あらすじ
お隣同士で家族同然の幼なじみ──漫画家を夢みるトキオを応援していたナツメ。飄々として無口だけど、ナツメにだけは心を許すトキオ。お互いがいれば、それで世界は十分だった──。けれど突然、トキオがプロを目指して上京を決意!! 上京前夜「一回きりでいい」と懇願されて、ついに体を重ねて…!? 時を経て再会した二人が幼い恋を成就させ、愛に昇華するまでを綴る煌めく青春の日々!! ※口絵・イラスト収録あり
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Posted by ブクログ
ドラマやマンガにありそうな王道なお話。BLだから違うのかそれとも凪良さんの力なのか、最初から最後までギュッと掴まれた話でした。
特にキャラクターが秀逸。話は受であるナツメ視点のみだけど、そこから見える攻のトキオ、トキオの彼氏のヤコ先生。それぞれの関係性も含めてどのキャラも非常に魅力的。ナツメへの嫉妬と不安をあっさりと口に出してしまうヤコ先生も、そんなヤコ先生を人間として好ましく思ってしまうナツメも、そして表面的には自分の気持ちを一切出そうとしないトキオも、みんなみんな可愛らしく未熟で愛おしい。
話の流れはとてもシンプルで作者曰く『普通』。だけど何度読んでもあきさせない普遍的な面白さと、青い恋の甘酸っぱさにときめきました。当て馬というポジションがふさわしくないヤコ先生のスピンオフも、早く読みたい。
Posted by ブクログ
一途攻めが好きだけど…諦めなければならない状況で攻めが他の人に情が移って付き合うことになってしまう、という受けにとっては非常に切ない設定ならこの本は上質だと思うので★5つ。
漫画家志望の攻めが本命の受けを諦めて、上京した先で付き合うことになったのは、ちょっと天の邪鬼だけど憎めない人気漫画家。ほんと憎めないから、余計切ないし、攻めのバカ野郎ー!ってなる。でもやっぱり本命の受けも潔くて攻めの一番の理解者なので、最終的には当て馬でいてもらわなくては(ひどい)
やっぱコメディ色強いほうが、凪良センセ好きかも。
Posted by ブクログ
凪良ゆう先生の書かれる物語には、いつも心がギュッと切なくなる場面がある。
「恋愛前夜」もそうで、主人公・ナツメに感情移入するとすごく辛くて、思わず頁を捲る手が止まることもあったが、それでも続きが気になってしまう。
この作品の登場人物は皆いい人ばかりで、他のキャラに感情をフォーカスしても、やはりしんどくなる。
誰も傷ついてほしくないし、みんなの進む道がハッピーエンドであって欲しいと思いながら読んだ。
「恋愛前夜」の結末がどうだったかはさておき、続きの「求愛前夜」を読み始める。
匿名
トキオはずっとナツメだけを好きでいるんだろうな。と思い込んでいたから、ヤコ先生の登場でビックリした。どうなるんだろうとハラハラしました。
とても楽しかった。
ゆっくりと幼馴染が恋人になる
想いを伝え合うにはタイミングがあることは、様々な経験から知っている。それがすれ違う悲劇も。ナツメとトキオは幼馴染で、トキオはずっとナツメが好きだった。でもそれを伝えるタイミングはその時ではなかった。トキオが側から居なくなってナツメは自分の感情のベクトルを知る。追いかけて気持ちを伝えようとした時には、トキオには恋人がいた。
すれ違うタイミングが切なかった。ただ、みんな真面目に一途だった。
ほんと泣けてきた
トキオとナツメがともに親は父子母子家庭で、隣もあり二人で過ごした時間はすごく長いものだったと。トキオが父親から暴力を受けてて大人は知らないふりしたのにナツメは勇気を振り絞り助けにいった。
同級生からナツメへのいじめもほっと腹が煮えくりかえるようだった。助けたトキオが最終的には退学し東京に行ってしまって。高校卒業してトキオを追いかけていったら、すでにトキオには恋人がいて。相手は凪良先生の『おやすみなさい〜』に出てきてたヤコ先生。このくだりのナツメの切ない気持ちが泣けてきて。あっという間に読み切りました。ヤコ先生、この二人に幸あれー。
