河合祥一郎のレビュー一覧

  • 新訳 ヴェニスの商人

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    いやお前の肉切り取ってよこせはやり過ぎだけど、できらあ!て約束しちゃったのアントーニオだしなあ…というもどかしさが終始漂う作品。
    シャイロックの主張の方が筋が通ってるように感じられ、なんなら主人公サイドに嫌悪感持ってもおかしくない筋書きなのに、不思議と好感をもってしまうキャラクターばかりなのはさすがシェイクスピアというところなのでしょうか。
    作劇的には何の意味のないただの明るいやつというランスロットが好き。
    そして下ネタギャグで終わるの最低で笑ったw

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    2025年09月16日
  • セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」

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    言い換えや繰り返しが多く冗長さは否めないが、伝えたいことはよくわかる。ただあまりに目的論的になりすぎ、過去の経験を手段として扱いすぎているのではないかと感じた。

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    2025年08月21日
  • セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」

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    シェイクスピアを「セカンドチャンス」という観点から読むユニークな本。
    じゃあファーストチャンスって何? とか、物語と人格の一貫性とか、なかなか興味深い内容でした。
    ただ、やっぱりシェイクスピアについて詳しくないと、楽しさが半減する本だと思います。
    あと、フロイトがほとんど出てこない気がするんですけど…味付け程度というか。
    なので、シェイクスピア好きの方になら迷わずオススメできる一冊ですが、フロイト目的だと肩透かしを食らってしまうのでご注意を。

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    2025年07月12日
  • 鏡の国のアリス

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    いつの間にか階段とか庭で走ったりしてたら浮いちゃってたってのが夢って感じ

    53ページ最後の方こんだけ言われたら私だったら怖気付くけどアリス強いな

    最後、ただの夢オチじゃなくてキティがクイーンだったみたいなのが可愛いなって思った

    あとがきを読んでルイスのアリスへの尋常ではない愛を感じた

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    2025年07月08日
  • 金より価値ある時間の使い方

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    ・仕事の前後時間を1日のop.edと捉えるのはもったいないと確かに思った。

    ・一般的にマイナスな事象が起きても、その事象をマイナスだと捉えているのは自分の感情であるというのは納得したし少し共感した。年齢的にも、全ての感情をコントロールして動じないようにするのは難しいしデメリットもあるはずだが、マイナスな感情になって無気力になるのは勿体無いので負の感情はコントロールできるようにしていきたい。

    海外著者ということもあり、日本人にはわからないものの例えやジョークに近い表現が多く、一つの名詞を、和訳者が数十文字使って説明しているので読みにくかった。
    (説明がなければより読みにくく難しいのであろうが

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    2025年07月01日
  • 新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす

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    ネタバレ

    児童文学の金字塔。
    博士の家にある洋服ダンスからナルニアという国に迷い込んでいく物語。1巻はナルニアを支配しようとする魔女との戦いがメインの話で、これから始まるナルニアという国を舞台にした物語の序章のような話だった。子どもでも読める平易な文章で難解な心理描写などはなかったが、エドマンドやルーシィにはとくに感情移入するような構成だった。物語の最後に当たる『最後の戦い』がカーネギー賞を受賞しているということで、今後どんなストーリーになるのか読んでみたい。

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    2025年06月27日
  • 新訳 サロメ

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    ピアズリー展、観に行かれなかったなぁ~と思いながらピアズリーによる挿絵の『サロメ』を読む。
    古典戯曲というのは本当に読みにくいけど面白みは深い。
    サロメの自己中っぷりったら。
    エロド王の気持ち悪さったら。

    ところでこれは新訳とのことだけど、戯曲ならではの言い回しに加えて、おそらく原作の言語の古典的な文法によるのだろうけど複雑な言い回しや不自然な言い回しが多くて、果たしてそれは新訳なのだろうか。
    これ以上かみ砕いてわかりやすくするのは超訳になってしまうの?

