凪良ゆうのレビュー一覧

  • 滅びの前のシャングリラ

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    「老夫婦にとって男は無情な強盗であり、母親からすると愛しい息子である」
    私達人間の常識や認識は脆い。
    見たいものを見たいようにしか見ない。

    1ヶ月後に地球が滅亡する。
    当たり前や日常、善や悪は、1ヶ月後に死ぬと定められた途端、全てが変わってしまう。
    暴力や殺人が誰からも裁かれなくなり、暴力を嫌悪していた自分が、暴力で生き延びようとする。
    罪を犯したら償う、人を殺したら死刑になるかも、だったのに、虫を殺した、資源を無駄にした、何か理由がなければ人は向かってくる死をどうを受け入れるのか。
    地球が滅亡しなくても、誰もが必ず死ぬことは平等なのに、こんなにも世界が変わってしまうんだな。

    善人とか常識

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    2026年01月12日
  • わたしの美しい庭

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    “縁切り神社”と、整えられた美しい庭園が屋上にあるマンションに住む(住んでいた)人たちの短編集。それぞれに辛い過去だったり、マイノリティーだったりを抱えていますが、互いに支え合いながら暮らしていきます。
    他人は心配しているふりをして無責任にあれこれ言ってきますが、自分の気持ちや幸せは自分だけのもの。そんなことを改めて思い知らされます。
    凪良ゆうさんらしい、細やかな心理描写で胸がギュッと締め付けられるような場面もありますが、どのお話もあたたかく素敵な物語です。

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    2026年01月08日
  • 神さまのビオトープ

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    いろんな恋愛の“環境”があって、世間からはなかなか理解されない関係性があって、不思議な読書体験だった。流浪の月と少し雰囲気が似てたかな。本人たちが幸せならいいのかもなあ。

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    2026年01月08日
  • 神さまのビオトープ

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    亡くなった夫と暮らすうる波。ロボットが親友の秋、恋人の命を奪った千花、未成熟を愛する金沢など登場する人がみんな独特で惹かれる。
    人は何かしら秘密を抱えて生きていて、それは外面だけではわからない、愛の形も人それぞれだということ、その人にしかわからない事情もあって、“普通”というものさしで人を測ってはいけないなと思った。

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    2026年01月04日
  • 神さまのビオトープ

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    その人しか知らない思い出があり、共有でき得ない感情、愛の形がある。他者と必ずしも分かり合う必要はないが、自分の譲れないものを護っていくためにはそれなりの覚悟も必要。すれ違う者たちが、たった一瞬でも手を取り合えたら。

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    2026年01月03日
  • すみれ荘ファミリア

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    audibleにて

    面白かった
    あっという間に終わった!

    よくある話なんだけど
    人物描写がうまいので
    引き込まれる。

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    2025年12月29日
  • 薔薇色じゃない

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    ネタバレ

    味噌汁論争ですね
    凪良先生の作品は現実味をすこぶる感じます
    右ですか、左ですか、ここでいいですか
    わかる気がしますσ(-ω-*)フム
    好きだから一緒にいられない水野の気持ちもわかる(><; )
    亭主関白感満載の阿久津の気持ちもわからんでもないが…
    才の店主さんの心地良さと言ったら( *´꒳`*)!いい味出してますね
    水野の作るご飯はどれも美味そうですね(*´﹃`*)
    水野の背中に母親を感じる慧一にほっこり
    やはりずっと一緒にいたいと思える存在とはそういうことなんですよね

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    2025年12月27日
  • 神さまのビオトープ

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    人は見た目や簡単な関わりではなく、背景を知っていくことで、分かり合えるのだと考えさせられた!
    勝手な憶測でその人はこうだと決めつけては行けない。

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    2025年12月26日
  • すみれ荘ファミリア

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    すみれ荘の大家代理人・一悟がある日自転車で人をひいてしまう。

    自分から当たりにきたように思えた事故相手の男の泣きぼくろには見覚えがあった…。

    芥と名乗った男は、全身痛いといいつつ、大丈夫、だが一応連絡先を交換してくれとボソボソ言いその場を離れたが後日「手の甲にヒビが入っている」「仕事にならない」「こっちに住み込んで世話をしろ」と無理を言ってくるので逆にすみれ荘に来てもらうことに。

    そこから自称作家の芥と一悟、すみれ荘に下宿する3人の共同生活が始まる。

    人間の裏表や多面性、善行をはき違えた悪意、無知の代償などなど…。歪んだ愛や相手のためという善意の顔をした暴力を見ていると泣きたくなった。

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    2025年12月26日
  • 未完成

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    愛って人を成長させるものなのだなと感じた。
    だけど、瀬名の若さゆえの無鉄砲な感じもとても良かった。
    別れのシーンは辛かったなあ。先生という立場だからこそ好きだと言えない葛藤、

    教師と生徒、年の差、同性同士とか色んな壁があっても愛がそこにあれば時間がかかっても超えていけるものなのだと教えてもらった気がする。

    最後はハッピーエンドで良かった。

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    2025年12月24日
  • すみれ荘ファミリア

