河合祥一郎のレビュー一覧
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ポー傑作選の2冊目です。
『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』は既読でしたので、お初で鮮烈な印象を残したのが『ベレニス』でした。
なんとも一筋縄ではいかない語り手に辟易しましたが、そのラストといったら……!
これまでに似たようなシーンはいくつも目にしましたが、その原点がここなのではと感じました。それほど、後の表現者に与えた影響は大きかったのではと思います。
有名な『黄金虫』も気になっていたので読めてよかった!
英語でひもとく暗号なのでピンとこない部分も多かったですが、この解き方もあちこちで引用されているのでは。
そして前巻に続き、訳者・河合祥一郎氏による書き下ろしの読み応えがすごい。
なかでも -
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寒くても暖をけちる程の守銭奴、他人の不幸に一切の関心や同情もなく、笑顔さえも顔に全く浮かばず、お金を貯めることのみに執着して毎日を過ごす主人公スクルージ。
クリスマスイブの日に亡くなった同僚のマーレイが現れ、自分の様な運命を逃れるチャンスと希望があり、これから3人の幽霊が来ると告げる。
過去のクリスマスの幽霊がスクルージの幼い時の無垢な姿や温情溢れる前の雇い主、段々とお金に執着するようになったスクルージから離れていく恋人の姿をスクルージに見せて行く。次の現在のクリスマスの幽霊はスクルージにクリスマスイブを心から楽しむ家族達の姿を見せ、最後の未来のクリスマスの幽霊はスクルージが一人寂しく死んだ姿 -
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ポーのゴシックホラー小説集。
カテゴリに分けられてる方が読みやすいと思ったけど、時々詩が含まれていてこれがよくわからない。どうやら韻を踏んでるらしいし、英語では巧みな構文がされているのだろうけど、日本語になると(もちろん訳者も配慮してると思うけど)伝わらず。
短編小説はどれもキレイにまとまっていると思う
私が気に入ったのは『メエルシュトレムに呑まれて』渦に巻き込まれる船の姿が鮮明に浮かんできた。
生き埋めの話が多いのだけどこの時代は「生き埋め対策協会」みたいなのがあるくらい、生き埋めは社会問題?だったようで、そういえばゾンビとかもアメリカの名物だよねえ土葬文化~などと思ったりした。 -
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◼️ ヒュー・ロフティング
「ドリトル先生アフリカへ行く」
かつて井伏鱒二氏が紹介した人気児童書シリーズ新訳版。動物に大人気のドリトル先生の痛快冒険記。
1951年に井伏鱒二氏が翻訳したシリーズが児童文庫として2011年より新訳出版され、さらにそれを一般向けにした初巻とのこと。こちらは2020年に発売されている。シートン動物記は断片的読書、ドリトル先生は初めて。さてさて。
たくさんの動物とともに暮らすドリトル先生の病院には町の患者たちが寄り付かなくなり先生の妹は出て行ってしまう。オウムのポリネシアに動物のことばを教えてもらった先生は獣医に転身。動物たちに大評判となりその名は知れ渡る。疫病 -
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ネタバレ某理由から『ベレニス』を再読したくて、どうせならと登録しました。
実はちょっと前に一読している短編集なのですが、初読ではお話についていくので精一杯だった覚えがあります。新潮文庫ミステリー編と比較すると、詩を含めてマイナーなのが結構載っています。
記憶薄めの感想をいくつか
『告げ口心臓』
前も思ったけど、被害者と犯人はどういう関係?読み飛ばした? その時は罪悪感のある等身大の人間だなんだとか書いたが、ふつうに異常な感覚神経の持ち主ですね。
『ベレニス』 【ネタバレ注意】
ポーこそが死者蘇生のモノマニアではないかというくらい鉄板ネタ。偏執狂の語り手はベレニスに対する恋慕の情はなく、あくまで分 -
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- カート
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試し読み
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- カート
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試し読み
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・仕事の前後時間を1日のop.edと捉えるのはもったいないと確かに思った。
・一般的にマイナスな事象が起きても、その事象をマイナスだと捉えているのは自分の感情であるというのは納得したし少し共感した。年齢的にも、全ての感情をコントロールして動じないようにするのは難しいしデメリットもあるはずだが、マイナスな感情になって無気力になるのは勿体無いので負の感情はコントロールできるようにしていきたい。
海外著者ということもあり、日本人にはわからないものの例えやジョークに近い表現が多く、一つの名詞を、和訳者が数十文字使って説明しているので読みにくかった。
(説明がなければより読みにくく難しいのであろうが -
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ピアズリー展、観に行かれなかったなぁ~と思いながらピアズリーによる挿絵の『サロメ』を読む。
古典戯曲というのは本当に読みにくいけど面白みは深い。
サロメの自己中っぷりったら。
エロド王の気持ち悪さったら。
ところでこれは新訳とのことだけど、戯曲ならではの言い回しに加えて、おそらく原作の言語の古典的な文法によるのだろうけど複雑な言い回しや不自然な言い回しが多くて、果たしてそれは新訳なのだろうか。
これ以上かみ砕いてわかりやすくするのは超訳になってしまうの?
さて、次はどの企画展で、もしくは美術館で、誰が描いた『サロメ』に出会えるか楽しみだ。 -
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読んだ本 新訳サロメ オスカー・ワイルド 20250505
「異端の奇才 ビアズリー展」でインスピレーション受けて、ビアズリーがこんな独創的な挿絵を描いた「サロメ」ってどんな話なんだろう、今度買おうと思ってたら出口のスーベニアショップに挿絵入りの文庫が置いてありました。見事に商法にはまった感はありますが。
ビアズリー展の話になっちゃいますが、無名の作家が抜擢を受けたサロメの挿絵で、ワイルドを虚仮にしたり性器を連想するような絵を没にされたりと、どういう神経してるんだろうって思うんですが、この時の絵が灰汁が強くて独創的でホントにいい。25歳で夭折してるんですが、晩年?の作品になると変にまとまっ -
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ナルニア国物語最終巻!
正直なところ…ハッピーエンド……?と疑問になる結末だなぁ
ハッピーエンドと言えばハッピーエンドだけど…一方ではバッドエンドな気がする
まさかのナルニア崩壊させちゃうの!?って驚きと、新たな新世界へ(天国?)的な場所へ大移動
そこへ今までの主人公たち、スーザン以外も行くこととなる……えっ、現実世界にてスーザン以外死んじゃったの!!?って正直驚きを隠せない
宗教的には天国に行けるとこはハッピーエンドなんだろうけど…私からしたら現実世界で死んじゃった時点でだいぶバッドエンドな気がする
そこは宗教色が強いなとの印象
日本に住んで無宗教的な状態だならそう思うのだろうか
キリスト教