    さて、次はどの企画展で、もしくは美術館で、誰が描いた『サロメ』に出会えるか楽しみだ。

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    2025年06月26日
  • 新訳 赤毛のアン(上) 完全版

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    私が読んだ村岡花子訳の『赤毛のアン』シリーズは省略や誤訳があったと知り、新訳&完全版というこちらを読んでみようと思った。

    wikipediaの「赤毛のアン」のページに「主な日本語訳一覧」がある。
    村岡花子訳も、2008年以降の版は、お孫さん(翻訳家)によって改訂・補訳されているそうだ。
    河合祥一郎訳は『赤毛のアン(本作)』『アンの青春』『アンの初恋』までなので、別の翻訳家さんのものも読んでみたいが、いろいろあるので迷ってしまう。

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    2025年05月12日
  • 新訳 サロメ

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    読んだ本 新訳サロメ オスカー・ワイルド 20250505

    「異端の奇才 ビアズリー展」でインスピレーション受けて、ビアズリーがこんな独創的な挿絵を描いた「サロメ」ってどんな話なんだろう、今度買おうと思ってたら出口のスーベニアショップに挿絵入りの文庫が置いてありました。見事に商法にはまった感はありますが。
     ビアズリー展の話になっちゃいますが、無名の作家が抜擢を受けたサロメの挿絵で、ワイルドを虚仮にしたり性器を連想するような絵を没にされたりと、どういう神経してるんだろうって思うんですが、この時の絵が灰汁が強くて独創的でホントにいい。25歳で夭折してるんですが、晩年?の作品になると変にまとまっ

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    2025年05月05日
  • 新訳 ナルニア国物語7 最後の戦い

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    ナルニア国物語最終巻!
    正直なところ…ハッピーエンド……?と疑問になる結末だなぁ
    ハッピーエンドと言えばハッピーエンドだけど…一方ではバッドエンドな気がする
    まさかのナルニア崩壊させちゃうの!?って驚きと、新たな新世界へ(天国?)的な場所へ大移動
    そこへ今までの主人公たち、スーザン以外も行くこととなる……えっ、現実世界にてスーザン以外死んじゃったの!!?って正直驚きを隠せない
    宗教的には天国に行けるとこはハッピーエンドなんだろうけど…私からしたら現実世界で死んじゃった時点でだいぶバッドエンドな気がする
    そこは宗教色が強いなとの印象
    日本に住んで無宗教的な状態だならそう思うのだろうか
    キリスト教

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    2025年04月18日
  • 新訳 サロメ

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    ピアズリー展が良かったら、そのままのテンションでこちらを購入。

    でも新訳過ぎて、ちょっとついていけない…
    薄暗い、濃厚な雰囲気がなくなった気がする。
    せめて、「キス」は「口づけ」のままにしてほしかった。


    訳者あとがきによる解説は良かった。
    オスカー・ワイルドがフランス語に込めた意味、描きたかったもの、なるほどなぁと思った。

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    2025年04月06日
  • 人間のしがらみ(下)

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     ミルドレッドに失恋した主人公フィリップは、新しい恋も始まり立ち直りつつあったが、そんな彼の前に恋人に捨てられたと言ってミルドレッドが現れる。彼女を見てフィリップの感情はまた揺さぶらるのだが、果たして二人の間はどうなるのか、といったところから下巻は始まる。

     そして、フィリップが親しく付き合い、その言動に目を見張ったり、才能に憧れたりした友人たちが、ある者は病に倒れ、また別のある者は夢をあきらめたりして、かつての親密な関係が失われていく一方、医局員として研修をしていた病院で知り合ったことがきっかけで、アセルニー一家との交際が始まり、フィリップは人生の新たな一面に目覚めていく。
     そんな中、フ

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    2025年03月31日
  • 新訳 ナルニア国物語4 銀の椅子

