凪良ゆうのレビュー一覧
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瀬戸内海の島で育つ、2人の若者の物語。
ヤングケアラーの問題に焦点が当てられていて、読んでいてとても苦しい。
本来は大人が行う家事や家族の世話を子供がしなければいけず、自分のやりたいことが何もできないし、自分で生きていく力もない。
なんなら、責任感を持って取り組み、時には自分を責めるまでになってしまう。
一方で、周囲は切り捨てろというが、そんな簡単に縁を切れるわけでもない。
「きみのそれは優しさじゃない、弱さだよ。」というセリフもとても印象に残っている。
また、親に振り回される2人が、恋人となり、すれ違って、別れそれぞれの人生を歩むところも悲しかった。
最後はその問題に立ち向かって自 -
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『汝、星の如く』で断片的に散りばめられていたテーマがこの短編集の中では深掘りされていてすごく好きだった。
▼刺さったものたち
・大切な人を失うような壮絶な出来事があっても、日常は次の日からもずっと続いていき、それを生きなくてはいけない人はその中で変わっていくしかない
・個人的にいろんな針を刺された気持ちになったのは、2編目の『星を編む』での現代的な結婚の話。
・自分の都合で誰かの人生を変えることは暴力だ、という裕一の言葉に納得するし、逆に抉られる感覚もある感じ
-出産などの女性の身体やキャリアに負担がかかることだから妻の都合を優先しないことは暴力と同じだ、ということ。
-妻が、自分が負担 -
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異なる作家さんたちの本屋にまつわるアンソロジー。
個人書店がどんどんなくなっていく世の中で、なぜ今書店をやるのか。なんというか、もう損得とかの話じゃないんだなと思った。本屋は、私たちの生活になくても問題ないものだけど、ないと生活はつまらなくなる。読者目線だとこれぐらいの感想になるが、本屋を経営する側としては…という視点から考えたことはなかった。やはり、経営は楽ではないようだが、お客さんとの繋がりだったり、自分の心の拠り所だったり、簡単には手放せないものがあるのだと思う。
三浦しをんさんの短編が特に好きだ。毎日本屋に来て本を買っていく人、ちょっとエッチな本を堂々と買いに来る人など、誰がどんな -
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ネタバレ本屋大賞受賞作品
瀬戸内にある島で出会った暁美と櫂。2人とも母子家庭で、母親に難アリ。ヤングケアラーとして生きてきた2人がお互いの境遇に共感しながら仲を深めていく様子がよく伝わってきた。そんな2人だから心を通わせられたのにそんな2人だから距離が遠くなっていく。読んでいる中で2人に母親置いて逃げなよと何度も言いたくなった。最後暁美の母親はグループホームに入って娘のことを愛せるようになったが、櫂の母親は最後まで自分のことしか愛せなかった。
子どもは親の面倒をみなきゃと背負いすぎず、外部のプロに頼ることで両者にとっていい道がひらけるのではないかと思った。 -
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妹尾まいこ、一穂ミチ、坂木司、凪良ゆう、三浦しをんの5人の作家さんによる書店にまつわる短編集。なんと贅沢な短編集、しかも書店がテーマとあって楽しみにしていた。書店への愛がぎっしり詰まった、期待を裏切らないおもしろさ。どの作品も良かったが、特に心惹かれたのは、坂木司さんの「手にとって見てみろよ」。書店と駄菓子屋を新しく開店させる物語。開店するにあたって、準備を手伝ってくれる取次店の西月さんのキャラクターに惹かれた。
書店の経営は厳しい。なんとか存続してほしいと心から思う。我が街にも書店は児童書や絵本を主に扱うようになった1軒だけになった。久しぶりにその書店に足を運んでみたいと思う。 -
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『汝、星のごとく』の続編小説。面白くて一気読みでした。登場人物の深い関係性や、その後の生活状況が描かれています。
人生って本当にわからないものだなと、感慨深く読み込めました。
他人にどう言われようと、どう思われようと、人生の責任は自分自身なんですよね。
多少ポジティブに欠ける内容もありますが、全体的な文章が読みやすく、小説に入り込みやすい。
そして表現が詩的。難しい比喩表現もありません。
作者独自の目線が読者に近い感覚がある為、受け入れやすいのかなと感じました。
皆ひとつとして同じ人生は無いけれども、前向きに生きよう!と力をもらえる長編小説です。
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Thank you for your understanding
この章を読み終えて、あらゆる多様性が広がる世界で、自分は理解できているつもりだった。もし自分の兄弟や子供が同性愛者だった場合、声が出るほど驚くことに気がついた。それは、多様性が広がる世界を理解しているようで自分ごととして捉えずどこか他人事だと思っていたことに気付かされた。
自分の兄弟,子供が同性愛者だった場合,正直完全には理解できないと思った。でも、本人は,それを望んでいるし性別が同じなだけでなにも変わらないというのも頭では理解した。
だが、現実的な問題で言うと婚姻届を出せなかったり,保証人にもなれないと大事なことで繋がりを持て