凪良ゆうのレビュー一覧
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ネタバレ連作短編5作
私の人生の選択にはなかったものだけど、「結婚」ってなんだろうなあ、っていまさら思い巡らせる
婚姻制度もそうだけど、時が止まったままの法律と、変えられない制度に苦しめられるのは結局のところわたしたちなわけで、マイノリティだからとかマジョリティだからとかもはや関係ないところまで来ている
社会や価値観が多様になるほど、「例外」だったはずの生き方が珍しくなくなり、既存の制度が現実に追いつけなくなっている
そのズレは、徐々に多くの人が感じるものになり、「好きなように生きればいい」って思う一方で、矛盾もある
立場は違っても、「こうあるべき」という枠に息苦しさを感じてしまう、いまを象徴し -
Posted by ブクログ
ネタバレ一作目「Thank you for understanding」と三作目「小鳥たち」がとても好きだった。
恋愛小説は共感できることが少ないので嫌厭しがちだが、一作目からまさに共感の嵐で読む手が止まらないのはひさしぶりだった。母親の発言も、主人公の発言もよくわかる。
「(ストレートな)お母さんたちは悪くないよ。だから(マイノリティである)わたしは距離をとろうってー」
「わからなくて、ごめんなさい。でもね、それでも、簡単に(マイノリティを理解できない)わたしたちを切り捨てていかないで。置き去りにしないで」
怒られるでもなく、悲しまれるでもなく、ただ懇願されている。理解できないことで我が子から距離 -
Posted by ブクログ
本屋さん大好き。自分が子どもの頃、小学校高学年くらい、行動範囲に、今でも名前を覚えている本屋さんが3軒あった。〇〇ならこの本屋、〇〇ならこっちの本屋、両方なかったらもう一軒の本屋、という感じで自転車で渡り歩いて本を買っていた。
コバルト文庫を読み漁ってたなぁ。友達は藤本ひとみさんの「マリナシリーズ」を買っていて、別の友達は折原みとさんのシリーズを読んでいた。自分は山浦弘靖さんの「星子の一人旅シリーズ」や、小野不由美さんの「悪霊シリーズ」を買っていて、みんなで交換して読んでいたっけ。赤川次郎さんも流行ったなぁ。とても良い思い出。
スマホなんてなくて、娯楽は本やその時間にリアルタイムで観るテレ -
Posted by ブクログ
大好きな作家さんばかり!
発売を楽しみにしていました。
瀬尾まいこさん、一穂ミチさん、坂木司さん、凪良ゆうさん、三浦しをんさん。
豪華だー!
凪良ゆうさんのお話しは、昨日読み終えたびかりの『多類婚姻譚』の中にも掲載されてるものでした。
私は三浦しをんさんの『見晴らし書店の一日』が好きでした。
一日の仕事が細かく書かれていて、だいぶ昔に書店でパート勤めしていた頃を懐かしく思い出しながら読みました。
そして、このお話しには地域の人たちのふれあいも書かれていて、『見守り』の役目も果たしています。
自分もネットで買うくせにこういう本屋さんが近くにあったらなぁ…と、思ってじうのです。
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Posted by ブクログ
あっという間に読み終わってしまった。すごい速さで、止めることができずに、ほとんど1日で。
出てくる人たちが、みんな憎みきれないところがすごい。良い面も悪い面もある、でもそれがその人の全てではないし、私たちが見ているのは自分から見えるその人のほんの一面のみだと、ひしひしと感じる。
32歳の暁海と櫂が、清々しくて、身軽で、読んでいて私まで心が軽くなる。人生に意味なんてあるのかと思いたくなる場面も多かったけど、結局意味しかないのかとも思える。本当に不思議なことに、読み終わっても誰のことも嫌いじゃない。強くなりたいというか、私も私らしく強く生きたいと思える。あーなんか、良い読書だったなあ。 -
Posted by ブクログ
読みやすくて1日で読めてしまった。
韓国ドラマ並みに展開が盛りだくさんでそんなに詰め込まなくてもと思いながらも作品自体は面白かった。
途中、都会と田舎での遠距離ってなかなか厳しいなと思った。
「それ以上に私を傷つけたのは、櫂が私の話を聞きながらあくびを噛み殺していたことだった。いつもそこにあって、たまに帰って安らいで、ずっといると退屈してしまう田舎。そんなものにわたしはなってしまったのだと思い知らされた。」という曉海のセリフ。刺激的で常に進化する都会での生活と小さく閉じた世界で考え方も古い田舎での生活(あくまでこの本での世界)だと話も噛み合わなくなるよなあ…。曉海が母の世話と仕事で忙しくて会話