凪良ゆうのレビュー一覧
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学生の頃、誰もが思ったであろう「この人と一緒にいる」を社会に出てからの紆余曲折でも叶えた話。島という狭いコミュニティ独特の閉塞感、切りたくても切れない親の負担という荷物(子が背負わされることの重さ)に耐え続けてきた人間が行き着く先の、不自由さを伴った自由がリアルだった。人間は会社や友達、家族とか、どこかしら不自由なところに属しつつも、それらを選ぶための自由を手にするために働いて、自分1人で立てるようになれるように1日を生きているのだなと。
瞳子さんの、「何かを手に入れたいときは、何かを捨てなければいけない」といった趣旨の発言は真理だが、他者にどう思われても、その生き方を決める勇気はまだ持ててい -
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ネタバレどうしようもない親の描写が、あまりにもリアルで想像を絶する。そしてその親に、諦めつつもどこかでずっと愛情を求めてる、そして少しばかりの期待をしてそことのギャップに落ち込み慣れた2人の描写があまりにも辛かった。
冒頭は、あまりにも過酷な現実の中で、
本来親から欲しかった愛情を埋め合うような形で溺れ合う2人が、眩しくも切ない。
また夏祭りの出店の食べ物、花火、何もかもが新鮮に感じられて、私も初恋の気分。シンプルにドキドキ。
それが後々、櫂にとって、退屈に変わるような暁海の昔話に変わるのが切ない。(社会人になるにつれて趣味の話も合わなくなり、、こいつ(暁海)こんなおもんなかったっけ? と櫂が感じるシ -
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ネタバレ結婚だけがすべてではないと理解しつつ、それでもまだ結婚という契約はこんなにも私たちの人生を大きく左右する。
登場人物同士につながりがある連作短編のような五篇いずれの主人公も、見えない敵(時には見える敵)と戦っているようだった。ロマンチック要素は皆無で、とことん厳しい現実を突きつけられる話にいい意味で気が滅入った。
女性の尊厳を懸けた怒りに対して、「落ち着いてって言わないで!」という叫びには大いに共感するのだけれど、男性側の「ちょ、ちょっと落ち着いて」と言いたくなる気持ちもわかってしまう。
中でも、派遣社員として働きながら“社内婚活に励む”27歳、野々村花織のストーリー「Beautiful D -
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瀬尾まいこさん、一穂ミチさん、坂木司さん、凪良ゆうさん、三浦しをんさん。
5人の作家さんによる5つの物語。
本屋さんを舞台にしたお話だからかどのお話もすごく落ち着いた感じを受けました。
作品の感想とはズレてしまいますが僕、本屋さんが大好きです。
今日も行ってしまいました。
大きい本屋さん、小さい本屋さん。
お客さんの多い本屋さん、あまり多くない本屋さん。
色んな本屋さんがありますけど、僕は色んな本屋さん全部が好きです。
もちろん目的とかによって行く本屋さんは選びます。
本を探しに行くときは大きい本屋さんに行くことが多いです。
でもやっぱり小さい本屋さんとかあまり人のいない本屋さんに行きたく -
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ネタバレなんだかんだで地球滅亡は嘘でハッピーエンドにならないかな、と願っていたけど全然無理だった。
地球滅亡するとしたら自分は何をするかな、こんな人生の終わり方は嫌だけど自然には抗えないから仕方ない事だな、でも仕方ないで片付けられるかな、と思いながら読んだ。
絶対に死が訪れるはずだけどいつか分からないから平和に暮らせてる。死ぬことがわかってから急いで自分の存在意義とかを見出そうとしたり性格が行動が変わって自分のこと好きになれたりするのがリアルだった。高橋優の明日から戦争が始まるみたいだが脳内BGMだった^_^
世界中々絶滅しないだろうけど動物とかの絶滅危惧種とかはこんな気持ちだったりする?この本で神 -
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『流浪の月』『汝、星のごとく』とヒット作を連発してきた凪良ゆうさんの最新作は、"現代の結婚"を真正面から描いた一冊。
5つの短編、主人公はそれぞれ違うけれど、根底にあるのは共通のテーマ。男女の関係ににじむ微妙なズレや歪みを通して、「結婚とは何か」「なぜ必要なのか」を静かに、でも鋭く問いかけてくる。
読みながら思い出したのが、朝井リョウさんの近作の作風。"現代病を治すための薬"を、はたして薬と呼んでいいのか——そんな問いの立て方と、どこか通じるものを感じた。
長く続いてきた男尊女卑的な価値観は、社会全体として解消されるべきものだと思う。ただ、その矛先が「個 -
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う〜ん。
男と女の愛の形って色々あるんだな。結婚だけに限らず、仕事上での男女の立ち位置、対等かどうかとか様々な視点から書かれているのが興味深かった。
「小鳥たち」って章が素敵だった。父が経営していた本屋を離婚して帰ってきた娘が、本屋兼cafeで小学校の時の同級生に会ってからの話。
次の「Position Talk」では結婚前の男女が同じ職場の同じ課。それが付き合っているのが分かったからか彼女の方が別の課に異動となる。そのことでの2人の会話がもう聞いていて疲れる、疲れる。
しかし、そんなふうな書き方さえ出来るのも凪良さんの魅力、実力かなと思う。
女性がキャリアを積んで働くのは並大抵ではない