凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人気作家5人が書店とそこで働く人たちへの愛をこめて贈る、珠玉のアンソロジー。好きな作家さんばかりだったので、迷わず手に取った。
巻頭の作品は瀬尾まいこさんの『続きは書店で』。
「バイトの面接を申し込もうと思ってるんですけど、自分に向いてるかどうかなって」と占い師のもとにやってきた大学1年生の菅原。しかし、バイト先に選んだ書店は1か月ほどで閉店することが決まっていた…
装丁のイメージ通り本屋さんを舞台に、ほんわかした作品が多く収録されていて、やっぱり本屋さんっていいよなと、本屋さんに行きたくなる。
収録されている中で、『歌うように生きて』は物語後半に意外な展開があり、一穂さんの作品はやっぱ -
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ネタバレ人間はたった一人でも自分のことを分かってくれる存在がいれば、どんなに苦しい状況でも生きていけるのではないかと思った。文と更紗の間には、周りの人には理解されなくても、お互いにしか分からない「真実」があった。
一方で、亮くんの気持ちにも理解できる部分はあったが、どんな理由があっても暴力で相手を傷つけることはよくない。
世間が決めつける「事実」の前では、二人の間にあった「真実」が簡単に押しつぶされてしまうということだ。周りから見た情報だけで人や出来事を判断するのではなく、その人自身が感じていることや、本当の気持ちを知ろうとすることが大切なのだと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおそらく多くの人と同じように数年前に流浪の月で凪良ゆう先生と出会って、次も話題になっていたから読みたいなとずっと思っていて、やっと手をつけることができた。
相変わらず、その2人にしか理解しえない関係性というのを書くのが上手い。
すれ違い続けるふたりを見ながら、私には想像できないけど、当たり前のはずの親の愛というものを当たり前に受けられなかった時、人は愛されたいよりも先に赦されたいと願うものなのかもなと思った。
何となく人間というのは世界とか世間に赦されたくなるんだろうな。ひと皮もふた皮も剥けてようやく、世界に赦されなくても、自分の身の回りの一部に赦されていればそれでいいと思えるようになって、そ -
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大好きな作家さんたちが寄せていたそれも大好きな本屋が舞台のアンソロジーだったので迷わず手に取りました。
どれもじんわりくる短篇でした。
瀬尾まいこさんの「続きは書店で」は、以前読んだ「強運の持ち主」と主人公が同じっぽいなと思ったら、ほんとにそうで、続編っぽいエピソードで嬉しかったです。
一穂ミチさんの「歌うように生きて」は、人生大変だよね。でも決めれば強く生きて行ける!と思わせてくれる話だった。
坂木司さんの「手に取って見てみろよ」は、坂木司さんらしいお話。こんな本屋近所にあったらなと思いました。
凪良ゆうさんの「小鳥たち」は、最近地元に戻ってきた自分の境遇にも少し近い感じがしてしっとり沁みま -
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ネタバレ私も今年29になり、結婚、離婚を経験して、それなりに色々あった人生だった。
だからなのか、自分ではなかなか思い通りにいかない人生を、悩みながら、でも自分の納得いく生き方をしたいと一生懸命に生きる、櫂や暁海、北原先生に感情移入する場面が多くあった。
私の心に響いたセリフを2つ抜粋する。
いざってときは誰に罵られようが切り捨てる。もしくは誰に恨まれようが手に入れる。そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくわよ。
同じとこには二度と戻れんよ──そのとおりだ。どれだけ戻りたくても戻れない。
私も、櫂や暁海と同じく、優しい人だとよく言われる。私の“優しい“は、弱さとしての優しさなの