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    沼むっつり、読んでる間ずっと石田彰さんのボイスで音声が再生されてた…
    沼むっつり今巻で1番好きかな笑
    逆に今作のヒロインのジルちゃん、ちょっと苦手かも
    虐められる設定だけど、なんか地味にわがままな感じが、そこが原因じゃない?って思ってしまって笑
    悪い子ではないんだけどなぁと思ったり

    3巻が個人的にドンピシャだったからか、面白かったけど4巻はなんかワクワク感が物足りない気分だったなぁ
    ネガティブな言い合いしてる事多いのも関係していそう
    ユースタス、ジル、沼むっつりの3人で旅をしている間、喧嘩していること多くて……
    旅している間の出来事はとても楽しいんだけどなぁ、なんかワクワク感よりどんより気分

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    2025年03月29日
  • オイディプス王

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    岩波で読みました。めっちゃ古い作品なのに今でも面白いと思える点に、作者の技量と人間の普遍的要素を感じました。

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    2025年03月22日
  • 新訳 リチャード三世

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     マクベスと並ぶか、たぶんそれ以上に暴虐を繰り返す悪の権化みたいなリチャード三世の物語。王であるお兄さんの死をきっかけに、いかにして自分が王に登り詰めるか、という話。
     シェイクスピアの作品でおれが初めて読んだ歴史劇。オセローとかマクベスみたいなその場で始まってその場で完結する物語とは違って、この前の時代にも話があり(「歴史劇としては『ヘンリー六世』三部作の続編」(p.227)らしい。)それを背景として話が進んでいくというのが難しかった。薔薇戦争、とかよく分からない上に、何といっても公爵とか騎士とか登場人物が多くて誰が誰なのかよく分からないし、しかもエドワードとか何人かいたり、場面に応じてリチ

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    2025年03月18日
  • オイディプス王

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    エディプスコンプレックスというフロイトの提唱した概念の元ネタ。短時間で読めるギリシャ悲劇を代表する最高傑作という言葉を見て、読んでみた。

    劇の台本ということもありテンポよく読みやすく、ただ内容は凄い内容だなと。
    読書の幅を広げていこう、と思った。

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    2025年03月02日
  • 鏡の国のアリス

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    不思議の国のアリスは馴染みがあるけれど、鏡の方はあまり知らなかったので読んでみた。ここであの双子が出てきてオイスターの話が出てくるのか!感じたことは、詩の訳し方がうますぎる。韻をしっかり踏んでいるし、1つは見たこともない形の詩になってて驚いた。また、チェスが話の中で大きく占めていたので、読みにくいところもあった。最後の解説でルイス・キャロルの背景も知ることでアリスの世界がまた別の視点から見れるようになりました!

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    2025年02月28日
  • クリスマス・キャロル

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    イラスト北澤平祐さん×装丁中嶋香織さんのシリーズより。クリスマス・キャロルを読んだのは15年ぶりくらいな気がするけど、その時は違う訳だったと思う。村岡花子さんの翻訳あたたかみがあっていいですね。

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    2025年02月07日
  • 金より価値ある時間の使い方

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    時間を有効的に使いたいという人におすすめ。ただ、やることを提示してくれる本というよりは、自分で少し考える必要のある本。家に置いといて時期を開けてまた読みたいなと思える本だった。
    内容的には、時間を有効的に使うにはこういうことやってないとだよねという普遍のもので小手先のテクニックではなかった。
    既に時間を有効的に使えてる人で思考を深めたいという人にも一読する価値あり。

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    2025年01月12日
  • 不思議の国のアリス

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    支離滅裂で脈絡がなく難しい...
    会話も展開も滅茶苦茶で読む度に???となる...。
    それでも奇抜なキャラクター達や世界観は童話らしく凄く魅力的!
    ライム(韻)についても童話らしさを感じてよい...けれど原書で読んでで見たいな。

    あと続編の「鏡の国のアリス」についても読んでみたいな。

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    2025年01月04日