凪良ゆうのレビュー一覧
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購入済み
しんどい描写もあるのだけれど。
とても滑らかな文体で、また表現される心の細かな描写に引き込まれる。こんなふうに表現できたら、この気持ちの表現を知っていたら、もっと相手に優しくなれたかもしれない。自分にも。言葉で人を傷つけることは少なくなるのかもしれない。。。そう思った。心配して声をかけることも、無神経にしないかもしれない。事実と真実は違う。私を取り巻くニュースや出来事をそのまま受け取ることを躊躇してしまいそうだ。でもそういう人が増えたら、心無い振る舞いや発言、言葉ははもっと減るかもしれない。読んでいてしんどい描写もあるのだけれど、読み終わって少し優しい気持ちになれた気がする。
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Posted by ブクログ
美しい彼シリーズ、4冊目!!!!
これまでの小冊子特典などのショートストーリーに
描き下ろし短編を収録した番外編集です。
もう最初っから最後まで最高です!!!!
本編のあのとき、裏ではこんなことがありました
こんなこと考えてました、が一気に知れてしまう…。
特に今回の収録用に描き下ろしたと仰っていた
「あるふたつの視点から探る、愛と青春の逆走について」
平良と清居が別居中の期間のことを
それぞれの視点から語られてるんですが、
そんなことあったの〜?!の答え合わせが面白くて
また『悩ましい彼』が読みたくなった。
そんで読めば読むほどこれ清居のほうが平良しかいないね?!?ってなる。
清居本当に健気 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【2025年28冊目】
共に片親同士、引っ越してきたマンションで隣の家同士になったナツメとトキオ。親がいない間が、互いの家が二人の居場所になっていた。 幼少期から高校生になっても、二人の関係は変わらず続いていたが、ナツメがイジメを受けたことをきっかけに、二人の関係にも変化が訪れて――。幼なじみから始まる恋になるまでの物語。
もう、揺さぶられまくりました。幼少期〜高校生までの第一章と、卒業して上京してからの第二章にわかれていて、第一章を読んでる時はまだ「急にはそんな気持ちが整理できないよねぇ」みたいに後方先輩面してたんですが、第二章から一転。
まさか!ライバルポジがいるなんて!しかもいい人! -
Posted by ブクログ
またBLですみませんm(_ _)m
イクサガミを書店に買いに行ったんですよ。
イクサガミが欲しかったんです。
なのに、なんとなぁーく、徳間書店さんのキャラ文庫なんて聞いたことも無かったところに吸い寄せられてしまったんです。
美しい彼、まだ読んでないのがあるんだよなぁ〜って。これ短編なのに。私短編読めないのに。買ってしまいました(⌒-⌒; )
どちらかというと、ドラマの方に激ハマりしてしまいまして、、、(^_^;)
今までこういうこと無かったのですが、沼ってしまい、抜け出そうとすると足首掴まれて引き込まれてしまうんです。
不思議なことに、別に好きでもないファンタスティックスの動画を見て -
Posted by ブクログ
◯『未完成』単行本未収録の掌編が加わった新装版
◯凪良ゆう(著)
○北野仁(イラスト)
◯BL小説
◯新品購入
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(あらすじ)
高校2年生の瀬名櫂人(せなかいと)は、家庭の問題に悩み、将来への不安を抱えつつ、無為な日々を送っていた。
そんな彼の運命が大きく変わるのは、夏休み最後の週末だった。
夜のクラブで、瀬名が通う高校の英語教師・阿南珪(あなんけい)に出会い、彼に興味をもつ。
瀬名は阿南の魅力に引き寄せられ、いつの間にか彼のマンションに通うようになった。
しかし、二人の間には厳しい現実が立ちはだかっていた。
教師と生徒という微妙な関係、10歳の年の差、そして -
ネタバレ 購入済み
嬉しい、ですが、
あとがきでも書かれているように10年たって先生を取り巻く環境に物凄く変化がある中、それでもBLで新刊を出してくださる、というだけで大感謝。なのですが、「メディア化」の影響は本当に無いのかな?とちょっとモヤっとするというか気になるストーリー展開だったのも否めない感がありました。フルスロットルでBL感だったか、というとそうでもなくギリギリ一般文芸でもいけるようなラインを、あえて狙ってるのか10年という時の流れによる作風の変化なのか微妙だな~~と思いながら読み切りました。
要約、平良が雄みを出してくれて清居が可愛くなっちゃうイチャイチャがまた見たい!!!!!!煩悩に溢れたヲタクの願望なだけですが…… -
Posted by ブクログ
今回も気持ち悪さ100%の平良、爆発してました。
余りにも自己肯定感低くて、
相手を気遣いすぎて逆に気遣えない…みたいなタイプだと苦手なんですが
平良は良くも悪くも異常で突き抜けてるので
ここまで行くともはや魅力なのかもしれない………(いやでも圧倒的受け擁護派なので悲しませる、不安にさせる攻めはだめだ…………)。
2巻は清居の立つ芸能界、
そして平良が踏み入れたカメラの世界、
それぞれうまく交差する良い回でした。
やや芸能界の悪というかマスコミの悪というか
SNSの厄介な部分、ファンの痛々しい部分が
合わさって感想「グロい〜!!!」になってしまったけど。
それを経て平良と清居が内面的な部分でや