匿名
感情が追いつかない
感極まるとすぐ泣いちゃうナツメも無愛想で無口なトキオも
大人のようでいて子供のような不思議な魅力があるヤコ先生など
魅力溢れるキャラクターで最高に楽しめた。
ヤコ先生どうか幸せになってほしい。救われて欲しい。
読み終わった今、1番に考えるのはそこです。
最初は何このおネエとか思ってすみません。
がむしゃらに仕事して死にたくなりながらも一生懸命で
それは恋愛に関しても同じで思わず応援したくなった。
でも、ヤコ先生には申し訳ないけどやっぱり
ナツメとトキオが結ばれてとても嬉しいなと思った。
美しい彼からこの作者さんのファンになり数々の作品を読みましたが、相変わらず面白かったです。シリアスな場面と笑える場面のバランスもよく、また心理描写も丁寧なのであっという間にのめり込み、読み終えていました。
幼馴染みから恋愛への戸惑いなどありがちな内容なのに、本当によく練られていて言葉のセンスもよく楽しめました。
そうだよね、きっとこんな感じだよなぁというくらい、幼なじみで片想いをしていて、という流れというか展開が自然で、トキオ、ナツメ、どちらにも感情移入できました。
紆余曲折ありましたが、無事、結ばれて良かったです。終わり方も、2人でこの先もいきていくんだろうと想像できる終わり方で良かったです。
自然な流れ
幼なじみのふたりのお話でした。
性格は全く違うんだけど、一緒にいるのが自然なふたりの様子にあたたかい気持ちなりました。
追われる側と追う側の両方が堪能できます。
日常のリアルさもすごく伝わってきます。
親からの暴力、イジメにあうシーン、庇うシーン、色々な場面がリアル。リアルだから自然に読み進めちゃいました。
ヤコ先生の人柄も魅力的。
続巻あるようだから、ふたりのその後、楽しみです。
Posted by ブクログ
大好きな作家さん、凪良ゆう先生と、これまた大大大好きな絵描きさん、穂波ゆきね先生!
もうこれだけで★★★★★!というくらい、とってもうれしいタッグでした。
幼馴染のナツメとトキオ。
トキオの気持ちにナツメが応えようとするんだけど、トキオは誤解してしまって離れ離れに。
上京してしまったトキオを追いかけるナツメの気持ちというかトキオに会いに行く行動とか、すごく感情移入してしまう。
ヤコ先生に接するナツメの素直さというかやさしさを見てると、ナツメって本当にいいな、いい子だなって思う。
ナツメに接するトキオの行動も分かるし、ヤコ先生のいらだちも分かるだけに思わずのめりこんで読んじゃう。
とにかく、穂波先生の挿絵がホント、いい!
トキオかっこいい!
もう穂波先生の挿絵はお話の世界やキャラを何倍にも素敵にしてくれます。
大好きな凪良先生と穂波先生のタッグ、文句なしの★5つです!
Posted by ブクログ
凪良先生の作品を初めて読みました。
幼馴染2人のお話です。2部構成で、前半はトキオ(攻め)の気持ちが、後半はナツメ(受け)の好きという気持ちが溢れていて、キャラクターの心情がすごくよく分かり、読みやすかったです。
途中から早く続きが読みたくて一気に読みました。
濡れ場は少ないです。もう少し…ッと思っちゃいました^^
ですが、その分2人の気持ちが色んな場面で現れます。
また、メインではないキャラクターも欠かせないのかな?と思いました。
Posted by ブクログ
お隣同士で家族同然の幼なじみ──漫画家を夢みるトキオを応援していたナツメ。飄々として無口だけど、ナツメにだけは心を許すトキオ。お互いがいれば、それで世界は十分だった──。けれど突然、トキオがプロを目指して上京を決意!! 上京前夜「一回きりでいい」と懇願されて、ついに体を重ねて…!? 時を経て再会した二人が幼い恋を成就させ、愛に昇華するまでを綴る煌めく青春の日々!!
