凪良ゆうのレビュー一覧

  • 多類婚姻譚

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    自分の「普通」がグラグラと揺さぶられるし、正しさを盲信して他人にぶつけることの痛々しさを突きつけられた。

    私も20代半ばを過ぎて、周りの結婚ラッシュに焦りを感じたり、自分もいつかは……と義務のように思い込んでいたけれど、「独身のままでもいいのでは?」と新しい視点をもらえた。

    それにしても、『不倫は犯罪だ』という議論の直後に、不倫お花畑カップルのエピソードをぶち込んでくる作者の構成センスは、どうかしていて最高に清々しかった。

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    2026年07月07日
  • 多類婚姻譚

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    ネタバレ

    thank you for your understanding
    頭の中で無意識に描いていたカップリング像に、私自身も想像力を欠いていたなと…
    知人と身内では受け取り方が違う、というのはその通りだし、身近で大切な人だからこそ気を遣わないといけないもその通り。色んな思いが交錯して、でも分かりあうための時間を共創する姿に静かに泣けてきた。大切な人の親を心配させたくない、という一歩に、傷つくこともあるかもしれないけどと踏み出す一歩に、こういう愛の形なんだよなぁと

    Beautiful dreamer
    なんだか少し痛々しくて、でも既視感のある光景。現代のリアルを閉じ込めたような一説

    小鳥たち

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    2026年07月07日
  • 本屋さんのある街で

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    魅力的なラインナップによる、本屋にまつわる作品集と来ては、つまらないものになる訳がない、としたもので。坂木さんをほとんど知らない以外、好きな作品がそれぞれ複数あるような面子なだけに、どの掌編も存分に楽しめました。のどかな作品集を勝手に想像していただけに、結構ビターな感じがほどよく刺激的で。

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    2026年07月07日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    プロローグのミスリードにすっかりやられた!!
    エピローグで、「あれ、この話どこかで読んだぞ…」と思ったら、プロローグの話は暁美自身の話だったのか!
    暁美のお母さんの話だと勘違いしながら読み進めた方も多いのでは…?

    昨今の同性愛やヤングケアラーなどの問題を上手く織り交ぜつつも、とても切なく心に残る話だった。

    というか、同性愛の話のくだり・表現が上手すぎないか…?と思ったら、BL代表作があるくらいの作家さんだったのか、納得。

    物語は中盤くらいからの、暁美と櫂のすれ違いが始終もどかしい。
    自立した女性となり、何もかも捨てて櫂と一緒になれたのもつかの間、呆気なく櫂は病気で死んでしまうし
    本当なん

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    2026年07月06日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんを舞台にした5人の作者によるアンソロジー。
    最近、めっきりの街の本屋さんが減った。
    ショッピングモールに入る本屋は、ほぼ映像化作品と何かの賞にノミネートされた話題作ばかり…
    本屋で棚を眺めながら、本に出会う機会がなくなったことに嘆きたくなる。
    この作品の中でも本屋が閉店する話があるが、本当に本屋がなくなるのは悲しい。
    それでも頑張って、街の本屋さんを存続させる作品には勇気をもらえ、実在しないのに、思わず頑張れ!と心の中で声援を送る。

    どの作品も素敵だけど、個人的には一穂ミチの「歌うように生きて」が好きだった。
    「光のところにいてね」しか読んだことない作家さんだけど、長編でも短編でも流

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    2026年07月06日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    感情の生き物である人間には色んな生き方がある。
    喜怒哀楽で心がいっぱいになることで、いろいろな意味で死なずに生きていくことが出来る。

    そして、それらをいっぱいにするのは、優越、嫉妬、欠落、絶望、高揚、自由、などさまざまで、それらによって感情の乱高下を繰り返しながら、人は心に色々なものを抱えながら、自分の人生を歩んでいる。

    夢でも、希望でも、後悔でも、未練でも、罪の意識でも、夢中になって心ごと感情を上げ下げしたあらゆるもの、それはその人毎に異なるが、そういうものが人間を駆り立て、踏ん張らせ、這い上がらせる。闇夜に瞬く星のごとく、旅人を導く月明かりであるということ。

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    2026年07月05日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    小説でこんなにも心動いたのははじめてであった。

    結局1番の頑張る理由は、ここは私が選んだ場所と言う単純な事実なのだと思う。

    このセンテンスにグッときた。

    自由と不自由、恋、愛

    夕星

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    2026年07月05日
  • 本屋さんのある街で

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    久々に一気に読めた本。本屋好きにはその景色が浮かんでほっこりする。本屋存続の危機とも言われるが、本屋の役割をさりげなく主張してくれているのが嬉しい。自分も本屋でバイトしてた頃を懐かしく思い出した。

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    2026年07月05日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    私は割と性格が捻くれているので、純粋に綺麗な物語だとは思わなかった。
    結局は櫂が変わってしまったのが原因ではないかと思ってしまう。
    ただ、なんとも言えない人間の愚かさをあんなにきれいな文章で綴れる凪良ゆう先生はすごい。
    所々泣きそうになる文章があったし、人間の面倒くささと愚かさと愛おしさが素敵に表現された文章だったなと。自分で選択をできるように、私も武器はもっておきたいなと思った。

