなか支離滅裂?な会話で、読んでいて眠くなりましたが、急にハッとさせられる会話や、哲学的な部分が込められていて、読んでいて面白いです。

    チェスのルールを知っていたり、遊んだことがあると、さらに登場するキャラクターの個性や意味がわかり、楽しめると思います。

    ・ポーン(将棋で言う「歩」の様な存在、相手の陣地の一番奥に行くと、クイーンに成れる)

    ・クイーン(将棋で言うと、飛車と角を合わ

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    2026年08月01日
  • 新訳 ドリトル先生航海記

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    海外文学は文化背景の知識が少ないのとカタカナ表記に慣れていないのとで、読むのが大変…。
    でもドリトル先生、ひと作品でも読んでおきたくて。だってこんなに世界規模で愛され続けている作品なんだもの。
    前回アフリカに行く、を違う訳者さんで挫折したから今回は新訳で読んでみた。
    うん、やっぱり新訳、読みやすい。
    こればかりは相性だから良い悪いはないけれど、読み終えたことにまずは安堵。
    そしてドリトル先生の優しさに心を癒されたこと、イギリス文化への興味関心の高まりが得たことかな。

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    2026年06月12日
  • 新訳 リチャード三世

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    ★★★ 読めてよかった

    薔薇戦争末期、ヨーク家のリチャードが王になるため、兄2人やその家族、進化などを殺戮し、最後はランカスター家のリッチモンドに打ち取られる。

    とにもかくにも、女の翻意が早すぎてついていけなかった。なぜ夫や息子を殺したリチャードに口説かれてすぐ靡くのか。そんな軟弱な女どもの中、最終局面で、エリザベスがリチャードではなく、リッチモンドに嫁ぐことになって心底安心した。
    あとがきを読むに、これは続編であるらしい。通りで描かれていない事柄を基に話が進むわけだ。この作品単体では評価が難しいのかもしれない。

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    2026年05月24日
  • 金より価値ある時間の使い方

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    ネタバレ

    本編は全体の半分を少し過ぎたあたりで終わり、その後に翻訳者による解説や、文中で紹介されていた『詩一般について』の概要が続いていた。さらに、『詩一般について』の最後で触れられていた「セルマの歌」の夏目漱石による訳、そして最後にはシェイクスピアの名言が掲載されていた。

    夏目漱石の訳は何が書かれているのかほとんど理解できず、最後まで読み通すだけの忍耐力は自分にはなかった。一方で、最後に載っていたシェイクスピアの名言には「なるほど」と思わされるものが多く、素直に共感できた。

    肝心の本編については、翻訳者による文章だからか、言い回しに少し独特さを感じる部分があった。また、書かれている内容自体も、特別

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    2026年04月25日
  • 新訳 ハムレット 増補改訂版

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    下の注釈のおかげで、劇の情景を浮かべながら読むことができる。
    悪い企みは、やはり天罰が下るのだなと感じた。

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    2026年04月18日
  • 新訳 冬物語/シンベリン

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    ネタバレ

    ドラマ「もしがく」に登場する「夏の夜の夢」をやっと読み終えたと思ったら
    また久部さんが新しい作品にチャンレジし始めたので手に取りました
    「冬物語」は登場人物が錯綜してごちゃごちゃした印象。
    「シンベリン」は昔、舞台で観たことがありますが
    珍しく終わりが大団円というかハッピーエンドなので
    めでたしめでたしでよかったなと。

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    2026年04月17日
  • 不思議の国のアリス

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     想像よりも下らなく、そして訳のわからないお話だった。まともなキャラはいないし、アリスは人の話を黙って聞けないし(子供らしいところと言えるが)……。
     ダジャレやライムだらけの本作、翻訳家の方々の苦労と凄さをしみじみ感じた。

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    2026年04月15日
  • 不思議の国のアリス

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    Disney映画の不思議の国のアリスと、共通点もあり、相違点もあり、どう違うのかなどを照らしながら読むのは、なかなか楽しかったです。
    ただ、そもそもが滅裂な会話が多いので、少し頭がこんがらがってしまいそうになるのが、大変なところでした。


    P.S.
    ツイステッドワンダーランドに出てくるネタもちらほらと見えて、より楽しかったです。
    (リドルの授業ボイス「なぞなぞより簡単だよ」、トレイのユニーク魔法でグリムが色々な食べ物の味を感じているところ、エースの好物のチェリーパイなどの元ネタが分かりました。)
    また、あとがきで、アリスの元ネタがアリス・リドルであると知った時は、思わずあっと口にしてしまいま

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    2026年03月26日
  • 新訳 かがみの国のアリス

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    ジャバウォックの詩を読んでみたくなり、この機会に読みやすそうなこの本にチャレンジ。
    予想以上に凝った作りのナンセンスファンタジーだった。ハンプティ・ダンプティも登場。可愛い挿絵と訳者のあとがきにかなり助けられた。
    なんでこんな児童書が⋯?とアリスの世界を検索していくと、もっと知りたくなり不思議とどんどん惹きつけられる。
    アリス症候群など一時期言われていたが、すっかり違うイメージを持てた。
    原著の挿し絵はまた魅力的。
    思えばアリスの世界はイギリスへの憧れを漠然と運んでくれていた。

    いつまでも色褪せないのはこの作品自体の魅力と、著作権も切れて二次創作したくなる吸引力があるからなのかも。

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    2026年03月13日
  • 新訳 から騒ぎ

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    本作のラブコメディとしての完成度は、まさに傑作と呼ぶにふさわしい。
    ただ、河合訳シリーズ特有の「押韻」の試みについては、評価が分かれるところだろう。個人的には、ライム(韻)を優先するあまり日本語の自然なリズムが損なわれているように感じられ、没入しづらい面があった。
    しかし、ストーリー展開やキャラクターの魅力は掛け値なしに素晴らしく、一気に読ませる力がある。

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    2026年03月07日
  • 新訳 十二夜

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    ネタバレ

    吉田鋼太郎に密着した『情熱大陸』を見た。学生時代にシェイクスピアの『十二夜』を見て、シェイクスピアにのめり込んだという。映像の仕事は様々な制約があって自分の全てが出せないけど、映像から知った人はそれが鋼太郎だと思う。それが残念だ、とも。蜷川幸雄の跡を継いで『彩の国シェイクスピアシリーズ』の芸術監督となった彼は、イギリスのシェイクスピアの生地へ行く。巨人と思っていた蜷川も超えて、まっすぐにシェイクスピアを見つめている吉田鋼太郎。やっぱシェイクスピア舞台見に行かなあかんな!

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    2026年03月06日