凪良ゆうのレビュー一覧
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購入済み
凪良先生らしい
細やかな機微に満ちています。
一人で生きるとは、ずっと元気ならいいけれど、人間やはり覚悟がいることに思いました。
忘れる辛さ、もしかしたら恋人の存在価値すら忘れるかもしれない、恐怖の中で手を取り合い、
最後には人生の終盤まで見させて頂きました。幸せは人により価値が違いますが、愛してくれる人と過ごせるのはやはり財産だなと。
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Posted by ブクログ
ネタバレ医大研究員×詐欺師。
恋愛詐欺師の受けは攻めをターゲットにして、恋人として付き合うことに。攻めを好きにるほど罪の意識が芽生えはじめて…。攻めも受けにある罪の意識を持っていた、というのが帳尻あわせじゃないけど自分的には昇華できて良かった。
あと、攻めがイケメンではないけど清廉でクリーンなイメージが読んでいて心地よい。ちょっとヘタレなのにきめるポイントは外さないのも良い。
受けは不幸な生い立ちから、お金を騙しとる詐欺師になってしまったんだけど、読んでいて不快ではない。むしろ、隣室の虐待している親や、出所後のバイト先の家族にムカついてしまう。まー、前科者の受けは甘んじて受け止めないといけないとは -
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Posted by ブクログ
ネタバレ上下まとめて感想
凪良さんは好きなのとそうじゃないのが分かれるのでどうかなと思ったけれどあんましハマらない方だった…良い感じに砕けたノリのエンタメ王道展開に人間の感情の危うさ横暴さ、それでも恋をせずにいられない気持ちを軽快に描いた群像劇ドラマ、ここでいったん終着。
あまり誰のことも好きになれない感じだったのはただのわたしの好みの問題なのでうーむ。
人間はみなそれぞれのドラマの主人公、誰かが報われた時には誰かが傷ついている。
掛け違えたボタンは戻らない。
色々と人生哲学的なモチーフが盛り込まれてるあたりに感じ入りますね。
鼎と高砂がひたすら不憫でもうな〜〜。
国生は頑張ったな〜〜。
宮はいい子 -
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しみにしていた下巻。どうなるんだろう…って、心配8割なところで続きましたからね。
ややこしく縺れまくったひそかな恋愛模様が、一気に暴露されてしまったわけで、宮には衝撃が大きすぎたでしょうね。
そんな時に実の父親登場とか、本当にダブルパンチ浴びせられたようなww
白黒つけてハピエンで!…などという一筋縄ではいかないところが面白くもあり、歯がゆさをかんじるところでもありました。
センセの恋愛群像劇はなかなかクセが強い!と思いました。
誰の立場に立ってみても、すっきりとした気持ちだけではなく、切ない胸の苦しさを感じずにはいられないです…
まぁそれが、恋愛の本質なんですけどね。
特に鼎の長年にわた -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼い頃母を亡くし路頭に迷った壮絶な過去を持つ高校生の宮と、彼の親代わりで陶芸家の超絶美人な叔父の鼎、鼎の長年の親友でカフェ店主の高砂、そして宮の頼れる幼馴染の国生の4人が織りなす、ちょっと複雑な人間模様が描かれたお話です。
生き生きとしてそれぞれに明確な個性を主張する登場人物たちが、さらに脇キャラを巻き込んで恋愛を繰り広げていくので、群像劇が好物な読者にはたまらないものがあります。
宮の過去が辛すぎるのですが、あくまでも暗さとかドロドロ感とかなくて、フランス映画でも観ているような感覚になりました。ところどころコミカルだったりして、鼎の自由すぎな恋愛関係にツッコむのを忘れてしまうほど。
四角?