凪良ゆうのレビュー一覧
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ネタバレ何度も込み上げてくるものがあって、しばしば天井を見上げて涙を堪えないといけない。そんで堪えきれなくて偶にぽろり。
凪良さんって、人物の掘り下げ方が尋常じゃない。
人間くさくて、無理がなくて、普段からすごく人間観察してるんだろうなー……と思わせます。
受の心の動きが手に取るように分かり、徐々に攻に惹かれていく過程には思わず唸ります。上手い。
実際前科者が生きて行くには、それこそこんな攻でもいない限り、そうとう難しいわけですけれども、バイト先の夫婦の救いのない容赦なさもよかった。
おばあさんとの関係がそのまま何も書かれなかったというのが少し残念ですが、何らかの形で(それがプラスでもマイナスでも)表 -
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たとえ裏切られても飢えない想い、それが本当の愛です。
詐欺師であった蓮からの酷い仕打ちにもかかわらず、出所する日を調べて待っていてくれた加賀谷。
俯いて凍てつく雪道を歩き出した蓮が加賀谷を見た時、驚愕や恐れと一緒に愛を感じたのではないでしょうか。蓮にとって幼い頃から与えられなかった温かさを加賀谷は無償で与えてくれます。
丁寧な文章で綴られたお話を読み終わって、聖書の言葉がふと浮かびました。
愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず高ぶらない。
この世で最も強いもの、それが愛だと思います。
朝南さんのイラストも繊細な容姿の蓮と真面目で慈愛に満ちた加賀谷の雰囲気そのままでした。
表紙の -
Posted by ブクログ
ネタバレナツメに好きだと告げ、そばにいるのはつらいと上京を決めたトキオ。
トキオと離れて恋愛として「好き」だと気付いたナツメ。
1年9か月ぶりに再会した時、トキオにはヤコ先生という恋人がいた。
すれ違い幼なじみのお話でした。
ほぼトキオ寄りに読みました。
ヤコ先生の世話を焼いて振り回されてるトキオの姿が自然で
いままでヤコ先生のようなひとはトキオにいなかった。
甘えられてるようでいて、逆にトキオが包まれているように見えた。
アシさんやキャサリンには熱が足りないと言われていたけど
トキオはヤコ先生をすごく大切に考えていたんですよね。
それを近くで感じたからナツメも身を引こうとしたんだと思う。
だか -
Posted by ブクログ
ネタバレ度合いはどうあれ、自身も一種のヤングケアラーでした。
本を読む時は前評判やあらすじは読まない方針なので、扱う題材を事前に知っていたら、手に取っていなかったかもしれない。
大人に期待しては絶望を繰り返し、手を差し伸べられても疑い、傷つくのを恐れ手を伸ばせなくなる。
私は捨てる選択をして、今なお後悔と共存、共生の方が近いかな、して生きてる。
この小説は痛い。
簡単に手を差し伸べず、あるがままを見守り、
最後に手を差し伸べてくれた北原先生と二人が出逢えてよかったねと安堵する気持ちと、
二人に現れた北原先生のような存在が私に居たのだろうかと、羨望と悲しみと痛みが残る。
櫂が自由を選択できて良か