Posted by ブクログ
凪良さん作品はこの作品が初読み。とても読みやすい。キャラクターも魅力的。切なさもあり、絡みシーンもちょうどいい感じ。これからどんどん読んでいきたい作家さんです。きゅんきゅんしたので☆5つ
Posted by ブクログ
ナツメに好きだと告げ、そばにいるのはつらいと上京を決めたトキオ。
トキオと離れて恋愛として「好き」だと気付いたナツメ。
1年9か月ぶりに再会した時、トキオにはヤコ先生という恋人がいた。
すれ違い幼なじみのお話でした。
ほぼトキオ寄りに読みました。
ヤコ先生の世話を焼いて振り回されてるトキオの姿が自然で
いままでヤコ先生のようなひとはトキオにいなかった。
甘えられてるようでいて、逆にトキオが包まれているように見えた。
アシさんやキャサリンには熱が足りないと言われていたけど
トキオはヤコ先生をすごく大切に考えていたんですよね。
それを近くで感じたからナツメも身を引こうとしたんだと思う。
だから、せつなすぎです。
それでもそれでも
トキオとナツメの二人しかありえなく、
成就してよかったとトキオの背中をバンバン叩いてあげたい。
ナツメ、ほんと頼むよ。
面白かった。
Posted by ブクログ
片親の二人が偶然暮らす安価な集合住宅の隣同士。家庭内暴力、イジメ。
様々な出来事を通し、互いに唯一無二の存在に。だが、片方は恋愛対象として。
離れ離れな一年半、再会は苦い。
漫画家と言う集団の、中での人間模様も、興味深い。
BLの恋愛は、異性間より切ない。若ければ若いほど、自身の心さえ勘違いも。
Posted by ブクログ
【2025年28冊目】
共に片親同士、引っ越してきたマンションで隣の家同士になったナツメとトキオ。親がいない間が、互いの家が二人の居場所になっていた。 幼少期から高校生になっても、二人の関係は変わらず続いていたが、ナツメがイジメを受けたことをきっかけに、二人の関係にも変化が訪れて――。幼なじみから始まる恋になるまでの物語。
もう、揺さぶられまくりました。幼少期〜高校生までの第一章と、卒業して上京してからの第二章にわかれていて、第一章を読んでる時はまだ「急にはそんな気持ちが整理できないよねぇ」みたいに後方先輩面してたんですが、第二章から一転。
まさか!ライバルポジがいるなんて!しかもいい人!変人だけど。ライバルポジなのにいい人というのが、読んでて一番辛い。だって、その人も幸せになって欲しい。でも、一方が幸せなら、もう一方が不幸になるのが三角関係なわけで。
最初は奪え奪え!って思ってたのに、「えっ、切ない」「いい人…」ってなって、ナツメと共に泣きそうになりました。
凪良先生、感情描くのがえぐい上手すぎる。何読んでも大体刺さるのですが、今作もぐっさりでした。
Posted by ブクログ
幼なじみと普通。
あとがきに果たしてこれで楽しんでいただけるのかとあったけどいやもう十分に楽しめました♥
きゅんでした♥
安定の凪良ゆうです。
続編の求愛前夜も今から読むー!
途中切なかった
ナツキがトキオに会いに部屋を訪れた時にあらわれたヤコ先生…
最初、えぇー!って思いました。
上京してからナツキに一切連絡をしなかった事にもモヤってしまったり、心を決めて会いに行ったナツキが可哀想でウルウルし、どうなる事やらと思いましたが、ハピエンで良かったよ。
ヤコ先生のキャラ、超強烈。
続編も読まなくちゃ!