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    人の数だけ、愛のかたちがあっていい。
    そう思ってきたはずなのに、
    これはさすがに歪んでる。

    執着——。
    世の中で起きている不幸の多くは、
    たぶん、ここから始まってるんじゃないかな…

    【あらすじ】
    愛は毒か、それとも救いか——。
    物語はさらりと進むのに、隠された想いは重く、どこか怖い。
    下宿すみれ荘の管理人・一悟の前に、正体を明かさない小説家・芥が越してくる。
    幼いころに生き別れた弟のようだが、真実は不明。
    共に過ごす日々の中で、周囲の人々の秘密や思わぬ一面が露わになり、愛の形が浮かび上がってくる。
    読み終えたあと、胸の奥がざわつく物語。

    やわらかな装丁とタイトルから、
    ほんわか系のお話だ

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    2025年12月24日
  • 神さまのビオトープ

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    事故死した夫の鹿野君の幽霊と暮らす、うる波。二人の生活は危うくて穏やかで優しい。4篇に登場する人達もみんな秘密を抱えて生きている。幸せは、それぞれの形があると思いました。
    少年とロボットの友情を描いた「マタ会オウネ」が好き

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    2025年12月21日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    1ヶ月後に地球が滅亡するとしたら、こんなクソみたいな人生も少しは愛せるのだろうか。
    最後に、つかむほんのひと握りの小さな幸せ。どうして今更明日が来て欲しいと願ってしまうのか。逆に、明日があると信じて疑わなかった日々にはなぜこの幸せは掴めなかったのか。
    でも、大丈夫。後悔も痛みも全てあと1ヶ月後には消し去ってくれる。だからせめて今だけはこの、幸せを胸に抱いて生きよう。

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    2025年12月20日
  • 神さまのビオトープ

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    同作者の汝、星の如くを読んで好きなタイプの作家だと感じたので購入。
    人それぞれの背景や考えの裏にあるものなんかを色んなパターンで表現していて面白かった。

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    2025年12月20日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    少女誘拐(?)の当事者の二人は過去に縛られ苦悩を抱えて生きづらい世の中を過ごしていく。暗くつらい内容の描写が続くが、次が気になる展開に読むのが止まらない文章力がすごい。
    デジタルタトゥーの怖さが身に染みる。最後は明るく幕を閉じるのでホッとできる。

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    2026年02月06日
  • 儘ならない彼 美しい彼4

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    ネタバレ

    なんか、2人とも成長したなと思った。
    特に今回は平良がメイン。気持ち悪さがなくなったということで、心配だったけど。なんでそうなってるのかの理由も平良らしくて、とてもよかったです。

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    2025年12月17日
  • すみれ荘ファミリア

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    装丁を見て、シェアハウスのほのぼの話かしら?と
    思ったらとんでもなかった。
    人は表と裏がある。
    私がいつも見てるあの人は表なのか、裏なのか。
    私が見せてるのは表なのか、裏なのか。

    一緒に暮らしてるからと言っても、オフの顔を見ているつもりでも、それがオフなのかは分からないんだなぁと

    そんなことってあるのかもしれない。
    凪良ゆうさんの小説は、毒のある部分を上手く
    掘り下げるね。

    まぁ、自分のことも分かっているようで分かってないかもなぁ。

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    2025年12月17日
  • わたしの美しい庭

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    マンションの屋上で縁切りの神社を守りながら、美しい庭を作っている統理。その神社には生きづらさを抱えている人たちが自然と集まってくる。
    必死に生きて挫折してボロボロになってやってきた人は、それでも生きていっていいんだよねって心が楽になって笑顔が甦る。
    統理と統理に育てられている血の繋がらない娘の百音。冷静で淡々した統理と天真爛漫な百音。そして美しい庭。こんなところがあったらいいなぁー。そんな神社に行ってみたい。
    意外と気がつかないだけで、そんな場所は身近にあるのかもね。

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    2025年12月14日
  • 神さまのビオトープ

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    泣ける話が沢山でやばかった。
    学生とのやりとりとか、あーこの質問は厳しいな、とか。
    いろいろ考えさせられる部分もあり。

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    2025年12月11日
  • 神さまのビオトープ

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    知らない間に〝こうしてはだめ〟という固定概念が私自身をいくつか覆ってた事に気が付いた。こういう思考を抱くなんて当たり前から逸脱していると。心で想うことはなんだって自由なのに。普通ってなんだろう。誰から見た、何から得た普通なのだろう。例えば世界のはじまりが本作の一部であるロボットとの戯れなら、それがこの世の普通と成り行き、人と人が恋に落ちる事は異常となるのだろうか。人と揃わない事が世界から除外されるなら、そんな世界はこっちから願い下げだとおもいました。誰かに認められなくたって、わたしとあなた、あなたとあなた、それぞれが想いあって、それでいいんだよ。

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    2025年12月09日