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    2026年07月05日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋は居場所?地域や働き方、それぞれの人生。
    安らぎ、分岐点、再出発。様々な人達が、出会いと別れを本屋を通してそれぞれの作家が紡ぐ、心癒される一冊

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    2026年07月04日
  • 本屋さんのある街で

    ネタバレ 購入済み

    本屋(街の小さな)を巡る短編集。それぞれに面白かったが、一穂ミチさんの「歌うように生きて」が、特に心に残った。リウとルン(潤)の人生が、また交わりますように。なんてね。電子書籍を読みながら、思うとは(笑)

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    2026年07月04日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    突然始まった地球滅亡まで1ヶ月というカウントダウン。
    略奪、強姦、殺人、自殺、宗教に救いを求めるもの、、、
    その日が近づくにつれて街は悲惨な状況になっていく。
    もし、自分が友樹の立場だったら、残りの時間をどう過ごすか
    そんなことを考えながら読んでいた。

    友樹、信士、静香、雪絵、路子、この5人を中心に話が進んでいくんだけど
    雪絵の存在が疑似家族の魅力を引き出していた。
    友樹が雪絵を守り、静香が友樹と雪絵を守る、信士は家族全員を包み込むように守る
    そして、雪絵は家族の愛を知る。

    「人類滅亡」という避けられない結末が待っているのに
    どこか温かい、バッドエンドとは違う後味がある。

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    2026年07月03日
  • 本屋さんのある街で

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    アンソロジーにしては好きな作家が勢揃い。
    それぞれの持ち味がスッキリまとまっていて、どれも良かった。
    若い時に地元の小さな本屋さんでバイトをしていた頃を懐かしく思い出した。
    そうそう、それそれと、次々に浮かんでくる場面に自分でビックリ。
    もう一度あの体験してみたいなぁと、心から思って、それから、いや、あの体験を大事に取っとこうと思い直した。それなりの年齢なので。

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    2026年07月03日
  • 流浪の月

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    すらすらと溢れる気持ちを表現しているから必死に読みたくなってしまう一冊だった。
    最後がハッピーエンドじゃなかったら辛い。

    面白い話だったと思う。欠けている人たちがお互いのことを支え合うわけだけど、当たり前が当たり前にできない考えられないからこそ誰かを必要としているわけで、それが大きい規模で起こっていたのが文と主人公、小さいところでなんて世の中みんな怒ってる。自分を認められないのが苦しい世界だね。

    2人の間の話が勝手に誤解されていく中でこんなにも普通に人は話を聞けないものなのかとびっくりしてしまうし、りょうくんのがどう考えたってやばいやつでしょって思う。

    誤解が誤解をよんで、伝わらないもど

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    2026年07月02日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんに関わる話だと思っていたので、ほのぼのとした展開を想像していたが、中には物悲しくなったり、少しドキドキしたり、焦れったくなったりと、想像以上に感情を揺さぶられる話もあった。

    短編からなっているので、どれも短めで読みやすい。けれど物足りなさは感じなく、綺麗にまとまっていた。

    今回初読みの作家さんもいて、他の作品も読んでみたいなと思った。これが多数の作者さんから成る書籍ならではの楽しみかなと。

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    2026年07月02日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    snsなどのネットの怖さを知った。みんな何も知らないのに、勝手にレッテルを貼られて、生きる辛さを感じた。ただこれを良しとしてしまうと、良い悪いの境目があやふやになってしまうから難しいなって思った。でも本人が心から訴えていることは、しっかりと聞ける人になりたいと思った。
    「真実と事実は違う」という言葉がとても心に響いた。

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    2026年07月01日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    普段本を読まない私でも3日で読み終えられるくらい読みやすかった。
    難しい語彙がなくて、動画を見ているかのように読み進められた。
    街ですれ違っても誰もなにも言わないのに、インターネットを介してみるとあの犯罪者だと距離を取られるのが生きにくいなぁと思った。
    デジタルタトゥー怖い!

    自分にとってはそうは思わないけど、社会や周りから見たら違う風に捉えられてしまうのは悔しくもあり、仕方のないことだなぁと実感

    普段私はあまり物事を考えず生きているけど、世の中には深く物事を考えながら慎重に言葉を発する人もいて、その人にはそれぞれのバックグラウンドがあることを再認識した。

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    2026年06月30日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    読みやすい。
    事実と真実は違うという文章で二つの言葉に違いがある事を知った。
    社会人になり事実整理が大切だとされるが、当事者の意見を無視した考えは真実と乖離している可能性がある事を物語の中で理解できる。
    その乖離も優しさからくるものであると表現してあり、誰も間違っていないのでもどかしい。

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    2026年06月30日
  • 流浪の月

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    良い本を読んだ。こういう本が好き。繊細で矛盾しながらも正直な心の動きが丁寧に描かれていて、あちこち線を引きながら数時間で読んだ。事実と真実は違う。わたしたちは無意識に、一方通行の優しさで、誰かの自由を妨げてはいないか。特に終盤が見事だった。

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    2026年06月30日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    重くて考えさせられたなぁ。
    人それぞれ抱えている事情があって、更紗のことも文のことも亮のことも理解できるからこそとっても切ないなぁと思った。
    善悪の判断を簡単にすることはとっても楽だけど、結局当事者にしか分からないってことは、心に留めておこうと思った。

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    2026年06月29日