Posted by ブクログ
小学生で出会って中学、高校と共に成長し、互いの気持ちに気がついていく過程が丁寧に描かれています。なにかとつっかかってくる秋元にはイライラ。でも、「隣の猫背」での展開があるからこそ「恋愛前夜」でのナツメの気持ちがとても切なく、展開が気になって一気に読み進めてしまいました。
Posted by ブクログ
幼なじみでお互いのことをよく分かっているのにすれ違うナツメとトキオ。大切にしているからこそ、自分の気持ちを言うことが出来ない2人が悲しかった。だから離れたいと思ったトキオと、それでも一緒にいたいと思ったナツメ。正反対の結論だけど、両方とも理解できる。「友達」としての2人を見ても、お互いのことがなくてはならない存在だったのだろうな。と思った。
Posted by ブクログ
すっごい遠回りな幼馴染BLだった!結構序盤から両想いの雰囲気なのに、物語の9割方擦れ違いだった。
ヤコ先生いい人なんだけど、メインカップル至上主義としてはちょっとうざ・・・。
くっつくまでの道のりが長すぎ。
Posted by ブクログ
幼馴染モノ。1部の隣の猫背はただただトキオが不憫でしたが、2部の恋愛前夜では今度はナツメがただただ不憫でした。
不器用な二人でたくさんのすれ違いを起こしてしまうのだけど、ふたりの選択、切ない思いなどなどその心理がストンと心に落ちてくる作品でした。
Posted by ブクログ
どこまですれ違っちゃうんだと、ハラハラしながら読んだ。
二部のナツメの悩みに同調してしまって本当に涙ダラダラでしたよ。
ところでトキオが去ってから卒業までの時間、ナツメはどんな風に学校で過ごしたんだろう・・・ちょっと気になります。
Posted by ブクログ
攻め:仲村時生
受け:萩原なつめ
母子家庭のナツメは市営住宅の隣同士に住む父子家庭のトキオと夜ご飯を一緒に食べる幼なじみ。
そのトキオから友情以上のものを告白されて…。
すごく切なかった。
今まで友人だと思っていた相手から恋愛感情を伝えられて右往左往する一部、離れた間に自分の気持ちをやっと恋愛だと気付いて上京したのに、既に付き合っている人がいてその気持ちのもって行き場の無い自分。
しかも恋敵がいい人過ぎて辛すぎる…。
あ〜切なかった。
もうどうするの、どういう纏まり方になるのとハラハラして読み進めました。
ヤコ先生があまりにも良い人過ぎて、泣きそうになりました。ヤコ先生にちゃんとした彼氏を作ってあげて幸せにしてください、と思ってしまいました。
挿し絵の穂波先生がまたこのセンシティブな作品に合ってました。
凪良さんは重くて痛くてツラい作品が多いけど、これは私の中でベスト2かな。ベスト1は「全ての恋は病から」
Posted by ブクログ
やっぱ、この作家さんはうまいな~。。大好物の幼馴染ものです。前半はトキオ⇒ナツメの片恋。ナツメの方も特別な存在だと意識しながらも恋愛ではないからとトキオの気持ちに応えられない。関係を壊さないために、危ういギリギリのラインを超えないように、気持ちを募らせていくトキオが切ねーー!そして後半、離れて初めてトキオに対する気持ちを自覚したナツメは東京へ。けれども、トキオにはすでに新しい恋人がいた。ここがすごく切なさMAXで身悶えしそうになった。固い絆で結ばれているはず。トキオはいつまでも自分を好きでいてくれるはずだという根拠のない確信。でも、すっかり新しい恋人との生活をスタートをさせているトキオを見て、それが打ち砕かれたときの横っ面を殴られたような衝撃。なんか他人事ながら悲しくて吐きそうになりました。また新しい恋人は年上で超売れっ子漫画家でトキオとも生きる世界を共有している。それに比べて職も失って寄る辺のないナツメ。すでに立ち位置で差をつけられてて絶望する。でも明るく笑っていなきゃいけない。こんな拷問いつまで続くんだろーと、ハッピーエンディングが定石なのはわかっていても、つらかった。
大きな事件は何も起きないけど、長い時間を積み重ねて、お互いを想いあっていく幼馴染の醍醐味みたいなお話。当て馬だったヤコ先生もへんてこりんだけど、大人ですごくいい人だった。この人にも幸せになってほしいな。
Posted by ブクログ
幼馴染み 片思い すれ違い
あぁ、もうこの大好きワードで嵌らないはずない。
もどかしくって、じれったくて、胸がきゅんきゅんして堪らん。
前半はひたすら攻が受に片思いし、後半は受が攻に片思いするという展開だったので、この片思いループにいっしょに嵌って胸が苦しいです。
受視点なので、後半なんて特にせつない……。
脇キャラも良い具合に飛んでて、面白かったです。
テーマが「普通」とのことですが、確かに淡々としてます。
筆力ないと、多分とっても暇でつまらないお話になると思うので、ひとつひとつの感情や言葉の拾い方が上手い作家さんだけに楽しく読めました。
欲を言えば、オネエの先生の救済話が読みたかった。
Posted by ブクログ
幼馴染もの。なぜ☆4つかというと、物語の後ろ半分はもっと長く読みたかったなと思うから、かな。前半あっての後半なんだけど、だからこそ、苦労あって一緒になった後をもっと読みたいよね。あと、オネエマンガ家さんのその後とか知りたい。基本あんまりスピンオフを望むほうじゃないけど、なんかかわいそうだし。あるのかな?
Posted by ブクログ
前編がほとんど二人に限って穏やかな雰囲気が漂って、最後のトキオと秋元のケンカと上京の別れ話がとても感動的で切ないだ。後篇はオネエさんと呼ばれるヤコ先生の参上のことで、一気に生き生きした雰囲気へと変化したけど、実は息が詰まりそうに苦しい感じが滲んでることに気がした。やっぱり三角関係になると、心が持ちそうはない。今回は攻めキャラがとても好きで、無口で無表情な外見を裏切って、ナツメのことときったら、何も見逃しはしない。何も関心がもっていない、ただ漫画にはまったと思いきや、ナツメのことときったら、思わず本気を出して怖いやつになった。いつもナツメが振り返ると、トキオが後ろに行って黙々と見守ってた。そんなやつのケンカ姿がかえってキラキラとして目に映る。ヤコ先生のそういう素直で面白いキャラが嫌いならないね
Posted by ブクログ
こういうすれ違い片思い話好きだな。
ナツメが可愛いよ。
でも、二人の恋が成就して泣く人がいるのが嫌やなあ。
リアルの恋愛や、BLじゃな恋愛物で、みんながハッピー♪なんてのは、ありえん!って思うけど、BLは私的にはファンタジーであって、そういうあり得ないけどみんなが幸せ・・・を目指して欲しい。
途中は、どんだけぼろぼろになってもいいからさ^^
ということで、スピンオフで、ヤコ先生には幸せになってもらいたいのであった。
Posted by ブクログ
せつない幼馴染みもの。「隣の猫背」というのが表題作の前に入っていて、これはトキオとナツメが10歳で出会って隣同士に住むようになってから、高校生になって別れが来るまでの年月が描かれています。
とても詳細に二人の間の出来事が描写されているので、肌感覚でトキオとナツメの気持が理解できます。片親同士で、恵まれた環境とは言い難い子供時代を送ってきた二人だけど、良い事も嫌な事も互いの絆の一部になっていて、その積み重ねがあるからこその愛なんだなと感じさせられます。トキオのナツメに対する気持が単なる恋じゃないのが伝わってくる。なのに、ナツメには友情以上の関係がわからなくて、トキオと離別してはじめて彼の存在の大きさに気がつくのが悲しいです。身近な人への片想いの辛さが半端なく伝わってきます。失ってはじめて分かる大きさです。
この前フリがあるので「恋愛前夜」は、二人重ねた年月の重さがとてもよく理解でき、読むと切なくてたまらなくなります。
もう一度トキオとやり直せると思い勇んで上京したナツメの前に、辛い現実が重なっていくところは痛かった。新しい恋人との仲むつまじさを目の当たりにしたナツメに、思い切り感情移入してしまいました。何よりヤコ先生がステキで憎めなくてナツメには太刀打ちできないくらい良い人だったのが大打撃です。おまけにヤコ先生は情が厚くて、かわいらしさもあって、マンガ家としての実力もあって、恋敵であるナツメに優しかったりするし。
三角関係でも、こういう誰も悪くないというのは結局誰かが最後に辛く悲しい思いをしなくちゃいけないので、後味がちょっとよくなかった…皆を幸せにしてあげたいと思うのは一読者のわがままですが。
二人の想いが通じ合ったのはすごく良かったと思いました。ほっとしました。「死ぬほど好き」な気持を封印し続けたトキオの心の葛藤も伝わってきたし、両想いになれてよかったと感じます。互いをよく知るナツメとならば、平穏で幸せな人生を送れるんじゃないかと言う期待を感じさせます。心残りはヤコ先生。トキオは何もなかったように、以前どおりの師弟関係に戻れるんでしょうか。
イラストが甘くて優しくてぴったりで、口絵もステキでした。
Posted by ブクログ
幼なじみモノ。
出会ってから、ずっとお互いがかけがえのない存在の2人。
ある事件がきっかけで、受けの側を離れて、先に夢に向かうことになる攻め。
攻めの想いを知って、受けは混乱するがそれでも離れたくない。
体をよせあうけれど、結局分かれてしまう1話目。
離れたことで、自分の恋に気付いた受けは、今度こそと上京するが
仕事先は倒産、攻めには恋人が…。
彼らが再び通じあうまでの2作目が表題作。
元々、アップダウンの激しいお話を書かれない凪良さんの
さらに緩やかに切なく進む。
当て馬、すごく良い人なんで、人によっては素直に萌えられないかも?
ぜひ彼が幸せになる続編を!
報われなくても、攻めを応援し、当て馬さんを思い泣き
自分の現状に凹みながらも頑張る受けのキャラは、凪良さんらしいです。
攻め目線もちょっと見てみたい。
しかし、優勢順位は当て馬さんの幸せ物語です。何よりそちらを!
Posted by ブクログ
幼馴染みものです。
特に大きなドラマがあるわけでもなく、ごくごく当たり前に過ぎて行く日常の中で起きる、ささやかな起伏に、感情をあちこちにもって行かれながら、関係を確かめ合う2人が描かれています。
幼馴染みものというだけで、王道いく雰囲気が最初からあって、安心して読めるはずなのに、当て馬さんが良い人過ぎて上手い具合にハラハラ感ありました。
みんなが優しいお話でした。
Posted by ブクログ
切ない甘酸っぱい系青春もの。
この人は人の気持ちをきれいに丁寧に書くのでどんどん引き込まれてしまう。
でも、学校のいじめのシーンは露骨に嫌な気持ちになってしまった。
このエピソードがないと話が進まないのだけど、すっきりしない気持ちになってしまう。
もっと、すっきりしないのは二人がくっついて良かったね!だけで終わらなかったことかな。
当て馬が可哀そうで切ない。
主人公たちの一途な気持ちを思えばハッピーエンドなんだけど。
ちょっと報われない人がいるので切ない。
Posted by ブクログ
親の離婚で市営住宅でお隣同士になったナツメとトキオ。
明るくて細身のハーフっぽい容姿のナツメとは正反対の黒い髪をして人と群れる事もなく飄々と自分の世界を持っているトキオ。
グループから陰険ないじめを受けて、それを庇ったトキオが学校を辞めて漫画家になる為上京する前の晩、トキオに告白されます。
幼い頃から一緒にいたトキオが離れていく寂しさに拒めなかったナツメですが、離れてみて初めて自分の気持ちに気付きます。
ナツメは連絡の途絶えたトキオを追って東京に就職をするのですが。。。
トキオの師匠であり元恋人のヤコ先生の存在が大きい(笑)
凄く個性的な売れっ子漫画家さんで、やりたい放題な感じもいいし
カリメロのピンクのTシャツを着ているのも良い☆~
カリメロ、知っている人いるのかしら~
二人の気持ちがすれ違ってもどかしいですけれど、ヤコ先生が面白くてそっちの印象が強かった、です♪